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十九話 古の皇国へ
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「バーニー、私は一度、古の皇国に行ってみようと思う」
何かを考えていたふうのアドリアナが、バーナビーに提案する。
「どうした? 先ほどの会話で里心でもついたのか、アドリアナ?」
面白そうな話題に、バーナビーよりも先に喰いついたのはクレイグだ。
「どうせ来週から新婚旅行に行くんだろう? その旅程へ組み込んでしまえばいい。バーナビー、たいして難しくはないよな?」
「旅程は何とでもなりますが、アナはどうしてそう思ったのですか? かの皇国はアナを蔑ろにし過ぎていて、私は好きになれそうにありません」
バーナビーは、デリオに立腹したことを忘れていない。
「そもそもアナが誘拐されたあと、行方を真剣に探したのでしょうか? 義弟とよろしくやっていた女帝しかり、兄嫁に手を出すデリオしかり、妻を寝取られても弟を放置している皇配しかり。こんなぼんくら揃いでは、まともな捜索が行われたとは思えません」
憤るバーナビーに、アドリアナがさらなる燃料を投下した。
「バーニー、幼少期の私を攫ったのは、あのデリオだろう。動機は先ほどと同じく、自分の娘を女帝にするためだ」
「っ!?」
「いくら物心がついたばかりとは言え、見ず知らずの者に私がついていくとは思えないし、無理やり連れ去られそうになったのなら、幼くとも力に物を言わせたはずだ」
落ち着いて推測するアドリアナに悲壮感はない。
ただし記憶を辿ろうとアドリアナの眉根に力がこもっているのを、バーナビーは心配そうに見る。
「何か思い出したことがありますか? つらければ、私がいくらでも忘れさせてあげますからね」
ぎゅうと抱きしめてくるバーナビーを受け入れ、こてんとその肩に頭を載せるアドリアナ。
意外とこの夫婦はいちゃつきを隠さないよな、とそれを見ていたクレイグは思う。
ふぅと息を吐きだし、アドリアナが話し始めたのは途切れ途切れな記憶だった。
「父と母の顔はまるで覚えていないのだが、それでも何となく記憶の底に残っているものがあって、私の場合、それがオーガなんだ。獣人国は長らくオーガ国と戦争をしている。私も兵士になって前線へ派遣されて、そこで初めてオーガと戦った。ところが、前にも同じ経験をしたような気がした。オーガの顔に拳をめり込ませながら、懐かしさを感じたのだ」
「一般人は、なかなかそんな経験はしないと思いますよ?」
バーナビーの突っ込みが、もっともだと思ったのだろう。
クレイグが首を縦に高速で振っている。
好戦的なオーガに戦争を仕掛けられて、困っている国は多い。
しかし人族の2倍もある体躯を使ったオーガの肉弾戦に、対抗できる種族は限られている。
そこでエイヴリング王国では、困っている国同士で友好条約を締結し、そのどこかにオーガ国が戦争を仕掛けてきたら、全ての国がオーガ国との輸出入を一斉に止めると決めている。
物流の輪からオーガ国を締め出すことで、制裁を与える作戦だ。
そうしてようやく戦争から逃れているが、オーガ国と国境が接している獣人国はそうはいかない。
遊び半分でオーガに戦争を仕掛けられては、総力をあげてそれを跳ね返しているのだ。
「もしかしたら、私は誘拐されてオーガ国に置き去りにされたのではないだろうか。オーガ国では獣人は敵だ。幼子であろうとも容赦はない」
「まさか……」
バーナビーが顔を青ざめさせる。
あまりの境遇に息が止まりそうなのだ。
それを安心させるように、アドリアナは聖母のように微笑む。
「私が今ここに居るということは、その時にオーガを倒したということだ。そして獣人国へ逃れたのだろう。孤児院に助けられる直前、私がボロボロになってさまよっていたというのも、オーガと一戦をやり終えたあとだったのかもしれないな」
聞いている方は笑えないのだが、アドリアナは華々しい戦歴を語るかのように晴れ晴れとしている。
それに助けられ、バーナビーはゆっくり肩の力を抜いた。
「アナは古の皇国に……復讐をしたいと思いますか?」
「残念ながら、故郷にそこまでの興味は無い。ただ、会ってみたいと思った。私の妹に反旗を翻した、女戦士エステラとやらに」
アドリアナの思考はまさしく軍人のそれだった。
強い者は強い者に惹かれる。
女帝を目指そうというエステラの気概に、何か感じるものがあったのだろう。
「そこに興味が湧くのですね。アナの嗜好の傾向として、覚えておきます」
(おいおい、それでいいのか、バーナビー。お前の嫁さん、少しおかしいぞ)
口に出せば、バーナビーから怒られると分かっているクレイグは、心の中でだけ突っ込んだ。
もしここにいたのがロドリゴでも、同じことをしただろう。
為政者とは、うまく地雷を避けるものである。
「アナの希望であれば、旅程はいくらでも変更します。むしろ真っ先に古の皇国を目指し、女戦士エステラを見つけましょう。ちなみに、アナは妹の皇女を応援するつもりは無いのですか?」
「無い。血の繋がりはあるのかもしれないが、全く関係性を築いてこなかった相手だ。何の情も沸かない」
アドリアナの返答は、さっぱりしていた。
決して情が薄いわけではない。
それは部下たちを可愛がり、慈しんでいることからも分かる。
そんなアドリアナに見捨てられたも同然の古の皇国だが、先にアドリアナを見捨てたのは古の皇国だ。
物心がつくかつかないかの幼子を、敵国に放置するなど悪魔の所業といえる。
「バーナビー、せっかくだから古の皇国の内情を探ってきてくれないか。我が国とは遠く離れているせいで、あまり情報が入ってこないんだ。何か有利に取引できる特産品などがあれば、助かるんだがなあ」
さっそくクレイグがバーナビーに仕事を押し付ける。
バーナビーは嫌そうな顔をしているが、兄の仕事を支えるのが自分の仕事だと思っているこの弟は、きっといい働きをするのだろう。
「分かりました。そもそも、新婚旅行で回る国々は、全てその目的で選んだのでしょう? 兄上の目論見はスケスケなんですよ」
「がはは、バレていたか。抱かれたい男No.1のバーナビー王子が訪問するとなれば、どの国も歓待するだろうからな。ゆっくり楽しむついでに、よろしく頼むよ」
結局それ以降、旅程の変更に伴う打ち合わせなどが入り、新居の見学はお流れとなった。
アドリアナとプールで色々なことをしてみたかったバーナビーとバーナビーの息子だけが、悔し涙を堪えていた。
◇◆◇
結婚式に列席していた各国の賓客の見送りも終わり、いよいよ二人が新婚旅行に出発する日がやってきた。
最初に目指すのは古の皇国だ。
二人が新婚旅行で訪問することは、前もって連絡をしてある。
歓迎しますとの返答があったらしいが、あの逃げ帰ったデリオがどのような対応をしてくるのか、バーナビーは不安を覚える。
何があってもアドリアナを護るという気持ちは固いが、おそらくアドリアナは護られるつもりはさらさらないだろう。
「バーニー、そう気を張らないで。これは観光なんだから、楽しもう」
むしろそう言って、アドリアナはバーナビーの緊張を和らげようとしてくれる。
アドリアナの気遣いが嬉しくて、バーナビーはすぐ頬を緩めてデレデレしてしまう。
きりっとしていれば抱かれたい男No.1の座を欲しいままにするバーナビーだが、5つ年上のアドリアナに甘やかされると途端に駄目になる。
それはもうエイヴリング王国の国民の常識となりつつあった。
今も大勢が見守る出立式の最中だと言うのに、アドリアナを抱きしめて尻尾を触っているバーナビーに、クレイグは呆れ顔だ。
「もうバーナビーの手綱を任せられるのは、アドリアナしかいない。どうか愚弟をよろしく頼む」
しまいにはこんな言葉をアドリアナに贈ってきた。
古の皇国までは海を渡らなくてはならない。
アドリアナとバーナビーは大きな船に乗り込み、見送りにきた国民へ手を振り、いざ港から出発するのだった。
何かを考えていたふうのアドリアナが、バーナビーに提案する。
「どうした? 先ほどの会話で里心でもついたのか、アドリアナ?」
面白そうな話題に、バーナビーよりも先に喰いついたのはクレイグだ。
「どうせ来週から新婚旅行に行くんだろう? その旅程へ組み込んでしまえばいい。バーナビー、たいして難しくはないよな?」
「旅程は何とでもなりますが、アナはどうしてそう思ったのですか? かの皇国はアナを蔑ろにし過ぎていて、私は好きになれそうにありません」
バーナビーは、デリオに立腹したことを忘れていない。
「そもそもアナが誘拐されたあと、行方を真剣に探したのでしょうか? 義弟とよろしくやっていた女帝しかり、兄嫁に手を出すデリオしかり、妻を寝取られても弟を放置している皇配しかり。こんなぼんくら揃いでは、まともな捜索が行われたとは思えません」
憤るバーナビーに、アドリアナがさらなる燃料を投下した。
「バーニー、幼少期の私を攫ったのは、あのデリオだろう。動機は先ほどと同じく、自分の娘を女帝にするためだ」
「っ!?」
「いくら物心がついたばかりとは言え、見ず知らずの者に私がついていくとは思えないし、無理やり連れ去られそうになったのなら、幼くとも力に物を言わせたはずだ」
落ち着いて推測するアドリアナに悲壮感はない。
ただし記憶を辿ろうとアドリアナの眉根に力がこもっているのを、バーナビーは心配そうに見る。
「何か思い出したことがありますか? つらければ、私がいくらでも忘れさせてあげますからね」
ぎゅうと抱きしめてくるバーナビーを受け入れ、こてんとその肩に頭を載せるアドリアナ。
意外とこの夫婦はいちゃつきを隠さないよな、とそれを見ていたクレイグは思う。
ふぅと息を吐きだし、アドリアナが話し始めたのは途切れ途切れな記憶だった。
「父と母の顔はまるで覚えていないのだが、それでも何となく記憶の底に残っているものがあって、私の場合、それがオーガなんだ。獣人国は長らくオーガ国と戦争をしている。私も兵士になって前線へ派遣されて、そこで初めてオーガと戦った。ところが、前にも同じ経験をしたような気がした。オーガの顔に拳をめり込ませながら、懐かしさを感じたのだ」
「一般人は、なかなかそんな経験はしないと思いますよ?」
バーナビーの突っ込みが、もっともだと思ったのだろう。
クレイグが首を縦に高速で振っている。
好戦的なオーガに戦争を仕掛けられて、困っている国は多い。
しかし人族の2倍もある体躯を使ったオーガの肉弾戦に、対抗できる種族は限られている。
そこでエイヴリング王国では、困っている国同士で友好条約を締結し、そのどこかにオーガ国が戦争を仕掛けてきたら、全ての国がオーガ国との輸出入を一斉に止めると決めている。
物流の輪からオーガ国を締め出すことで、制裁を与える作戦だ。
そうしてようやく戦争から逃れているが、オーガ国と国境が接している獣人国はそうはいかない。
遊び半分でオーガに戦争を仕掛けられては、総力をあげてそれを跳ね返しているのだ。
「もしかしたら、私は誘拐されてオーガ国に置き去りにされたのではないだろうか。オーガ国では獣人は敵だ。幼子であろうとも容赦はない」
「まさか……」
バーナビーが顔を青ざめさせる。
あまりの境遇に息が止まりそうなのだ。
それを安心させるように、アドリアナは聖母のように微笑む。
「私が今ここに居るということは、その時にオーガを倒したということだ。そして獣人国へ逃れたのだろう。孤児院に助けられる直前、私がボロボロになってさまよっていたというのも、オーガと一戦をやり終えたあとだったのかもしれないな」
聞いている方は笑えないのだが、アドリアナは華々しい戦歴を語るかのように晴れ晴れとしている。
それに助けられ、バーナビーはゆっくり肩の力を抜いた。
「アナは古の皇国に……復讐をしたいと思いますか?」
「残念ながら、故郷にそこまでの興味は無い。ただ、会ってみたいと思った。私の妹に反旗を翻した、女戦士エステラとやらに」
アドリアナの思考はまさしく軍人のそれだった。
強い者は強い者に惹かれる。
女帝を目指そうというエステラの気概に、何か感じるものがあったのだろう。
「そこに興味が湧くのですね。アナの嗜好の傾向として、覚えておきます」
(おいおい、それでいいのか、バーナビー。お前の嫁さん、少しおかしいぞ)
口に出せば、バーナビーから怒られると分かっているクレイグは、心の中でだけ突っ込んだ。
もしここにいたのがロドリゴでも、同じことをしただろう。
為政者とは、うまく地雷を避けるものである。
「アナの希望であれば、旅程はいくらでも変更します。むしろ真っ先に古の皇国を目指し、女戦士エステラを見つけましょう。ちなみに、アナは妹の皇女を応援するつもりは無いのですか?」
「無い。血の繋がりはあるのかもしれないが、全く関係性を築いてこなかった相手だ。何の情も沸かない」
アドリアナの返答は、さっぱりしていた。
決して情が薄いわけではない。
それは部下たちを可愛がり、慈しんでいることからも分かる。
そんなアドリアナに見捨てられたも同然の古の皇国だが、先にアドリアナを見捨てたのは古の皇国だ。
物心がつくかつかないかの幼子を、敵国に放置するなど悪魔の所業といえる。
「バーナビー、せっかくだから古の皇国の内情を探ってきてくれないか。我が国とは遠く離れているせいで、あまり情報が入ってこないんだ。何か有利に取引できる特産品などがあれば、助かるんだがなあ」
さっそくクレイグがバーナビーに仕事を押し付ける。
バーナビーは嫌そうな顔をしているが、兄の仕事を支えるのが自分の仕事だと思っているこの弟は、きっといい働きをするのだろう。
「分かりました。そもそも、新婚旅行で回る国々は、全てその目的で選んだのでしょう? 兄上の目論見はスケスケなんですよ」
「がはは、バレていたか。抱かれたい男No.1のバーナビー王子が訪問するとなれば、どの国も歓待するだろうからな。ゆっくり楽しむついでに、よろしく頼むよ」
結局それ以降、旅程の変更に伴う打ち合わせなどが入り、新居の見学はお流れとなった。
アドリアナとプールで色々なことをしてみたかったバーナビーとバーナビーの息子だけが、悔し涙を堪えていた。
◇◆◇
結婚式に列席していた各国の賓客の見送りも終わり、いよいよ二人が新婚旅行に出発する日がやってきた。
最初に目指すのは古の皇国だ。
二人が新婚旅行で訪問することは、前もって連絡をしてある。
歓迎しますとの返答があったらしいが、あの逃げ帰ったデリオがどのような対応をしてくるのか、バーナビーは不安を覚える。
何があってもアドリアナを護るという気持ちは固いが、おそらくアドリアナは護られるつもりはさらさらないだろう。
「バーニー、そう気を張らないで。これは観光なんだから、楽しもう」
むしろそう言って、アドリアナはバーナビーの緊張を和らげようとしてくれる。
アドリアナの気遣いが嬉しくて、バーナビーはすぐ頬を緩めてデレデレしてしまう。
きりっとしていれば抱かれたい男No.1の座を欲しいままにするバーナビーだが、5つ年上のアドリアナに甘やかされると途端に駄目になる。
それはもうエイヴリング王国の国民の常識となりつつあった。
今も大勢が見守る出立式の最中だと言うのに、アドリアナを抱きしめて尻尾を触っているバーナビーに、クレイグは呆れ顔だ。
「もうバーナビーの手綱を任せられるのは、アドリアナしかいない。どうか愚弟をよろしく頼む」
しまいにはこんな言葉をアドリアナに贈ってきた。
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