楽園遊記

紅創花優雷

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後編

彼女等曰く、羞恥プレイはSMの基本らしい。

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 扇羅が壁の向こう側に声を掛けると、向こう側から返答が戻って来る。
「ちょっと待ちなさい! 覇白、いい加減腹くくりなさいな、私だって小娘に使われるのは本来ごめんなのよ!」
「嫌だと言っているだろ! 絶対に無理だ!」
「似たようなプレイした事あるでしょ!」
「全くの別問題だ!」
 壁一つ挟んだ先で何をしていると言うのだろうか。しかし、気のせいだろうか。覇白の声が少し違う気がする。
「時間かかってるみたいねぇ。じゃあ、もうちょっとだけ魔の者で遊ぶ?」
 お茶でも飲もうかのノリだ。こっちの苦労も知らないで。
「遊ぶわけねぇだろ、魔の者はおもちゃじゃねぇんだよ」
「大悪党に言われても説得力がないわぁ」
「どっちかって言うと、俺は人間をおもちゃだと思っていた質で、って、そう言う問題じゃなくて!」
「あらぁ、ワタシと一緒じゃない! 考える事は同じね、大悪党」
「もう言うな! 黒歴史なんだよ!」
 悪党の考えは何処も似ているモノだ。人も魔の者も、おもちゃのように遊ぶモノではないのだが。
 そうは言っても、白刃も尖岩達を玩具のように遊ぶのだが。
 そんな時、白刃は覇白と紅蛾の声が聞こえた方の壁に寄り、それに触れる。
 何をしようとしているかは、大体分かる。
「お、おい白刃。流石にやめといたほうがいいんじゃない、人の家だよ」
「分かってる」
 その一言で安心したが、その次の瞬間、白刃はすっと手を引き、そして思いっきりそこを殴った。するとどうだろうか、壁が一瞬にして崩れた。
「わぁお、最近の子どもは凄いのねぇ」
「白刃ぁ!?」
「安心しろ、後で治す」
 壁の向こうでは、覇白と紅蛾が突然壊された壁とそこにいる白刃に目を丸くしている。しかし、白刃も白刃で驚いていた。何故なら、丁度壁の向こうでは覇白が脱がされそうになって、それに抵抗している所だったのだ。
 ついでにこの覇白は、いつものよりも少々幼い。
「何をしている」
 マジトーンの問いかけだ。
「いやね、あの小娘に言われて、お着替えさせなきゃいけないのよ」
「そ、そうだ! 白刃、私の女装など見たくないよな? な!」
 この部屋は衣装部屋のようで、女性物の服が沢山並んでいる。この時点で、どんなのに着替えさせようとしているかは察することが出来る。
 いつもの覇白は身長が高いと言われる白刃よりも少しだけ高く、顔立ちが美しくともその身長のせいで女には見えなかった。しかし、今の覇白は、百七十センチあるかどうかのように見え、多少幼めな顔つきで、これなら長身の女人にも見える。
 見てみたい。
「覇白」
「とっとと着替えて出てこい」
「え、ちょっと、白刃!」
 覇白の声は無視して、崩れた壁から外に出ると、壊した壁を直す。
 会話はこちらにも聞こえていたみたいで、尖岩と山砕が同情して、鏡月が不思議そうな顔をしていた。
「山砕さん、ジョソウってなんですか?」
「男が女の恰好する事かなぁ」
「なるほど! 覇白さんは女性的ですし、きっと可愛くなりますね」
「覇白ー、今の聞こえたー? きっと似合うから大丈夫だぜー! 腹くくれ―ぃ!」
「だから私の立場も考えろって!」
 そんな茶番のような会話で、扇羅は楽しそうに笑う。
「あぁ、面白い。アナタ達を呼んで正解だったわぁ」
 気分がよくなった扇羅はうふふと笑って、白刃達に話す。
「待っている間に、一つ教えてあげる。魔潜のボスは確かに汰壊って事になっているわ、だけどね、あの子は魔潜の事については半分しか知らないの。なぜだか分かる?」
「本人は知らないみたいだけど。あの子の中にはね、別の魂があるの。『世に混沌をもたらす』って言うのはワタシのしたい事であり、あの人の目的。なんて言ってたかしらねぇ、確か、『廣勢海』とか言ってたかしら」
「コウセイカイ、なんか、変な名前だな。なぁ白刃」
 尖岩が白刃を見ると、驚いたような顔をして扇羅を見ていた。
 確かに意外といえば意外だし、衝撃と言えば衝撃の事実だろう。しかし、魔に乗っ取られて悪事を働く者もいるのだ、そこまでかと尖岩が首をひねる。
「けど僕、コウセイカイって名前に聞き覚えがあるような気も……なんでしたっけ?」
「あ、何か分かる。名前の文字数が五文字以上って、聞いた事あるの超越者くらいだけど……」
 鏡月と山砕が必死に思い出そうとしてみるが、やはりその名は頭の奥の奥の何かに突っかかっているだけで、その記憶が確かな物にならない。
 そんな中、白刃がぽつりと呟く。
「廣勢海、ですか」
 一秒ほど間を開けると、彼は決心したように頷き、三人に言った。
「皆さん、私は少々用事が出来ました。ここはお願いしますよ」
「え、ちょいまて白刃! 一人で何をするってんだよ」
「あの子には話を聞かなければなりません。問題ありません、人の身である以上私も少々衰えていますが、それは向こうも同じでしょう」
「けど、覇白の女装見たいんじゃないの?」
「私が戻って来るまでそのままで待たせておいてください、直ぐに話を付けてきますから」
 まさか白刃が覇白の女装に食いつかないとは。つい先程は覇白の助けの求めを無視してとっとと着替えてこいだなんて無慈悲な事を言っていたのに。
 それに、今回の白刃の目的は魔潜の退治ではなかった。ただ、覇白が勝手に連れていかれたからそれが気に食わずに乗り込んだはず。一体なんの心変わりだ。
 白刃は部屋から出て、その人を探しに行こうとする。
「なんだか、白刃らしくねぇな。その、コウセイカイって奴となんかあったんか?」
 問うと、彼は動きを止めて尖岩に振り向く。
「気にしないで大丈夫ですよ。安心なさい、皆の絆、今度こそ守りますから」
 微笑みを浮かべ、尖岩にそう言い聞かせる。しかし、尖岩はどうしても、今ここで彼を一人にしてはいけない気がしていた。
 そんな空気の中、扉が開く。
「何だか騒がしいわね、やっと覇白の着替えが済んだわよ」
 これはタイミングが良い。尖岩は心の中で紅蛾に「ナイス!」と言った。
 紅蛾に引っ張られ、覇白が姿を見せる。それはもう、どう見ても美しい女だ。
「覇白大丈夫、凄く似合ってるよ」
「褒められてない。全く大丈夫ではない」
 顔を覆い恥じる姿は、まさしく純情な乙女と言った所か。普通に行けそうだというのが山砕と尖岩の第一感想。
 鏡月の第一感想は可愛いと思うと同時に、なんか小さくないか? だった。
「覇白さん、なんか少し縮みました?」
「紅蛾に半分ばかし力を取られた、これでも多少回復した方なのだ」
「白刃、無言は止めてくれ! せめてなんか言ってくれ、怖いぞ」
 そんな要求をされ、じっと女装した覇白を見ていた白刃はそれに応える。
「そうですね、まず一つ、とても可愛らしい。尚身長が高めですが、元より貴方は女性的ですし、そういった格好も似合うと思っていましたよ。私としては髪を結った方が好みですが、そこは毛質上難しい話だと思いますので」
 そこまで言って、覇白はそれを止めさせた。
「具体的な感想は述べんでいいっ!」
「言えと仰ったのは貴方でしょう。最後までお聞きなさい」
「やはり、怒っているのか……?」
「そんな事はありませんが。あぁ、私はですよ?」
 では何故この場で対他人への口調なのだろうか。怒ってないとは言っているが、かなりお怒りなのではないかと覇白は怯えるが、もう一つ感じるモノがあった。
 口調以外の、明らかな違和感。紅蛾に目をやると彼女も感じたようで、同意するように頷いた。
「全く、それでねぇ。貴方、やっぱり人の子じゃないんでしょ?」
 紅蛾がそう言って、扇羅をちらりと見る。知っていたのかいなかったのか、どちらともとれるにやけ顔だ。
「え、白刃人間じゃないん!?」
「確かに、木を引っこ抜くのは人間業じゃないけど、そ、そうだったの?」
「白刃さんは凄い事しますもんね! それで、人間じゃないなら何なのですか?」
 三人に一斉に詰められ、白刃である彼は困り顔で苦笑う。
「弁密に言えばそうかもしれませんが、この肉体は間違いなく人間のモノでして。もう、余計な事言わないでくださいよ、紅蛾」
 一体何なんだと言いたげな三人に、覇白がその事を教えようとする。しかし、それは阻止された。
「覇白、教えないでよろしい。自身で正解にたどり着けたら、私からお教えしますよ」
 一つの問題を残して微笑む。その後ふと表情が戻り、何かを考えた。だが、それも少しの間で、覇白を目にすると「お」っと声をもらす。
「いいな。だが、髪を結ぶ事はできなっかったのか」
「それは貴方の好みなの?」
「うん」
 同じような事を違う言い回しで言うと、白刃は自分より小さな覇白の頭に手を置き、ぐぐぐーっと下に押す。
「なっ、何をする」
「もう少し小さい方がいい。尖岩くらいで」
「それで縮むわけなかろうが! もういいだろ? 戻るぞ」
「あぁ、いいぞ」
 思っていた以上に素直に了承してくれて安心した。紅蛾に力を返してもらって、服ごと元の姿に戻った。
「はぁ……まさか、人前で女装する事になろうとは」
「そういうプレイしたことあるじゃない」
「あれは私でないと言う認識をされている前提条件があったからよかったのだ」
 そういうプレイとやらがどういうプレイかは知らないが、想像はつく。王子とその婚約者が何をしているのだか。
「お前、王子のくせしてなんちゅー事してんだよ」
 尖岩の冷静なツッコみは、かなり深くに刺さったようで短く唸った。
「あ、そのプレイいいわねぇ。汰壊でやろうかしら」
「……貴女、本気で言ってる?」
「あら、冗談に決まってるじゃないのぉ。あの筋肉にドレスは似合わないわ、やるなら身体年齢を十代前半くらいまで遡らせるわぁ」
 そう言う問題ではないのだろうが、それだとただ可愛い子供に女の服を着せるというよくある母親のお戯れにならないか。
 そんな中白刃が色々と企んでいると、鏡月が肩をつんつんしてくる。そちらを見ると、鏡月は純粋な瞳で白刃を見て尋ねてきた。
「白刃さん、プレイって何ですか?」
「遊びって意味の異世界の言葉だな。この場合は男女の戯れの事だ」
「それって、男の子同士じゃ言わないって事ですか?」
「時と場合による」
 納得した鏡月は「なるほど」と頷く。おそらく、いや絶対、紅蛾と扇羅の趣味は教育上宜しくない。これ以上変な言葉を覚えそうになる前に退散したいなんて、二人と同類である白刃が自分の事を棚に上げて考える。覇白もいるし、用は済んだ。
「おい、扇羅。もう帰って良いか」
 言うと、扇羅は驚いたように目を丸くする。
「あら、アナタ達は魔潜の成敗をしたい訳じゃないの?」
「それは師匠達の仕事だ。俺が頼まれたのは、お前等のボスの様子を報告する事だけだ」
「それ言っちゃったら、ワタシ達もいくらでも手の打ち用があるのだけれどもねぇ……まぁいいわ。じゃあ、超越者にはこう伝えなさい」
「アナタの息子はグレてなんていない、グレたのはその中にいる廣勢海だって」
「分かった」
 白刃が帰ろうと出ていくと、四人もそれに付いて行く。
 自分達が魔潜に関与すべき所はここまでと言う事なのだろう。
「どうせならついでに討伐しようとしてもいいのに、律儀なのねぇ」
「律儀とはまた違うと思うわ」
「そうねぇ」
 扇羅はそう返答すると、黒く輝く球体を浮かび上がらせ、それを見詰める。
 第二組織のリーダー寝心が開発したなんとも便利な魔の者。疑似甦生と同じ要領で、魔の者にその者の魂を写し取らせる。調教次第では対象者本人にも化け、相手の記憶に侵入し、その中の誰かになる事も可能、使いようはいくらでもある。
 難点をあげるとするなら、魂を写し取る故に多少心もついてくる事か。
 寝心も魔を無くすなら量産の手段を残してから戻ってほしかったモノだ。先程四つも消費して、しかもそのうちの一つは無駄撃ちしてしまったではないか。
 そんな事を考えていると、紅蛾が言った。
「扇羅。約束は果たしたわ、紅蝶を治しなさい」
「分かってるわよぉ、ちょっと待ちなさいな」
「ほらこれ、飲ませれば直ぐにでも元気になるわ」
 薄い赤色の液を渡すと、紅蛾はこれで本当に解毒出来るか怪訝そうに確認する。少なからず毒物であるようには感じない。安心はできないが、飲ませても大丈夫だろうと判断した。
 一分一秒でも惜しいと言わんばかりに、紅蛾は妹が寝ている部屋に飛んでいく。その五秒後、幼い女の子の「死ぬかと思ったー!」という声が聞こえた為、無事に解毒が済んだのだろう。
 はしゃぐ幼女の声を聞き流し、考える。その後何を思いついたのか立ち上がり、嬉々として部屋を移動した。

 超越者に頼まれていたお使いも済んだ。あとは師匠への報告をした後に、天ノ下に向かうだけだ。
 要件をまとめた物を堅壁まで飛ばそうとした所で、超越者に報告してからの方が良いかと考え一旦しまう。宙に浮かんだ栗三号の上で暫しの休憩とした。魔の者と対峙していたせいか、大して動いてもいないのに体が重い。
「そういやさ」
「ん?」
「超越者さ。『何かしでかす様子だったら、出来る範囲で止めてあげて』とも言ってなかったっけ?」
 山砕が言うと、全員が「あ」っと呟く。
「まぁ、四壁のお師匠さんがどうにかしてくれんだろ?」
「そうですよ。少し疲れちゃいましたし、今は休みましょ」
 先程白刃も言っていたが、それは自分たちのする仕事ではない。
 しかし、何故だか白刃は心配になって来た。本当に今あの子と会わなくて大丈夫なのかと。そうは言っても、もう疲れた。白刃はふかふかの栗三号の上に横たわる。
「寝るから、適当に起こせ」
「夜眠れなくなるぜ?」
「いつもの事だ。おやすみ」
 都合よく夜には眠くなってくれないのだ。
 目を瞑ると、すんなりと意識を落とす事が出来た。そうだ、睡眠というのは本来こう言うモノだ。そうであるべきなのだ。
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