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第一章 乱世到来
罪業
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六年前。
イシュラヴァール国軍所属の傭兵部隊であるザハロフ隊は、砂嵐の中、戦闘を開始した。
砂漠街道の要衝である21ポイントは、砂漠に住む戦闘民族の襲撃を受けて占拠されていた。それを奪還するのがザハロフ隊の目的だった。その隊の一員として、アトゥイーも戦闘に参加した。
「あの時……この砦に、いたの……?」
ファーリアの声が震えている。
あの頃、ファーリアはたくさんの人を殺した。信念もなく、守るべきものもなく、ただ自分が生きるために。敵がなぜ敵なのかなど考えることもなく、その人間性を想像もせず、殺した。敵を殺して褒められて、生きる場所を見つけられたと喜んだ。娼婦でいるより兵士でいるほうがいいと思っていた。――人の命を断ち斬りながら。
だが、それは同時に悪夢の始まりだった。夜毎うなされ、亡霊を見た。殺人が精神を蝕むことを、ファーリアは知っている。
ファーリアは、暗く冷たい地下牢を見回した。シンは今、この暗闇にどんな亡霊を見ているのだろう。
「俺の父は、この砦に駐留していた国境防衛軍の隊長だった」
なるほど、とファーリアは妙に納得した。シンの言葉遣いは、砂漠で盗賊まがいのことをしているならず者のそれとは違っていたからだ。
「砦が占拠されて、俺と弟妹たちは父母から引き離されて閉じ込められていた。ろくな食べ物も与えられなくて、小さな妹はどんどん痩せて顔色が悪くなっていった。俺は……彼女を助けなければと思っていた……兄として、守らなければと」
落ち着きを取り戻して淡々と過去を語るシンの声が、冷たい石壁のせいでやけに明瞭に聞こえる。その姿は影に沈んで、表情が判然としない。
「ある日、俺たちはここに連れてこられて、棍棒を渡された。赤いターバンの男が、生きた豚の入った袋を指差して言った。渡された棍棒でこの豚を殴り殺したら、豚を食わせてやると。俺は必死で殴った。豚を食いたかった。妹に、弟に、食わせたかった。だけど」
シンは一瞬、言葉を切った。それから絞り出すように続けた。
「袋に入っていたのは豚じゃなかった。俺は――豚を食うために、父を殴り殺したんだ」
「――っ!」
あまりの告白に、ファーリアは吐き気を覚えた。
「なんてことを……」
「あいつが敵の頭目だったことは、あとから知った。俺は豚じゃなく、あいつを殴るべきだったんだ。あの棍棒で、あいつを殴り殺しておけば――父さまは……」
そこでファーリアはようやく思い出した。ザハロフ隊が21ポイントを奪還した時、敵の頭目の男が幼い子供たちを連れて砦から逃げたのだ。ファーリアは単騎、男を追った。そして。
(わたしが殺した――)
赤いターバンを巻いたその男の、肉体を袈裟懸けに引き裂いた、その感触が蘇る。
「今もまだこの手に残っている。父を殺した感触が」
シンのその言葉に、ファーリアは思わず目を逸らした。まだ二十にもならない若者に、心の動きを見透かされている気がした。
「どんなに月日が経っても、忘れられない。肉を穿ち、骨を砕いた感触。棍棒が頭蓋を割って、脳にめり込む感触を。今でも考えない日などない、闇雲に振り下ろしたどの一撃が、父の命を奪ったのかと」
「シン……」
シンを抱きしめたい、とファーリアは思った。あの時の少年が何歳だったのか、当時のファーリアは気にも留めていなかった。だが、今ならわかる。子供がどんなにかまっすぐに親を慕うものか。その小さな身体の重さをすべてあずけて、ただ抱きしめられることをどんなにか必要としているか。あの時のシンを抱きしめたい。もしその場に間に合っていたなら、恐ろしいことの全てから守ってやったのに。
「シン……すまない……あの時わたしたちが、もう少し早く来ていれば……」
「国軍が助けに来た時、あの男は俺たちを人質にして砂漠に逃げた。国軍の兵士が一人、追ってきて、あの男を殺した。だがすぐにあの男の仲間たちが現れて、俺たちを攫った。奴らの族長がカイヤーンだった。結局俺は、カイヤーンの世話になって生き延びた。父の仇の、一味になって――砂漠での生き方は全部、あいつに教わった。人の殺し方も。俺は――砂漠のならず者に堕ちたんだ」
自嘲と自己嫌悪の混じった暗い声で、シンは語った。その言葉からカイヤーンへの憎しみが痛いほど伝わってきて、ファーリアはいたたまれなかった。年端も行かない少年が、大人の庇護を失って砂漠で生き延びられるわけがない。この砂漠で、憎い相手に護られ、食わされて生きる屈辱を、ファーリアは知っている。
「……数年前、あの時別れたきりの母が、生きていると聞いた。王都に近い実家で穏やかに暮らしていると。ちょうど内戦が起きて、カイヤーンの部族は膨れ上がっていた。そのどさくさで俺は部族を出た……だが、父を殺した俺が、母のもとに帰れるはずもない」
濃い影を落としたシンの顔が、皮肉げな笑みを浮かべた。
「どこにも帰れぬまま、俺はお前とこの場所に戻ってきた――これはどういう運命だろうな?国軍のアトゥイー」
ここは、少年だったシンが、父を殺した場所。
「シン……」
ファーリアは、シンがオアシスで正気を失ったときのことを思い出していた。あの時、サバクオオカミに喰われた死体が運ばれてきていた。たしか、布袋に入れられて。
(この男は……狂わないではいられなかったんだ――)
少年に刻みつけられた、深い深い心の傷。それは何年も経った今も、癒えることなく膿んでいる。少年を傷つけた男を、ファーリアは恨んだ。どうしてそんな酷いことをしたのか――と。
「シン……ごめんね……」
ファーリアが思わず口にした謝罪の言葉に、シンはふと顔を上げた。
「ひとつだけ、わからないことがある。国軍のアトゥイー、あの時、カイヤーンはなぜお前を殺さなかった?」
「……えっ……?」
ファーリアの心臓が跳ねた。
「赤いターバンは族長の印だと、あとから聞いた。その族長を殺したのが、『国軍のアトゥイー』……お前だということも。ではなぜカイヤーンは、族長の仇のお前を生かしたんだ?カイヤーンは族長を裏切っていたのか?それともお前は、カイヤーンの仲間なのか?」
「仲間……じゃない……」
仲間になれ、と言われたことはある。事実、王都で暴動が起きた時には行動を共にしたこともある。だが、はっきりと彼の仲間だったことはない。あの時カイヤーンがファーリアを生かしたのは――。
――お前の身体には遊牧の血が流れている――
長く記憶の底に封じ込めていたあの声が、ファーリアの脳裏に蘇る。
(言えるわけがない)
仲間より、もっと恐ろしい繋がり。裏切りよりも恐ろしい罪。ファーリアは運命の呪縛に震えた。
「ではお前は何者だ?国軍のアトゥイー」
地下牢の暗がりには、亡霊がいる。
かつて我が子に殺された父たちが、深い闇を眼窩に溜めて――。
イシュラヴァール国軍所属の傭兵部隊であるザハロフ隊は、砂嵐の中、戦闘を開始した。
砂漠街道の要衝である21ポイントは、砂漠に住む戦闘民族の襲撃を受けて占拠されていた。それを奪還するのがザハロフ隊の目的だった。その隊の一員として、アトゥイーも戦闘に参加した。
「あの時……この砦に、いたの……?」
ファーリアの声が震えている。
あの頃、ファーリアはたくさんの人を殺した。信念もなく、守るべきものもなく、ただ自分が生きるために。敵がなぜ敵なのかなど考えることもなく、その人間性を想像もせず、殺した。敵を殺して褒められて、生きる場所を見つけられたと喜んだ。娼婦でいるより兵士でいるほうがいいと思っていた。――人の命を断ち斬りながら。
だが、それは同時に悪夢の始まりだった。夜毎うなされ、亡霊を見た。殺人が精神を蝕むことを、ファーリアは知っている。
ファーリアは、暗く冷たい地下牢を見回した。シンは今、この暗闇にどんな亡霊を見ているのだろう。
「俺の父は、この砦に駐留していた国境防衛軍の隊長だった」
なるほど、とファーリアは妙に納得した。シンの言葉遣いは、砂漠で盗賊まがいのことをしているならず者のそれとは違っていたからだ。
「砦が占拠されて、俺と弟妹たちは父母から引き離されて閉じ込められていた。ろくな食べ物も与えられなくて、小さな妹はどんどん痩せて顔色が悪くなっていった。俺は……彼女を助けなければと思っていた……兄として、守らなければと」
落ち着きを取り戻して淡々と過去を語るシンの声が、冷たい石壁のせいでやけに明瞭に聞こえる。その姿は影に沈んで、表情が判然としない。
「ある日、俺たちはここに連れてこられて、棍棒を渡された。赤いターバンの男が、生きた豚の入った袋を指差して言った。渡された棍棒でこの豚を殴り殺したら、豚を食わせてやると。俺は必死で殴った。豚を食いたかった。妹に、弟に、食わせたかった。だけど」
シンは一瞬、言葉を切った。それから絞り出すように続けた。
「袋に入っていたのは豚じゃなかった。俺は――豚を食うために、父を殴り殺したんだ」
「――っ!」
あまりの告白に、ファーリアは吐き気を覚えた。
「なんてことを……」
「あいつが敵の頭目だったことは、あとから知った。俺は豚じゃなく、あいつを殴るべきだったんだ。あの棍棒で、あいつを殴り殺しておけば――父さまは……」
そこでファーリアはようやく思い出した。ザハロフ隊が21ポイントを奪還した時、敵の頭目の男が幼い子供たちを連れて砦から逃げたのだ。ファーリアは単騎、男を追った。そして。
(わたしが殺した――)
赤いターバンを巻いたその男の、肉体を袈裟懸けに引き裂いた、その感触が蘇る。
「今もまだこの手に残っている。父を殺した感触が」
シンのその言葉に、ファーリアは思わず目を逸らした。まだ二十にもならない若者に、心の動きを見透かされている気がした。
「どんなに月日が経っても、忘れられない。肉を穿ち、骨を砕いた感触。棍棒が頭蓋を割って、脳にめり込む感触を。今でも考えない日などない、闇雲に振り下ろしたどの一撃が、父の命を奪ったのかと」
「シン……」
シンを抱きしめたい、とファーリアは思った。あの時の少年が何歳だったのか、当時のファーリアは気にも留めていなかった。だが、今ならわかる。子供がどんなにかまっすぐに親を慕うものか。その小さな身体の重さをすべてあずけて、ただ抱きしめられることをどんなにか必要としているか。あの時のシンを抱きしめたい。もしその場に間に合っていたなら、恐ろしいことの全てから守ってやったのに。
「シン……すまない……あの時わたしたちが、もう少し早く来ていれば……」
「国軍が助けに来た時、あの男は俺たちを人質にして砂漠に逃げた。国軍の兵士が一人、追ってきて、あの男を殺した。だがすぐにあの男の仲間たちが現れて、俺たちを攫った。奴らの族長がカイヤーンだった。結局俺は、カイヤーンの世話になって生き延びた。父の仇の、一味になって――砂漠での生き方は全部、あいつに教わった。人の殺し方も。俺は――砂漠のならず者に堕ちたんだ」
自嘲と自己嫌悪の混じった暗い声で、シンは語った。その言葉からカイヤーンへの憎しみが痛いほど伝わってきて、ファーリアはいたたまれなかった。年端も行かない少年が、大人の庇護を失って砂漠で生き延びられるわけがない。この砂漠で、憎い相手に護られ、食わされて生きる屈辱を、ファーリアは知っている。
「……数年前、あの時別れたきりの母が、生きていると聞いた。王都に近い実家で穏やかに暮らしていると。ちょうど内戦が起きて、カイヤーンの部族は膨れ上がっていた。そのどさくさで俺は部族を出た……だが、父を殺した俺が、母のもとに帰れるはずもない」
濃い影を落としたシンの顔が、皮肉げな笑みを浮かべた。
「どこにも帰れぬまま、俺はお前とこの場所に戻ってきた――これはどういう運命だろうな?国軍のアトゥイー」
ここは、少年だったシンが、父を殺した場所。
「シン……」
ファーリアは、シンがオアシスで正気を失ったときのことを思い出していた。あの時、サバクオオカミに喰われた死体が運ばれてきていた。たしか、布袋に入れられて。
(この男は……狂わないではいられなかったんだ――)
少年に刻みつけられた、深い深い心の傷。それは何年も経った今も、癒えることなく膿んでいる。少年を傷つけた男を、ファーリアは恨んだ。どうしてそんな酷いことをしたのか――と。
「シン……ごめんね……」
ファーリアが思わず口にした謝罪の言葉に、シンはふと顔を上げた。
「ひとつだけ、わからないことがある。国軍のアトゥイー、あの時、カイヤーンはなぜお前を殺さなかった?」
「……えっ……?」
ファーリアの心臓が跳ねた。
「赤いターバンは族長の印だと、あとから聞いた。その族長を殺したのが、『国軍のアトゥイー』……お前だということも。ではなぜカイヤーンは、族長の仇のお前を生かしたんだ?カイヤーンは族長を裏切っていたのか?それともお前は、カイヤーンの仲間なのか?」
「仲間……じゃない……」
仲間になれ、と言われたことはある。事実、王都で暴動が起きた時には行動を共にしたこともある。だが、はっきりと彼の仲間だったことはない。あの時カイヤーンがファーリアを生かしたのは――。
――お前の身体には遊牧の血が流れている――
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(言えるわけがない)
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