魔窟で死にそうだったので最後にお願いをしてみました【改稿版】

緑虫

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7 ルスランの気持ち

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 キリルはルスランの上に跨りながら、自分の後孔を解していく。

「ん……っ」

 ルスランは荒い息を繰り返しながら、すぐ目の前でキリルの痴態を食い入るように見つめていた。精悍な顔つきに、今はギラギラした雄くさい表情が加わっている。

 ルスランが自分を欲していると思うだけで、 早く挿れたい、ルスランとひとつになりたい、という気持ちで一杯になった。

 大分解れてきたところで、残り少ない魔力を使用して洗浄魔法をかける。勃ち上がったルスランの剛直の先端からは、耐え切れないとばかりに透明な体液が溢れ出しているのが見えた。

 キリルは手を伸ばすと、ルスランから出ている液体をルスランの陰茎に塗りつける。

「ああ、キリル、それは……っ」

 堪らなさそうな眼差しで、ルスランが呻いた。

 キリルは妖艶に微笑むと、為すがままにされているルスランの太いモノに、ゆっくりと身体を沈めていく。

 エリザベータの指とは全く違う感触に、キリルの全身に一瞬で快感が走り抜けていった。

「あ、ああ……っ!」

 小刻みに腰を上下させていると、少しずつキリルの中にルスランが沈んでいく。足がガクガクした。咄嗟にキリルがルスランの逞しい肩に手を乗せると、ルスランはハッとしてキリルの腰を大きな手で掴む。

「んっ」

 ルスランの体温のあまりの気持ちよさに、足の力がカクンと抜けてしまった。ルスランのモノは大きい。だからゆっくり挿れていこうと思っていたのに、勢いよく入っていってしまった。

「あっ、ルスラン!」
「わっ、や、やばい……っ」

 まだ全てが入り切っていない、しかも擦ってもいない状態だというのに、ルスランの固い棒が脈動を始めてしまう。

「あっごめ、イッちまった……!」

 ルスランが浮かべる恍惚の表情に、キリルはこれをルスランに与えたのは自分なのだと、激しい興奮を覚えた。

 ちゅ、とルスランに重ねるだけのキスをする。

「滑らかになるからいいよ」

 小さく微笑むと、ズン! と一気にルスランの中に入っていった。視界一杯に、眩い星が瞬く。

「んあ……っ!」
「はあ……っ、はあ……っ!」

 ギラついた目をしたルスランと、暫し見つめ合った。

「……繋がれたね」
「ああ……!」

 ルスランのモノは柔らかくなることはなく、我慢できないとばかりにピクピクしたままだ。はあ、と吐くルスランの熱い息が愛しくて、もっと繋がりたくて、キリルは腰を上下に振り始めた。

「あ……っ、お腹の中、ルスランで一杯……!」

 中にみっちりと収まっているから、動く度に快感を拾って激しく動くのが難しい。

 キリルはゾクゾクして気持ちいいけど、ルスランは少し物足りなさそうにも見えた。

 くちゅ、くちゅ、とキスを交わしながら、尋ねる。

「……ルスラン、次は上になる?」
「あ、ああ」

 ルスランを深く挿し込んだまま、キリルは仰向けになろうと体重を後ろに傾けた。ルスランはキリルに覆い被さってくると、本能に従い腰を振り始める。――思ったよりも、激しい。

「あっあっ……待ってよ、いきなり激し……っ!」
「キリル、キリル、ずっと可愛いと思ってた……!」

 パンパンと破裂音を立てながら、ルスランがキリルを大きく揺さぶる。キリルはルスランの首に手を回すと、必死でしがみついた。さすがは剣士だ、脚の力もキリルを押さえる力も半端ない。

「ああっ! あ、あ、んんっ!」

 自分が主導権を握って童貞を卒業させるつもりだったのに、一瞬で攻防がひっくり返ってしまったことに、征服されたゾクゾクとした喜びを感じる。

 エリザベータに征服されるのはあんなにも嫌だったのにルスランなら許せるのは、キリルが心からルスランのことを愛しているからなのかもしれない。

「キリル、ずっと好きだった……!」
「――え?」

 今、ルスランはなんて言ったのか。

「い、今なんて――んぅっ」

 尋ねようとしたキリルの口は、ルスランによって塞がれた。
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