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15話 失敗が許されない座
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「王太子に選ばれたのは、アマンド殿下です」
高位貴族たちの間に、悲鳴が上がった。
それらは、レグロが王太子になると信じて疑っていなかった、マリーン公爵などのレグロ派閥のものだ。
国王の隣に座っていた王妃も立ち上がり、「嘘よ!」と叫んだ。
静かだった謁見の間は、喧騒に包まれる。
そんな中でノエミは、握っていた手にぎゅっと力をこめた。
「やったわね、アマンド」
「僕たちの勝利だ、ノエミ」
ノエミもアマンドも、持てる力を出し切った。
だからこそ、これで駄目なら仕方がないと、覚悟を決めていた。
今はただ、じんわりと込みあがる喜びを、ふたりは噛みしめる。
「静まれ!」
太い声が、騒然とした謁見の間を制圧する。
発したのは国王だ。
ただちに貴族たちは口を閉じたが、王妃はそれに倣わない。
「どういうことですか、国王陛下!? とても納得できません!」
「ブラスから説明がある」
その言葉に、しぶしぶ王妃は着座する。
ブラスは国王からの指名を受け、三年間に渡る試験の経過を、貴族たちに分かり易く話した。
決定打となったのは、三年目の最終試験だった。
「アマンド殿下とノエミ嬢は、戦争が始まる前の介入で、平和的な解決を目指しました。翻ってレグロ殿下とオリビア嬢は、両国の開戦を後押しし、我が国の利潤を追求しました。どちらも、政治的な判断として拮抗していました」
「だったら、どうして!」
まだ噛みつく王妃に、ブラスは一枚の紙を提示した。
「これは、最終試験にてレグロ殿下が使用した資料です。ソートレル国とフォルミーカ国の、経済状況から算出した軍事費用について書かれています。――ですが、この数値は偽物です」
ひゅっと、誰かが鋭く息を吸った。
「明らかな意図をもって捻じ曲げられた数値を用いることは、正しい議論をする意思がないのと同じでしょう。つまりレグロ殿下は自ら、王太子の座を辞したのです。逆にアマンド殿下は、正確な数値を基にして適格な判断を――」
「嘘だ!!!」
立ち上がったレグロが叫んだ。
そしてブラスの掲げる資料を指さす。
「その資料の出所は、国の重鎮なんだぞ。お前の言い分が本当なら、その重鎮は国を騙していることになるじゃないか!」
「その通りだ。その者は国を騙した」
レグロの指摘に答えたのは、国王だった。
「醜悪な私欲に任せて、国の舵を誤った方へ切ろうとする。そんな腐った輩を見抜くのも、国王になるには必要な才である。レグロよ、お前にはそれがなかったようだ」
「父上……そんな……」
切り捨てられたレグロが、頼りない声を出す。
そんなレグロを庇おうと、王妃が金切り声を上げた。
「たった一度の失敗じゃないですか! それくらい許してあげても――」
「王妃よ、国王というのは失敗が許されない座である。ゆえに、物事に慎重な者や警戒心のある者が適任なのだ。軽々しい者や嘘を見抜けぬ愚か者を、国王にするわけにはいかない。もしも儂が失敗すれば、そなたの首も同時に飛ぶと分かっているか?」
ぐぅ、と喉を絞められたような声を出し、王妃は黙り込んだ。
自分の命を例えに出されて、ようやく国王の重責を思い出したのか。
「その資料を用意した者は、すでに分かっている。追って沙汰を下すので、心して待つように」
国王の低い声に、ラジャ侯爵は首をすくめた。
好戦派に有利になるように、数値をいじっていたのがバレていたなんて失態だった。
きっと国王は、わざと不届き者を泳がせていたのだ。
こうして大勢の前で、見せしめにするために。
レグロが絶望した目でこちらを見てくるが、顔を青くしたラジャ侯爵は、そちらを振り向くことができなかった。
「アマンドよ、こちらへ来なさい」
国王に呼ばれ、アマンドはノエミと一緒に、玉座の側まで歩み寄る。
これから何かしらの言葉を賜るのならば、それはアマンドひとりの功労ではなく、ノエミとふたりで協働した結果だ。
だから迷わずノエミの手を引いた。
それを見て王妃は顔をしかめたが、国王はうんうんと頷いた。
「このたびの試験、見事であった。王太子として、これからも成長して欲しい」
「かしこまりました」
「そして、ノエミ嬢」
「は、はい」
「……ありがとう。アマンドを目覚めさせてくれて。そなたには感謝している」
「とんでもないことでございます」
まさか、国王から声をかけられると思っていなかったノエミは恐縮する。
そんなノエミに対し、強面の国王は頬を緩めた。
「いい夫婦になりそうだな」
そして下がってよい、と許可を出す。
その後、ブラスの宣言によって、アマンドの王太子就任が正式に決まった。
◇◆◇◆
「こうなってしまっては、仕方がありません。レグロ殿下は、マリーン公爵家でお預かりしましょう」
「よろしく頼みます。我々はこれから、アマンド殿下を王太子として迎える準備を――」
マリーン公爵と側近のブラスが話す声が、ここまで聞こえた。
それに対し、レグロはしかめっ面で歯噛みする。
(こんなはずじゃなかった。僕が王太子になるはずだったのに……)
隣にいるオリビアが、やけに落ち着いているのにも気づかない。
そしてレグロはマリーン公爵に連れられ、住み慣れた王城を出たのだった。
その道すがら、馬車の中でマリーン公爵からレグロは励まされる。
「諦めるのは早計ですぞ。レグロ殿下には、れっきとした直系の王族の血が流れているのです。今後、アマンド殿下に万が一の事態があれば、きっと呼び戻されるでしょう。それまでは静かに、息をひそめて待つのです」
「そんなこと、起こりうるか?」
「可能性はありますよ。誰しも未来は読めません」
マリーン公爵はしたたかに言い切った。
政略結婚をせざるを得ず、ノエミの母と渋々結ばれたが、今では長年の恋人だったパメラを正式な妻にしているマリーン公爵は、それを知っているのだ。
「ですので、どうか腐らず、我がマリーン公爵家で、その時期をお待ちください」
「……分かった」
無理やり自分を納得させて、レグロは頷いた。
マリーン公爵の言う通り、今どれだけ騒いでも、決定事項は覆らない。
アマンドが大きな失態を犯すか、治らぬ病に倒れるか、子種が無いと分かるか――なんでもいいから、レグロが復帰する道が開けるまで、大人しくしているしかない。
しかし、マリーン公爵家には、レグロの知らないオリビアの秘密が隠されていた。
◇◆◇◆
「なんだコイツは! なぜ夜中に、オリビアの寝室にいる!?」
気が滅入っていたレグロは、オリビアを抱いてそれを発散しようとした。
夜になるのを待ち、オリビアの部屋に侵入してみると、そこにはホセがいたのだ。
「オリビアの護衛だと言っていたが、寝室にまで入り込むのはおかしいだろう? それにコイツの身のこなし、明らかに護衛としては素人だ」
さすが王族として、護られ続けただけはある。
マリーン公爵も見抜けなかったホセの擬態を、レグロはあっさりと看破した。
「レグロさま、これには訳があるのです」
ここで大騒ぎになって、マリーン公爵にバレてはいけない。
もうホセ無しではいられないオリビアは、必死に説得を試みる。
「レグロさまと引き離されてから、私は体が疼いてまともに勉強ができなくなったのです。その熱を鎮めるために、ホセは私に献身的に奉仕してくれました」
「舐め犬を飼ったということか?」
オリビアには舐め犬の意味が分からなかったが、それは正しく男娼の蔑称で、女性の秘所を舐めて慰める役を意味していた。
レグロのねめつける視線に、ホセは観念する。
「誓って、お嬢さまの女性器には、手を出していません。奥さまと交わした、契約書もあります」
跪いてレグロに真実を打ち明けた。
ホセにも、レグロの位の高さは分かっている。
マリーン公爵よりも、多くの権力を持つ相手だ。
ここで不興を買ってしまえば、平民のホセの命など儚く消える。
だが、そんな心配は不要だった。
「なんだ、面白いじゃないか。いい前座になりそうだ。僕の見ている前で、さっそくやってみてくれ」
高位貴族たちの間に、悲鳴が上がった。
それらは、レグロが王太子になると信じて疑っていなかった、マリーン公爵などのレグロ派閥のものだ。
国王の隣に座っていた王妃も立ち上がり、「嘘よ!」と叫んだ。
静かだった謁見の間は、喧騒に包まれる。
そんな中でノエミは、握っていた手にぎゅっと力をこめた。
「やったわね、アマンド」
「僕たちの勝利だ、ノエミ」
ノエミもアマンドも、持てる力を出し切った。
だからこそ、これで駄目なら仕方がないと、覚悟を決めていた。
今はただ、じんわりと込みあがる喜びを、ふたりは噛みしめる。
「静まれ!」
太い声が、騒然とした謁見の間を制圧する。
発したのは国王だ。
ただちに貴族たちは口を閉じたが、王妃はそれに倣わない。
「どういうことですか、国王陛下!? とても納得できません!」
「ブラスから説明がある」
その言葉に、しぶしぶ王妃は着座する。
ブラスは国王からの指名を受け、三年間に渡る試験の経過を、貴族たちに分かり易く話した。
決定打となったのは、三年目の最終試験だった。
「アマンド殿下とノエミ嬢は、戦争が始まる前の介入で、平和的な解決を目指しました。翻ってレグロ殿下とオリビア嬢は、両国の開戦を後押しし、我が国の利潤を追求しました。どちらも、政治的な判断として拮抗していました」
「だったら、どうして!」
まだ噛みつく王妃に、ブラスは一枚の紙を提示した。
「これは、最終試験にてレグロ殿下が使用した資料です。ソートレル国とフォルミーカ国の、経済状況から算出した軍事費用について書かれています。――ですが、この数値は偽物です」
ひゅっと、誰かが鋭く息を吸った。
「明らかな意図をもって捻じ曲げられた数値を用いることは、正しい議論をする意思がないのと同じでしょう。つまりレグロ殿下は自ら、王太子の座を辞したのです。逆にアマンド殿下は、正確な数値を基にして適格な判断を――」
「嘘だ!!!」
立ち上がったレグロが叫んだ。
そしてブラスの掲げる資料を指さす。
「その資料の出所は、国の重鎮なんだぞ。お前の言い分が本当なら、その重鎮は国を騙していることになるじゃないか!」
「その通りだ。その者は国を騙した」
レグロの指摘に答えたのは、国王だった。
「醜悪な私欲に任せて、国の舵を誤った方へ切ろうとする。そんな腐った輩を見抜くのも、国王になるには必要な才である。レグロよ、お前にはそれがなかったようだ」
「父上……そんな……」
切り捨てられたレグロが、頼りない声を出す。
そんなレグロを庇おうと、王妃が金切り声を上げた。
「たった一度の失敗じゃないですか! それくらい許してあげても――」
「王妃よ、国王というのは失敗が許されない座である。ゆえに、物事に慎重な者や警戒心のある者が適任なのだ。軽々しい者や嘘を見抜けぬ愚か者を、国王にするわけにはいかない。もしも儂が失敗すれば、そなたの首も同時に飛ぶと分かっているか?」
ぐぅ、と喉を絞められたような声を出し、王妃は黙り込んだ。
自分の命を例えに出されて、ようやく国王の重責を思い出したのか。
「その資料を用意した者は、すでに分かっている。追って沙汰を下すので、心して待つように」
国王の低い声に、ラジャ侯爵は首をすくめた。
好戦派に有利になるように、数値をいじっていたのがバレていたなんて失態だった。
きっと国王は、わざと不届き者を泳がせていたのだ。
こうして大勢の前で、見せしめにするために。
レグロが絶望した目でこちらを見てくるが、顔を青くしたラジャ侯爵は、そちらを振り向くことができなかった。
「アマンドよ、こちらへ来なさい」
国王に呼ばれ、アマンドはノエミと一緒に、玉座の側まで歩み寄る。
これから何かしらの言葉を賜るのならば、それはアマンドひとりの功労ではなく、ノエミとふたりで協働した結果だ。
だから迷わずノエミの手を引いた。
それを見て王妃は顔をしかめたが、国王はうんうんと頷いた。
「このたびの試験、見事であった。王太子として、これからも成長して欲しい」
「かしこまりました」
「そして、ノエミ嬢」
「は、はい」
「……ありがとう。アマンドを目覚めさせてくれて。そなたには感謝している」
「とんでもないことでございます」
まさか、国王から声をかけられると思っていなかったノエミは恐縮する。
そんなノエミに対し、強面の国王は頬を緩めた。
「いい夫婦になりそうだな」
そして下がってよい、と許可を出す。
その後、ブラスの宣言によって、アマンドの王太子就任が正式に決まった。
◇◆◇◆
「こうなってしまっては、仕方がありません。レグロ殿下は、マリーン公爵家でお預かりしましょう」
「よろしく頼みます。我々はこれから、アマンド殿下を王太子として迎える準備を――」
マリーン公爵と側近のブラスが話す声が、ここまで聞こえた。
それに対し、レグロはしかめっ面で歯噛みする。
(こんなはずじゃなかった。僕が王太子になるはずだったのに……)
隣にいるオリビアが、やけに落ち着いているのにも気づかない。
そしてレグロはマリーン公爵に連れられ、住み慣れた王城を出たのだった。
その道すがら、馬車の中でマリーン公爵からレグロは励まされる。
「諦めるのは早計ですぞ。レグロ殿下には、れっきとした直系の王族の血が流れているのです。今後、アマンド殿下に万が一の事態があれば、きっと呼び戻されるでしょう。それまでは静かに、息をひそめて待つのです」
「そんなこと、起こりうるか?」
「可能性はありますよ。誰しも未来は読めません」
マリーン公爵はしたたかに言い切った。
政略結婚をせざるを得ず、ノエミの母と渋々結ばれたが、今では長年の恋人だったパメラを正式な妻にしているマリーン公爵は、それを知っているのだ。
「ですので、どうか腐らず、我がマリーン公爵家で、その時期をお待ちください」
「……分かった」
無理やり自分を納得させて、レグロは頷いた。
マリーン公爵の言う通り、今どれだけ騒いでも、決定事項は覆らない。
アマンドが大きな失態を犯すか、治らぬ病に倒れるか、子種が無いと分かるか――なんでもいいから、レグロが復帰する道が開けるまで、大人しくしているしかない。
しかし、マリーン公爵家には、レグロの知らないオリビアの秘密が隠されていた。
◇◆◇◆
「なんだコイツは! なぜ夜中に、オリビアの寝室にいる!?」
気が滅入っていたレグロは、オリビアを抱いてそれを発散しようとした。
夜になるのを待ち、オリビアの部屋に侵入してみると、そこにはホセがいたのだ。
「オリビアの護衛だと言っていたが、寝室にまで入り込むのはおかしいだろう? それにコイツの身のこなし、明らかに護衛としては素人だ」
さすが王族として、護られ続けただけはある。
マリーン公爵も見抜けなかったホセの擬態を、レグロはあっさりと看破した。
「レグロさま、これには訳があるのです」
ここで大騒ぎになって、マリーン公爵にバレてはいけない。
もうホセ無しではいられないオリビアは、必死に説得を試みる。
「レグロさまと引き離されてから、私は体が疼いてまともに勉強ができなくなったのです。その熱を鎮めるために、ホセは私に献身的に奉仕してくれました」
「舐め犬を飼ったということか?」
オリビアには舐め犬の意味が分からなかったが、それは正しく男娼の蔑称で、女性の秘所を舐めて慰める役を意味していた。
レグロのねめつける視線に、ホセは観念する。
「誓って、お嬢さまの女性器には、手を出していません。奥さまと交わした、契約書もあります」
跪いてレグロに真実を打ち明けた。
ホセにも、レグロの位の高さは分かっている。
マリーン公爵よりも、多くの権力を持つ相手だ。
ここで不興を買ってしまえば、平民のホセの命など儚く消える。
だが、そんな心配は不要だった。
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