イシュラヴァール放浪記

道化の桃

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第二章 娼館編

14 交錯

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 高い塀の向こうに落ちていく夕日を、マリアは遣る瀬ない思いで眺めていた。
「請け出す、って言うものを、止められないからねぇ……」
 溜め息と共に、誰にともなく吐き出す。ライラは無口な娼妓おんなだったが、明日でいなくなると思うと寂しい気持ちもした。
 いつも気付くと近くにいて、マリアの独白を拾い上げては返答してくるイドリスは、遥か遠くで庭に落ちた塵芥を拾っている。
 その向こう側に、軽やかな足取りで門を通って来る青年をみとめた。
「あら、あなたは」
 ライラの客の、若い軍人――エディだ。いつもはひと月に一度しか来ないのに、数日と置かずに来るとは珍しい――と、一瞬違和感を覚えたが、
(ああ、そうか。先週は先客がいて部屋に通せなかったんだわ)
と思い至る。
「あの、ライラに本を……この間、渡しそびれて……」
「え、ああ……」
 マリアはエディが差し出した本を一旦受け取り、しばし眺めてからエディに返した。
「ごめんよ。ライラはね、身請けが決まったんだ」
「な……んですって……!?」
 エディは驚きに目を見開いた。思わず階段を駆け上がりかけたエディの腕を掴んでマリアが引き止める。
「ダメよ!一昨日からそのお客がずっと買いきってるんだ。部屋には入れないよ」
「あ――でも、あ、あ……ライラ、そんな――」
 階段の上のライラの部屋のドアを見上げてエディは言った。
「もう、会えないのか……?」
 マリアは強い視線でそれに応えた。
「あ……ああ、そんな……」
 よろよろと、薄暮の庭にエディが出ていく。
「……ごめんよ」
 マリアにはそれしか言えなかった。
 エディの足取りは重かった。もう会えない、と言われても、なんとかひと目だけでもと、未練が足を門から遠ざける。
 建物の周囲をぐるりと回り込み、気付けばライラの部屋の真下にいた。
 黄昏時の淡い闇の中、ふと白いものが視界の端に映った。
 なんだろう、と思って目を凝らすと、折しも夕風が吹いてきて、草の間でカサリとそれが震える。
「……紙?」
 近づいて拾い上げてみると、それは丸められた紙片だった。表裏に細かな文字が印刷され、一片は無造作に破られている――本の1ページを切り破ったものだった。
「……なんでこんなものが――」
 エディは紙を広げて、更に息を呑んだ。と、その時。
「やれやれ、見つけちまったか」
 背後から声がして振り向くと、この娼館の男――確かイドリスといった――がエディに近づいてきた。
「やあ、若い旦那」
「イドリスさん……これ、この紙は」
「昨日から庭にコロコロ転がっていてなァ」
 イドリスはポケットから紙の束を取り出すと、エディに渡した。どれも同じ、本の一枚を切り破った紙だ。
「これは――僕がライラに貸している本のページだ。ライラが――!」
 イドリスはしっ、と口に指を当てた。
 見上げると、ライラの部屋の窓が開いている。
「……イドリスさん、ライラを助けなきゃ」
 エディは小声で囁く。
「わかってる」
 イドリスも小声で応えた。
 紙にはところどころ、穴が空いていた。よく見ると、単語の中の一文字がくり抜かれている。それらを繋げると。
『た』『す』『け』『て』――。
 間違いない。ライラがエディの本を破って、隙を見て穴をあけ、窓から投げ捨てたのだ。
 ――ライラが助けを呼んでいる。
「旦那、こっちだ」
 イドリスは建物の更に裏手へとエディを連れていく。帳場のある入り口のちょうど反対側に、外階段がついていた。階段は二階を通り過ぎて、屋根裏に当たる部分に小さな扉がついている。
「ここが物置になっている」
 イドリスとエディはその狭い入り口から中に入った。イドリスの言葉通り、そこは暗い物置だった。天井は屋根の傾斜のまま斜めに落ちている。天井は低く、男二人は腰を屈めなければ歩けないが、広さはかなりある。奥の方は闇に沈んで見えなかった。
「若い旦那。あいつの客はかなりの手練てだれだ。まともにやりあって勝てる相手じゃねぇ。奴は一日に何度か部屋を出る、その時を狙う」
 エディは頷いた。
「僕は士官学校をトップで卒業したんですよ。負けません」
 エディは自身に満ちた笑みを浮かべた。イドリスはその若さを頼もしく思いつつ、釘を刺す。
「と、してもだ。あいつは恐らく傭兵だ。実戦経験の少ない坊やが舐めてかかると、返り討ちに逢うぞ」
「――わかりました」
 二人は床板を上げ、そっと梯子を降ろす。そこは娼妓たちの個室が並ぶ二階の、一番奥だった。

 その黒い髪の男は、いかにも長い距離を旅してきた、という風体をしていた。その砂だらけの姿や、どこか憔悴した様子の表情から、マリアはすぐにこれがあの碧眼の男の「連れ」だと察した。
「ここにファーリアというおんなはいるか」
 ファーリア。そんな名の娼妓は『夜の兎』にはいない。だが。
「……背中に疵痕のあるおんなかい?」

 とんとん、と軽く扉を叩く音に、随分早かったな、と碧眼の男は思った。ジャヤトリアからの使者が着くのは明日の早朝、早くて深夜だと思っていた。
「お客さん、お客さん。いらっしゃいましたよ、お連れさん」
 いまいく、と返事をし、ちらりと寝台の上の女を見遣った。女はまだ宵の口だというのにぐったりと眠っている。
 無理もない。二日二晩、意識を取り戻す度に痛めつけ、昼となく夜となく犯し続けたのだ。もう目覚めることすら嫌だろう。念の為、女の口に布を押し込んで紐で縛り、声を出せなくしてから、男は部屋を出た。
 男が階段を降りていくのと同時に、廊下の奥からエディが駆けてきてライラの部屋に滑り込んだ。イドリスがそれに続く。
 目に飛び込んできたライラの姿に、エディは愕然とした。
「ライラ……っ!」
 寝台に縛りつけられた細い手首には真っ赤な紐の跡が付き、身体のあちこちにミミズ腫れができて、ところどころ血が滲んでいる。叩かれたのだろうか、泣き濡れた頬についた赤い掌の跡が痛々しい。激しく乱れた敷布は、体液と血液とで汚れきっていた。
「なんてことを……!ライラ……あああ、ライラ……!」
 自身も泣きそうになりながら、エディはライラを縛っている紐を剣で切り、口に詰まった布を取り出した。
「……ひでぇことしやがる。なんて野郎だ……クソ、もっと早く来るべきだった……!」
 後から来たイドリスも唇を噛む。
 エディが上着を脱いでライラにかぶせ、抱き上げようとした、その時だ。
 シュリィン――。
「えっ」
 エディも、イドリスさえも、その瞬間起きたことを眼で捉えることができなかった。
 気がついたら、ライラがエディの剣を手にして立っていた。――切っ先をエディの喉元に向けて。

 階下に降りた男は、ジャヤトリアからの使者が来たというのが女主人の勘違いだったことを知った。ジャヤトリアの兵ならば赤いマントを纏っているはずだ。第一、単身で来るなどあり得ない。
 腰に差した剣のつかに手を掛けて問う。
「――誰だ、貴様は。ジャヤトリアの兵ではないな」
 黒髪の男もまた、剣の柄に手を掛ける。
「……ファーリアはどこだ」
「あの女は俺が買い取った」
「――階上うえか」
 黒髪の男が一歩、踏み出した。
 碧眼の男が剣を抜きざまに体当たりをする。
 黒髪の男も剣を抜いてそれを受ける。
「ちょっと!やめとくれ!あんたたち、何を」
 マリアの叫びに、すぐ横の柱廊にいた娼妓たちがキャアァ……と叫んで散り散りに逃げ出す。
 キィン、カシィン、と抜き身の剣を切り結びながら、二人の男は庭に出た。
「貴様、何者だ?あの女とどういう関係だ」
 碧眼の男が問うた。
「……ファーリアは、俺が連れて帰る」
 ハッ、と碧眼の男は笑い飛ばす。
「もう俺が請け出した。残念だったな」
「……ジャヤトリア辺境伯の手の者か」
「まあ、そんなところだな。もうすぐ応援が来る」
 言いながら、碧眼の男の突きが黒髪の男の胸元を狙う。ひらりと躱した黒髪の男の袖を、切っ先が裂いた。むき出しになった腕を見て、碧眼の男の動きが止まった。
「その刺青――」
 腕には、砂漠の遊牧民によく見かける刺青が彫られていた。それはつい先程まで見ていたものにそっくり似ていた。
「そうか。お前、あの女の奴隷印を潰したのはお前か」
 にやり、と碧眼の男が笑った。黒髪の男の顔色が変わる。
「――見たのか、あれを」
 ふと、碧眼の男の方から吹いてきた夜風に、混ざりあった体液の匂いを嗅ぎ取った。
「刺青どころか、丸々二日、じっくりとな。昔にも一度抱いたことがあるが、相変わらずいい味だったぜ――」
 黒髪の男――ユーリは、頭に血が上るのをおぼえた。

 二人の男が前庭で激しい攻防を繰り広げている頃。
 二階では、ライラが剣をエディに突きつけたまま、膠着していた。エディは新米とはいえ国軍兵士だし、イドリスも腕にはそこそこ覚えがあったが、不思議なほど反撃の隙がなかった。
 イドリスはライラを止めようと、一歩踏み出しかけたが、その瞬間ライラの剣がエディの皮膚に触れたので、動きを止めた。
「動くな、イドリス。わたしは本気だ。あなたとエディも殺してでも、あいつから逃げる」
 ライラが静かに言った。
「――服を脱いで、エディ」
「おい、ライラ……やめろ、その旦那はお前を助けに来たんだぞ」
「助けに?どうやって?身請けの金を出してわたしを囲うのか?」
「それは……」
 イドリスは言葉に詰まった。エディは真っ赤になって俯いた。
「――だが、『夜の兎ここ』で娼妓にこんな扱いをするのは許されない。だから……」
 イドリスの言葉をライラが遮った。
娼館ここであいつに殴られても、身請けされて辺境伯に鞭打たれても、わたしにとっては同じだ。あなたとマリアはわたしをあの男に売るしかない。そういう商売みせだから」
 イドリスは何も言えなかった。そうだ。イドリスがライラを20万ラーナで買った。それはまだ半分しか回収できていない。イドリスの立場では、ライラを救うことはできないのだ。
「だったら――だったら大人しく中佐に買われてりゃ良かったじゃねぇか!」
 ふふっ、とライラが微笑った。イドリスが初めて見たライラの笑顔は、諦観に満ちてあまりに悲しげだった。
「同じだ」
 ライラは切り捨てた。
 階下が騒がしい。急がなければ、あの男が戻ってきたら勝てない。
「わたしは逃げる。エディ、服を」
 エディは真っ赤になったまま、服を脱いだ。ライラの言う通りだった。女ひとり救えない自分が情けなかった。
 シャツ一枚と下着姿になったエディは、ライラに剣を向けられたまま、ひざまづいた。ライラにズボンを履かせ、立ち上がって上衣を着せる。ブーツを履かせて靴紐を結び、国軍の紋章の入ったマントを羽織らせる。まるで何かの儀式のように。
(僕にできるのは、これだけか)
 なんて情けない――。
 マントの紐を結び終え、剣の鞘を差し出す。
「ありがとう」
 ライラはエディに短い口づけをし、ひらりとマントを翻す。
 イドリスがすれ違いざまライラの手に裏門の鍵を握らせ、囁いた。
「……奥の梯子から裏へ回れる」
「ありがとう」
 ライラは部屋を出ると、廊下の奥へと駆けていった。
「……イドリスさん、服と靴、貸してくださいね」
 エディがぽつりと言った。

 ライラはエディたちが侵入した経路を逆に辿り、外に出た。
 外はもうすっかり暗かった。前庭では何やら揉めているようだったが、構っている暇はない。ライラは熱帯植物の生い茂る庭を駆け抜け、裏門をすり抜ける。鍵は差したままにした。
 ライラは夜の街を駆けた。門の外に出たのは、レーの奴隷市場で買われて荷車で運んでこられた時以来だったが、マリアに教わったおかげでアルサーシャの街路はほぼ頭に入っていた。
 路地をいくつか抜けると、大通りに出た。
「ここは……」
 その風景には見覚えがあった。いつだったか、この街に初めて来た時、国王が乗っているという金色の馬車を、荷車から降りて拝礼した。
 通りは二頭立てや四頭立ての馬車が悠々とすれ違えるほど広く、夜だというのに人通りも多く賑やかだ。立ち並ぶ商店は道に明るい光を投げかけている。食べ物を売っている露店からおいしそうな匂いがして、ライラは思わず唾を飲んだ。ここ二日、ろくなものを食べさせられていなかった。
 道行く人々に紛れてライラが通りに足を踏み出した時、道の向こうからもうもうと砂埃を上げて、数騎の騎馬が駆けてきた。
 ライラは咄嗟に顔を背けた。騎馬はそのまま大通りを走り去っていった。
 馬上に跨っていたのは、見覚えのあるマントを纏った兵士たちだった。真紅のマントに、蓮の花の紋章――。

 紅いマントの兵士たちは、乗騎のまま『夜の兎』の門を入ってきた。
 兵士の一人が、碧眼の男のすぐ横に馬をつける。
「何をしている。女はどこだ」
「中だ。ちょっと邪魔が入ってな」
 碧眼の男は剣を構えたまま、ユーリから目を離さずに答える。
 兵士が合図すると、後ろに従っていた兵士が一人、娼館の中へと入っていった。
「加勢しよう」
 残り二名の兵士が剣を抜き、碧眼の男と共にユーリを囲む。
「くそ……!」
 三人に囲まれたユーリはそれでも彼らと数太刀を交えたが、間もなく勝ち目がないことを悟った。紅マントのジャヤトリア兵はともかくも、碧眼の男が強すぎるのだ。ジェイクに『王都で目立つな』と言われている手前、ジャヤトリア兵を殺すのも躊躇われる。しかし手加減して勝てる相手ではなかった。ユーリはじりじりと塀際に追い詰められていった。
 その時、娼館の二階のバルコニーから声がした。
「おい!女が逃げたぞ!」
「なん……だって……?」
 碧眼の男の顔から血の気が引いた。思わず館の方を振り向く。男がユーリに背を向けたその一瞬、ユーリはジャヤトリア兵の一人を薙ぎ倒して走った。
「しまった……!貴様!待て!」
 ユーリは庭に繋がれていた黒馬に飛び乗り、叫んだ。
「ファーリア!」
 しかし、どこからも返事はない。
「ファーリア、どこだ!」
 その声は虚しく夜空に吸い込まれていった。
「おい、追うぞ。まだ遠くへは逃げていまい」
 そう言って、紅マントの兵士も馬に跨る。
「くそ……あんなに痛めつけておいたのに……!」
 碧眼の男は悔しさに歯噛みした。そしてユーリを恨めしげに睨みつけた。
「貴様さえ現れなければ――」
「何をしている!行くぞ!」
 ジャヤトリア兵に呼ばれ、碧眼の男は渋々引き揚げていく。
「貴様の顔は覚えたぞ。次は殺す」
 そうユーリに言い捨てると、兵士たちの後を追って駆けていった。
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