眠らない傷痕─孝明の場合・佐伯の場合

カシューナッツ

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《前編》

孝明の場合④──花を傷つけた理由

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 どんどん白い薔薇が増えていった。あれから数えて約三ヶ月が過ぎた。もう、とうに春一番もふいた。木々も植物も全てが目覚める季節なのに、和也だけはまだ目を覚まさない。今は部屋中白い薔薇だらけだ。端から見たら、もう常軌を逸しているのかもしれない。そう、孝明は思い、笑う。白い薔薇は萎れて、花びらを散らすものも増えていく。仕事が片付き次第、花屋に寄って、スイーツの店に寄る。それから和也の入院している病院へ向かう日々が続く。桜もちらほら咲き始めた。電車内、うたた寝をする人たちが多い。和也も、きっと長いうたた寝だ。もう少しで目が覚める。そう思う。でなければ罪悪感と絶望に押し潰されそうだ。そして今日も会いに行く。勤め先の病院から和也の入院している病院まで電車で近いので、楽だ。
 眠り続ける和也に毎日語りかけた。昔の話。楽しい話。明るい話だけを独りで笑いながら話す。医学部のメンバーとの飲み会。佐伯と三人で行った海や水族館や湖、高原。
「楽しかったなぁ。あの頃は幸せだったなぁ。和也。お前は年取らないな。ずっと、あの頃のままだ。時間が止まっているみたいに綺麗なままだな。俺はただのおじさんになっちまったよ」
 毎日意識の無い和也に会いに来て、一人話しかけ続ける。他人からみたら惨めを通り越して滑稽かもしれない。そして和也にとっていいことなのか、それは解らない。悪影響なのかもしれない。生きることに希望を持てなくなるほど、追い詰めた奴の声だ。死んでほしいほど憎い奴の声だ。愛してたなんて言葉の“あや”だ。自分なら愛せない。声なんて聴きたくない。
 毎日、診察を終え、階段を降り、電車に揺られる。行かない方がいいかもしれない、いつも頭をよぎる。それでも会いたくて。会いたくて、たまらなくて、階段を昇り会いに行く。
 
 いつも病室のドアを開ける度に孝明は、和也と、今日も無事お互い一日を終えやっと会えたというような安心感を覚える。だから必ず、病室のドアを開ける時に、『ただいま。お土産あるぞ』と言う。昔みたいに。和也は甘いものが苦手だったけれどチョコレートなら好きだったから、昔はよく、仕事帰りのついでにスイーツの店でチョコレートのシュークリーム買ってきていた。今日も買ってきた。昨日も、一昨日も、その前も。毎日一個づつ。わざとらしい明るい『ただいま』の返答はもちろんなくて、ただあるのは虚しい静寂。微笑みながら『おかえり』と言う和也に会いたい。どうしてあんな扱いを繰り返したんだろう。どうして和也をあそこまで追い詰める前に引き返さなかったんだろう。あのバスルームの惨状が、約三ヶ月が経ち、フラッシュバックのように脳裏にまざまざと甦る。
 会いたくない。会わせる顔がないすぎる話だと思う。自分の望むことばかりだ。和也は起きたくないんだ………俺に会いたくないから。だから、目を覚まさない。
   ***
 和也はゆっくり死が染み込むように痩せ細っていく気がする。確かにCVポートで高カロリー輸液をとっているから見間違いのはずなのに。死が腕に、指に、細くなって華奢な指先に絡みつくように思えた。ベッドに跪き、指先を握りしめ額にあてる。冷たい、指だ。孝明は、頭を抱え声を殺して泣いた。誰にも聴かせられない。全て自分のせいなのに和也を責めている感じがしてしまう。和也が自らを犠牲にしてまで均衡を保っていた細い線を、何の躊躇いもなく切ったのは、紛れもない孝明だ。すっと手を離し、目元を隠して言う。
「また買ってきちった、シュークリーム。ちゃんと中はチョコレートだ。好きだったよな」
 わざと明るい声でさっきまで泣いていたことを隠しながら冷蔵庫にいれる。聴こえていないだろうし、見えていないだろうけれど、つい変に強がってしまう。毎日前日に買ってきたものがそのまま残っていて、当たり前になっているけれど、孝明は薔薇を買うのと同じようにシュークリームを買ってくる。
「もらうぞ。食っちまうぞ。早く起きないと、なくなっちまうぞ」
 ベッドの脇の丸椅子に腰掛け、泣きながら今日が賞味期限のチョコシュークリームを食べる。クリームが口の端についた。こんな時でも思い出すのは和也のこと。
 昔、夕飯のあと二人で珈琲を飲みながらチョコシュークリームを食べていた。和也が笑う。
『チョコついてる、孝明』
『何処?』
 ここ、と言うように和也は自分の口唇の上を人差し指で指差す。舌をのばすが届かない。
『ティッシュとるから待って』
 と言う和也に、悪戯を思いついた少年の顔で孝明は、
『和也、キスしてとってよ』
 孝明が甘えてそう言うと、仕方がないなぁと言う顔をして和也は孝明の唇に口づけた。
『ありがと』
 孝明は、満足そうにそう言い和也にキスをし笑う。キスはクリームより何倍も甘くて幸せだった。記憶の全てに和也がいる。何を見ても和也を思い出す。全ての物、季節、香りに和也がいる。あんなに好きだった。愛してた。幸せだったはずなのに。
 写真のような記憶『鳥の唐揚げ』『蜜柑の寒天』孝明はまだこの二つを見ると気分が悪くなり、苦しくなる。その当時の記憶を思い出そうとする。パズルのピースが音をたてて一気にはまり、一枚の絶望的な絵本が出来上がった。
   ***
 吐きそうになりながらも一口食べて我慢すべきだった。
「もう作らないでくれ」
 と言い、ベッドにでも逃げ込むべきだった。それが、いきなり怒って皿を投げて。泣かせて。いきなりの雨に打たれた花が萎れて露をこぼすみたいだった。
 あの夜が初めてだった。鎖のような暴力の始まりは。その日は、自分が長く担当していた患者が亡くなった日だった。随分入院が長かった子供だった。はっきり言って助かる見込みは殆ど無い病気だった。けれど孝明は必死で繋いだ生命の糸を手繰った。その糸が切れた時の、医者としての無力感。しかも孝明は数日前に当直で、救急搬送された患者を術中死させたばかりだった。心臓を病んだおばあさんだった。搬送された時にはもう、無理だと思っていたが、やはりつらかった。うなだれて帰ってくる孝明を、和也は元気づけようと思って鳥の唐揚げと蜜柑の寒天を作って待っていた。和也は何も知らなかった。ただ、孝明が元気のない声で、電話で「今日は早めに上がるから」と言ったから、和也なりの精一杯で料理を作って待っていてくれていた。孝明は玄関のドアを開けた瞬間嫌な予感がした。この、油の臭い……。運ばれた唐揚げと寒天を見て孝明は、震える怒鳴り声で、
「いらねぇよ、こんなもん!よりによって俺の一番大嫌いなもん作りやがって!」
 和也は、怯えた表情で目を見開き、
「だ、だって……昔、懐かしいって、言ってた…から……」
「口答えすんなよ!嫌な思い出しかねぇよ。こんなもん!」
 ダイニングテーブルを思いっきり拳で叩き、白い対のうちの一つの取り皿を壁に向かって思いっきり投げた。パリンッという硬質な軽い音がしてお気に入りの取り皿はただの破片になった。和也は号泣しながらへたりと、床に座りこみ、泣きながら、ただ、『ごめんなさい』を繰り返した。
『もう、作らないから、怒らないで。孝明、僕を嫌いにならないで。僕を捨てないで。許して。もう、作ったりしないから。ごめんなさい。ごめんなさい』
 フラッシュバックする。『ごめんなさい、殴らないで』孝明が殴られながら惨めに顔を腫らしながらも酔った親父に縋りながら泣いていたこと。そのあとの庇いもしなかった母親が作った『慰労』のような唐揚げと寒天。あの思い出したくもない過去がべったりと身体にへばりつく。親父からこれ以上ないというほど殴られた次の日、お袋が大量に作った鳥のからあげ。『温めてたべなさい』と書き置きを残し三回目の家出で、お袋は本当に居なくなったこと。自分はお袋に、

『置いてかれた』んじゃない。
『捨てられた』んだ

 惨めな過去が一気に押し寄せた。お袋が作った大量の鳥の唐揚げは一晩で食べきれるはずもなく、丸三日かけて食べた。まともに働かないボロい冷蔵庫の中、時間の経過のせいで、腐りかけた母親の置き土産の唐揚げと寒天のお陰で、孝明は腹痛で救急車に乗る羽目にになった。
 親父は病院に付き添うこともなければ面会もなく、帰って来た時は酒を飲みながらテレビを見て笑っていた。まるで、孝明なんて存在しないみたいに。
しばらくして父親に胃ガンが見つかった。それからすぐ、交通事故で呆気なく死んだ。
   ***
 孝明は、医者になっても、
 外科部長になっても、
 名医と呼ばれても、
 一般的に見て『裕福』な暮らしをしても、
 所詮自分は、

 『親に捨てられた可哀想なひと』

 なんだと思った。孝明は、和也に手をあげた。その日は酔っていなかった。孝明は『素面』で和也に手をあげた。ぽろぽろ涙をこぼす和也に手をあげることが止まらなかった。蹴って倒れこんだ和也に馬乗りになってまで何回も頬を打った。和也は涙をこぼしながら孝明を見つめていた。頬が真っ赤に腫れて、感覚すらなくなるだろうほど両頬を打った頃、何も言わず、ぎゅっと口を閉ざしていた和也の口から言葉が、微かに零れた。
「孝明……痛いよぅ……やめてよぅ………」
 自分がしていることが親父と重なる。はっとして手を止めた。手が、ガタガタ震える。和也に、和也に、手をあげた。その紛れもない事実に手の震えが治まらない。しかも俺は親父と違って酔ってもいない!孝明は手先が冷えていくのを感じた。親父、以下だ。そう思った。
「………寝る!」
 そう怒鳴り、孝明は寝室に逃げた。ベッドで横になる。両手で耳を塞ぐ。目を瞑る。
   ***
 さっきの和也の瞳、声、言葉。頭から離れない。和也を、確かにこの手はぶった。細かい血管が内出血するくらい。真っ赤な頬に青紫色の細かい斑点が散っていた。ドアの隙間からリビングの和也の気配がする。カチャカチャと孝明が割った白い取り皿の破片を集めている音がする。しばらくして掃除機の音。音の隙間の啜り泣きが気になって中々眠れない。和也はその夜、ずっと泣いていた。夜中、喉が乾いて目を覚ますと、真っ暗なキッチンで鼻を啜る音がした。孝明はわざと苛々したふりをした。いつものように酒を飲んでいたふりをした。和也にばれたくなかった。和也に『捨てられる』こと。それだけが怖かった。あんなことをしておきながら。そして、親父以下の自分を見透かされたくなかった。
「まだ泣いてんのかよ。しつこいぞ」
 そう言おうとして、やめた。何も言えなかった。和也は、シンクの脇の調理台に立ち、泣きながら孝明が手もつけなかった唐揚げと寒天を手掴みで食べていた。ただ、ひたすら唐揚げと寒天を苦しそうに、喉に押し込めるように交互に食べる様子は、あまりに異様で怖くて、哀しかった。
 そのあと和也はトイレで全部吐いて、胃液まで吐いて、貧血と胃痙攣を起こして夜間救急にかかった。ぐったりと顔を真っ青にする和也に孝明はそのとき確かに言った。
『大丈夫か?』
 ではなく、
『死にやしねえよ。全く手間とらせやがって』
 あの日から変わっていった。まるで和也は『傷つけてもいいもの』
 かのように。それから和也の痛みも、苦しみも感情も全て考えることをしなくなった。それから少しして、深酒が当たり前になり、暴力が日常になった。素面で和也に手をあげたことの言い訳だったのかもしれない。
   *** 
 絶対に知られたくなかったけれど、今、眠る和也に、ゆっくりとすべてをポツリポツリと話した。そして、孝明は『許してくれ』の言葉を繰り返した。
 この部屋で動くものは点滴の雫。和也の呼吸する時に軽く上下する肺。もう、物々しい機械類はなくなり、点滴だけになった。他に動くものは何もない。音も、無い。それでも和也はここにいる。部屋一面の白い薔薇。花瓶がもう間に合わなくなって清掃用の青バケツに生けた薔薇を見て苦笑する。窓際の古い、枯れた薔薇を捨てる。
「薔薇、枯れちゃったな。お前、枯れた花を捨てるとき、いつも泣きそうなくらい、しょんぼりしてたよな。少し淋しいけど、明日また新しい薔薇を持ってくるよ。花瓶ももっと必要か?流石にバケツはちょっと雰囲気出ないからな」
 話しかけながら泣けてくる。手を握り、何かに祈る。
「頼むよ。頼むから、目を開けてくれ。こんな、腕なんて細くなって。死んでしまいそうだよ。どんな後遺症があっても世話をするよ。全部俺のせいだから。佐伯は大丈夫だっていっていたけど、記憶がなくなったとしても、世話をさせてくれ。お前がお前であることに代わりはないんだから。ごめんな、和也。ごめんな」
 小声で呟くように語りかければかけるほど不安になってくる。明日病室に来たら、和也が居なくなっていそうで怖い。目を覚まし、自分がいない間に『君は要らない』と言う意思表示をされることが怖い。孝明は笑う。ここを去る?当たり前だ。孝明から逃げたい、もう希望がない。だから死のうとした。つまりは、そういうことだ。孝明が口を挟む余地は何処にもない。居なくなるのが、当然なのに。
「家になんか、帰りたくないよな。嫌な思い出がありすぎるもんな。俺なんかと暮らしたくないよな。一緒に居たくないよな」
 孝明はぼんやりとベッドと眠り続ける和也の隙間に突っ伏す。ここしばらく、あまり寝ていないし、ろくに飯も食べてない。
   ***
「早川先生、痩せましたね」
 最近病院のスタッフに言われる。消毒液臭いベッドから和也の匂いがほのかにする。安心していつも三十分ほど、和也に語りかけながら仮眠をとるからかもしれない。
「『夕陽が追いかけてくる。逃げたくなる』昔、言ってたな。あの頃に戻りたいよ。俺は『守ってやる』って言ってた。お前の大切さがまだ解ってた頃だな。時間が戻れば良いのにな。夕陽……解る気がするよ。あのオレンジ色した光が怖い。追いかけてくるなら永遠に陽が沈まない所へ逃げよう?遠く誰も追いかけてこれない場所に。独りでは行かせないから。それに俺も最近、夕陽が怖いんだ。あのオレンジ色が、バスルームを思い出すんだ。でも、電球は、代えてない。自分のしたことを思い出すように。俺はお前を守ってやれるほど、昔ほど強くなくなってしまったけど、夕陽に追いつかれたら光が見えないように俺の胸を貸すよ。夕陽が何処かへ行くまで背中をさするよ。夕日が沈んだら、髪を撫でるよ。もう大丈夫だって」
 髪を柔らかに撫でる感触。夢の中でも、和也は優しい。指が随分痩せたように感じる。
「あれから、部屋を模様変えしたんだ。質のいい遮光カーテンにしたよ。料理も少しだけ覚えた。もし、家に帰ってきてくれたら……いや、帰ってくるのが嫌なら遊びに来るだけでもいい。美味しいものご馳走するよ。カレーは覚えた。お前が作るのと同じ味に仕上がって、なんか泣けてきたよ。色々隠し味入ってるんだな。料理って大変なんだな」
 うとうと、と半分無意識の夢を見ながら考える。和也が足への自傷行為の傷が少し良くなってから気づいたことがある。最初あの時は気が動転していて気づかなかったが、全てが今の傷ではない。少し前どころか、むしろかなり古い傷が多い。昔、何かあったのか。心をボロボロにする奴がいたのか?しかも今よりずっと深い傷ばかりで、必ず縫わなければいけないような、そんな傷ばかりだった。孝明は時計を見る。
「三十分か」
 浅い眠りを彷徨いながら、ただ、髪を優しく撫でてくれる和也の指の感触が生々しい。孝明はガーゼがとれた和也の髪に触れた。傷ついた花に触れるようにそっと、触れる。
   ***
「傷、もう大丈夫だからな。あんなに血が出て。痛かったよな。でも、CTでも、MRIでも異常はないって。お前は俺に会いたくないんだよな。でも俺は会いたいよ。お前の薄茶の目をみたいよ。柔らかい声を聞きたいよ。目が覚めて、俺はお前の前にいない方がいいのか?お前のことをこうさせたのは、俺だもんな。そういや俺、何も知らないんだな。お前のこと。お前は聞き上手で話すのは俺ばっかりで。昔、お前が何に悩んでいたか、苦しんでいたか、何も知らない。昔のこと、訊いて楽になるなら聴くから。話したくないことなら無理には聴かないよ」
 語りかけた後、ただ、見つめる。見つめられるだけで贅沢だ。あの時発見が遅かったら、佐伯と斎藤の処置がなかったら、和也はここに居ない。
「和也、いつも俺が休めるところを作ってくれてありがとうな。美味い料理も、暖かい風呂も、綺麗な部屋も。思ってるのに言わないんじゃ、思ってないのと一緒なのに。それと、な……殴ってごめん。蹴って、ごめん。たくさん傷……つけて…ごめん……和也、許し………」
 ポタポタと涙が落ちた。
「許して。許して…。許……してくれ。いや、こんな…クズ、許さないでいい。一生、恨んでくれ。でも、忘れないで。一生に…憎んでて……いいから。愛してる……和也。だから…忘れないでくれ。ずっと…待ってるから。お前が…目を覚ますのを、待ってるから。クズみたいな奴だけど……待ってる奴がいることを、忘れないでくれ」
 俺はベッドに顔を埋めた。右頬に、温もりを感じた。優しい柔らかな指。夢の続きは優しい。
「かず…や?」
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