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19話 魔帝
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「り、理事長!? 何処から見てたんですか?」
「君が泣き出した所から」
「それほぼ最初からじゃないですか!」
ユウナさんは理事長に抗議している。
ボクは傍観しながら自然と口角が上がった。
こんな慌てふめるユウナさんは、非常に面白い。
普段の凛々しい姿……最近は違うな、最近はただの年頃の少女。
ん? 魔力の乱れが正しくなっている。
理事長と話している内に、ユウナさんの魔力の乱れが正常になっている。
「で何の用ですか?」
「無粋な事を、担当直入に言うぞ」
理事長の空気が変わる、それと同時にこの場の空気が重くなる。
医療室の魔力の荒ぶっている。
理事長の空気だけで、この場の魔力が大分荒ぶるか。
これだけで推測できる事は、魔力量が段違い。
「まずはドルグアについてはすまない。こっちの監督ミスだ」
監督ミス、本当にそうなのか? ドルグアという人間に、問題がある気がする。
彼奴は自尊心の塊その物。
ドルグアが魔道具を使った時の発言。
「あの野郎これ不良品じゃねえか」
魔技場での闘いも二時間後と、提案したのはドルグア。
二時間の間に魔道具を用意できるな。
協力者がいるのか?
「どうかしたか?」
「いえ特には」
協力者がいると脳内には過ったが、一々報告する事でもない。
それにユウナさんを、虐めている一人ならば、居ても不思議ではない。
「それでボクに何か言いたい事あるんですよね?」
「あぁ、まずは勝利おめでとう。リステリの昇格と君のクラス分けは待ってくれ」
濁した言い方な気がする。
気のせいか? だんだんと理事長の表情が曇る。
気持ち悪いくらい綺麗に、流れている魔力に一瞬乱れが生じた。
「迷い中ですか?」
「いや違う。正確的には色々と抗議中だ」
「何かクロ君に問題があるんですか?」
「クロには何もないが、色々と問題だらけだ。まずリステリから貰った資料と違う」
資料? あれ話しだけじゃないの? まぁいいや。
「不気味で危険ですか?」
「ッ!! あ、そうだ、君は実に危険で不気味だ」
だから抗議中か、啖呵を切って言った身からすれば、別に悪い事ではない。
不気味でも危険でもいい、ユウナさんの実績の為にも認めさせる。
この学園にボクの存在を……こんな事を思うんだな。
まだ人間身は残っている。
自分に少し驚きながらも安心感を抱く。
「クロ、君は魔法が使えるのか?」
一体この言葉を何度聞いた事か。
そしてボクはいつも同じ回答をした。
だけど今回は違う! ボクの答えは……。
「使えますよ」
「そうか、君は何処出身なんだ?」
意気揚々と誇らしくボクは言った。
だけど、それを覆すような一言。何処出身。
理事長ならば、ボクがヒュウガの生家をバレるかもしれない。
もしバレるならば理事長だけでいいが、今ここでユウナさんにはバレたくない。
ボクはもうヒュウガではない。
「言いたくないです」
「そうか君はヒュウガの生まれではないか?」
胸がドクンと打つ、鼓動が速くなる。
今の言葉は確信的な発言ではない、だけど何かしらの根拠がある。
そう捉えるしかない、それが一体何か分からない。
怖い、怖い、怖い、体が悲鳴を上げるのが分かる。
胸が心臓がキュッと締められる感覚。
誰か助けて、何度も願った言葉。
でもきっと誰も助けてはくれない、ボクは口にだして助けを求めない。
求めてはダメだと理解している。
次の瞬間、手に暖かさと少しの重さが乗る、それと同時に強く握られた。
ユウナさんがボクの手を握ってきた。
一体何故握られているか分からない。
だけど安心感が生まれる。
「クロ君はヒュウガじゃありません。あんなゴミな! ヒュウガじゃないです!」
「ゴミって、リステリとヒュウガは似た者同士だろ?」
「確かにそうですけど! 私は大嫌いなんです!」
うん、ユウナさんの言葉で冷静になれた。
リグの時も感じていたが、ユウナさんはヒュウガを嫌っている。
何か恨みがあるのかなって、思うレベルだ。
それを聞く勇気もない。
絶対にボクヒュウガでバレたくない。
バレた瞬間、絶対嫌われて捨てられる。
「どうして理事長は、あのゴミの名前を出したんですか?」
理事長はこめかみを抑える。
流石にユウナさん言い過ぎだなと思う。
「クロの力だよ、あの時ワシは一定の可能性を見出した」
「可能性ですか?」
「リステリならば気付いてるだろ?」
「魔帝ですか?」
その単語には聞き覚えがある。
執事長がくれた魔道具、魔帝に愛された武器。
そのくらいしかボクは、魔帝の情報を知らない。
一体その魔帝がどうしたんだろう?
「クロ君が魔帝の力を秘めているんですか?」
「確定ではない。ただの可能性だ、もしそうならば帝国は黙っていない」
帝国──別名魔法国ユーグリア。
今ボクらがいる大陸の頂点、それが古代最古の魔法国ユーグリア。
大陸によって様々な国はある、それでもユーグリアはどの国にも優れている。
それにはヒュウガやリステリが、大きく関わっている。
この二つの家系がユーグリアを、今も優れており最強といわせる由縁。
だけどそこに魔帝が何故関わる?
「何も理解していないって感じだな」
「えっクロ君? 魔帝について何も知らない?」
「はいすみませんが」
横でユウナさんは呆れた表情をしている。
呆れながらボクに魔帝に、ついて説明をしてくれた。
魔帝、ユーグリアに実在したと、いわれている伝説の魔法師。
彼の一つ一つの魔法と魔力は、一つの国を簡単に滅ぼせる程。
ヒュウガとリステリが共通し、最強の家系と言われているのは、この魔帝が関係している。
ヒュウガとリステリは魔帝の子孫。
代々と固有の魔法と魔力を継承されていたが、ある時を境にお互いの家系は、仲違いを起こし時代と、共に魔帝の名は闇に消え去っていた。
この説明、物凄く引っ掛かる。
何故闇に消え去ったのならば、理事長は知っている? それにユウナさんは当たり前の知っている。
「どうして二人は魔帝について詳しいんですか?」
「リステリ家はね、魔帝を敬い信仰しているから、闇に消えても知っている」
「クロ、君は帝国に学園は何個あるか知っているか?」
「二つ?」
「そうだ、一つはここ魔法院学園ソロモン。もう一つはヒュウドル、ソロモンは魔帝が創った学園。理事長になるとね、魔帝の資料を所有できる」
なるほど二人が魔帝について、知っている理由は分かった。
それでも分からないのが、ボクと魔帝の関係性。
「君が泣き出した所から」
「それほぼ最初からじゃないですか!」
ユウナさんは理事長に抗議している。
ボクは傍観しながら自然と口角が上がった。
こんな慌てふめるユウナさんは、非常に面白い。
普段の凛々しい姿……最近は違うな、最近はただの年頃の少女。
ん? 魔力の乱れが正しくなっている。
理事長と話している内に、ユウナさんの魔力の乱れが正常になっている。
「で何の用ですか?」
「無粋な事を、担当直入に言うぞ」
理事長の空気が変わる、それと同時にこの場の空気が重くなる。
医療室の魔力の荒ぶっている。
理事長の空気だけで、この場の魔力が大分荒ぶるか。
これだけで推測できる事は、魔力量が段違い。
「まずはドルグアについてはすまない。こっちの監督ミスだ」
監督ミス、本当にそうなのか? ドルグアという人間に、問題がある気がする。
彼奴は自尊心の塊その物。
ドルグアが魔道具を使った時の発言。
「あの野郎これ不良品じゃねえか」
魔技場での闘いも二時間後と、提案したのはドルグア。
二時間の間に魔道具を用意できるな。
協力者がいるのか?
「どうかしたか?」
「いえ特には」
協力者がいると脳内には過ったが、一々報告する事でもない。
それにユウナさんを、虐めている一人ならば、居ても不思議ではない。
「それでボクに何か言いたい事あるんですよね?」
「あぁ、まずは勝利おめでとう。リステリの昇格と君のクラス分けは待ってくれ」
濁した言い方な気がする。
気のせいか? だんだんと理事長の表情が曇る。
気持ち悪いくらい綺麗に、流れている魔力に一瞬乱れが生じた。
「迷い中ですか?」
「いや違う。正確的には色々と抗議中だ」
「何かクロ君に問題があるんですか?」
「クロには何もないが、色々と問題だらけだ。まずリステリから貰った資料と違う」
資料? あれ話しだけじゃないの? まぁいいや。
「不気味で危険ですか?」
「ッ!! あ、そうだ、君は実に危険で不気味だ」
だから抗議中か、啖呵を切って言った身からすれば、別に悪い事ではない。
不気味でも危険でもいい、ユウナさんの実績の為にも認めさせる。
この学園にボクの存在を……こんな事を思うんだな。
まだ人間身は残っている。
自分に少し驚きながらも安心感を抱く。
「クロ、君は魔法が使えるのか?」
一体この言葉を何度聞いた事か。
そしてボクはいつも同じ回答をした。
だけど今回は違う! ボクの答えは……。
「使えますよ」
「そうか、君は何処出身なんだ?」
意気揚々と誇らしくボクは言った。
だけど、それを覆すような一言。何処出身。
理事長ならば、ボクがヒュウガの生家をバレるかもしれない。
もしバレるならば理事長だけでいいが、今ここでユウナさんにはバレたくない。
ボクはもうヒュウガではない。
「言いたくないです」
「そうか君はヒュウガの生まれではないか?」
胸がドクンと打つ、鼓動が速くなる。
今の言葉は確信的な発言ではない、だけど何かしらの根拠がある。
そう捉えるしかない、それが一体何か分からない。
怖い、怖い、怖い、体が悲鳴を上げるのが分かる。
胸が心臓がキュッと締められる感覚。
誰か助けて、何度も願った言葉。
でもきっと誰も助けてはくれない、ボクは口にだして助けを求めない。
求めてはダメだと理解している。
次の瞬間、手に暖かさと少しの重さが乗る、それと同時に強く握られた。
ユウナさんがボクの手を握ってきた。
一体何故握られているか分からない。
だけど安心感が生まれる。
「クロ君はヒュウガじゃありません。あんなゴミな! ヒュウガじゃないです!」
「ゴミって、リステリとヒュウガは似た者同士だろ?」
「確かにそうですけど! 私は大嫌いなんです!」
うん、ユウナさんの言葉で冷静になれた。
リグの時も感じていたが、ユウナさんはヒュウガを嫌っている。
何か恨みがあるのかなって、思うレベルだ。
それを聞く勇気もない。
絶対にボクヒュウガでバレたくない。
バレた瞬間、絶対嫌われて捨てられる。
「どうして理事長は、あのゴミの名前を出したんですか?」
理事長はこめかみを抑える。
流石にユウナさん言い過ぎだなと思う。
「クロの力だよ、あの時ワシは一定の可能性を見出した」
「可能性ですか?」
「リステリならば気付いてるだろ?」
「魔帝ですか?」
その単語には聞き覚えがある。
執事長がくれた魔道具、魔帝に愛された武器。
そのくらいしかボクは、魔帝の情報を知らない。
一体その魔帝がどうしたんだろう?
「クロ君が魔帝の力を秘めているんですか?」
「確定ではない。ただの可能性だ、もしそうならば帝国は黙っていない」
帝国──別名魔法国ユーグリア。
今ボクらがいる大陸の頂点、それが古代最古の魔法国ユーグリア。
大陸によって様々な国はある、それでもユーグリアはどの国にも優れている。
それにはヒュウガやリステリが、大きく関わっている。
この二つの家系がユーグリアを、今も優れており最強といわせる由縁。
だけどそこに魔帝が何故関わる?
「何も理解していないって感じだな」
「えっクロ君? 魔帝について何も知らない?」
「はいすみませんが」
横でユウナさんは呆れた表情をしている。
呆れながらボクに魔帝に、ついて説明をしてくれた。
魔帝、ユーグリアに実在したと、いわれている伝説の魔法師。
彼の一つ一つの魔法と魔力は、一つの国を簡単に滅ぼせる程。
ヒュウガとリステリが共通し、最強の家系と言われているのは、この魔帝が関係している。
ヒュウガとリステリは魔帝の子孫。
代々と固有の魔法と魔力を継承されていたが、ある時を境にお互いの家系は、仲違いを起こし時代と、共に魔帝の名は闇に消え去っていた。
この説明、物凄く引っ掛かる。
何故闇に消え去ったのならば、理事長は知っている? それにユウナさんは当たり前の知っている。
「どうして二人は魔帝について詳しいんですか?」
「リステリ家はね、魔帝を敬い信仰しているから、闇に消えても知っている」
「クロ、君は帝国に学園は何個あるか知っているか?」
「二つ?」
「そうだ、一つはここ魔法院学園ソロモン。もう一つはヒュウドル、ソロモンは魔帝が創った学園。理事長になるとね、魔帝の資料を所有できる」
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