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第六章 アルナハブ編
一夜明けて
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エクバターナの街が近付くにつれ、ユーリの気は逸るばかりだった。
日没後も月明かりを頼りに馬を進め、疲れ果ててようやく野営する。だが興奮気味なせいか、日も昇らないうちに目が覚めるので、夜明け前から馬に鞍を着ける。
「おいユーリ、お前は平気かもしれんが、ファティマが限界だぞ」
見かねたカイヤーンが眠い目をこすりながら言った。
「ああ……すまん」
ユーリは初めて、ファティマが出発の準備をしようと立ち上がったまま、うつらうつらと舟をこいでいるのに気付いた。ハッサの顔にも疲労が色濃い。だが、すまんとは言ったものの、ユーリの眼は既に地平線の向こうのエクバターナの街を見つめている。それを見たカイヤーンは溜息をひとつ吐いて言った。
「おいハッサ、あと数時間も馬を歩かせればエクバターナに着く。ファティマと一緒にもう少し休んでから来い。俺たちは先にエクバターナに入って様子を見ている」
「ああ、分かった」
「街の入口に……そうだな、正午くらいに待ち合わせにしよう。俺たちも一旦そこに戻ることにする」
そんなわけで、先行したユーリとカイヤーンがアルナハブの都エクバターナに着いたのは、予定よりだいぶ早い早朝のことだった。
「……なんだなんだ、もうお祭りが始まってるじゃねぇか」
カイヤーンが薄く笑って言った。
エクバターナの街は、戦火に包まれていた。
*****
近衛隊員のマフディは、今回の使節団の中で最も年長だった。士官学校出のエディとは違い、志願兵からの叩き上げだ。母親の一族がアルナハブからの移民だったこともあり、アルナハブ語に長けているということで今回選ばれた。
そのマフディは、エクバターナの街を見下ろす月光宮のテラスで、明けの明星を眺めていた。
「夢にまで見た故郷に来てみたら、戦場になっていました……か」
眼下の市街では、夜通し焚かれていた火があちこちでまだ燻っている。昨夜遅くニケ王妃一派とダレイ王子軍が衝突し、エクバターナの街を二分して戦闘が繰り広げられた。
ハリー王子との会見の場がダレイ王子によって占拠され、王妃軍とともに謁見の間を脱出したのが昨夜十時過ぎのことである。元々クーデターを画策していたダレイ王子は、元々王子が保有していた所領の兵に、アルヴィラ解放戦線の義勇兵を加えた二千の兵力をもって、月光宮とエクバターナの市街を占拠せんと試みた。
対する王妃は、謁見の間から一旦退却して態勢を整え、親衛隊三百名とアルナハブ軍一個師団を指揮してこれの討伐に当たる。市街にはバリケードが築かれ、深夜二時を回った頃に戦線が膠着した。
月光宮の山側は王妃軍が死守していたが、街側の下層部はダレイ王子が占拠していた。エディたちは山側の一室を充てがわれ、交替で仮眠を取っていた。
「マフディ、見張りを交替するよ。じきに夜明けだ」
エディがテラスに出てきた。
「いいですよ。どうせ眠れない」
「僕も一緒だ」
二人はテラスに並んで市街を見下ろした。
「マフディはこっちに親戚がいるんだっけ?」
「俺の一族がアルナハブを出たのはもう何代も前なもんで……ああ、従兄弟が一人、アルナハブに行くって出てったきりの奴がいますが。それももう何年も音信不通ですなぁ」
「そうか……心配だね。この騒ぎに巻き込まれていなけりゃいいけど」
マフディは軽く笑った。
「少佐はお優しいですな。ご自分こそ他国のお家騒動に巻き込まれて大変だってのに」
「僕はそういう仕事を選んだんだから良いんだよ。ただ、町の人達が戦に巻き込まれるのは可哀想だ」
こんな時にでも、エディの笑顔には屈託がない。この若い少佐は余程いい家庭に育ったんだな、とマフディは思った。
「これからどうするんです?」
「ニケ王妃は僕らが無事に帰国できるよう助力すると言ってくれたけど……まず月光宮から出る方法を考えなきゃな。どちらにせよ、明るくなったら戦闘開始だ。僕らはここに待機して、王妃の指示を待つ」
「アトゥイーたちも見つかっていないですしねえ」
マフディの言葉に、エディは暗い顔をした。一番の心配事がそれだった。
「ヨナが追っていったから、無事に合流しているといいんだけど」
昨夜戦った感触では、敵の数は多かったものの腕の立つ者はそう多くはなかった。殆どが雑兵だろう。アトゥイーたちの腕ならそう簡単にやられることはないはずだ。少なくともそう信じるしか、今はやれることがない。
その時、地平線に眩い光が差した。
「夜明けだ」
二人の顔に、小さく緊張が走った。
ややあって、宮殿内の王妃軍が攻撃を開始するのが見えた。少しずつだが、門に向かってじりじりと敵を押し出していく。
「……エディ少佐、ありゃあ……なんでしょうね?」
マフディが目を細め、身を乗り出した。エディもその視線の先を見る。
「光……?いや、……水?」
自然の起伏に沿って入り組んだ町並みの一角に、白い柱が立ったのだ。それはきらきらと朝日を反射して、すぐに崩れ落ちた。と思うと、狭い路地を一気に駆け下り、街に溢れた。
「――洪水だ」
マフディが呟く。場所はまさに、ダレイ王子軍とニケ王妃軍が睨み合っている区域だった。
突然の洪水に両軍の足が乱れるのが、遠く月光宮からも見て取れる。
「いったい何が――」
エディがそう口にした時。
ドォン……
くぐもった音が、今度はすぐそばで聞こえた。直後、ミシッと建物が軋む。
「…………!」
突然の衝撃に二人は思わず身構えたが、それ以上の振動はなかった。
「――エディ少佐!見ろ、あそこ――!」
斜面を這うように築かれた月光宮の、ちょうど中腹付近。
大広間に続く大厨房のある建物から、大量の水が溢れ出した。
日没後も月明かりを頼りに馬を進め、疲れ果ててようやく野営する。だが興奮気味なせいか、日も昇らないうちに目が覚めるので、夜明け前から馬に鞍を着ける。
「おいユーリ、お前は平気かもしれんが、ファティマが限界だぞ」
見かねたカイヤーンが眠い目をこすりながら言った。
「ああ……すまん」
ユーリは初めて、ファティマが出発の準備をしようと立ち上がったまま、うつらうつらと舟をこいでいるのに気付いた。ハッサの顔にも疲労が色濃い。だが、すまんとは言ったものの、ユーリの眼は既に地平線の向こうのエクバターナの街を見つめている。それを見たカイヤーンは溜息をひとつ吐いて言った。
「おいハッサ、あと数時間も馬を歩かせればエクバターナに着く。ファティマと一緒にもう少し休んでから来い。俺たちは先にエクバターナに入って様子を見ている」
「ああ、分かった」
「街の入口に……そうだな、正午くらいに待ち合わせにしよう。俺たちも一旦そこに戻ることにする」
そんなわけで、先行したユーリとカイヤーンがアルナハブの都エクバターナに着いたのは、予定よりだいぶ早い早朝のことだった。
「……なんだなんだ、もうお祭りが始まってるじゃねぇか」
カイヤーンが薄く笑って言った。
エクバターナの街は、戦火に包まれていた。
*****
近衛隊員のマフディは、今回の使節団の中で最も年長だった。士官学校出のエディとは違い、志願兵からの叩き上げだ。母親の一族がアルナハブからの移民だったこともあり、アルナハブ語に長けているということで今回選ばれた。
そのマフディは、エクバターナの街を見下ろす月光宮のテラスで、明けの明星を眺めていた。
「夢にまで見た故郷に来てみたら、戦場になっていました……か」
眼下の市街では、夜通し焚かれていた火があちこちでまだ燻っている。昨夜遅くニケ王妃一派とダレイ王子軍が衝突し、エクバターナの街を二分して戦闘が繰り広げられた。
ハリー王子との会見の場がダレイ王子によって占拠され、王妃軍とともに謁見の間を脱出したのが昨夜十時過ぎのことである。元々クーデターを画策していたダレイ王子は、元々王子が保有していた所領の兵に、アルヴィラ解放戦線の義勇兵を加えた二千の兵力をもって、月光宮とエクバターナの市街を占拠せんと試みた。
対する王妃は、謁見の間から一旦退却して態勢を整え、親衛隊三百名とアルナハブ軍一個師団を指揮してこれの討伐に当たる。市街にはバリケードが築かれ、深夜二時を回った頃に戦線が膠着した。
月光宮の山側は王妃軍が死守していたが、街側の下層部はダレイ王子が占拠していた。エディたちは山側の一室を充てがわれ、交替で仮眠を取っていた。
「マフディ、見張りを交替するよ。じきに夜明けだ」
エディがテラスに出てきた。
「いいですよ。どうせ眠れない」
「僕も一緒だ」
二人はテラスに並んで市街を見下ろした。
「マフディはこっちに親戚がいるんだっけ?」
「俺の一族がアルナハブを出たのはもう何代も前なもんで……ああ、従兄弟が一人、アルナハブに行くって出てったきりの奴がいますが。それももう何年も音信不通ですなぁ」
「そうか……心配だね。この騒ぎに巻き込まれていなけりゃいいけど」
マフディは軽く笑った。
「少佐はお優しいですな。ご自分こそ他国のお家騒動に巻き込まれて大変だってのに」
「僕はそういう仕事を選んだんだから良いんだよ。ただ、町の人達が戦に巻き込まれるのは可哀想だ」
こんな時にでも、エディの笑顔には屈託がない。この若い少佐は余程いい家庭に育ったんだな、とマフディは思った。
「これからどうするんです?」
「ニケ王妃は僕らが無事に帰国できるよう助力すると言ってくれたけど……まず月光宮から出る方法を考えなきゃな。どちらにせよ、明るくなったら戦闘開始だ。僕らはここに待機して、王妃の指示を待つ」
「アトゥイーたちも見つかっていないですしねえ」
マフディの言葉に、エディは暗い顔をした。一番の心配事がそれだった。
「ヨナが追っていったから、無事に合流しているといいんだけど」
昨夜戦った感触では、敵の数は多かったものの腕の立つ者はそう多くはなかった。殆どが雑兵だろう。アトゥイーたちの腕ならそう簡単にやられることはないはずだ。少なくともそう信じるしか、今はやれることがない。
その時、地平線に眩い光が差した。
「夜明けだ」
二人の顔に、小さく緊張が走った。
ややあって、宮殿内の王妃軍が攻撃を開始するのが見えた。少しずつだが、門に向かってじりじりと敵を押し出していく。
「……エディ少佐、ありゃあ……なんでしょうね?」
マフディが目を細め、身を乗り出した。エディもその視線の先を見る。
「光……?いや、……水?」
自然の起伏に沿って入り組んだ町並みの一角に、白い柱が立ったのだ。それはきらきらと朝日を反射して、すぐに崩れ落ちた。と思うと、狭い路地を一気に駆け下り、街に溢れた。
「――洪水だ」
マフディが呟く。場所はまさに、ダレイ王子軍とニケ王妃軍が睨み合っている区域だった。
突然の洪水に両軍の足が乱れるのが、遠く月光宮からも見て取れる。
「いったい何が――」
エディがそう口にした時。
ドォン……
くぐもった音が、今度はすぐそばで聞こえた。直後、ミシッと建物が軋む。
「…………!」
突然の衝撃に二人は思わず身構えたが、それ以上の振動はなかった。
「――エディ少佐!見ろ、あそこ――!」
斜面を這うように築かれた月光宮の、ちょうど中腹付近。
大広間に続く大厨房のある建物から、大量の水が溢れ出した。
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