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兄様はひどい
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そうして、5人の姫君を追い払ったかぐやくん。縁側で緑茶を啜りながら、何も無い空間をぼうっと眺めていた。
彫像のように整った横顔に、物鬱げに伏せられた長い睫毛。低い位置で結われた黒髪は艶っぽく、綺麗な子供だったかぐやくんは、既に成熟した色香を放ち始めている。
夜空の厚雲が晴れて、月が出る。
月光が、彫りの深い美貌を照らし出す。
実のところ、考えているのは夕飯の献立の事だったが、その美しさは一枚の絵巻のようだった。
「仕事は終わったとでも言いたげな顔だな」
床を軋ませながら兄様が歩いて来たので、かぐやくんの無機質だった美貌に色が付く。どこか弾んだ声で、「終わりましたよ、ええ」と答えて、「ひと段落つきました」と微笑を浮かべた。
「当分はゆっくりできるかと。……兄様、ずっと考えておりましたが、家族で旅行に行きませんか。父上や母上も、そろそろ無茶のできないお年になってきましたし──」
「…………うん、良いんじゃねぇのか」
頬を上気させ、床の一点を見つめ。しどろもどろ、要領を得ない口調で提案をしていたかぐやくんは、はたと身振り手振りを止める。
……あの兄様が。偏屈で、無愛想で、出無精の兄様が。
「いま、俺の提案を快諾されましたか?」
驚き。そして、歓喜。じわじわと相貌に浮かんだ喜色に、兄様は何とも言えない表情で腕を組んだ。
「で、では、有間に行くのは如何でしょう。母上も行きたいと仰っていましたし、」
「かぐや」
「おれも、お、温泉たまごなるものを……」
「かぐやよ」
眼前に突きつけられた文に、かぐやくんの表情が、いきいきしたまま凍りつく。米神を抑える兄様。かぐやくんの口が、かぱりと開く。
「……すまない。その前に、もう一仕事だ」
その文の、『縁談申込』の文字を認めた時には、かぐやくんの喜色は消え失せていた。しょもしょもと肩を落とし、覇気のない目で「あんまりです……」と震える声を漏らす。すっかりと元気を失ってしまったかぐやくんに、兄様は握り飯を乗せた皿を差し出した。
「こんな分かりやすいご機嫌取りがありますか……」
「しっかり食いながら言われても」
「くっ、卑怯な……モグ……美味しい…モグ…」
「美味そうに食うなぁ。作り甲斐があるぞ」
恨みがましい表情で、かぐやくんが握り飯を口に詰め込むのを見守る。腕を組んだまま、兄様はゆっくりと首を傾げた。
「……誰からの縁談だと思う」
「誰でもよろしいかと……」
誰であろうと断るだけである。言外に断じて、2つ目の握り飯を掴んだ。綺麗な三角形に整えられたツヤツヤの白米を、目を輝かせながら見つめる。ややおいて子供のようにパクつき始めたかぐやくんを、「本当に握り飯が好きだなぁ」と、眺めて。
「帝の妹君からだ」
「…………」
「お前との顔合わせを熱望されている。俺や親父に、官位を授けるとまで言ったぞ」
兄様は、事も無げに言い放った。無論、それは帝の妹君から縁談がきたという話で、文脈的にも察するにあまりある。
だが目玉が飛び出るような爆弾を前に、かぐやくんは何も言わなかった。涼しい表情で、ウンともスンとも言わず、瞬きするだけで。
代わりに、握り飯が震える手から滑り落ちた。
「絶対にいやです……死んでしまいます…………」
「おい、気軽に死ぬなんて」
「消え失せます」
「…………」
「兄様はおれにここから出ていけと仰る……」
柱に抱き付き、乏しい表情のままポロポロと涙を流すかぐやくん。その足をグイグイと引っ張りながら、兄様は「先っぽだけ、ちょっと会うだけだから」と懇願する。
「お願い、会うだけでも!じゃないと俺が殺される、ふ、不敬罪とかで!」
「そんな罪状ありません……」
「あ、あるんだよ。マジであるの!俺が死んでも良いのかよー!」
「い、いやだ、いやだぁ!」
「そんな大きい声出せたのおまえ……」
怯む兄様。かぐやくんは無表情のまま柱に齧り付いて、頬ずりをした。
「官位が俺よりも大事なのですか。それなら、ええ。兄様の幸せは俺とて願ってもない事ですから。宮に入りましょう。そして兄様の願いが叶ったなら、俺はすぐに死ぬだけです。嘘だと思うなら、試してみると良い。宮に入れて、俺が死なずにいるのかどうか、……試してみると良いでしょうが!えーん!」
これまでに無いほど饒舌なかぐやくんに、兄様はもう二の句を継げなかった。かぐやくんの肩に手を添えて、「その、」と眉を寄せる。
「わ、悪かった。義弟とは言え、出世するために家族を売るほど、俺は甲斐性なしじゃないよ」
諭すように言う。
思い返すのは、かぐやくんの生い立ちである。光り輝く竹を切ったら出て来たと。父親はわけのわからない事を言っていたが、あれは嘘だろう。人が竹から生まれるはずがないので、かぐやくんはきっと山に捨てられていたのだ。
とにかく実の親に捨てられ、類稀なる見目のせいで、幼いときから生々しい欲に晒され。
思えば、ずっと怯えたような、何かを警戒するような目をしていた気がする。兄の背について周り、近所の子供にも、頑なに心を開かなかった。
そんな中、唯一心の支えであった家族までもが、「官位のために婿に入れ」などと言い始めたとなれば。かぐやくんはとうとう、誰にも裏切られたと言う傷だけを抱えて、孤独に沈んでしまうのではないか。
「お前の気持ちは伝わったから。……うん、妹君には断りを入れておく。でも、何か理由があるのか」
沈痛な面持ちのまま、兄様は反省する。自分の言動はあまりにも軽率で、思いやりに欠けていたと思った。
「…………ここまで俺を愛してるくださった姫君たちの思いを、おれは踏み躙りました。それを顔すら合わせた事の無い姫君の言葉に従うようでは、おれはとんだ恥晒しではございませんか」
「……本音は」
「…………………」
とんと黙り込んでしまったかぐやくん。なんとなく、それが本音ではないのは分かる。けれども、一度信頼を無碍にした自分が、本音を打ち明けてもらえるとも思えなかった。
「姫様、申し訳ございません。かぐやは、『宮に入ると死んでしまう』の一点張りです。俺の弟ではありますが、あれは昔、父が山から見つけてきた子ですから。どうにもまだ野暮ったいというか、俚俗で」
「そうですか……それは仕方がないですね」
わがままで、おてんばで、執念深い姫君。
そんな前評判とは裏腹に、幸いにも、姫様には理解と聞き分けがあった。要求を跳ね除けた兄様を罰するでもなく、むしろ客人としてもてなす慈悲があった。兄様よりも3つほど幼い姫様は、艶やかな黒髪を弄りながら、桃色の唇をツンと尖らせる。「ときに造麻呂のせがれよ」と呟いた表情は、どこか悪戯めいた微笑が浮かんでいた。
「後日、兄様が御狩のために山の麓に行幸なさるようなので」
「ああ、そうですか。それは、はぁ、お元気で何よりですが」
「今のお話を聞いて心変わり致しました。私も是非、ご一緒させていただこうと」
「…………お待ちください、山の麓とはまさか」
「うふふ。三室の山は偶然にもお前の家の近くですね、造麻呂のせがれ」
──── わがままで、おてんばで、執念深い姫君。
目の前の幼女が、なんら前評判に違わぬ女傑であると理解する。兄様は、引き攣った顔で「強かなお方だ」と呻いた。
彫像のように整った横顔に、物鬱げに伏せられた長い睫毛。低い位置で結われた黒髪は艶っぽく、綺麗な子供だったかぐやくんは、既に成熟した色香を放ち始めている。
夜空の厚雲が晴れて、月が出る。
月光が、彫りの深い美貌を照らし出す。
実のところ、考えているのは夕飯の献立の事だったが、その美しさは一枚の絵巻のようだった。
「仕事は終わったとでも言いたげな顔だな」
床を軋ませながら兄様が歩いて来たので、かぐやくんの無機質だった美貌に色が付く。どこか弾んだ声で、「終わりましたよ、ええ」と答えて、「ひと段落つきました」と微笑を浮かべた。
「当分はゆっくりできるかと。……兄様、ずっと考えておりましたが、家族で旅行に行きませんか。父上や母上も、そろそろ無茶のできないお年になってきましたし──」
「…………うん、良いんじゃねぇのか」
頬を上気させ、床の一点を見つめ。しどろもどろ、要領を得ない口調で提案をしていたかぐやくんは、はたと身振り手振りを止める。
……あの兄様が。偏屈で、無愛想で、出無精の兄様が。
「いま、俺の提案を快諾されましたか?」
驚き。そして、歓喜。じわじわと相貌に浮かんだ喜色に、兄様は何とも言えない表情で腕を組んだ。
「で、では、有間に行くのは如何でしょう。母上も行きたいと仰っていましたし、」
「かぐや」
「おれも、お、温泉たまごなるものを……」
「かぐやよ」
眼前に突きつけられた文に、かぐやくんの表情が、いきいきしたまま凍りつく。米神を抑える兄様。かぐやくんの口が、かぱりと開く。
「……すまない。その前に、もう一仕事だ」
その文の、『縁談申込』の文字を認めた時には、かぐやくんの喜色は消え失せていた。しょもしょもと肩を落とし、覇気のない目で「あんまりです……」と震える声を漏らす。すっかりと元気を失ってしまったかぐやくんに、兄様は握り飯を乗せた皿を差し出した。
「こんな分かりやすいご機嫌取りがありますか……」
「しっかり食いながら言われても」
「くっ、卑怯な……モグ……美味しい…モグ…」
「美味そうに食うなぁ。作り甲斐があるぞ」
恨みがましい表情で、かぐやくんが握り飯を口に詰め込むのを見守る。腕を組んだまま、兄様はゆっくりと首を傾げた。
「……誰からの縁談だと思う」
「誰でもよろしいかと……」
誰であろうと断るだけである。言外に断じて、2つ目の握り飯を掴んだ。綺麗な三角形に整えられたツヤツヤの白米を、目を輝かせながら見つめる。ややおいて子供のようにパクつき始めたかぐやくんを、「本当に握り飯が好きだなぁ」と、眺めて。
「帝の妹君からだ」
「…………」
「お前との顔合わせを熱望されている。俺や親父に、官位を授けるとまで言ったぞ」
兄様は、事も無げに言い放った。無論、それは帝の妹君から縁談がきたという話で、文脈的にも察するにあまりある。
だが目玉が飛び出るような爆弾を前に、かぐやくんは何も言わなかった。涼しい表情で、ウンともスンとも言わず、瞬きするだけで。
代わりに、握り飯が震える手から滑り落ちた。
「絶対にいやです……死んでしまいます…………」
「おい、気軽に死ぬなんて」
「消え失せます」
「…………」
「兄様はおれにここから出ていけと仰る……」
柱に抱き付き、乏しい表情のままポロポロと涙を流すかぐやくん。その足をグイグイと引っ張りながら、兄様は「先っぽだけ、ちょっと会うだけだから」と懇願する。
「お願い、会うだけでも!じゃないと俺が殺される、ふ、不敬罪とかで!」
「そんな罪状ありません……」
「あ、あるんだよ。マジであるの!俺が死んでも良いのかよー!」
「い、いやだ、いやだぁ!」
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「わ、悪かった。義弟とは言え、出世するために家族を売るほど、俺は甲斐性なしじゃないよ」
諭すように言う。
思い返すのは、かぐやくんの生い立ちである。光り輝く竹を切ったら出て来たと。父親はわけのわからない事を言っていたが、あれは嘘だろう。人が竹から生まれるはずがないので、かぐやくんはきっと山に捨てられていたのだ。
とにかく実の親に捨てられ、類稀なる見目のせいで、幼いときから生々しい欲に晒され。
思えば、ずっと怯えたような、何かを警戒するような目をしていた気がする。兄の背について周り、近所の子供にも、頑なに心を開かなかった。
そんな中、唯一心の支えであった家族までもが、「官位のために婿に入れ」などと言い始めたとなれば。かぐやくんはとうとう、誰にも裏切られたと言う傷だけを抱えて、孤独に沈んでしまうのではないか。
「お前の気持ちは伝わったから。……うん、妹君には断りを入れておく。でも、何か理由があるのか」
沈痛な面持ちのまま、兄様は反省する。自分の言動はあまりにも軽率で、思いやりに欠けていたと思った。
「…………ここまで俺を愛してるくださった姫君たちの思いを、おれは踏み躙りました。それを顔すら合わせた事の無い姫君の言葉に従うようでは、おれはとんだ恥晒しではございませんか」
「……本音は」
「…………………」
とんと黙り込んでしまったかぐやくん。なんとなく、それが本音ではないのは分かる。けれども、一度信頼を無碍にした自分が、本音を打ち明けてもらえるとも思えなかった。
「姫様、申し訳ございません。かぐやは、『宮に入ると死んでしまう』の一点張りです。俺の弟ではありますが、あれは昔、父が山から見つけてきた子ですから。どうにもまだ野暮ったいというか、俚俗で」
「そうですか……それは仕方がないですね」
わがままで、おてんばで、執念深い姫君。
そんな前評判とは裏腹に、幸いにも、姫様には理解と聞き分けがあった。要求を跳ね除けた兄様を罰するでもなく、むしろ客人としてもてなす慈悲があった。兄様よりも3つほど幼い姫様は、艶やかな黒髪を弄りながら、桃色の唇をツンと尖らせる。「ときに造麻呂のせがれよ」と呟いた表情は、どこか悪戯めいた微笑が浮かんでいた。
「後日、兄様が御狩のために山の麓に行幸なさるようなので」
「ああ、そうですか。それは、はぁ、お元気で何よりですが」
「今のお話を聞いて心変わり致しました。私も是非、ご一緒させていただこうと」
「…………お待ちください、山の麓とはまさか」
「うふふ。三室の山は偶然にもお前の家の近くですね、造麻呂のせがれ」
──── わがままで、おてんばで、執念深い姫君。
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