いつか帰ってくるよと君は泣いた

カシューナッツ

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いつもの君に恋してる《白亜編》

僕と琥太郎で積み重ねたもの《16》

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こ、これは喜ぶべきなのか、どうなのか。
ただ、興奮する僕もいる。


『白亜………好きだ…………好きだよ』

琥太郎の声ってこんなに色っぽかった?切なかった?

あ、あの時、何も考えられなくなるのは琥太郎のこの色香のせいだ。
この、今にも泣きそうな琥太郎の声のせいだ。好きなのに、悪いことをしているような琥太郎の少し掠れた声。 


隙間から盗み見してしまう。
いけないと解っているのにみちゃう。
恋人にもプライバシーがあるのはわかっているけどさぁ。
自分のことを思いながらする恋人はやはり、愛しいものじゃないかな。

あんな、間抜けな姿、恋人以外なら笑っちゃうよ。



好きな人のスッキリ現場をガン見して、爽やかに『続きやってみせて』と言ったなら何かしらのプレイだ。変態だよ。僕が子供だから?大人は違うの?



中々琥太郎はスッキリ出来ない。僕はドアをノックした。うわずった声をだす琥太郎。

可哀想に、ビックマグナムは萎れてしまった。あ~中途半端の悲しさ。

そこへ舞い込んだ天使の声。

『白亜~!お父さんがお腹痛いから迎えにきて欲しいって。母さんちょっと出かけてくるからね~。聴いてる~?』

『聴いてるよ~』

『今から行って来るから』

『いってらっしゃい~!』

~!』からの即キス。
今日のベッドはめちゃめちゃ激しかった。


琥太郎は三回スキン替えた。
誰もいないからめっちゃ声だしたのが琥太郎が感じたみたい。

『すき、こたろっ』

『俺も、ごめん、はくあ、歯止めきかないっ』
………………………………………………………………

『大好き。白亜。俺、この時間が一番好き。すっげぇ幸せ』

琥太郎は肩口に僕の頭を乗せ、薄茶色の少し巻いた髪を撫でながら笑う。

僕も整ってない呼吸の中、琥太郎を見つめるのが好きだ。筋肉質な身体。優しい笑顔。



琥太郎が初めてで、今まできた。
琥太郎も初めてで、今まできた。

全部積み重ねて。階段を昇るように。
…………………………………………………………

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