【完結】抱かれたい男No.1の王子様が恋をしたのは、美姫と名高いウサギ獣人の隣にいたグリーンイグアナ獣人でした

鬼ヶ咲あちたん

文字の大きさ
15 / 35

十五話 処女ではない※

しおりを挟む
 バーナビーは、アドリアナをゆっくりとベッドに横たえる。

 以前、アドリアナに夜の誘いをしたときに、その落ち着いた態度から処女ではないと分かっていた。

 バーナビーだって童貞ではない。

 だからアドリアナの初めての相手が、バーナビーではないことを責めるつもりは無い。

 かといって、これまでアドリアナを抱いた男に、嫉妬をしないわけではないのだ。

 バーナビーは、バーナビーを見上げるアドリアナと視線を合わせたまま、脱衣する。

 下着だけになると、同じく下着だけのアドリアナに覆いかぶさっていった。



「アナ、愛しています。あなただけが、私の特別なんです」



 うっとりと右手で黒髪をくしけずり、アドリアナの額に口づける。

 それから目尻に、頬骨に、下顎に、キスを落とす。

 左手は少し下がって、アドリアナの胸を隠す下着の縁をなぞる。



「全部脱がせてしまうと、暴走しそうなんです。だからもう少し、このまま愛させてください」

「バーニーの好きなようにしてください」



 小宇宙のように美しいアドリアナの金の瞳に見返され、バーナビーの心臓は早鐘を打つ。

 優しく溶かしたい、荒々しく暴きたい、相反する思いがバーナビーの体温を上げる。

 たまらずにアドリアナの胸に顔を埋め、所構わず吸い付いた。

 胸を隠す下着の上から柔らかさを確かめるように揉みしだき、突き出た頂きを人差し指の爪で擦る。

 ビクンとアドリアナが反応してくれたことが嬉しくて、バーナビーは布の上から乳首に噛み付いた。

 前歯でコリコリと甘噛みすれば、ふぅとアドリアナから甘い息が漏れる。

 反対の乳首は親指で埋め込むようにぐりぐり押し込んだり、人差し指と中指で挟んで揺さぶったり。

 バーナビーは夢中になってアドリアナの両胸を愛した。

 胸を隠すはずの下着が濡れそぼり、ペタリと乳首に張り付く様を目でも愛でる。

 

「すごくいやらしくて素敵です。胸はたっぷりと大きくて揉みがいがあって、乳首は敏感で可愛らしい。アナが鎧姿でいるときから、ずっとこうしたかったのです」

「よ、ろい姿のときから?」



 だいぶん息が途切れてきたアドリアナが、困惑した顔をする。



「言っていませんでしたか? 私はアナが護衛騎士として通商条約締結の場にいたときから、ずっとこんな妄想をしていました。勃起した下半身を、必死で隠していたんですよ」

「まさか、そんなことを、考えていたなんて。……あんなに、涼しそうな顔をして」



 ふうふうと吐く息の間に、アドリアナが応えているが、敬語が抜けていることにアドリアナは気づいていない。

 それにニコリとしたバーナビーは、揉みしだいていた胸から片手を滑らせ、脇腹を擦る。

 そこには翡翠色をした鱗が、キレイに並んでいた。



「この鱗のひとつひとつを、舐めたいと考えていました」



 さらに下に手を這わせて、臀部へと行き着くと、尻尾の付け根を撫でる。



「特にここです。後で知ったのですが、性感帯なのでしょう? 愛する雄にしか、触らせないのだと聞きました。こうして撫でられるだけで、たまらないみたいですね?」



 バーナビーの手の動きに合わせて、アドリアナの腰がビクビク跳ねる。

 尻尾があるため、下半身の下着は腰紐で結わえているアドリアナ。

 その結び目が揺れて、蝶々のようにバーナビーを誘う。

 片方だけ歯で解き下着を中途半端にはだけさせると、尻尾の付け根を撫でている手と反対の手を股の間に差し込む。

 バーナビーの予想通り、そこはしとどに濡れていた。



「感じてくれたんですね。とても嬉しいです。まだこれからですからね。朝までたっぷり時間はあります」



 バーナビーは濡れた指先をアドリアナの花芽にあてて、ぷるぷると震わせる。



「んんっ……あぁん……!」



 その振動に合わせて啼くアドリアナを、弦楽器のように奏でるバーナビー。

 尻尾の付け根は強弱をつけて右手で扱き、左手の指は蜜壺から愛液をすくっては花芽にまぶす。



「はぁん…っあ、ああぁ…!」



 バーナビーは胸を隠していたびしょびしょの布切れを唇で挟むと、ぐいと下げる。

 小麦色で健康的なアドリアナのたわわな胸の上に、薄い桃色の乳輪が広がり、そのてっぺんにぷっくらと存在を主張する赤い蕾がころんと付いていた。



「ああ、なんて可愛いんでしょう。可憐で、清楚で、サクランボのように舌で転がしたくなります」



 有言実行、バーナビーは尖らせた舌先でチロチロとアドリアナの蕾を弾き、転がし始めた。

 局所3点攻めに、アドリアナの体が引き絞られた弓のようにしなる。

 しかし、イカせないようにバーナビーは力加減を調整している。

 ときおり隙をついて、尻尾の付け根をギュッと握ったり、花芽をぴんと弾いたり、乳輪ごと赤い蕾をジュッと吸い上げたり。

 アドリアナはバーナビーの性戯に翻弄された。

 脳が溶けるような快楽だけをひたすら長く味わわされたアドリアナは、イキたくてガクガク震える腰をバーナビーに擦りつける。

 誘われてバーナビーは下着を脱ぎ捨てた。

 いきり立ったバーナビーの男根は、色白の肌に相応しくピンク色をしていたが、その姿かたちは決して可愛らしいものではなかった。

 ボコリと浮き出て走る血管、きのこの傘のように張り出したエラ、艶やかな亀頭は丸く大きく、まさにアドリアナを仕留める兇器と言えた。

 そそり立つ肉棒の根元から、しごくように右手を先端に動かしながら、バーナビーは残る左手でアドリアナの下着を完全にはぎ取ってしまう。

 突き立てる場所を明らかにするために、アドリアナの太ももを抱えようとしたバーナビーだったが、アドリアナに肩を押され、ころりと体勢を入れ替えられる。

 アドリアナに圧し掛かられ、天蓋を見つめる姿勢になったバーナビー。



「アナ?」

「バーニー、私の尻尾には、棘があって……正常位では、シーツが破れてしまう」



 アドリアナは、弾む息のままバーナビーの上に跨り、バーナビーの右手ごと陽茎を掴む。

 ぬるついた襞の蜜をこすりつけてテラテラに光らせると、それを奥へとあてがう。



「あん、……うぅ」

「アナが、自分で入れてくれるんですか?」

「は、あぁ……んんっ、入らない、あ……」

「お手伝いしましょうか? ちょっと私のは、先端が大きいんですよね」



 バーナビーは左手を伸ばし、アドリアナの女唇をぐいと広げる。

 そして腰を持ち上げ、正しくアナの最奥部に突き入れた。

 先っぽが侵入すると同時にアドリアナが腰を落とし、二人は騎乗位で繋がった。



「んあっ……バー、ニー!」

「はぁ、最高です、アナ。これは、天国にいるようです」



 アドリアナが上下に腰を振る。

 バーナビーはアドリアナの太ももを掴み、それを支える。

 むわりと匂い立つほどの体液が、アドリアナの動きに合わせてぐじゅりぐじゅりと音を立てた。

 アドリアナがバーナビーの右手を腰から外し、揺れる乳房を握らせる。



「こうするのがお好きですか?」



 バーナビーはアドリアナのたわわな胸部を掴むと、やや荒々しく捏ねる。



「ふぅ、ん……ああ、いい……バーニー、もっと、激しく……」



 うっとりと蕩ける金の瞳を潤ませ、アドリアナが喘ぐ。

 その表情はバーナビーの下半身に突き上げる力を与えた。

 絶頂を目指して膣中がぎゅっと引き締まり、それでも腰の動きが止まらないアドリアナに、バーナビーも眉間にしわを寄せ、腰を思うさま動かした。



「アナ、きつくて搾り取られそうです。このまま、一度出してもいいですか?」

「出して……中に、んぁ、あ、ふぅ……バーニーが、欲しい、あぁ!」



 はあはあと息が上がり、首筋につぅっと汗が流れる色っぽいアドリアナに、バーナビーも限界が近い。

 揉みしだいていた乳房の先でぷるんと跳ねていた突起を、親指と人差し指でぎゅうと摘まむ。

 痛みが快感に変わり、それだけで達しそうになるアドリアナを、上半身を起こしたバーナビーが抱きしめる。

 

「アナ、舌を出してください。絡めてキスをしながらイキましょう」

「んぅ、あ、む……う」



 バーナビーに促され、舌を出したアドリアナは、すぐにそれをバーナビーの舌に絡めとられる。

 結婚式のときのように、くちゅりくちゅりと唾液が絡まりあう音がアドリアナの頭に響き、大きく開いた股座では、ぱちゅんぱちゅんとバーナビーの肉棒が行き来する。

 対面座位になったバーナビーは、アドリアナの尻尾の付け根に手を回し、そこを強めに擦る。

 くぐもったアドリアナの嬌声があがる。

 それに満足そうに笑うと、バーナビーはアドリアナの尻を持ち上げては落とし、さらに激しい抽挿によって深い快楽を与えていくのだった。
しおりを挟む
感想 15

あなたにおすすめの小説

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる

マチバリ
恋愛
 貴族令嬢エステルは姉の婚約者を誘惑したという冤罪で修道院に行くことになっていたが、突然ある男の花嫁になり子供を産めと命令されてしまう。夫となる男は稀有な魔力と尊い血統を持ちながらも辺境の屋敷で孤独に暮らす魔法使いアンデリック。  数奇な運命で結婚する事になった二人が呪いをとくように幸せになる物語。 書籍化作業にあたり本編を非公開にしました。

【完結】異世界転移した私、なぜか全員に溺愛されています!?

きゅちゃん
恋愛
残業続きのOL・佐藤美月(22歳)が突然異世界アルカディア王国に転移。彼女が持つ稀少な「癒しの魔力」により「聖女」として迎えられる。優しく知的な宮廷魔術師アルト、粗野だが誠実な護衛騎士カイル、クールな王子レオン、最初は敵視する女騎士エリアらが、美月の純粋さと癒しの力に次々と心を奪われていく。王国の危機を救いながら、美月は想像を絶する溺愛を受けることに。果たして美月は元の世界に帰るのか、それとも新たな愛を見つけるのか――。

前世で私を嫌っていた番の彼が何故か迫って来ます!

ハルン
恋愛
私には前世の記憶がある。 前世では犬の獣人だった私。 私の番は幼馴染の人間だった。自身の番が愛おしくて仕方なかった。しかし、人間の彼には獣人の番への感情が理解出来ず嫌われていた。それでも諦めずに彼に好きだと告げる日々。 そんな時、とある出来事で命を落とした私。 彼に会えなくなるのは悲しいがこれでもう彼に迷惑をかけなくて済む…。そう思いながら私の人生は幕を閉じた……筈だった。

獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。

真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。 狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。 私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。 なんとか生きてる。 でも、この世界で、私は最低辺の弱者。

魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました

iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。 両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。 両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。 しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。 魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。 自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。 一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。 初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。 恋人になりたいが、年上で雇い主。 もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。 そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。 そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。 レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか? 両片思いのすれ違いのお話です。

【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました

ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。 名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。 ええ。私は今非常に困惑しております。 私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。 ...あの腹黒が現れるまでは。 『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。 個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。

処理中です...