魔法使いは退屈な商売

小稲荷一照

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三十九週目

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 畑中純一は優れて実際的に火の粉を振り払っただけに過ぎない。
 そもそも工作機械のようなモノを自作してまで凶器とするような凶悪犯に対して、咄嗟に手元にあったものを現行犯捕縛の道具とすることに何の問題があるのか。さらなる犯罪の可能性を感じれば果断にも捕縛と追跡を試みたその決断は、畑中氏自身の身の危険を省みぬ無謀とそしられることはあっても、法正義の求める市民による互助の精神発露たる現行犯逮捕を目的とした正当な行為である。
 結果として回復ないままに死亡した、転落したひとりも逃走を焦ったもう一人がハッチバックの閉鎖をおこなわないままに急加速した挙句に振り落としたもので、追跡を企図して乗り込んだ際に身体的な接触があったとしても、畑中純一の落ち度によるものではない。
 フロントガラスにチェーンロックを投げつけたことによって視界を消失した結果、発生した交通事故についてもあの場の判断としては最も合理的な捕縛手段といわざるを得ない。なぜならば、車両を運転している犯人のあらゆる捕縛方法は最終的に交通事故あるいは傷害という結果を必然として伴うもので、犯罪の現行犯逮捕は市民の求められている協力義務であるからには、その義務が必然を生む限りにおいて畑中純一の行動には充分な妥当性がある。またその行為が巡航中であればさらなる危険を生んだことを考えれば、加速の初期で運転阻止をおこなう判断は迅速で最良のものと言える。
 更には彼らは、自らの犯罪の痕跡を消すために、その被害者であり原告にして証人たる人物を殺害を視野に入れて念入りに害しようとしたのである。これはそもそも司法を国の礎とする法治国家に対する重大な挑戦である。
 そのような水本弁護士の主張を純一は隣で聞いていた。
 今ひとつ、実感がなかったが純一は襲撃犯を殺してしまったことになっている。生存していた容疑者が病院で死亡したのだ。容疑者が病院に収容されてからたっぷり二日経ち、週が明けてから亡くなったということなので、仮に純一に責任があると定まれば実際には過失致死か暴行致死ということになる。
 水本弁護士の発言を後押しするような形で警察関係者の証言も入っており、それは奇怪なと一般には称することのできる工作装置――とここではリニアガンあるいはレールガンをそう呼んでいるが――車載するほどの熱意を持って個人に向けることの奇矯な行動が計画的な殺意を感じさせないはずがない、という感覚的な指摘でもあった。
 小林警部も基本的にはこれまでの純一の協力と、あまりに凶悪な特殊なケースに、ならば純一は証人として別件にて法廷に立つこともなしに工作機械――銃器ではない――で殺されるか、ひき殺されるか、再び誘拐されるかがよかったかという若干過激な弁護を展開していた。裁判官は写真で見たワンボックスのあまりに禍々しい改造にテロルの香りを感じるという警察側の主張を、眉を顰めて聞いていたものの、弁護士側が過剰な趣味性は認めるがあくまで威嚇が目的で命をとるまでには至らなかった、現実にヘルメットに弾かれているではないか、という主張をおこなうと裁判官はそれにすがるような顔をした。
 窓ガラスを割った飛翔体の威力やヘルメットの工作機械のような痕、さらに試射を現場でおこなったと思える痕跡から、犯人二名が必殺を意図して更には素早くその場から脱出するための手筈を整えていた、という警察の主張は技術的な理解能力が皆無と純一に思えた裁判官には全く意味がないようにみえた。ハッキリ言えば最初から裁判官はこの件を担当したことすら審議拒否したいような表情をしているように純一に思えた。
 さらには裁判官の質問が、一般に市販されている乗用車がどうして戦車砲を積めるように改造出来るのか、というような意味の質問となった瞬間に純一は気絶するようなバカバカしさを感じた。
 純一は電磁銃の銃身の精度が技術的なというか、運用上の問題からあまり精度を高く出来なかったことが、周辺装置のスペックと実際の性能との差になっているのだろうと考え、それは実際にそのとおりなのだが、どんなに高く見積もっても車に積まれていた電気装置の数パーセントという電磁銃の威力を軸に弁護士側は殺意を否定し、純一の過剰防衛による不当な暴力を主張していた。
 自動車の持つ数十キロワットという仕事とそれを数分ほども蓄えた数メガジュールというエネルギーが引き起こした、しかしそのエネルギー総量のうちのほんの爪の先ほどの僅かの破壊が自分の命を奪いかけたという事実は、おそらくフレミングの右手と左手の意味も憶えていないだろう裁判官にはまるで埒外なのだろうと純一は思った。
 純一としてはそんな問題にかかずらうよりは、純一のヘルメットを僅かな時間にあれだけ見事に加工してみせるナニかが純一の命を奪う意図なしに向けられるわけがないだろう、という一点で充分で、ハッチバックも確認しないで急発進したドライバーが悪いのだし、純一が飛び乗ったにも関わらず無視して急加速した無謀が悪いのだと思ってはいたが、意図なくして結果として彼らのひとりを回復不能の障害を負わせたことは遺憾に思っていた。


 もちろん純一は全く知らなかったが、今回の襲撃犯をかように過激な形で捕縛した純一を警察は立件する気は全くなかった。
 純一を泳がせていればナニかが起こるというような、夜月の予言めいた雑談を小林警部は雑談レベルにしか認識していなかったが、数多くの針のひとつとして垂らしていたまさにそのひとつに犯罪集団の手がかりが引っかかったことは、小林警部と合同捜査本部にとってかなりの驚きだったから、畑中純一という名前はあっという間に本部の中で実績のあるマーカーとして大きな意味を持った。
 捜査に当たっていた合同捜査本部は、彼ら四人の背後関係を更に追及して事件そのものは関係容疑者百人を大きく超える、近年久しくなかった大規模且つこれまでになかった無軌道な組織実態が、近年の通信技術によって支えられているという、全く新たな犯罪シンジケートのモデルを示したことで驚愕していた。
 もっとも早くから関わっていた小林警部は、比喩的な意味でなく組織の中心として働いていた。
 かつてはネットワークハッカーのみの犯罪構造だったものがついには実社会に登場したのは、ネットワークが世界的にも発達しきった日本ならでは、そして不遇な技術者が多いという社会生活事情もあった。
 その組織は定まった名前がなく単に「フォーラム」という名前の情報サイトを交流の場にしたいわば掲示板のようなもので、イベント情報や噂の交換レベルで趣味的な犯罪をおこなっている混沌としたボランティア的な犯罪集団であった。市川の準備主催していたサバトもそのセクションのひとつに過ぎず、サイトサーバーも国外に置かれ、国内法で直接対応することは事実上不可能に近い困難であると言わなければならなかった。
 さいわい今のところ大規模なテロルの煽動や報告はなかったが、過去のログを確認すると、アレもコレも関連があるのか、と合同捜査本部が唖然とするような巨大なネットワークが構図として浮かび上がり、しかし個々の作業自体の殆どは軽犯罪とさして変わりのないレベルの内容で、また直接そんな程度で書類や裁判を準備すればたちまち警察自体の能力を超えて組織が破綻するというほどの数の規模だった。
 メンバーの多くが無責任な立場で参加しているために、極端な形では参加せず、しかし気軽な指摘などによってあらぬ盲点を補足するなどという、一種の犯罪計画立案互助会をあたかもネットワーク小説やチャットによる討論のような形で運営している様子がみえてきた。
 実際、幾つかのサイトを合同捜査チームが見た限り、暗号化されている形でクチコミが中心の会員型ネットワークで、容疑者の通信環境を確保した上でログを解析することでようやく内容を確保したものの、定期的な会員チェックがおこなわれており、最後のログは参加者の脱落を告げるものとサイトと暗号鍵の破棄を放棄する内容で、海外の大手公共FTPサーバーのアドレスが表示されていたが、すでにその情報は破棄されていた。
 入院した二人の通信履歴はすでに解析が始まっていたが、その作業はわずかにおくれ、幾つかの情報はすでに複数のサーバーを跳ばされたらしく、直接的な捕捉は不可能となっていた。
 どうやら誘拐グループ四人が当初より結託して純一の殺害を計画したわけでなく、趣味的に工作していた車両改造を映画に出ていたデロリアン並みの蓄電量を目指して技術的な話題のネタとすることを目指してはじめ、共犯二人が逮捕されたことをネット情報で知り捜査の手が伸びるのを恐れ、やはり趣味的に製作中だったリニアガンで純一を殺害しようとしたらしい。
 この辺の殺意についてはぼやけているが、二人とも岩塩がヘルメット越しでも純一の肉体を貫通するだろうことは、試射の段階で把握しており、程度を調整しうるほど細かな設定をおこなえるような精度の機械でないことを承知して、しかし拳銃や爆発物よりは非合法領域の少ない機材としてリニアガンを選んだ。彼らのガレージに穴だらけになった黄色いヘルメットが試射の成果として発見されていた。
 試射での計算弾速は毎秒千五百メートル程度だったらしいので、弾体の岩塩は表面が液体になっている可能性も高く、溶融した場合には伝導性を発揮するので非伝導材料よりも効率良く速度を稼げるらしい。試射サンプルはテフロンのスペーサーだったが、比重が近くて水に溶けることなど掃除が楽で選んでみたところ威力は充分だったという。
 携帯電話の履歴から調査した彼らの直接の技術的な協力者の話によると、そんな感じが伝わった。
 機材制作協力者は事件の詳細は知らず車載の理由を尋ねたところ、それは言えないというような、はぐらかしを二人から受けたらしい。
 協力者は射程などを確かめるなどの方法でスペックの実測が行いたいのだろう、そのために山中へ向かうつもりかと勝手に想像していた。人気の少ない私有地での試射を考えれば、あまりおおっぴらに言うべきでないだろうと言う常識から追及もしなかったという。
 当初単なる学生連合チーム程度に考えていた組織が、実は直接犯罪に関係ない、かなりマニアックというべきボランティア技術集団のバックアップを受けており、しかもその多くのケースで単なる非日常の趣味の範疇は超えていない。という問題に合同捜査チームは青ざめた。
 追跡の技術的な困難もさることながら、フォーラムのログの内容も彼らに衝撃を与えた。
 つまるところ、彼らは自分の妻あるいは自分自身のボヤキ程度の情報が切っ掛けとなって、より精密な犯罪行為を引き起こす可能性に思い至ったのである。
 この頭脳集団はあくまで実行そのものは示唆しておらず、状況の解析と情報提供の作業をおこなっている単なる推理小説同好会と大差のない活動をしている。強いてポイントとなる点をみれば、自らの行為が社会に何らかの影響を与える可能性を危惧してはいるものの、そこに明確な悪意や意志はなく、興味と好奇心という非常にあやふやな行為によって犯罪の可能性について示唆している。
 コレを犯罪教唆と言えるのか。
 コレを犯罪教唆とするならば全ての読み物は教唆に満ちて、世の不幸や悪を語れば悪を求めた、ということになりかねない。
 論理的な線引きが困難で、実行範囲の広さも問題になった。
 合同捜査本部のチームのダレかがコレを、赤信号みんなで渡れば怖くない、の実例かと言ったが笑えるはずの内容でもなかった。そんな男の言がサイト関係者に知れれば当然のように彼らは鼻を高くするだろうし、それは事実上の警察の降伏宣言と等しい意味を持っているからだ。
 普段ならタダのグチだったが、今回は殆どその場で訓告処分とチームからの排除が実施されたことからどれほどの緊張だったかが分かる。
 小林警部はもちろんこんなにも複雑怪奇で盛り沢山な背景の存在を純一に知らせたところで、百害あって一利なし、と全く完全に事件情報については口外をしていなかった。
 ただ、証人保護の都合から過剰防衛として立件する気はないし、書類送検についても水本弁護士の論法を認め、今は検討を差し控える、ということを伝えたのみだった。


 では裁判のこの有様はなんなのだと問えば、純一に対する民事裁判の背景を明確に記録するための方便で、組織的な犯罪事件の刑事事件の展開がどうあってもきちんと報酬を得るために水本弁護士が要求した作業であった。
 水本弁護士は実に優秀で、本体の刑事事件がおそらく長い裁判になるだろうことと、その予算的な問題を純一に背負わせるのは大きな問題になると考えて、ならばせめて民事の損害賠償請求を有利に進めるためにと実に合理的な判断を下した結果、であるともいえる。
 当然のように相手方としては請求を抑えこむために、少なくとも懲罰的な賠償請求を避けるために裁判を受けて立たざるを得ず、あるいは加害者の賠償を準備する期間を稼ぐために畑中純一に対する殺人未遂事件の刑事裁判を受けて立っていた。
 傍から見れば完全な出来レースなわけだが、本件のように突飛で凶悪な事件であったために、裁判官が完全に適性のない人物であったことから、純一にはかなりうんざりするような内容になっている。
「いくら専門外だからって、あそこまで無関心でいいんでしょうか。いちおう裁判の前に記録渡しているはずなのに」
 ついうっかり、純一は裁判を見に来ていた小林警部にボヤいていた。
「まぁ彼らは、状況が法律に適合するかであって技術的に適合するかということは問題にしてはいけない職業だからなぁ。まだ公判前手続だからここから勉強してもらえばいいさ」
 過去にも背景との組み合わせの悪い裁判官に当ったことのある小林警部は、苦笑しながら純一をなだめた。
「しかし畑中くん。君はここしばらく凄い話を持ち込んでくる。一連の事件が同じところに根を持つにしても、こうも事件性の高い事件ばかり立て続けに起きていて、さすがに私も驚いている。ウチではとうとう畑中という名のキャビネットができた。できれば長い付き合いをたのむよ」
 水本弁護士はそんな風に言って裁判官の話題が走りだすのを食い止めた。
「うん。しかし、この件で畑中くんが直接関与した事件の加害者は全て確保されたことになるんだろう。まぁさすがに、これでしばらく終わりだろうね。卒論頑張りたまえ」
 そんな風に水本弁護士は言ってくれた。
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