クローン人間が異世界転生して魔王に愛された

宝者来価

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24話 多種多様

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数日後、あっという間に『勇者』『魔族』の兵士が集まった。


「ね?」
「確かに美味かったけど、こうも旧世界にいた連中が欲しがるとは」

国中に貼られたビラでは兵士を募集する事ともう一つ
兵士になった物にジンコウチュウショクが褒美として与えられるとあったのだ。
何をいってるんだというこちらの世界産まれの者たちはほとんどが集まらなかった。


「私は元々鍛冶屋なんですが、王妃の部屋の警備何て私の仕事でいいんですか?」
「僕のせいで困った事になっちゃったでしょ?」
「王妃様はただお年寄りを助けただけですし、目を離した私にも責任がありますから」

715番はこの世界に来て長い勇者である
旧世界でクローンは知っていればこの食べ物に憧れを持っていた
人間が食べるものを自分も食べてみたいと
鍛冶屋を続けるか大変悩んだのだが、それより勇者たちは『同じように』賢く突然の兵募集が一体何のためにされているのか真相を探るべく、という意味が大きかった
それに一時的な兵士でいいという、なんと短い期間でも構わないという懐の広さ

結婚したばかりの国王が『ナニを』したいのか、実は結論が出ていた。
魔法が誰より強い彼が弱くなる原因など魔法が使えなくなる儀式くらいである。
だから下らないと魅力的な食事につられない者はほとんど志願しなかった。

「しかし、どうしてジンコウチュウを差し出してきたんですかね?」
「奴が生きているとなると、色々考えなければならないな」
「魔王様が燃やしたと思ってましたが」
「燃やしたのは確かなんだ!」

魔王が、頭を抱えていた

「いることは分かりましたが、だからといってどうしようもありませんからね」
「勇者ばっかりそろうと見分けつかねぇなぁ、王妃様もうちっとドレスとか着るほうがいいんじゃないか?」
「あの服装すごく汚れやすいから、それに豪華な物ってどうしても慣れなくて……ごめんね?」
「王妃にする口のきき方ではないですねぇ」
「僕が頼んだ、そっちのほうがいいって」
「何故?」
「皆が羨ましくて、僕ももっと早くこの世界に来てたら……一緒に旅が出来たのかな」
「俺はお前が望むならどんな願いでも叶えたい」
「じゃあ少しお願いが……でも」
「何だ?」
「今晩だけ、6155さんと二人にしてくれる?」

ヘリウズが慌てて

「いえそれはっ、魔王様が嫌がるかとっ!!」
「分かった」
「えぇ!?」
「勇者には、勇者にしか分からない事もあるだろう」
「つっても身体が一緒なだけでしょ?」
「……こちらの世界で分かって貰える説明をするのは俺には難しい、とにかく二人きりにさせてやってくれ」


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