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24 知ってほしい
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カチャリと部屋のドアが開く。
スケッチブックを勝手に見ていたことは、さすがに言えない。慌てて机から離れて、部屋の真ん中に移動した。
廊下から顔を覗かせた日向が、部屋の中心に突っ立っている俺を見て目を見開く。
「井出……ずっと立ってたの?」
「あー……う、うん」
罪悪感から、歯切れの悪い返事をしてしまった。ペットボトルを二本、腕と身体の間に挟んだ日向が、怪訝そうな顔をして部屋に入ってくる。
どうしよう。あまりにも挙動不審だと、スケッチブックを見たことがバレるかもしれない。ええと、えーっと……!
「あのっ、マジで友達の部屋とか何億年ぶりでっ」
俺の必死な言い訳を聞いた日向が、おかしそうに顔を綻ばせる。
「……俺も、友達を部屋に入れたのは何億年ぶり」
「な、仲間じゃんっ」
「うん、そうだね」
日向は俺の前まで歩いてくると、穏やかな笑みを浮かべたまま見下ろしてきた。低くて優しい声が、頭上から降ってくる。
「緊張してたの?」
「う……っ、うん……」
勿論、それもあった。でもそれよりも、目下俺の頭の中は「どうしてスケッチブックのほぼ全ページが俺の絵なの!?」という疑問で溢れ返っている真っ最中だった。
だって、あれじゃまるで、まるで……!
もしかしたら、日向に聞いたら答えはあっさり返ってくるかもしれない。だけど無断で見てしまった手前、聞くに聞けなかった。
「……井出? まだ緊張してる?」
ペットボトルを持っていない方の手の親指で、日向が俺の頬に触れる。
わ……日向が、俺だけを見て微笑んでいる――。
あまりにも整った日向の微笑に視線が釘付けになった俺は、呆けたように日向をただ見上げることしかできなかった。
「し……して、る」
心臓が、痛いくらいドキドキしている。
俺の目から見て、日向が描く俺の横顔はどうでもいい対象をただ写しているようには見えなかった。
なら日向はあの枚数を描けるほど、俺の横顔を見ていたってこと?
あの枚数を描くだけの間、日向が俺のことを思い浮かべていたと思うと――なんだろう、どうしてか分からないけど、叫びながら転げ回りたくなったんだ。
特に、最後のページ。笑顔の俺は、とんでもなく丁寧に細かく描かれていた。まるで絵の中の俺が今にもこっちを向いて笑いかけるんじゃないかと思えるくらいに。
だから……図々しくも思っちゃったんだ。
もしかしなくても――俺、日向に結構好かれてる? と。
考えてみたら、さっきのパンケーキ屋での「あーん」だって、距離感が相当バグってた。あんなの、まるでデートじゃないか。デートなんて生まれてこの方したことないから、想像だけで言ってるけど。
聞きたい。知りたい。だけどやっぱり聞けない。勇気を振り絞って聞いた結果、ただモデルにしただけだよなんて言われたら、自分の自惚れ具合に恥ずかしくなりすぎて軽く死ねるから。
ドクドクドクと、自分の脈動がうるさい。そして俺の頬は、日向の手に触れられたまま。俺は突っ立った状態で、反応できない。
すると、日向が仏頂面のままこてんと首を傾げた。
「井出、ボーッとしてるけど大丈夫?」
「う、うん」
「疲れちゃった? とりあえず……ベッドに座ろうよ」
日向は腕に抱えていたペットボトルのレモン炭酸飲料を二本ベッドの上に置くと、俺の手首を握って「ほら」とベッドに引っ張っていった。
いつぞやと同じように、日向が俺の両脇の下に手を入れる。すると突然、子供を抱き上げるようにして俺をベッドの上に乗せたじゃないか。
「ひえっ!?」
あまりにも唐突で突拍子もない日向の行動に俺が驚いて固まっている間に、日向は遠慮なくズルズルと壁際まで俺を引っ張っていってしまった。うん、強引!
日向は無言のまませっせと俺の背中と壁の間にクッションを差し込むと、俺の肩をゆっくりと後ろに押し、もたれかからせる。
日向はというと、俺のすぐ横で胡座を掻いた。伸ばされた俺の足に日向の膝が触れるほどの、距離。
日向が、ベッドの上に転がされたレモン炭酸飲料を一本、俺に差し出してきた。
「井出、これ飲める? 嫌いじゃない?」
漫画ならここで「ギンッ!」なんていう効果音がつきそうな鋭い眼光を向けられる。
これまでだったら、「だから睨むなって!」と心の中で突っ込んでいたと思う。だけど今、俺の心臓はバクバクとうるさくて、呼吸も苦しくなって、日向の目を見つめることができなくなって、目が泳ぎまくっていた。
「あ、う、うん……平気……っ」
俺の挙動不審な態度のせいか、日向の眉間に皺が寄る。
「……井出? まだ緊張してる?」
「えっ、あ、その、ううん! いただきます!」
有り難くペットボトルを受け取りながら、日向の男臭い大きな手に目線を落とした。日向が俺を凝視しているのが分かる。ヤバい、何か言わないと変に思われる……! 何か、何か話題だ!
そして俺が咄嗟に捻り出したのは、こんな質問だった。
「ひ、日向ってさ、誰にでもそんなに面倒見がいいの?」
すると日向は口を真一文字に結び、首を横に振る。
「井出だけ」
「え、なんで」
どうしよう、心臓が口から飛び出していきそうだ。やっぱり日向は俺のことを特別に思ってるのかもしれない。疑念がどんどん確信に変わっていった。
日向が、あっけらかんと返す。
「だって、相手が井出だから」
「な、なにそれ……。答えになってないんだけど……はは……」
……どうしよう。どうしたらいいんだよ、この微妙な空気! 俺の馬鹿! 一体何を聞いちゃったんだよ!
頭の中は混乱だらけだし、日向に見つめられすぎて顔もまともに見ることができない。駄目だ、日向に変な奴だと思われるのだけは嫌だ……!
そんな時、言うつもりのなかった言葉がポロリと口から飛び出した。俺の心の声が、漏れてしまったかのように。
「そ、それじゃまるで、日向が俺のこと大好きみたいじゃんっ」
俺の言葉を聞いた日向の目が、大きく見開かれる。そのまま、深々と頷かれた。……えっ。
「うん」
低くて短いひと言に、俺の心臓がこれまでで一番大きく跳ね上がる。み、認めた……! や、やっぱり、絵に想いが籠っているように見えたのは正しかった……? え、でもそれって、どういう……?
「嫌いだったりどうでもよかったら、一緒にいない」
「ほ、本当……っ?」
もう、心臓が痛すぎて状況がよく分からない。だから考えなしに言ってしまったんだ。
「おっ、俺も日向は好きだよっ! お前、すっごくいい奴だしっ」
「! あ、りがと……っ」
日向の男臭い端整な顔に、大きな笑みが咲く。途端、嫌な顔をされずに済んでほっとしたせいか、涙が滲んできた。
「あっ、あのさ、実はお、俺……中学の時……友達と、嫌なことがあって……っ」
混乱したまま、あれ、なんで俺こんなこと言ってるんだよ、と自分に疑問を投げかける。だけど、嫌われてないって分かって、俺を――知ってほしくて。
「その……っ、あは、俺、何を言ってんだろな……っ」
もしかしたら本当は、ずっとずっと誰かに聞いてほしかったのかもしれない。そして聞きたかった。
ねえ、あれって俺が全部悪かったのか? 俺だけが悪くて、あいつらは欠片も悪くなかったのかよ――と。
だけど、お前が悪いと言われるのが怖くて、誰にも聞けなかった。
でも、もう嫌だ。いい加減、ビビりな自分の殻を破りたい。滅茶苦茶怖いけど。俺だって、堂々と日向の親友だぜ、お前のこと好きだぜって笑顔で言いたいよ。
だから――だから、俺の話を聞いてもらいたかった。その上で、それでも離れないでいてくれたら、その時俺は……!
「……うん。聞いてる」
真剣な眼差しの日向が、頷いた。
「その……っ、今でも、トラウマで……っ」
頑張れ、俺。言え、言うんだ。日向ならきっと、こんな俺でも見捨てずにいてくれる筈だから。
「うん」
日向が、ベッドの上に固く握られた俺の拳を、励ますように上から包み込む。不覚にも、溜まった涙が瞬きと共に頬を伝い落ちていった。
「友達、うまく作れる奴がずっと、羨ましくて……っ。日向、俺の話、聞いても引かない……?」
「引かない」
いつもの即答が、今回ばかりは頼もしい。
「……へへ」
慈愛に満ちた日向の目を見つめながら、俺は初めて人にあの時の出来事を語り始めたのだった。
スケッチブックを勝手に見ていたことは、さすがに言えない。慌てて机から離れて、部屋の真ん中に移動した。
廊下から顔を覗かせた日向が、部屋の中心に突っ立っている俺を見て目を見開く。
「井出……ずっと立ってたの?」
「あー……う、うん」
罪悪感から、歯切れの悪い返事をしてしまった。ペットボトルを二本、腕と身体の間に挟んだ日向が、怪訝そうな顔をして部屋に入ってくる。
どうしよう。あまりにも挙動不審だと、スケッチブックを見たことがバレるかもしれない。ええと、えーっと……!
「あのっ、マジで友達の部屋とか何億年ぶりでっ」
俺の必死な言い訳を聞いた日向が、おかしそうに顔を綻ばせる。
「……俺も、友達を部屋に入れたのは何億年ぶり」
「な、仲間じゃんっ」
「うん、そうだね」
日向は俺の前まで歩いてくると、穏やかな笑みを浮かべたまま見下ろしてきた。低くて優しい声が、頭上から降ってくる。
「緊張してたの?」
「う……っ、うん……」
勿論、それもあった。でもそれよりも、目下俺の頭の中は「どうしてスケッチブックのほぼ全ページが俺の絵なの!?」という疑問で溢れ返っている真っ最中だった。
だって、あれじゃまるで、まるで……!
もしかしたら、日向に聞いたら答えはあっさり返ってくるかもしれない。だけど無断で見てしまった手前、聞くに聞けなかった。
「……井出? まだ緊張してる?」
ペットボトルを持っていない方の手の親指で、日向が俺の頬に触れる。
わ……日向が、俺だけを見て微笑んでいる――。
あまりにも整った日向の微笑に視線が釘付けになった俺は、呆けたように日向をただ見上げることしかできなかった。
「し……して、る」
心臓が、痛いくらいドキドキしている。
俺の目から見て、日向が描く俺の横顔はどうでもいい対象をただ写しているようには見えなかった。
なら日向はあの枚数を描けるほど、俺の横顔を見ていたってこと?
あの枚数を描くだけの間、日向が俺のことを思い浮かべていたと思うと――なんだろう、どうしてか分からないけど、叫びながら転げ回りたくなったんだ。
特に、最後のページ。笑顔の俺は、とんでもなく丁寧に細かく描かれていた。まるで絵の中の俺が今にもこっちを向いて笑いかけるんじゃないかと思えるくらいに。
だから……図々しくも思っちゃったんだ。
もしかしなくても――俺、日向に結構好かれてる? と。
考えてみたら、さっきのパンケーキ屋での「あーん」だって、距離感が相当バグってた。あんなの、まるでデートじゃないか。デートなんて生まれてこの方したことないから、想像だけで言ってるけど。
聞きたい。知りたい。だけどやっぱり聞けない。勇気を振り絞って聞いた結果、ただモデルにしただけだよなんて言われたら、自分の自惚れ具合に恥ずかしくなりすぎて軽く死ねるから。
ドクドクドクと、自分の脈動がうるさい。そして俺の頬は、日向の手に触れられたまま。俺は突っ立った状態で、反応できない。
すると、日向が仏頂面のままこてんと首を傾げた。
「井出、ボーッとしてるけど大丈夫?」
「う、うん」
「疲れちゃった? とりあえず……ベッドに座ろうよ」
日向は腕に抱えていたペットボトルのレモン炭酸飲料を二本ベッドの上に置くと、俺の手首を握って「ほら」とベッドに引っ張っていった。
いつぞやと同じように、日向が俺の両脇の下に手を入れる。すると突然、子供を抱き上げるようにして俺をベッドの上に乗せたじゃないか。
「ひえっ!?」
あまりにも唐突で突拍子もない日向の行動に俺が驚いて固まっている間に、日向は遠慮なくズルズルと壁際まで俺を引っ張っていってしまった。うん、強引!
日向は無言のまませっせと俺の背中と壁の間にクッションを差し込むと、俺の肩をゆっくりと後ろに押し、もたれかからせる。
日向はというと、俺のすぐ横で胡座を掻いた。伸ばされた俺の足に日向の膝が触れるほどの、距離。
日向が、ベッドの上に転がされたレモン炭酸飲料を一本、俺に差し出してきた。
「井出、これ飲める? 嫌いじゃない?」
漫画ならここで「ギンッ!」なんていう効果音がつきそうな鋭い眼光を向けられる。
これまでだったら、「だから睨むなって!」と心の中で突っ込んでいたと思う。だけど今、俺の心臓はバクバクとうるさくて、呼吸も苦しくなって、日向の目を見つめることができなくなって、目が泳ぎまくっていた。
「あ、う、うん……平気……っ」
俺の挙動不審な態度のせいか、日向の眉間に皺が寄る。
「……井出? まだ緊張してる?」
「えっ、あ、その、ううん! いただきます!」
有り難くペットボトルを受け取りながら、日向の男臭い大きな手に目線を落とした。日向が俺を凝視しているのが分かる。ヤバい、何か言わないと変に思われる……! 何か、何か話題だ!
そして俺が咄嗟に捻り出したのは、こんな質問だった。
「ひ、日向ってさ、誰にでもそんなに面倒見がいいの?」
すると日向は口を真一文字に結び、首を横に振る。
「井出だけ」
「え、なんで」
どうしよう、心臓が口から飛び出していきそうだ。やっぱり日向は俺のことを特別に思ってるのかもしれない。疑念がどんどん確信に変わっていった。
日向が、あっけらかんと返す。
「だって、相手が井出だから」
「な、なにそれ……。答えになってないんだけど……はは……」
……どうしよう。どうしたらいいんだよ、この微妙な空気! 俺の馬鹿! 一体何を聞いちゃったんだよ!
頭の中は混乱だらけだし、日向に見つめられすぎて顔もまともに見ることができない。駄目だ、日向に変な奴だと思われるのだけは嫌だ……!
そんな時、言うつもりのなかった言葉がポロリと口から飛び出した。俺の心の声が、漏れてしまったかのように。
「そ、それじゃまるで、日向が俺のこと大好きみたいじゃんっ」
俺の言葉を聞いた日向の目が、大きく見開かれる。そのまま、深々と頷かれた。……えっ。
「うん」
低くて短いひと言に、俺の心臓がこれまでで一番大きく跳ね上がる。み、認めた……! や、やっぱり、絵に想いが籠っているように見えたのは正しかった……? え、でもそれって、どういう……?
「嫌いだったりどうでもよかったら、一緒にいない」
「ほ、本当……っ?」
もう、心臓が痛すぎて状況がよく分からない。だから考えなしに言ってしまったんだ。
「おっ、俺も日向は好きだよっ! お前、すっごくいい奴だしっ」
「! あ、りがと……っ」
日向の男臭い端整な顔に、大きな笑みが咲く。途端、嫌な顔をされずに済んでほっとしたせいか、涙が滲んできた。
「あっ、あのさ、実はお、俺……中学の時……友達と、嫌なことがあって……っ」
混乱したまま、あれ、なんで俺こんなこと言ってるんだよ、と自分に疑問を投げかける。だけど、嫌われてないって分かって、俺を――知ってほしくて。
「その……っ、あは、俺、何を言ってんだろな……っ」
もしかしたら本当は、ずっとずっと誰かに聞いてほしかったのかもしれない。そして聞きたかった。
ねえ、あれって俺が全部悪かったのか? 俺だけが悪くて、あいつらは欠片も悪くなかったのかよ――と。
だけど、お前が悪いと言われるのが怖くて、誰にも聞けなかった。
でも、もう嫌だ。いい加減、ビビりな自分の殻を破りたい。滅茶苦茶怖いけど。俺だって、堂々と日向の親友だぜ、お前のこと好きだぜって笑顔で言いたいよ。
だから――だから、俺の話を聞いてもらいたかった。その上で、それでも離れないでいてくれたら、その時俺は……!
「……うん。聞いてる」
真剣な眼差しの日向が、頷いた。
「その……っ、今でも、トラウマで……っ」
頑張れ、俺。言え、言うんだ。日向ならきっと、こんな俺でも見捨てずにいてくれる筈だから。
「うん」
日向が、ベッドの上に固く握られた俺の拳を、励ますように上から包み込む。不覚にも、溜まった涙が瞬きと共に頬を伝い落ちていった。
「友達、うまく作れる奴がずっと、羨ましくて……っ。日向、俺の話、聞いても引かない……?」
「引かない」
いつもの即答が、今回ばかりは頼もしい。
「……へへ」
慈愛に満ちた日向の目を見つめながら、俺は初めて人にあの時の出来事を語り始めたのだった。
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