俺のテイマーとかいう雑魚職業が実はチートだった件

あどりりりりり

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1章 テイマー強すぎる件

美少女っていいな

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人の視線から逃げてきて、丁度いい所にあった、路地裏に入った。そして、
「……お前ら、強すぎ。」

「仕方ないだろう。人とはいえ、龍なんだから」

「本当だぞ。やっていいんなら、この街ごと、あいつらぶっ飛ばしてたわ。」

クロノスとティアマトが物足りなそうな顔をしている。

「なんかさぁ。そんなに可愛いんだから、もっと守りたくなるような感じで振舞ってくれない?」

「何故だ? 私たちが、守ってもらう理由がどこにある?」

俺の心からの願いに、クロノスが意味がわからないと言った表情で答えた。

「いや、だってさ、お前ら見た目はさ、守ってあげたくなるぐらいかわいいじゃん? 振る舞いも可愛かったら、お前らを守りたい人続出しない?」

「ふーん。そんなもんなのか。よし、どうして欲しいか、頭の中で妄想してみろ。それを俺達がやってやる。人間の常識やら、なんやらは全くもって分からんからな。」

ティアマトが面倒くさそうに言った。だが、ちょっと聞き逃せないところがあるんだが。

どうして欲しいか頭の中で妄想しろって……。
しかも、人間の常識を知らんとな? いや、そんなこと言われると、自動的に変な妄想が出てきてしまうんだが……。

俺が勝手に色々な妄想を繰り広げていると。

「ふーん。お前はそんなことがしてもらいたいのか。人間というのは不思議なものだな。」

「俺にもあんまり理解出来んが、人間を知ることが出来るいい機会じゃないか。」

そう言いながら、服のボタンを一個ずつ外していく。俺の想像から生まれた、はち切れんばかりの胸が、今にもその綺麗な肌と共に露出しそうだ。
その光景をボーッとしながら見てた俺はそこで、ハッと我に返る。

「まて! いい! 脱ぐな! 脱いだらその後、何が起こるかわかってるから!」

俺は目を塞ぎながら、叫ぶようにして言った。

「え? だってお前がこうして欲しいって考えてたから。」

「人間ってのは、やっぱ不思議だな。自分が望んだのに、自分で拒否するとは。理解できない。」

いや、そういう問題じゃないんですよ……。クロノスさんとティアマトさん……。

ちょっとその行為を行うと、あなた方二人がどうなるのかよく分からないし、下手したら俺が殺される可能性もある訳だからね。
しかも、俺は男に興味はない。

「じゃあさ、口調を一瞬だけ変えてもらえないかな?」

「よし分かった。どんな感じだ?」

俺は、今度は健全な、何の問題もないやり取りを妄想の中で繰り広げる。

「ふむふむ。えーっと? わ、私は別について行きたくはないけど? 貴方がそんなについてきて欲しいなら?ついてってあげなくもないけど?……これでいいのか?」

「完璧です!!!!」

そう!これがクロノスに演じて欲しかった(?)ツンデレ美少女だ!

これを生きてる内に拝めるなんて、奇跡も起こるもんだな。今まで生きてて一番良かったと思う。

そんでもってティアマトの方は……。

「わ、私が付いていくもん!私の方がいいよね!優斗くん!」

はいキタコレェェ! めっちゃ守りたくなる女の子!
い、いや、やばい。これがラノベの主人公の気持ちか……。これを普通に受け流すとは……相変わらず死んでほしいな。

しかし、こいつら声優か何かなのかな? ちょっと演技がうますぎるというか? なんというんだろう。

あれ? でも、まって? このやり取りなんかどっかで聞いたことある気がする。

えーっと、いつだっけ? 昨日か?

……あ、思い出した。こいつらと会った時じゃないか。てことは、まさか。

「私が付いてくもん!」
「いや、私よ!」
「私よ!」
「私!」
「私!」

可愛い喋り方と声で、二人が、どっちが付いていくか論争を始めた。

な、なんと……。こんな可愛すぎる論争がこの世に存在していたのか……。
神様転移させてくれてありがとう。マジ感謝します!

俺は、一時の幸せを噛み締めたあと。

「もういいよ。ありがとう。こんな可愛い子が俺の奪い合いをしてくれるなんて……。もう死んでもいい。」

「ふー。演技というのも結構面白いな。また今度、なんかのイタズラに使えそうだ。」

「ああ。そうだな。これはイタズラのしがいがありそうだ。」

二人が顔を見合わせて、フッフッフと不敵に笑っている。

な、何に使うの? お願いだから、絶対、変なことには使わないでくれよ?

俺の心の叫びも知らない二人は、何か、変な計画についての話をしている。

俺は、こいつらのターゲットになった人は可愛そうだなぁ。と思いながら、空を見上げた。
もう、日は落ち始めていて、地球ならカラスが飛んでいそうな時間帯だ。

ていうか、こいつらが喧嘩し始めた時って、まだ昼だったよな?……ちょっと、幸せすぎて時間を忘れてたか。
まあ。仕方ないさ。あんなに可愛い二人に取り合いされるなんて、絶対に俺の人生では味わえなかったからな。うん。

異世界生活にも、少しの休息は必要だし。といっても、まだ二日目か、三日目だけど。

でも、もう二日目か……。まだこっち来てから一時間ぐらいしか経ってない気がするや。時間の流れってのは早いもんだなぁ。

ま、とりあえず、今日泊まるための宿探しでもしようかな。

この二人をこの姿で道端で寝させたら、朝、どんな姿になってるかわからん。
二人共一回寝たらほとんど起きないからな……。俺だったら、寝てるこいつらを見つけたら、まあ、色々イタズラしちゃうだろうからね。

そう思いながら、俺は宿屋を探し始めた。
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