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イシュラヴァール拾遺
番外編 オアシスの夜 2★
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一夜明け、マルスは辺境伯を追放して、ジャヤトリアを直轄領とする宣言を出した。
屋敷に残った宰相たちとの晩餐を終え、ファーリアを伴って客用寝室に戻ったマルスは、二人きりになるなりファーリアを抱きすくめ、その唇を奪った。
「ん……っ」
「昨夜はいささか性急に過ぎた……今宵はゆるりとそなたを味わいたい――」
戸惑う唇を割り開き、奥深く舌を挿し入れて味わう。
「ん……んっ……」
息もつかせぬほどの激しさにファーリアが喘ぐのも構わずに、舌を絡め取り、甘い唾液を啜る。
「……陛下……いけませ……」
唇の隙間から漏れ出た言葉をファーリアが言い終える前に、マルスは再び唇を塞いだ。
「んっ!」
長い長い接吻の後、ようやくマルスが唇を離した時には、ファーリアはすっかりとろけて力が抜けてしまっていた。頬を上気させ、瞳を潤ませて、縋るように見上げてくる。
「……っハァッ……ハァッ……ハァッ……」
そのままかくんと膝が折れて、その場に座り込みかけたファーリアを、マルスが押し倒す。
「陛下、どうか」
ファーリアは両手で顔を覆った。マルスの身体の下で、軍服姿のファーリアはとても小さく、少年兵のようにすら見えた。側近のシハーブは最初この娘を男だと思っていたらしいが、こうしているとそれも納得できる。男装したファーリアは、身体も心もとても硬い殻で覆われて、その内側に少女の柔らかい肉体を隠しているとはなかなか想像がつかないだろう。
だが、マルスは知っていた。初めて出逢った夜から。
あの夜、月明かりの下で、触れるものすべて切り裂いていくような殺気を放ちながら、同時に、くらくらするほどの女の芳香をその肌にまとわりつかせていた。
そして、たった今も。
この軍服の下にあの匂い立つ躰が隠れていると思うと、それだけで欲情した。
「なぜ拒む。昨日はあれほど感じていたのに」
「あれは!……っ、お忘れください……!」
ファーリアの顔がかあっと紅潮する。
「忘れろと言われると余計に思い出してしまう」
そう言って、マルスはファーリアの首筋に唇を押し付け、ファーリアの襟元の釦をひとつ外した。
「……っ!」
ファーリアは小さく息を呑んで、躰を固くした。抵抗などできるはずがない。相手は国王なのだ。
マルスは構わず服を脱がせていった。軍服の帯を解いて、上衣の釦を順々に外していく。下に着ていた袖のない革製の着込みを、左右の脇下についた四箇所のベルトを外して脱がせると、ファーリアは簡素な下着姿になった。
「私が恐ろしいか?」
マルスはそう言って、残された下着をも取り去った。
「きゃ……!」
「私に抱かれるのが嫌か」
ファーリアは瞳いっぱいに涙と困惑とを浮かべていたが、やがて観念したように目を閉じた。長い睫毛が小刻みに震えている。
「そんなことは……こんな体で良ければ、どうぞお好きに……」
マルスはファーリアのすっかり冷え切った手を取って引き起こした。そして予め傍らに用意されていた絹の下着の袖に、ファーリアの細い腕を通した。
「……あ……?」
思いがけない感触に、ファーリアは思わず目を開けた。
マルスはファーリアを立たせ、自らは跪いて、ファーリアに着せた下着の細い紐を結んでいる。
「陛下!?何を」
「動くな」
驚きのあまり声を上げたファーリアに、マルスは短く命じた。
下着を着せ終えると、マルスは部屋の外に控えていた下女を呼んだ。下女に命じて、ファーリアに薄い桃色の長衣を着させ、その上から白地に金の刺繍を施した上衣を羽織らせる。そして最後に、髪を美しく結い上げさせた。
その様子を、肘掛け椅子に腰掛けたマルスが、ゆったりとワインのゴブレットを傾けながら眺めている。
「女の服もよく似合う」
銀の盆に、干しイチジクと山羊のチーズ、たっぷりの果実が載せられて運ばれてきた。
マルスは着替え終わったファーリアを膝の上に乗せて、イチジクをひとつ摘み上げ、ファーリアの唇に充てがった。ファーリアがされるがままにイチジクを齧ると、ふわりと甘ったるい香りが広がった。
「陛……下……ええと……?」
後宮の姫君のような格好をさせられて、ファーリアはすっかり面食らっていた。
「言っただろう、今宵はゆっくりとそなたを知りたいと」
「でも……なぜこんな」
ファーリアは有無を言わさず着せられた服を見下ろした。
「ああ、この屋敷にある一番上等なものをと命じたのだが、気に入らなかったら許せ」
「そんな。気に入らないなんてことは」
ファーリアは慌てて首を振った。その様子が愛らしくて、マルスはくすりと笑った。
「さて、ファーリア」
マルスはファーリアの髪をすき、後れ毛をくるりと長い指先に巻きつけた。
「はい」
「それがそなたの本名だな?」
「…………はい」
ファーリアはためらいがちに答えた。マルスの膝の上で、居心地悪そうに身を固くしている。
「ジャヤトリアがそなたの故郷か」
「よく……わかりません」
よくわからない、という意味が、マルスにはよくわからなかった。故郷がどこなのかわからないのか、それとも故郷という言葉そのものがわからないのか。ファーリアは賢そうだが、きちんとした教育を受けてきた者の言葉遣いではない。
「家族はどこにいる?」
「……わかりません」
マルスは再び、同じ疑問を抱いた。すなわち、家族の居場所がわからないのか、家族の存在そのものを知らないのか。
マルスは質問を変えた。
「ここで育ったのか?」
「はい」
「なぜ王都へ来た?」
「……」
「言いたくないのか」
「……逃げたんです、キャラバンを」
ファーリアは両眼を閉じた。声が震えている。
「わたしは……陛下が思われるような女ではありません……旦那様が言った通りです、卑しい、淫売……」
ファーリアはまるで意図的に自らを貶めるような言葉を選んでいるかのようだった。だが、そんなことで怯むマルスではない。
「それは私が決めることだ」
さらりと言い切って、ワインを一口飲む。
「ほんとうです。陛下はご存じないから」
「だから知りたいと言っている」
マルスはゴブレットをファーリアの唇にあてた。勧められるまま、ファーリアはそれを一気に飲み干した。そして、するりとマルスの膝から降りた。
「――まだ月のものも始まらない頃、このお屋敷の庭先、すぐそこで」
ファーリアは細い顎をくいと上げて、縁側の先に広がる闇を指した。
「水汲みをしていた時に、旦那様に呼び止められました。そのまま」
ファーリアは暗い庭を見つめたまま続けた。
「……何が起こったのか、最初はわかりませんでした。痛くて……何か悪いことをしたせいで罰を受けたのだと思いました。真昼で、周りには仲間の奴隷もいて、兵士や使用人もたくさん見ていました。誰も何も言わず、ただ犯されるわたしを見ていました。それから毎日、旦那様は気が向いた時間にわたしのところへ来ると、その場で犯していきました。厨房で野菜を剥いていた時は、野菜をそこに挿れられたこともあるし、厩で馬糞を片付けている時は、糞まみれにされて」
淡々と続けるファーリアの、暗い暗い過去を見つめるその顔にも、闇の影が落ちている。
マルスはそんなファーリアの様子に、柄にもなくぞくりとした。ファーリアの闇が、音もなく室内を侵食していく。
「そのうち、部屋に呼びつけられて鞭で打たれるようになって、縛られて天井から吊られたまま、旦那様のお客様の相手をさせられたり、異国の奴隷たちとさせられたり」
静寂の中、ただファーリアの声だけが、闇よりも暗い記憶を延々と吐き出し続けている。
聞くに堪えない――とマルスは思った。が、この娘を知りたいという欲求が勝った。
「毎日、毎日、何年もそれが続いて、わたしはきっといつか旦那様に殺されるのだと思いました。でもある夜、兵士たちがわたしを砂漠に連れていって、順番に相手をさせたんです。彼らが蠍に噛まれたので、わたしはそのすきに逃げました。でも、奴隷商人に捕まって、王都の娼館に売られました。奴隷船でも、娼館でも、たくさんの男がわたしの身体を使いました。わたしは……何も知らなくて、されるままで……」
ファーリアはくるりとマルスに向き直った。そして、縁側の闇の方へ一歩後退った。
「陛下――お許しください……っ」
そう言い捨てて、ファーリアは闇の中へと駆け出した。
「ファーリア……っ!」
屋敷に残った宰相たちとの晩餐を終え、ファーリアを伴って客用寝室に戻ったマルスは、二人きりになるなりファーリアを抱きすくめ、その唇を奪った。
「ん……っ」
「昨夜はいささか性急に過ぎた……今宵はゆるりとそなたを味わいたい――」
戸惑う唇を割り開き、奥深く舌を挿し入れて味わう。
「ん……んっ……」
息もつかせぬほどの激しさにファーリアが喘ぐのも構わずに、舌を絡め取り、甘い唾液を啜る。
「……陛下……いけませ……」
唇の隙間から漏れ出た言葉をファーリアが言い終える前に、マルスは再び唇を塞いだ。
「んっ!」
長い長い接吻の後、ようやくマルスが唇を離した時には、ファーリアはすっかりとろけて力が抜けてしまっていた。頬を上気させ、瞳を潤ませて、縋るように見上げてくる。
「……っハァッ……ハァッ……ハァッ……」
そのままかくんと膝が折れて、その場に座り込みかけたファーリアを、マルスが押し倒す。
「陛下、どうか」
ファーリアは両手で顔を覆った。マルスの身体の下で、軍服姿のファーリアはとても小さく、少年兵のようにすら見えた。側近のシハーブは最初この娘を男だと思っていたらしいが、こうしているとそれも納得できる。男装したファーリアは、身体も心もとても硬い殻で覆われて、その内側に少女の柔らかい肉体を隠しているとはなかなか想像がつかないだろう。
だが、マルスは知っていた。初めて出逢った夜から。
あの夜、月明かりの下で、触れるものすべて切り裂いていくような殺気を放ちながら、同時に、くらくらするほどの女の芳香をその肌にまとわりつかせていた。
そして、たった今も。
この軍服の下にあの匂い立つ躰が隠れていると思うと、それだけで欲情した。
「なぜ拒む。昨日はあれほど感じていたのに」
「あれは!……っ、お忘れください……!」
ファーリアの顔がかあっと紅潮する。
「忘れろと言われると余計に思い出してしまう」
そう言って、マルスはファーリアの首筋に唇を押し付け、ファーリアの襟元の釦をひとつ外した。
「……っ!」
ファーリアは小さく息を呑んで、躰を固くした。抵抗などできるはずがない。相手は国王なのだ。
マルスは構わず服を脱がせていった。軍服の帯を解いて、上衣の釦を順々に外していく。下に着ていた袖のない革製の着込みを、左右の脇下についた四箇所のベルトを外して脱がせると、ファーリアは簡素な下着姿になった。
「私が恐ろしいか?」
マルスはそう言って、残された下着をも取り去った。
「きゃ……!」
「私に抱かれるのが嫌か」
ファーリアは瞳いっぱいに涙と困惑とを浮かべていたが、やがて観念したように目を閉じた。長い睫毛が小刻みに震えている。
「そんなことは……こんな体で良ければ、どうぞお好きに……」
マルスはファーリアのすっかり冷え切った手を取って引き起こした。そして予め傍らに用意されていた絹の下着の袖に、ファーリアの細い腕を通した。
「……あ……?」
思いがけない感触に、ファーリアは思わず目を開けた。
マルスはファーリアを立たせ、自らは跪いて、ファーリアに着せた下着の細い紐を結んでいる。
「陛下!?何を」
「動くな」
驚きのあまり声を上げたファーリアに、マルスは短く命じた。
下着を着せ終えると、マルスは部屋の外に控えていた下女を呼んだ。下女に命じて、ファーリアに薄い桃色の長衣を着させ、その上から白地に金の刺繍を施した上衣を羽織らせる。そして最後に、髪を美しく結い上げさせた。
その様子を、肘掛け椅子に腰掛けたマルスが、ゆったりとワインのゴブレットを傾けながら眺めている。
「女の服もよく似合う」
銀の盆に、干しイチジクと山羊のチーズ、たっぷりの果実が載せられて運ばれてきた。
マルスは着替え終わったファーリアを膝の上に乗せて、イチジクをひとつ摘み上げ、ファーリアの唇に充てがった。ファーリアがされるがままにイチジクを齧ると、ふわりと甘ったるい香りが広がった。
「陛……下……ええと……?」
後宮の姫君のような格好をさせられて、ファーリアはすっかり面食らっていた。
「言っただろう、今宵はゆっくりとそなたを知りたいと」
「でも……なぜこんな」
ファーリアは有無を言わさず着せられた服を見下ろした。
「ああ、この屋敷にある一番上等なものをと命じたのだが、気に入らなかったら許せ」
「そんな。気に入らないなんてことは」
ファーリアは慌てて首を振った。その様子が愛らしくて、マルスはくすりと笑った。
「さて、ファーリア」
マルスはファーリアの髪をすき、後れ毛をくるりと長い指先に巻きつけた。
「はい」
「それがそなたの本名だな?」
「…………はい」
ファーリアはためらいがちに答えた。マルスの膝の上で、居心地悪そうに身を固くしている。
「ジャヤトリアがそなたの故郷か」
「よく……わかりません」
よくわからない、という意味が、マルスにはよくわからなかった。故郷がどこなのかわからないのか、それとも故郷という言葉そのものがわからないのか。ファーリアは賢そうだが、きちんとした教育を受けてきた者の言葉遣いではない。
「家族はどこにいる?」
「……わかりません」
マルスは再び、同じ疑問を抱いた。すなわち、家族の居場所がわからないのか、家族の存在そのものを知らないのか。
マルスは質問を変えた。
「ここで育ったのか?」
「はい」
「なぜ王都へ来た?」
「……」
「言いたくないのか」
「……逃げたんです、キャラバンを」
ファーリアは両眼を閉じた。声が震えている。
「わたしは……陛下が思われるような女ではありません……旦那様が言った通りです、卑しい、淫売……」
ファーリアはまるで意図的に自らを貶めるような言葉を選んでいるかのようだった。だが、そんなことで怯むマルスではない。
「それは私が決めることだ」
さらりと言い切って、ワインを一口飲む。
「ほんとうです。陛下はご存じないから」
「だから知りたいと言っている」
マルスはゴブレットをファーリアの唇にあてた。勧められるまま、ファーリアはそれを一気に飲み干した。そして、するりとマルスの膝から降りた。
「――まだ月のものも始まらない頃、このお屋敷の庭先、すぐそこで」
ファーリアは細い顎をくいと上げて、縁側の先に広がる闇を指した。
「水汲みをしていた時に、旦那様に呼び止められました。そのまま」
ファーリアは暗い庭を見つめたまま続けた。
「……何が起こったのか、最初はわかりませんでした。痛くて……何か悪いことをしたせいで罰を受けたのだと思いました。真昼で、周りには仲間の奴隷もいて、兵士や使用人もたくさん見ていました。誰も何も言わず、ただ犯されるわたしを見ていました。それから毎日、旦那様は気が向いた時間にわたしのところへ来ると、その場で犯していきました。厨房で野菜を剥いていた時は、野菜をそこに挿れられたこともあるし、厩で馬糞を片付けている時は、糞まみれにされて」
淡々と続けるファーリアの、暗い暗い過去を見つめるその顔にも、闇の影が落ちている。
マルスはそんなファーリアの様子に、柄にもなくぞくりとした。ファーリアの闇が、音もなく室内を侵食していく。
「そのうち、部屋に呼びつけられて鞭で打たれるようになって、縛られて天井から吊られたまま、旦那様のお客様の相手をさせられたり、異国の奴隷たちとさせられたり」
静寂の中、ただファーリアの声だけが、闇よりも暗い記憶を延々と吐き出し続けている。
聞くに堪えない――とマルスは思った。が、この娘を知りたいという欲求が勝った。
「毎日、毎日、何年もそれが続いて、わたしはきっといつか旦那様に殺されるのだと思いました。でもある夜、兵士たちがわたしを砂漠に連れていって、順番に相手をさせたんです。彼らが蠍に噛まれたので、わたしはそのすきに逃げました。でも、奴隷商人に捕まって、王都の娼館に売られました。奴隷船でも、娼館でも、たくさんの男がわたしの身体を使いました。わたしは……何も知らなくて、されるままで……」
ファーリアはくるりとマルスに向き直った。そして、縁側の闇の方へ一歩後退った。
「陛下――お許しください……っ」
そう言い捨てて、ファーリアは闇の中へと駆け出した。
「ファーリア……っ!」
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