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毒の仕業〖第24話〗──①
しおりを挟むバタンッと襖が開く音がした。
「空様!良かった!今犯人を探しております」
「いいよ。ただの痺れだけだから。ちょっと荒っぽい挨拶みたいなものでしょう?頭の方もはっきりしているよ。大丈夫。僕こう見えても『しぶとい』んだから」
空は力なく微笑み、
「爺やさん、心配をかけました」
と言った。全く話が見えない蒼に、爺が涙目で捲し立てた。
「全部若様のせいです!今は空様の傍を離れてはいけません!ずっと空様は若様を呼んで………」
ヒックヒックと爺は泣く。
「どういうことだ!話が違うではないか!爺が『空様が毒をお飲みに。………薬師も間に合わず』などと言って。空が、死んでしまったかと………俺のせいで………。冗談がすぎるぞ、爺!」
「ああ、もうっ! なんて鈍い! 簡単に言いますぞ!空様は、毒を盛られたのです!とても強力な! 私がすぐに解毒しましたが、痺れが残られ、お身体が動かなくなり寝かせました。嘘はお灸です。あれからどれだけ空様は悲しんでいたか解りますか?若様が居なくなった後、ずっと泣いて、若様を呼んで。ひたすら呼び続けて。そして、和菓子が届けられました。『空へ、すぐ戻る。すまない』とあり、喜んで食べたらこの通りです。私も食べましたが、私は何ともなく。手紙が添えてあった方を空様が」
「……中々やるな。空の性格なら手紙の方を食べるに決まっている。爺はあらゆる毒の耐性があるから目論みが外れても問題ない。爺も相手の目星はついているみたいだな」
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