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28話 黒い色をした珈琲
「デクスターよ、アルバートの娘とはさんざん踊ったのだから、もういいだろう? 少しはレイチェルの相手をしてやってくれ」
さすがに踊り疲れて、汗ばむ肌を冷やそうと、風のそよぐテラスに出ていたウェンディとデクスターに、第二王子が皮肉げに声をかけてきた。
デクスターはすぐさまウェンディの肩を抱き、物怖じすることなく言い返す。
「イアン殿下、今夜は自由行動をしていいと、約束したはずです」
「そ、そうだったかな?」
「そのために、すべての貴族との顔合わせを、昨日までに終わらせました。この夜会の後は、ダニング伯爵家に帰ります」
「ちょっと待ってもらえないか? まだレイチェルが……」
「これまでさんざん、レイチェル王女とは踊りました」
第二王子の言葉尻を捉えて、デクスターが皮肉る。
もういいだろう? と言いたいのだ。
ムッとした第二王子が、問い詰めるように口早になる。
「アルバートの娘と違って、レイチェルは王女だぞ?」
「だから何ですか?」
「どちらを選べばいいか、誰にだって分かるだろう?」
「俺はウェンディを選びます」
「これだから平民は……!」
第二王子がうっかり零した誹りを、ウェンディの耳が拾った。
まだ身分のないデクスターに代わり、文句を言おうとしたウェンディだったが、前に出ようとした体をデクスターに引き留められる。
不敬罪になってしまうよ、とデクスターから忍び声でたしなめられた。
それでもいいとウェンディは思ったが、デクスターから首を横に振って止められる。
「今宵が王城での最後の夜だというのなら、余計に一緒に来てもらおう。終わればどこへでも、帰るがいいさ。終わればな……」
ニヤリと傲慢に笑う第二王子に、ウェンディは薄気味の悪いものを感じた。
「分かりました。お付き合いします」
さっさと終わらせて、さっさと帰りたい。
デクスターからは諦めの空気が漂っていた。
「よし、こっちだ! なあに、少し相手をしてやれば、レイチェルだって落ち着くんだ。あんなに高貴で美しい娘に好かれて、一体なにが不満――」
第二王子はデクスターを連れて、ぶつぶつと文句を言いながらテラスから立ち去る。
ウェンディに、ちょっとだけ抜ける、と言葉を残し、デクスターも行ってしまう。
何か不穏なものを感じ、心配してデクスターの背を見送るウェンディに、ぴょこぴょこと黒くて小さな手が振られた。
それは内ポケットからするりと抜け出し、ウェンディを安心させるためにデクスターの肩に出てきたホレイショだった。
【オレがついてるから大丈夫!】
まるでそう言いたげな顔に、ウェンディはホッと肩の力を抜く。
デクスターだけではなく、ホレイショもいるのなら、万が一があっても何とかなるかもしれない。
なにしろ瞬間移動なんてチートは、今のところホレイショだけのスキルだ。
頼もしい味方の存在に、ウェンディは感謝する。
デクスターはダニング伯爵よりも純真で、人の裏をかいたり、人を疑ったりしない。
絶対的に騙されやすい性質なのだ。
第二王子やレイチェルといった、デクスターの意思を平気で無視するような傲慢な相手にとっては、手玉に取りやすい人物だろう。
(ホレイショ、よろしくね)
ウェンディは願いを込めて、ホレイショへしっかり手を振り返した。
◇◆◇
「この部屋の中で、レイチェルが待っている。人払いをしてあるから、ゆっくり話すといい」
「俺には話すことなんて……」
「まあまあ、いいじゃないか、最後の夜なんだ。これまで数々の夜会で、デクスターの面倒を見てやったレイチェルに、思い出のひとつも作ってやれ」
面倒を見てもらった覚えのないデクスターだが、第二王子が言い出したら聞かないのはいつものことだ。
それに自分はウェンディが好きなのだと、この際はっきりとレイチェルに伝えようと思い、デクスターは豪奢な扉を開けて部屋に入る。
中はやや薄暗く、夜会に合わせて臨時に設けられた休憩室のようだった。
いくつかの長椅子にサイドテーブル、壁際には飲み物も用意してある。
しかしレイチェルの姿が見えなくて、デクスターはさらに奥へと進んだ。
背後でバタンと扉の閉まる音がする。
【用心しろよ、デクスター。お嬢ちゃんが心配していたぞ】
「分かっている。だが、ここでレイチェル王女に俺の気持ちを告げないと、ウェンディにまた被害が行くかもしれない」
【ああいう連中は、何を言っても逆恨みしかしないけどな。女に恋心を諦めてもらうのは、難しいんだぞ】
一端の口をきいていたホレイショだったが、人の気配を感じて内ポケットに隠れる。
休憩室にはさらに奥があったようで、そこからレイチェルが出てきた。
「勇者さま、待っていました。好きな椅子にかけて、くつろいでください。飲み物を用意しますわ」
レイチェルに仕える侍女が、てきぱきと準備をしているのを横目に、レイチェルは優雅にソファへ腰かける。
先ほどまでは贅を尽くしたドレスを身にまとっていたが、簡素なドレスへと変わっている。
しかし、レイチェルの衣装に微塵も興味がないデクスターは、それに気がつかなかった。
ふたりの前にティーカップを置いた侍女が、しずしずと部屋から出て行く。
完全に王女とふたりきりになったデクスターは、警戒心を強める。
未婚の女性と部屋にこもれば、どんな噂を立てられるか分からない。
すぐにでも用件を済ませて、ここを立ち去るべきだと判断し、さっそく本題を持ち出した。
「レイチェル王女、俺とウェンディの関係ですが――」
「無粋じゃありませんか? まずは喉を潤しませんこと? こちらは隣国で流行している、珈琲という飲み物です。まだ、レンフィールド王国では珍しいんですよ」
ゆっくりとした動作でティーカップを持ち上げ、レイチェルは馥郁とした香りを楽しむ。
飲むまでは話をさせてもらえないようだ。
だが、デクスターがテーブルに給仕された珈琲を見ると、真っ黒な色をしている。
(黒い色をした飲み物には気をつけろ、とアルバートが言っていた)
素直なデクスターは忠告に従い、ティーカップに手を伸ばさない。
しばらく静かな時間が流れるが、いつまでも飲もうとしないデクスターに、レイチェルは業を煮やす。
「私とは、珈琲を一杯飲む時間すらも、一緒に過ごすつもりはないということ?」
「なるべく早く帰りたいのはその通りですが、黒い色をした飲み物は、接取しないようにしているんです」
「まあ……それはどうして?」
ぎくりと体を強張らせたレイチェルが、それでも平静を装って尋ねる。
「ダニング伯爵が制作した媚薬ポーションが、混入されている可能性があるからです」
「ふっふっふ……、なあんだ、知っていたのね」
顔をうつむかせて、おかしいと言わんばかりに肩を震わせて笑うレイチェル。
「じゃあ、私がこれから何をしようとしているかも、もちろん分かっているわよねえ?」
ひたりとデクスターを見据えたレイチェルの眼は好戦的にギラつき、口角は片側だけ歪に上がっている。
デクスターは何かが始まってしまう前に、この場を離れようとして――立ち上がることができなかった。
固まっている自分の手足、動かせない首と頭、デクスターはこの状態に覚えがあった。
(これは、イアン殿下の得意だった束縛系の魔術。それをレイチェル王女は、無詠唱で使えるのか)
胸にある内ポケットの中では、ホレイショがもぞもぞと蠢いている。
何が起こったのか、外を窺おうとしているのだろう。
ホレイショまで一緒に束縛されなかったのは幸いだ。
しかし、レイチェルは状況を逆転する暇を与えてはくれなかった。
「さあ、召し上がってちょうだい。天才ダニング伯爵が作った媚薬ポーションだもの。効果はてきめんのはずよ」
レイチェルは、聖女が仕舞い込んだ媚薬ポーションを持ち出し、侍女に命じて珈琲へ混入させた。
それを密かにデクスターへ飲ませて、この休憩室で婚前交渉を行い、既成事実をつくろうとしていたのだ。
第二王子も共犯で、この部屋の周囲には誰も近づけないようにしてある。
そして事後、デクスターに責任を取らせるため、乗り込んでくる手はずだった。
「楽しい夜にしましょうね、勇者さま」
ホレイショがぴょこんと首を出すのと、レイチェルがデクスターの口の中に珈琲を流し込むのは、ほぼ同時だった。
さすがに踊り疲れて、汗ばむ肌を冷やそうと、風のそよぐテラスに出ていたウェンディとデクスターに、第二王子が皮肉げに声をかけてきた。
デクスターはすぐさまウェンディの肩を抱き、物怖じすることなく言い返す。
「イアン殿下、今夜は自由行動をしていいと、約束したはずです」
「そ、そうだったかな?」
「そのために、すべての貴族との顔合わせを、昨日までに終わらせました。この夜会の後は、ダニング伯爵家に帰ります」
「ちょっと待ってもらえないか? まだレイチェルが……」
「これまでさんざん、レイチェル王女とは踊りました」
第二王子の言葉尻を捉えて、デクスターが皮肉る。
もういいだろう? と言いたいのだ。
ムッとした第二王子が、問い詰めるように口早になる。
「アルバートの娘と違って、レイチェルは王女だぞ?」
「だから何ですか?」
「どちらを選べばいいか、誰にだって分かるだろう?」
「俺はウェンディを選びます」
「これだから平民は……!」
第二王子がうっかり零した誹りを、ウェンディの耳が拾った。
まだ身分のないデクスターに代わり、文句を言おうとしたウェンディだったが、前に出ようとした体をデクスターに引き留められる。
不敬罪になってしまうよ、とデクスターから忍び声でたしなめられた。
それでもいいとウェンディは思ったが、デクスターから首を横に振って止められる。
「今宵が王城での最後の夜だというのなら、余計に一緒に来てもらおう。終わればどこへでも、帰るがいいさ。終わればな……」
ニヤリと傲慢に笑う第二王子に、ウェンディは薄気味の悪いものを感じた。
「分かりました。お付き合いします」
さっさと終わらせて、さっさと帰りたい。
デクスターからは諦めの空気が漂っていた。
「よし、こっちだ! なあに、少し相手をしてやれば、レイチェルだって落ち着くんだ。あんなに高貴で美しい娘に好かれて、一体なにが不満――」
第二王子はデクスターを連れて、ぶつぶつと文句を言いながらテラスから立ち去る。
ウェンディに、ちょっとだけ抜ける、と言葉を残し、デクスターも行ってしまう。
何か不穏なものを感じ、心配してデクスターの背を見送るウェンディに、ぴょこぴょこと黒くて小さな手が振られた。
それは内ポケットからするりと抜け出し、ウェンディを安心させるためにデクスターの肩に出てきたホレイショだった。
【オレがついてるから大丈夫!】
まるでそう言いたげな顔に、ウェンディはホッと肩の力を抜く。
デクスターだけではなく、ホレイショもいるのなら、万が一があっても何とかなるかもしれない。
なにしろ瞬間移動なんてチートは、今のところホレイショだけのスキルだ。
頼もしい味方の存在に、ウェンディは感謝する。
デクスターはダニング伯爵よりも純真で、人の裏をかいたり、人を疑ったりしない。
絶対的に騙されやすい性質なのだ。
第二王子やレイチェルといった、デクスターの意思を平気で無視するような傲慢な相手にとっては、手玉に取りやすい人物だろう。
(ホレイショ、よろしくね)
ウェンディは願いを込めて、ホレイショへしっかり手を振り返した。
◇◆◇
「この部屋の中で、レイチェルが待っている。人払いをしてあるから、ゆっくり話すといい」
「俺には話すことなんて……」
「まあまあ、いいじゃないか、最後の夜なんだ。これまで数々の夜会で、デクスターの面倒を見てやったレイチェルに、思い出のひとつも作ってやれ」
面倒を見てもらった覚えのないデクスターだが、第二王子が言い出したら聞かないのはいつものことだ。
それに自分はウェンディが好きなのだと、この際はっきりとレイチェルに伝えようと思い、デクスターは豪奢な扉を開けて部屋に入る。
中はやや薄暗く、夜会に合わせて臨時に設けられた休憩室のようだった。
いくつかの長椅子にサイドテーブル、壁際には飲み物も用意してある。
しかしレイチェルの姿が見えなくて、デクスターはさらに奥へと進んだ。
背後でバタンと扉の閉まる音がする。
【用心しろよ、デクスター。お嬢ちゃんが心配していたぞ】
「分かっている。だが、ここでレイチェル王女に俺の気持ちを告げないと、ウェンディにまた被害が行くかもしれない」
【ああいう連中は、何を言っても逆恨みしかしないけどな。女に恋心を諦めてもらうのは、難しいんだぞ】
一端の口をきいていたホレイショだったが、人の気配を感じて内ポケットに隠れる。
休憩室にはさらに奥があったようで、そこからレイチェルが出てきた。
「勇者さま、待っていました。好きな椅子にかけて、くつろいでください。飲み物を用意しますわ」
レイチェルに仕える侍女が、てきぱきと準備をしているのを横目に、レイチェルは優雅にソファへ腰かける。
先ほどまでは贅を尽くしたドレスを身にまとっていたが、簡素なドレスへと変わっている。
しかし、レイチェルの衣装に微塵も興味がないデクスターは、それに気がつかなかった。
ふたりの前にティーカップを置いた侍女が、しずしずと部屋から出て行く。
完全に王女とふたりきりになったデクスターは、警戒心を強める。
未婚の女性と部屋にこもれば、どんな噂を立てられるか分からない。
すぐにでも用件を済ませて、ここを立ち去るべきだと判断し、さっそく本題を持ち出した。
「レイチェル王女、俺とウェンディの関係ですが――」
「無粋じゃありませんか? まずは喉を潤しませんこと? こちらは隣国で流行している、珈琲という飲み物です。まだ、レンフィールド王国では珍しいんですよ」
ゆっくりとした動作でティーカップを持ち上げ、レイチェルは馥郁とした香りを楽しむ。
飲むまでは話をさせてもらえないようだ。
だが、デクスターがテーブルに給仕された珈琲を見ると、真っ黒な色をしている。
(黒い色をした飲み物には気をつけろ、とアルバートが言っていた)
素直なデクスターは忠告に従い、ティーカップに手を伸ばさない。
しばらく静かな時間が流れるが、いつまでも飲もうとしないデクスターに、レイチェルは業を煮やす。
「私とは、珈琲を一杯飲む時間すらも、一緒に過ごすつもりはないということ?」
「なるべく早く帰りたいのはその通りですが、黒い色をした飲み物は、接取しないようにしているんです」
「まあ……それはどうして?」
ぎくりと体を強張らせたレイチェルが、それでも平静を装って尋ねる。
「ダニング伯爵が制作した媚薬ポーションが、混入されている可能性があるからです」
「ふっふっふ……、なあんだ、知っていたのね」
顔をうつむかせて、おかしいと言わんばかりに肩を震わせて笑うレイチェル。
「じゃあ、私がこれから何をしようとしているかも、もちろん分かっているわよねえ?」
ひたりとデクスターを見据えたレイチェルの眼は好戦的にギラつき、口角は片側だけ歪に上がっている。
デクスターは何かが始まってしまう前に、この場を離れようとして――立ち上がることができなかった。
固まっている自分の手足、動かせない首と頭、デクスターはこの状態に覚えがあった。
(これは、イアン殿下の得意だった束縛系の魔術。それをレイチェル王女は、無詠唱で使えるのか)
胸にある内ポケットの中では、ホレイショがもぞもぞと蠢いている。
何が起こったのか、外を窺おうとしているのだろう。
ホレイショまで一緒に束縛されなかったのは幸いだ。
しかし、レイチェルは状況を逆転する暇を与えてはくれなかった。
「さあ、召し上がってちょうだい。天才ダニング伯爵が作った媚薬ポーションだもの。効果はてきめんのはずよ」
レイチェルは、聖女が仕舞い込んだ媚薬ポーションを持ち出し、侍女に命じて珈琲へ混入させた。
それを密かにデクスターへ飲ませて、この休憩室で婚前交渉を行い、既成事実をつくろうとしていたのだ。
第二王子も共犯で、この部屋の周囲には誰も近づけないようにしてある。
そして事後、デクスターに責任を取らせるため、乗り込んでくる手はずだった。
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