いつか帰ってくるよと君は泣いた

カシューナッツ

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いつもの君に恋してる《白亜編》

白亜。デート、しよう?《12》

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「白亜~」

にやにやとした嫌な口元。近づいてくる嫌な予感。



「何?秀英」
「これ、欲しくない?」


アシュッケナージさんのピアノコンサート!!もう指揮しかしないと思ってた! 


「どうしたの、これ!S席じゃん!」
「親父のコネ!」

堂々として、爽やか!
秀英のお父さんは凄腕の調律師。
いいなあ。僕は、昔ピアノを習っていた。高校生になって、辞めちゃったけどクラシックは大好きだ。
野菜は美味しいけど、
家は畑や田んぼにコンサートチケットは生えてこないからなあ。

「スッゲエ親父の調律気に入ってくれて、お礼がしたいって。ペア」

「頂戴!」

「じゃ、あげるからデート、しよ。白亜」

「………琥太郎に、悪いよ。行かない」


僕はしょんぼり下を向いてると、



「じゃ、一緒にコンサートいかない?その後、適当~に、スタバでも行って、解散!悪くないでしょ?」

「スタバ高いからミスドがいい。ホットのロイヤルミルクティー、おかわりできるんだよ」

「了解」




───────────
琥太郎には、俺のピアノコンサートで偶々俺に合ったとでも、何とでも言えるよね?

ヒソヒソと話してると琥太郎への罪悪感が、もやもやが、薄れていく。



浮気じゃない。偶々ピアノを聴きに行くだけ!
お茶くらい、友達となら行く!
 




…………………………………………………………

割りきって、当日、まるでファッションショーだ。
何着ていこう。
昔ピアノの発表会で着た、黒のスラックス、グレーのシャツ、等に決まる。



会場につくと秀英がいた。

まっすぐ僕に向かって、

僕を見つめて歩いてくる。



これが、女の子やそっちの男の子なら天にも昇る思いなんだろうなあ。


実際、秀英は少女マンガさながらのの主人公の憧れの王子様だ。相変わらずの美男子。友達の中だったら、贔屓なしに、秀英が正当はイケメンだ。

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