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三話
1-4
しおりを挟むそれともアレン独特のものか。氷の美貌と言われて遠巻きにされるのは、こういうところなのかも知れないな。
「ご心配なく」
「……ヴィンセント」
「俺は依頼を受けただけの冒険者だぞ。お前のソレは、杞憂だ。……でも、ありがとな」
「……。あっ、なんでヴィンセントがウィトリー家に辿り着いたのか聞いてない!」
「おっとぉ、採取の時間だまたな~!」
こら教えろー! と叫ぶアレンの声を背に、俺は籠を持ったまま研究室を出て、クロードの元へ向かった。アレンにヴィノードの話をするのは、ちょっと早いような気がするんだよな。もう少し、情報を煮詰めてからにしよう。
そんな事を考えながらクロードの部屋につき、戸をノックしてから開ける。途端に、むわっと甘い香りがして手元の籠を取り落としそうになった。
テンタクルボールの粘液と、クロードがアナルから分泌する愛液の混ざり合ったような匂いだ。ベッドを見ると、クロードがうつ伏せで腰を高く上げたまま、自分の手と小さい触手を使いアナニーをしていた。
「ァ、あ、ふ、……っく、……ふ、ぁっ」
びく、びく、と白い背がしなり、一瞬後に弛緩する。どろりとアナルから透明な粘液が滴り、クロードの内股を伝い落ちていった。
いつもと順序が違い、アレンの所で時間を食ったせいでクロードを待たせてしまったらしい。待ちきれなくてアナニー始めちまうとか、エロ過ぎだろ。クロードのそんな状態見てるだけで股間がぱつぱつで痛いっつーの。
「クロード」
「……!」
このまま暫く見ていたい気もしたが知らずにいるのも可哀想なので声はかける。アナニーが見たいなら俺が見てるぞって言ってやってもらえばいいよな? 別に隠れて見る必要ねぇし。そのほうがクロードも興奮するだろ? 俺はよく判ってるぞ、そのへん。
「ヴィンセント、いつ、から……」
「今だよ。悪い、先にアレンに用があって研究室に行ってた」
「そう……」
何か言いたそうにしながらも言葉を切ったクロードは、アナルから指を引き抜いてしまう。続けてていいんだぞ、と言おうと思ったら小テンタ君が勝手に暴れ出した。
クロードのアナルに勢いよく入り込むと、中で激しく動いているらしく粘液がピュッピュッと吹き出している。クロードの膝がガクンと落ちて、シーツに横倒しになった。中の刺激は相当強いのか、ガクガクと腰を震わせて悲鳴のような嬌声を上げる。
「……そういや、精液採取されたって?」
「っふ、ぁ、ひっ……ふあっ……ん、ぅ、ひぅっ……」
横倒しになったクロードの勃起した性器を扱いてやると、そこからはトロトロとした透明な粘液が溢れ出していた。金色の睫毛に涙の雫が乗って、きらきらと光を反射しているように見える。クロードのエメラルド色の瞳は快感に蕩けて、美味そうな飴玉みたいだった。舐めたい、と喉が勝手に動いたが我慢する。
「唾液に涙……それに排泄物だってな?」
「っ、ヴィンセント……そこ、しごいたらっ……またっ、イッ……あっ、あっ!」
「嫌なら嫌ってちゃんと言えって、教えただろう。まだダメか?」
仰向けになって俺に向かい足を開いたクロードは、縋るような目で見てくる。扱きやすくなった性器を片手で扱きながら、もう片方の手でアナルに潜り込んだ触手を探った。奥へ奥へと逃げようとするソレを指に引っかけ、ずるうっと一気に引きずり出す。
「ひっ、……ぁ、あぁ、――――ッ!」
ぶちぶちと途中少しだけ千切れたが、気にしない。片手で扱いていたクロードの性器から白濁が溢れ出した。だいぶ薄いからもう何度目かの射精なんだろう。
まあ、何度イッてても俺が中で射精しない限り種子は生まれないから、やらないわけにはいかないんだけどな。
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