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2話 一年目に試される語学力
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「試験は三年かけて行われます。最初の一年目は語学力がテーマです。我がサンターナ王国に接するソートレル国とフォルミーカ国について、それぞれの国の言語を学んでください。年の終わりに学習状況を確かめさせていただきます」
側近のブラスが説明する内容を聞いたノエミは、血の気が引いた。
オリビアと違って、家庭教師をつけてもらえなかったノエミは、語学がからっきしなのだ。
辛うじて読み書きはできるので、なるべく本を読んで知識を得ていたが、あくまでも自国の言葉で書かれた本に限られる。
「どうしよう……」
いきなりの難題に狼狽えるノエミを余所に、キラキラ組のレグロとオリビアは和気あいあいとしていた。
「僕は両国とも、外交で赴いた経験がある。基本的な部分は理解しているので、何でも聞いて欲しい」
「頼もしいですわ。私も、フォルミーカ語については、ちょうど習っているところなんです」
なんならすでに、ふたりは甘い雰囲気まで醸し出している。
開いた口が閉じられず、呆然としているノエミに、アマンドが恐る恐る尋ねた。
「ノエミは語学、できる?」
「……全くできません。アマンドは?」
「実は、僕も……」
陰の者のふたりには、どこにも光明が見い出せなかった。
俯くノエミたちの空気の重さに、ブラスから助け船が出される。
「すべて独学で、とは言いません。こちらで教官も用意しました。必要に応じて、彼に授業をしてもらってください」
そう言って紹介されたのは、30代の優しそうな青年だ。
短く整えた茶色の髪と、柔らかい緑色の瞳、思慮深そうなメガネが鼻の上にのっている。
「クレメンテと申します。いつもは王城の図書室で、司書をしています」
ぱあああ、とノエミとアマンドの表情が輝く。
真っ暗な地獄に、一条の光が射し込んだのだ。
ふたりは手を取り合って喜んだ。
「アマンド、24時間365日、勉強しましょう!」
「ね、寝ないの!?」
ぎょっとしているアマンドに、ノエミは口角を上げて見せた。
凛々しい顔をつくったつもりだが、まるで鬼軍曹のようだ。
「そういう心構えで挑むのが、大切なんですよ」
さっそくノエミは、クレメンテの授業の予定を押さえる。
レグロやオリビアは、語学に自信があるせいか、クレメンテを頼る素振りがない。
「これは、クレメンテ先生を独占できるチャンスよ!」
「レグロは先生の授業を、受けなくていいのかな?」
弟を心配するアマンドは、お人よしだ。
残念ながら、ノエミはそんな甘い世界には生きていない。
人差し指を、ぴっぴと横に振って、溜め息をつく。
「オリビアにいいところを見せたくて、きっと自分が先生代わりになるはずです。放っておきましょう!」
「えええええ?」
ノエミの乱暴な意見に、目を白黒させるアマンド。
しかし、それは的中する。
しばらく経っても、レグロとオリビアがクレメンテを頼ることはなく、ノエミとアマンドは専念して授業を受けられたのだ。
◇◆◇◆
「前回の小テストをお返ししますね」
クレメンテがそう言って、並んで座るノエミとアマンドに、採点済みの用紙を渡す。
受け取った紙面を見たふたりは、そっと視線を交わした。
そしてお互いが駄目だったと知る。
がっくりと机に突っ伏すノエミたちへ、クレメンテからひとつの提案がもたらされた。
「これまで、おふたりの現状を見ていて感じたのですが、一年間で二か国語を完全にマスターしようというのは、とても困難でしょう。そこで――おひとりにつき一か国語を、まずは覚えてみませんか?」
「例えば、私がソートレル語、アマンドがフォルミーカ語を、それぞれ習得するということですか?」
「それならば、今よりも可能に思えませんか?」
「確かに、ふたつよりもひとつ……気持ち的にも、楽ですね」
「希望も見えてくるでしょう?」
優しく微笑むクレメンテは、ノエミとアマンドにとって救いの神様だった。
「そもそも試験はおふたり同時に、協力して解いていくのですから、どちらかが覚えていれば大丈夫なんですよ」
「そうなんですね!」
「この試験では、おふたりの相性の良さも審査されます。助け合って問題を解く姿は、いいアピールになるでしょう」
クレメンテは、思っていたより試験について詳しいようだ。
前途が開けて、ノエミの表情が明るくなる。
アマンドの青い瞳にも、輝きが戻ってきた。
「やりましょう、アマンド! お互いを補うためと思えば、今よりもヤル気が出そうです!」
「分かった。僕、ノエミの助けになれるように、一生懸命頑張るよ」
その勢いのまま、ノエミはクレメンテにお願いをしてみる。
「クレメンテ先生、勉強合宿をしたいのですが、そういう許可は誰に取ればいいのでしょう?」
現在ノエミは、あの掘っ立て小屋で勉強しているのだが、オリビアを将来の王妃にしたいパメラの嫌がらせが相次ぎ、なかなか集中できないでいた。
王城でアマンドと一緒に授業を受けている時間が一番捗るので、少しでもその機会を長く確保できないかと考えたのだ。
「そうですね……おそらく側近のブラスさまにお願いしたら、大丈夫だと思います。この度の試験を提案したのも、ブラスさまなんですよ」
そして、続けてこう言った。
「むしろ試験期間中は、ずっと王城に滞在してはどうですか?」
クレメンテは、ノエミの痩せた体や着ているドレスが、あまりにもオリビアと異なるので、もしや虐待されているのではないかと疑っていた。
それくらいなら、王城に部屋を賜り、試験対策と偽ってでも、身を護るべきだと思ったのだ。
「そんな要望も、出していいのですか?」
「通るかどうかはブラスさま次第かもしれませんが、言ってみて損はないでしょう」
おそらくブラスも、クレメンテが気づいた点くらい、承知しているだろう。
むしろクレメンテよりも、マリーン公爵家の実情を把握しているはずだ。
「分かりました! クレメンテ先生、ご指導ありがとうございます!」
「ノエミとずっと一緒にいられるの? それは楽しそうだね」
にこにこ穏やかなアマンドと、闘牛のようなノエミは、意外と息がぴったり合う。
このふたりは、想像以上に伸びるのではないか、とクレメンテは予想した。
◇◆◇◆
ノエミの願いは、ブラスによってあっさりと叶えられた。
しかも勉強がしやすいようにと、図書室の近くに部屋を用意してもらえたのだ。
これで試験が終わるまでの三年間、ノエミはマリーン公爵とパメラの抑圧から逃れられる。
さらには栄養とボリュームのある食事、毎日の温かい風呂、勉強に必要なノートや筆記具、体の成長に合った服、そうしたものも提供されるそうだ。
虐げられて育ったノエミにとって、ようやく気を張らずに、羽を伸ばせる環境が整ったと言えた。
クレメンテの授業がないときも、アマンドはノエミの部屋を訪れ勉強した。
婚約者といえども、年頃の男女がふたりきりになるのは本来よろしくないのだが、ノエミとアマンドの間にはそうした空気感が存在していなかった。
「アマンド、そっちの辞書を貸して。こっちの辞書にはない言葉だわ」
「はい、どうぞ。ノエミはどこまで訳した? 僕はここ」
一緒に学ぶうちに、ノエミのアマンドへの口調が、砕けたものになった。
それがアマンドは嬉しくてたまらない。
アマンドは双子の弟のレグロと、小さな頃から比較されて育ってきた。
内向的な性格のせいで、劣っていると評価される場面が多く、アマンド自身もいつしかそれに慣れっこになった。
逆にレグロはアマンドと違い、人前で堂々と振る舞い、キラキラと輝いていた。
多くの人を惹きつけるレグロに、素晴らしい国王になるだろうと、皆が期待を寄せているのも知っている。
アマンドはそれを羨ましくも、誇らしくも思っていた。
それで満足だった。
だがアマンドの前に、婚約者としてノエミが現れた。
そして、「必ず王太子の座を手に入れよう」と宣言した。
それはアマンドが、ずっと欲しがらずに諦めて、見ないふりをしていたものだ。
これまでレグロを太陽みたいに眩しいと思っていたアマンドだったが、ノエミはもっと燦々としていて、猛々しい戦女神のようだった。
力強い言葉と態度で、アマンドをぐいぐいと未知の領域へ引っ張っていく。
想像もしていなかった世界を、ノエミはアマンドに見せようとする。
「僕とレグロは、まるで月と太陽だった。太陽の存在がないと、認識されない月……」
しかし、今は違う。
アマンドの隣には、鮮烈なノエミがいる。
ふたりで王太子を選定する試験に挑むのだ。
「僕、ノエミとずっと一緒にいたい」
ノエミに影響されて、アマンドも貪欲になっていく。
大人しいばかりだと思われていたアマンドの中の、何かに火が点いた瞬間だった。
敵う訳がないと思われた太陽に、月が牙を剥こうとしていた。
側近のブラスが説明する内容を聞いたノエミは、血の気が引いた。
オリビアと違って、家庭教師をつけてもらえなかったノエミは、語学がからっきしなのだ。
辛うじて読み書きはできるので、なるべく本を読んで知識を得ていたが、あくまでも自国の言葉で書かれた本に限られる。
「どうしよう……」
いきなりの難題に狼狽えるノエミを余所に、キラキラ組のレグロとオリビアは和気あいあいとしていた。
「僕は両国とも、外交で赴いた経験がある。基本的な部分は理解しているので、何でも聞いて欲しい」
「頼もしいですわ。私も、フォルミーカ語については、ちょうど習っているところなんです」
なんならすでに、ふたりは甘い雰囲気まで醸し出している。
開いた口が閉じられず、呆然としているノエミに、アマンドが恐る恐る尋ねた。
「ノエミは語学、できる?」
「……全くできません。アマンドは?」
「実は、僕も……」
陰の者のふたりには、どこにも光明が見い出せなかった。
俯くノエミたちの空気の重さに、ブラスから助け船が出される。
「すべて独学で、とは言いません。こちらで教官も用意しました。必要に応じて、彼に授業をしてもらってください」
そう言って紹介されたのは、30代の優しそうな青年だ。
短く整えた茶色の髪と、柔らかい緑色の瞳、思慮深そうなメガネが鼻の上にのっている。
「クレメンテと申します。いつもは王城の図書室で、司書をしています」
ぱあああ、とノエミとアマンドの表情が輝く。
真っ暗な地獄に、一条の光が射し込んだのだ。
ふたりは手を取り合って喜んだ。
「アマンド、24時間365日、勉強しましょう!」
「ね、寝ないの!?」
ぎょっとしているアマンドに、ノエミは口角を上げて見せた。
凛々しい顔をつくったつもりだが、まるで鬼軍曹のようだ。
「そういう心構えで挑むのが、大切なんですよ」
さっそくノエミは、クレメンテの授業の予定を押さえる。
レグロやオリビアは、語学に自信があるせいか、クレメンテを頼る素振りがない。
「これは、クレメンテ先生を独占できるチャンスよ!」
「レグロは先生の授業を、受けなくていいのかな?」
弟を心配するアマンドは、お人よしだ。
残念ながら、ノエミはそんな甘い世界には生きていない。
人差し指を、ぴっぴと横に振って、溜め息をつく。
「オリビアにいいところを見せたくて、きっと自分が先生代わりになるはずです。放っておきましょう!」
「えええええ?」
ノエミの乱暴な意見に、目を白黒させるアマンド。
しかし、それは的中する。
しばらく経っても、レグロとオリビアがクレメンテを頼ることはなく、ノエミとアマンドは専念して授業を受けられたのだ。
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「前回の小テストをお返ししますね」
クレメンテがそう言って、並んで座るノエミとアマンドに、採点済みの用紙を渡す。
受け取った紙面を見たふたりは、そっと視線を交わした。
そしてお互いが駄目だったと知る。
がっくりと机に突っ伏すノエミたちへ、クレメンテからひとつの提案がもたらされた。
「これまで、おふたりの現状を見ていて感じたのですが、一年間で二か国語を完全にマスターしようというのは、とても困難でしょう。そこで――おひとりにつき一か国語を、まずは覚えてみませんか?」
「例えば、私がソートレル語、アマンドがフォルミーカ語を、それぞれ習得するということですか?」
「それならば、今よりも可能に思えませんか?」
「確かに、ふたつよりもひとつ……気持ち的にも、楽ですね」
「希望も見えてくるでしょう?」
優しく微笑むクレメンテは、ノエミとアマンドにとって救いの神様だった。
「そもそも試験はおふたり同時に、協力して解いていくのですから、どちらかが覚えていれば大丈夫なんですよ」
「そうなんですね!」
「この試験では、おふたりの相性の良さも審査されます。助け合って問題を解く姿は、いいアピールになるでしょう」
クレメンテは、思っていたより試験について詳しいようだ。
前途が開けて、ノエミの表情が明るくなる。
アマンドの青い瞳にも、輝きが戻ってきた。
「やりましょう、アマンド! お互いを補うためと思えば、今よりもヤル気が出そうです!」
「分かった。僕、ノエミの助けになれるように、一生懸命頑張るよ」
その勢いのまま、ノエミはクレメンテにお願いをしてみる。
「クレメンテ先生、勉強合宿をしたいのですが、そういう許可は誰に取ればいいのでしょう?」
現在ノエミは、あの掘っ立て小屋で勉強しているのだが、オリビアを将来の王妃にしたいパメラの嫌がらせが相次ぎ、なかなか集中できないでいた。
王城でアマンドと一緒に授業を受けている時間が一番捗るので、少しでもその機会を長く確保できないかと考えたのだ。
「そうですね……おそらく側近のブラスさまにお願いしたら、大丈夫だと思います。この度の試験を提案したのも、ブラスさまなんですよ」
そして、続けてこう言った。
「むしろ試験期間中は、ずっと王城に滞在してはどうですか?」
クレメンテは、ノエミの痩せた体や着ているドレスが、あまりにもオリビアと異なるので、もしや虐待されているのではないかと疑っていた。
それくらいなら、王城に部屋を賜り、試験対策と偽ってでも、身を護るべきだと思ったのだ。
「そんな要望も、出していいのですか?」
「通るかどうかはブラスさま次第かもしれませんが、言ってみて損はないでしょう」
おそらくブラスも、クレメンテが気づいた点くらい、承知しているだろう。
むしろクレメンテよりも、マリーン公爵家の実情を把握しているはずだ。
「分かりました! クレメンテ先生、ご指導ありがとうございます!」
「ノエミとずっと一緒にいられるの? それは楽しそうだね」
にこにこ穏やかなアマンドと、闘牛のようなノエミは、意外と息がぴったり合う。
このふたりは、想像以上に伸びるのではないか、とクレメンテは予想した。
◇◆◇◆
ノエミの願いは、ブラスによってあっさりと叶えられた。
しかも勉強がしやすいようにと、図書室の近くに部屋を用意してもらえたのだ。
これで試験が終わるまでの三年間、ノエミはマリーン公爵とパメラの抑圧から逃れられる。
さらには栄養とボリュームのある食事、毎日の温かい風呂、勉強に必要なノートや筆記具、体の成長に合った服、そうしたものも提供されるそうだ。
虐げられて育ったノエミにとって、ようやく気を張らずに、羽を伸ばせる環境が整ったと言えた。
クレメンテの授業がないときも、アマンドはノエミの部屋を訪れ勉強した。
婚約者といえども、年頃の男女がふたりきりになるのは本来よろしくないのだが、ノエミとアマンドの間にはそうした空気感が存在していなかった。
「アマンド、そっちの辞書を貸して。こっちの辞書にはない言葉だわ」
「はい、どうぞ。ノエミはどこまで訳した? 僕はここ」
一緒に学ぶうちに、ノエミのアマンドへの口調が、砕けたものになった。
それがアマンドは嬉しくてたまらない。
アマンドは双子の弟のレグロと、小さな頃から比較されて育ってきた。
内向的な性格のせいで、劣っていると評価される場面が多く、アマンド自身もいつしかそれに慣れっこになった。
逆にレグロはアマンドと違い、人前で堂々と振る舞い、キラキラと輝いていた。
多くの人を惹きつけるレグロに、素晴らしい国王になるだろうと、皆が期待を寄せているのも知っている。
アマンドはそれを羨ましくも、誇らしくも思っていた。
それで満足だった。
だがアマンドの前に、婚約者としてノエミが現れた。
そして、「必ず王太子の座を手に入れよう」と宣言した。
それはアマンドが、ずっと欲しがらずに諦めて、見ないふりをしていたものだ。
これまでレグロを太陽みたいに眩しいと思っていたアマンドだったが、ノエミはもっと燦々としていて、猛々しい戦女神のようだった。
力強い言葉と態度で、アマンドをぐいぐいと未知の領域へ引っ張っていく。
想像もしていなかった世界を、ノエミはアマンドに見せようとする。
「僕とレグロは、まるで月と太陽だった。太陽の存在がないと、認識されない月……」
しかし、今は違う。
アマンドの隣には、鮮烈なノエミがいる。
ふたりで王太子を選定する試験に挑むのだ。
「僕、ノエミとずっと一緒にいたい」
ノエミに影響されて、アマンドも貪欲になっていく。
大人しいばかりだと思われていたアマンドの中の、何かに火が点いた瞬間だった。
敵う訳がないと思われた太陽に、月が牙を剥こうとしていた。
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