43 / 66
43 守り人の制限
しおりを挟む
嗚咽を漏らすワドナンさんが落ち着くのを待った。
暫くして涙を拭ったワドナンさんが、憑物が落ちたようなスッキリとした顔を僕に向ける。
「……お前の言葉を信じよう」
「ワドナンさん!」
嬉しくなって、勝手に笑みが溢れてきた。やった、ワドナンさんが信じてくれたなら、百人力だ!
「だが」
急に重々しい雰囲気に変わると、声を潜めて続ける。
「長老は『贄』制度について快く思ってはいなかった。だからあの子以降『贄』は捧げられていなかったが、長老の孫であるローニャを担ぐ奴らは、長老の抑制がなくなったら何をし始めるか分からないぞ。手を打つなら早く動かないと拙いことになる」
なんと、長老はどちらかというとワドナンさん寄りだったのか。意外だった。
僕の考えが顔に出てしまっていたのか、ワドナンさんがこれまでに見せたことのないくしゃりとした笑顔を見せる。
「お前が長老のことをどう思っていたかは知らんがな、そこまで悪い方ではない」
「そうだったんですか……それは失礼しました」
「……俺がいつまでも声を聞けないことで、暫くしてあの子が『贄』として失敗したのでは、と指摘された」
「えっ」
はは、とワドナンさんが笑い声を上げた。
「俺はその時、頭を下げて頼み込んだ。あの子の死が確認できるまで、次の対応を待ってほしいと。あの子が生きてきた全てを、失敗のひと言で無駄にしないでほしいと」
……長老は、どこまで気付いていたんだろう。是非とも聞いてみたかったけど、体調が思わしくない現在、そもそももう一度きちんと会話を交わせるかも微妙だ。
ワドナンさんが続ける。
「実際、他に『贄』にできそうな年齢の子供はいなかったからな。疑われつつも、暫くは待ってくれることになった。元があの傷だ。しかも子供ひとりで、この森の中で暮らすのは厳しいものがある。いずれは死に、さすれば自然と声が聞こえるようになるだろうとな」
即死ではなくとも、怪我を負った小さな子供がひとりで生きていけるとは通常考えられない。長老は世界の為にユグの死を望み、ワドナンさんは親の愛ゆえにユグの生を望んだのだ。
ワドナンさんは、どれほど声が聞こえないままなことを望んだんだろう。待つしかない彼が抱えていた焦燥感は、生半なものではなかった筈だ。
「守り人の中では、やっぱり『贄』の命が声を聞くのには必要だという認識だったってこと、ですよね?」
「ああ、そうだな。これまで我々はずっとそうしてきたしな」
となると、やはり現在の守り人に正しい情報は伝わってなかったんだ。世界樹が肥大することにより起きた情報の断絶は、不必要な命を求め続ける結果になった。
ワドナンさんが、眉間に皺を寄せる。
「だが、半年が経ち、一年が経ち、そして二年が経ち。長老は『贄』が正確に捧げられなかったのだと判断を下した」
「そうだったんですか……」
「俺だけでなく、声が聞こえるようになる筈の血縁のファトマも一向に声が聞こえないからな。あの子の生死を確認するにも、そもそも聖域に深く踏み入ることを禁じていた為、守り人の中で対立が起きた」
『贄』を捧げてから二年後ということは、子供の守り人が地上に現れて僕たち研究者が大騒ぎをした時期だ。僕たち研究者がはしゃいでいる間、守り人一族は大きな問題の最中にいたのだ。
そして気付く。ワドナンさんが語る中に、僕の推測と合致するものがあることを。『声が聞こえるようになる筈の血縁のファトマ』。台座に書かれていた古代語の僕の解釈が合っていた証拠だ。
ワドナンさんは淡々と続ける。
「聖域を犯すべからずという伝統を重んじる者もいれば、もっと聖域の理解を深め、且つ地上と接点をという新しい考えを積極的に推す者もいる。俺や長老がどちらかに肩入れすれば、村の均衡が崩れる恐れがある。そもそも我々守り人は地上に過剰に接触してはならない存在だから、俺は現状維持の立場を取った。あの子を探されたくない俺にとっては好都合だったからな」
「長老もですか?」
「ああ。最初はそうだった。それでもその頃から少しずつ、聖域の奥深くへと入っていく者が現れ始めた。長老の孫であるローニャは積極派でな。あやつをかわいがっていた長老は、強く反対できなかった。だから俺は……あの子が見つからないことを祈るしかなかった」
ワドナンさんが保守派側に寄った理由は、全てユグの為だったんだ。このことを、早くユグに伝えてあげたくなった。
「あの……、過剰に接触してはいけない存在、と言うと?」
「守り人は世界樹の声を聞くことができる。世界樹の声を反映させるべく伝令になるのが我々一族に課された責任だ」
聞いているという意味で、僕は無言のまま首を縦に振る。
「だが、守り人は世界樹という上位の存在の声を聞ける特権を持つが故に、地上の生き物よりも上位の存在であると驕りやすい」
「あ、僕も守り人はそう思ってるから偉そうだなって思ってました」
「全く……」
呆れたようにワドナンさんに見られてしまい、苦笑で返した。
「……その為、我々守り人には制限が課されている。実際にそれを試した者は命が惜しいのでいないがな」
「制限? そんなものがあるんですか?」
真面目な顔で頷くワドナンさん。
「それを神の定めた理と納得すればいいのだがな。馬鹿なことに、守り人の長い歴史の中で、地上の覇者たらんとした者は何度か現れたそうだ」
「覇者……」
思わず呟いた。そんなことをして何が楽しいんだろう? というのが僕の率直な意見だった。でも、世の中の人は権力が好きで仕方ない人も沢山いるらしいから、そういう人の目には地上の覇者という立場は魅力的に見えるのかもしれない。
「地上の覇者になることは、明確な越権行為にあたる。理を無視して世界を統べようとすれば、世界樹は枯れ地上は滅びの道を進む」
こくり、と僕は頷いた。ユグがスラスラと口にした守り人に伝わる言葉にもあった内容だ。
「ユグから聞きました。『天界からの使者、地上を三国に定める。均衡を破る者いれば、世界樹を枯らし種を滅ぼすと設定す』というものですよね?」
「そうだ。最大の戒めとして、これは全ての守り人に子供の頃から叩き込まれる」
元は石盤があったそうだけど、その石盤も存在が確認されなくなって久しいそうだ。危機感を覚えた当時の守り人が、絶対に守らなければならないものだと口伝に切り替えたのかもしれない。
「だが、天界より定められし規則が適用されるのは地上の生き物に対してだけじゃないか、と考える者も現れた。守り人は特別な存在だから規則の対象に含まれないのでは、ということだな」
「実際はどうなんですか?」
「さあな。どこにも確証はないが、世界を破滅に導く可能性のある行動を看過はできない」
だからそいつらは皆粛清された、と淡々と告げるワグナンさん。粛清って……そういうことだよね。う……っ。
ワドナンさんが、鼻でフンと笑う。
「そもそも守り人には制限が課せられているのだ。たとえ世界の覇者となったとして、いっときの栄華に過ぎん」
「え? それはどういう――」
僕がワドナンさんに更に尋ねようとした、その時。
ゴゴゴゴゴ……ッという地響きが聞こえた直後、地面が大きく揺れ始めた。
暫くして涙を拭ったワドナンさんが、憑物が落ちたようなスッキリとした顔を僕に向ける。
「……お前の言葉を信じよう」
「ワドナンさん!」
嬉しくなって、勝手に笑みが溢れてきた。やった、ワドナンさんが信じてくれたなら、百人力だ!
「だが」
急に重々しい雰囲気に変わると、声を潜めて続ける。
「長老は『贄』制度について快く思ってはいなかった。だからあの子以降『贄』は捧げられていなかったが、長老の孫であるローニャを担ぐ奴らは、長老の抑制がなくなったら何をし始めるか分からないぞ。手を打つなら早く動かないと拙いことになる」
なんと、長老はどちらかというとワドナンさん寄りだったのか。意外だった。
僕の考えが顔に出てしまっていたのか、ワドナンさんがこれまでに見せたことのないくしゃりとした笑顔を見せる。
「お前が長老のことをどう思っていたかは知らんがな、そこまで悪い方ではない」
「そうだったんですか……それは失礼しました」
「……俺がいつまでも声を聞けないことで、暫くしてあの子が『贄』として失敗したのでは、と指摘された」
「えっ」
はは、とワドナンさんが笑い声を上げた。
「俺はその時、頭を下げて頼み込んだ。あの子の死が確認できるまで、次の対応を待ってほしいと。あの子が生きてきた全てを、失敗のひと言で無駄にしないでほしいと」
……長老は、どこまで気付いていたんだろう。是非とも聞いてみたかったけど、体調が思わしくない現在、そもそももう一度きちんと会話を交わせるかも微妙だ。
ワドナンさんが続ける。
「実際、他に『贄』にできそうな年齢の子供はいなかったからな。疑われつつも、暫くは待ってくれることになった。元があの傷だ。しかも子供ひとりで、この森の中で暮らすのは厳しいものがある。いずれは死に、さすれば自然と声が聞こえるようになるだろうとな」
即死ではなくとも、怪我を負った小さな子供がひとりで生きていけるとは通常考えられない。長老は世界の為にユグの死を望み、ワドナンさんは親の愛ゆえにユグの生を望んだのだ。
ワドナンさんは、どれほど声が聞こえないままなことを望んだんだろう。待つしかない彼が抱えていた焦燥感は、生半なものではなかった筈だ。
「守り人の中では、やっぱり『贄』の命が声を聞くのには必要だという認識だったってこと、ですよね?」
「ああ、そうだな。これまで我々はずっとそうしてきたしな」
となると、やはり現在の守り人に正しい情報は伝わってなかったんだ。世界樹が肥大することにより起きた情報の断絶は、不必要な命を求め続ける結果になった。
ワドナンさんが、眉間に皺を寄せる。
「だが、半年が経ち、一年が経ち、そして二年が経ち。長老は『贄』が正確に捧げられなかったのだと判断を下した」
「そうだったんですか……」
「俺だけでなく、声が聞こえるようになる筈の血縁のファトマも一向に声が聞こえないからな。あの子の生死を確認するにも、そもそも聖域に深く踏み入ることを禁じていた為、守り人の中で対立が起きた」
『贄』を捧げてから二年後ということは、子供の守り人が地上に現れて僕たち研究者が大騒ぎをした時期だ。僕たち研究者がはしゃいでいる間、守り人一族は大きな問題の最中にいたのだ。
そして気付く。ワドナンさんが語る中に、僕の推測と合致するものがあることを。『声が聞こえるようになる筈の血縁のファトマ』。台座に書かれていた古代語の僕の解釈が合っていた証拠だ。
ワドナンさんは淡々と続ける。
「聖域を犯すべからずという伝統を重んじる者もいれば、もっと聖域の理解を深め、且つ地上と接点をという新しい考えを積極的に推す者もいる。俺や長老がどちらかに肩入れすれば、村の均衡が崩れる恐れがある。そもそも我々守り人は地上に過剰に接触してはならない存在だから、俺は現状維持の立場を取った。あの子を探されたくない俺にとっては好都合だったからな」
「長老もですか?」
「ああ。最初はそうだった。それでもその頃から少しずつ、聖域の奥深くへと入っていく者が現れ始めた。長老の孫であるローニャは積極派でな。あやつをかわいがっていた長老は、強く反対できなかった。だから俺は……あの子が見つからないことを祈るしかなかった」
ワドナンさんが保守派側に寄った理由は、全てユグの為だったんだ。このことを、早くユグに伝えてあげたくなった。
「あの……、過剰に接触してはいけない存在、と言うと?」
「守り人は世界樹の声を聞くことができる。世界樹の声を反映させるべく伝令になるのが我々一族に課された責任だ」
聞いているという意味で、僕は無言のまま首を縦に振る。
「だが、守り人は世界樹という上位の存在の声を聞ける特権を持つが故に、地上の生き物よりも上位の存在であると驕りやすい」
「あ、僕も守り人はそう思ってるから偉そうだなって思ってました」
「全く……」
呆れたようにワドナンさんに見られてしまい、苦笑で返した。
「……その為、我々守り人には制限が課されている。実際にそれを試した者は命が惜しいのでいないがな」
「制限? そんなものがあるんですか?」
真面目な顔で頷くワドナンさん。
「それを神の定めた理と納得すればいいのだがな。馬鹿なことに、守り人の長い歴史の中で、地上の覇者たらんとした者は何度か現れたそうだ」
「覇者……」
思わず呟いた。そんなことをして何が楽しいんだろう? というのが僕の率直な意見だった。でも、世の中の人は権力が好きで仕方ない人も沢山いるらしいから、そういう人の目には地上の覇者という立場は魅力的に見えるのかもしれない。
「地上の覇者になることは、明確な越権行為にあたる。理を無視して世界を統べようとすれば、世界樹は枯れ地上は滅びの道を進む」
こくり、と僕は頷いた。ユグがスラスラと口にした守り人に伝わる言葉にもあった内容だ。
「ユグから聞きました。『天界からの使者、地上を三国に定める。均衡を破る者いれば、世界樹を枯らし種を滅ぼすと設定す』というものですよね?」
「そうだ。最大の戒めとして、これは全ての守り人に子供の頃から叩き込まれる」
元は石盤があったそうだけど、その石盤も存在が確認されなくなって久しいそうだ。危機感を覚えた当時の守り人が、絶対に守らなければならないものだと口伝に切り替えたのかもしれない。
「だが、天界より定められし規則が適用されるのは地上の生き物に対してだけじゃないか、と考える者も現れた。守り人は特別な存在だから規則の対象に含まれないのでは、ということだな」
「実際はどうなんですか?」
「さあな。どこにも確証はないが、世界を破滅に導く可能性のある行動を看過はできない」
だからそいつらは皆粛清された、と淡々と告げるワグナンさん。粛清って……そういうことだよね。う……っ。
ワドナンさんが、鼻でフンと笑う。
「そもそも守り人には制限が課せられているのだ。たとえ世界の覇者となったとして、いっときの栄華に過ぎん」
「え? それはどういう――」
僕がワドナンさんに更に尋ねようとした、その時。
ゴゴゴゴゴ……ッという地響きが聞こえた直後、地面が大きく揺れ始めた。
55
あなたにおすすめの小説
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
転生悪役弟、元恋人の冷然騎士に激重執着されています
柚吉猫
BL
生前の記憶は彼にとって悪夢のようだった。
酷い別れ方を引きずったまま転生した先は悪役令嬢がヒロインの乙女ゲームの世界だった。
性悪聖ヒロインの弟に生まれ変わって、過去の呪縛から逃れようと必死に生きてきた。
そんな彼の前に現れた竜王の化身である騎士団長。
離れたいのに、皆に愛されている騎士様は離してくれない。
姿形が違っても、魂でお互いは繋がっている。
冷然竜王騎士団長×過去の呪縛を背負う悪役弟
今度こそ、本当の恋をしよう。
うそつきΩのとりかえ話譚
沖弉 えぬ
BL
療養を終えた王子が都に帰還するのに合わせて開催される「番候補戦」。王子は国の将来を担うのに相応しいアルファであり番といえば当然オメガであるが、貧乏一家の財政難を救うべく、18歳のトキはアルファでありながらオメガのフリをして王子の「番候補戦」に参加する事を決める。一方王子にはとある秘密があって……。雪の積もった日に出会った紅梅色の髪の青年と都で再会を果たしたトキは、彼の助けもあってオメガたちによる候補戦に身を投じる。
舞台は和風×中華風の国セイシンで織りなす、同い年の青年たちによる旅と恋の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる