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〖9〗華の告白
しおりを挟む「私は、白霜さまをお慕いしています。白霜さまは、私に親切にして下さいました。そんな私はいつの間にか私は傲慢になりました。白霜さまは私を愛してくれる。私だけを愛してくださる。それを笠に着て、他の貴方への取り巻きへの嫉妬。美しい動物が貴方に近づけば、妬んで、嫉んで。『白霜さまが認めるのは同じ眷属の私だけです。お下がりなさい』ふわふわの毛を逆立てて、そう言うことしか出来ない、小さく無力な他の動物が馬鹿にされてきた、薄汚く眷属の白い兎などではないとと思われる私が眷属としての優越感と貴方の特別であることを同時に味わいました。私にとって貴方は唯一の便りでした。今まで貴方と一緒に生きて参りました。貴方を利用しながら、いつの間にか貴方に恋をして、貴方に愛されていると思わないと、独りが怖くて。こんな兎を守ってくれる、愛してくれるのは白霜さまが初めてでした。いえ白霜さまの心に、私が勝手に棲んだ気でおりました。申し訳ありません。今まで有難うございました。さようなら。あなたを愛していました」
最後くらい笑おうと震えながら白霜さまを見つめる私を見て、白霜さまは笑いました。
「君の悩みは小さい。私も美しい動物が君が近づこうとしていると、『私の眷属に近づくな』と威嚇してしまいます。華さん、私は貴女が好きです」
私の感情が溢れます。白霜さまは、今は『誰もいませんから泣いてください』と仰りそして『あなたはこんなときにも、笑いながら泣くんですね』そう言い、白霜さまも、泣きながら笑いました。
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