23 / 44
第三幕:再び動き出した王族暗殺事件
23、入れ替わった兄と弟
しおりを挟む
真実を知りたい私はじっと彼の目を見つめた。
「リラお嬢様にそんな、ねだるような表情をされたら困りますね」
アルカンジェロは片手でこめかみを押さえながら、声をひそめた。
「ジルベルト兄上は十年前、すでに亡くなっているんです」
衝撃の事実に私はごくりと喉を鳴らした。次の瞬間、私の脳内に火花が散った。街の通りをしめやかに進んでゆくアルベルト殿下の豪華な葬列がまぶたの裏によみがえる。
「もしかして十年前、アルベルト殿下の葬儀のとき、棺に納められていたのは――」
「ジルベルト兄上なんだ」
アルカンジェロはさらりと明かした。
「あの夏の昼下がり、離宮で俺と兄上に飲み物が出された時、先に飲んだのは兄上だった。隣で兄上が苦しみだして、すぐに侍従が俺の飲み物を取り上げた」
前触れもなく告げられた真実に、私は目を見開いた。胸をかきむしる第二王子と、兄を呆然と見つめる幼いアルベルト殿下のお姿を想像した私は、すぐに引っかかりを覚えた。
「王子殿下たちのお食事なら、大勢の使用人が状況を目撃していたんじゃない?」
「いいえ、数人の侍女と侍従が一、二名だったかな。離宮では普段よりリラックスした雰囲気で過ごすので。大人たちはおらず、まだ子供だった俺とジルベルト兄上だけ、おやつを出してもらったんですよ」
そういえば父は、毒殺現場にいた使用人たちへの聞き取り調査を禁じられたのだっけ。
私はうしろで櫂を操るゴンドリエーレに聞こえないよう、アルの服をつかんで尋ねた。
「離宮にはブライデン公爵一家もいたのよね? グイードは毒入りストローを使わなかったの?」
「あの夏、グイードは離宮に来ていない。夏風邪を引いたせいで長時間の移動には耐えられないだろうと言われて、王都の屋敷で寝ていたんだ」
「偶然、なのかしら」
ブライデン公爵が事件の首謀者で、息子に害が及ばないよう、王都に残したとも考えられる。
「グイードは幼い頃、体が弱くてよく熱を出していたんだ。それで甘やかされてああなったんだよ」
ああなったというのは現在、賭博場に通い詰めていることだろう。
「子供の頃のグイードはおとなしくて素直な子で、お父さんの言いなりって感じだったんだけどなあ」
肩をすくめるアルを見ながら私は考える。グイードは確か私と同い年。十年前は七歳だ。私もそれくらいの頃はよく熱を出したし、長時間の移動が負担になるのもうなずける。公爵を疑う材料としては弱すぎるだろう。
「アルはグイードと親しかったのね」
「幼い頃、何度か一緒に遊んだんだ。いとこ同士だからね」
アルにも多少なりともグイードと同じ血が流れていると思うと、あまり気分のよいものではない。考えないようにしよう。
「グイードも、ブライデン公爵も、今のアルに会っても気づかないのね」
真剣な私の声に対して、アルは笑いをこらえているようだ。
「君だって気づかなかったじゃないか」
「だって私はたった一度、お会いしたきりですし!」
慌てて言い繕う私をなだめるように、アルは優しい声で答えた。
「叔父やいとことも頻繁に会っていたわけではないしね。それに俺も警戒していたから、貴族の屋敷に出入りするようになったのは、ほんの二、三年前からなんだよ」
幼少期の面影が薄くなるまでは、聖歌隊でのみ歌っていたということか。
祭りの喧騒が遠くに聞こえ、すぐ近くで櫂が水をかきまぜる音だけが、妙に大きく響く。
私はぽつりとつぶやいた。
「あなたが国を出たら、次の国王は――」
「ブライデン公だね。公爵はしがない音楽家でしかない俺にも誠意を持って接してくれる。身分の高低に関わらず、分け隔てなく人を見られる公爵なら、よい国王になるだろう」
「あなたは私のために国も王位も何もかも捨てて、見知らぬ国へ旅立つというの?」
ほんの二週間前、彼は「この国から離れられませんから」とあきらめたように笑っていた。でも今は、チョコレートブラウンの瞳に燃える炎を宿している。
「俺はあなたに出会って変わったのです。本当の愛を知ってしまった以上、もう後戻りはできない」
彼の低い声が甘く鼓膜を打ち、悦びが全身を駆け巡る。
ほかにもたくさん訊きたいことがあったはずなのに、ゴンドラは劇場に着いてしまった。
船着き場を備えた出入口からロビーへ入る。案内係に従って大階段を登り、わが伯爵家が年間契約しているボックス席へ向かう。
番号のついた扉がたくさん並んだ廊下には、仮面で顔を隠したきらびやかな仮装姿の人々が行き交い、不思議の国へ迷い込んだかのようだ。ボックス席を契約しているのは上流階級の者ばかりだから、仮装にも力が入っている。
案内係が小さな木の扉を開けるとムスクの匂いが漂ってきて、私は母が来ていることを悟った。咄嗟に逃げ出したくなったが、すでに時遅し。
「あら、椅子が足りないのではなくて?」
太陽の仮面をつけたお母様が、入り口に立ち尽くす私たちを振り返っていた。
「フィオ、案内係に頼んできてくださる?」
「はあい」
無駄に良いお返事をして、チョッチョが飛び出してくる。
「おおっと」
アルを見るなり、楽しそうな声をあげた。
「ボクから生徒さんを奪った先生じゃんか!」
母の前で可愛らしく振舞っているときとは違う、下町の貧しい子供のような口調だ。
「おおっと、これはこれは」
対するアルも気安い口調でやり返す。
「お嬢様の音楽教師をクビになった不真面目な前任者ではないか!」
親しげに小突き合う二人を、私は意外な気持ちで眺めていた。でも考えてみれば、狭い王都で働く同世代の歌手同士なのだから、顔見知りでも不思議はない。
チョッチョは廊下を去って行く劇場案内係を追いかけ、
「椅子、二つ追加で」
酒場で注文でもするような口調で頼んだ。
ボックス席には初めから四つ椅子があるはずだが――
と思ってのぞくと、大きな図体をした空色のドレス姿と寄り添う小姓が見えた。なんと、お兄様とエルヴィーラ様もいらっしゃっていたなんて! お兄様は騎士団のお仕事があるものとばかり思っていましたわ。
「狭くなるから私たちは――」
アルカンジェロと一緒にいる今、なるべく家族に会いたくない私は辞退を申し出たのだが、
「大丈夫よ、リラ」
お母様が平気で名前を呼ぶ。お互い誰だか分かっているとはいえ、変装している意味がないじゃない! どことなくデリカシーに欠ける母の態度は、いつも私を苛立たせる。
「つめて、つめて」
お兄様とエルヴィーラ様を壁際に寄せてしまった。
案内係が椅子を二脚持ってきて、私とアルカンジェロは狭いボックス席に詰め込まれた。派手な仮装をしているせいで、六人が入るとぎりぎりだ。
オーケストラピットから弦楽器がチューニングする音が聞こえてくると、開演前特有の期待感が胸を騒がせる。前列に座っていたドレス姿の兄が、白い仮面をつけたまま振り返った。
「そういえば手紙を預かってきたんだ」
女装しているからといって高い声でしゃべる努力をするつもりはないらしい。大きく広がったスカートのひだの間から、封蠟のついた手紙を取り出した。
私は手紙を受け取りながら尋ねる。
「どなたからですの?」
「ほら、婚約者候補の師団長だよ」
一番聞きたくない言葉だった。手紙を胸元にしまったとき、折られた紙の角が胸をひっかいて、チクリと痛んだ。
─ * ─
手紙の内容は次回! リラは何を思うのか?
「リラお嬢様にそんな、ねだるような表情をされたら困りますね」
アルカンジェロは片手でこめかみを押さえながら、声をひそめた。
「ジルベルト兄上は十年前、すでに亡くなっているんです」
衝撃の事実に私はごくりと喉を鳴らした。次の瞬間、私の脳内に火花が散った。街の通りをしめやかに進んでゆくアルベルト殿下の豪華な葬列がまぶたの裏によみがえる。
「もしかして十年前、アルベルト殿下の葬儀のとき、棺に納められていたのは――」
「ジルベルト兄上なんだ」
アルカンジェロはさらりと明かした。
「あの夏の昼下がり、離宮で俺と兄上に飲み物が出された時、先に飲んだのは兄上だった。隣で兄上が苦しみだして、すぐに侍従が俺の飲み物を取り上げた」
前触れもなく告げられた真実に、私は目を見開いた。胸をかきむしる第二王子と、兄を呆然と見つめる幼いアルベルト殿下のお姿を想像した私は、すぐに引っかかりを覚えた。
「王子殿下たちのお食事なら、大勢の使用人が状況を目撃していたんじゃない?」
「いいえ、数人の侍女と侍従が一、二名だったかな。離宮では普段よりリラックスした雰囲気で過ごすので。大人たちはおらず、まだ子供だった俺とジルベルト兄上だけ、おやつを出してもらったんですよ」
そういえば父は、毒殺現場にいた使用人たちへの聞き取り調査を禁じられたのだっけ。
私はうしろで櫂を操るゴンドリエーレに聞こえないよう、アルの服をつかんで尋ねた。
「離宮にはブライデン公爵一家もいたのよね? グイードは毒入りストローを使わなかったの?」
「あの夏、グイードは離宮に来ていない。夏風邪を引いたせいで長時間の移動には耐えられないだろうと言われて、王都の屋敷で寝ていたんだ」
「偶然、なのかしら」
ブライデン公爵が事件の首謀者で、息子に害が及ばないよう、王都に残したとも考えられる。
「グイードは幼い頃、体が弱くてよく熱を出していたんだ。それで甘やかされてああなったんだよ」
ああなったというのは現在、賭博場に通い詰めていることだろう。
「子供の頃のグイードはおとなしくて素直な子で、お父さんの言いなりって感じだったんだけどなあ」
肩をすくめるアルを見ながら私は考える。グイードは確か私と同い年。十年前は七歳だ。私もそれくらいの頃はよく熱を出したし、長時間の移動が負担になるのもうなずける。公爵を疑う材料としては弱すぎるだろう。
「アルはグイードと親しかったのね」
「幼い頃、何度か一緒に遊んだんだ。いとこ同士だからね」
アルにも多少なりともグイードと同じ血が流れていると思うと、あまり気分のよいものではない。考えないようにしよう。
「グイードも、ブライデン公爵も、今のアルに会っても気づかないのね」
真剣な私の声に対して、アルは笑いをこらえているようだ。
「君だって気づかなかったじゃないか」
「だって私はたった一度、お会いしたきりですし!」
慌てて言い繕う私をなだめるように、アルは優しい声で答えた。
「叔父やいとことも頻繁に会っていたわけではないしね。それに俺も警戒していたから、貴族の屋敷に出入りするようになったのは、ほんの二、三年前からなんだよ」
幼少期の面影が薄くなるまでは、聖歌隊でのみ歌っていたということか。
祭りの喧騒が遠くに聞こえ、すぐ近くで櫂が水をかきまぜる音だけが、妙に大きく響く。
私はぽつりとつぶやいた。
「あなたが国を出たら、次の国王は――」
「ブライデン公だね。公爵はしがない音楽家でしかない俺にも誠意を持って接してくれる。身分の高低に関わらず、分け隔てなく人を見られる公爵なら、よい国王になるだろう」
「あなたは私のために国も王位も何もかも捨てて、見知らぬ国へ旅立つというの?」
ほんの二週間前、彼は「この国から離れられませんから」とあきらめたように笑っていた。でも今は、チョコレートブラウンの瞳に燃える炎を宿している。
「俺はあなたに出会って変わったのです。本当の愛を知ってしまった以上、もう後戻りはできない」
彼の低い声が甘く鼓膜を打ち、悦びが全身を駆け巡る。
ほかにもたくさん訊きたいことがあったはずなのに、ゴンドラは劇場に着いてしまった。
船着き場を備えた出入口からロビーへ入る。案内係に従って大階段を登り、わが伯爵家が年間契約しているボックス席へ向かう。
番号のついた扉がたくさん並んだ廊下には、仮面で顔を隠したきらびやかな仮装姿の人々が行き交い、不思議の国へ迷い込んだかのようだ。ボックス席を契約しているのは上流階級の者ばかりだから、仮装にも力が入っている。
案内係が小さな木の扉を開けるとムスクの匂いが漂ってきて、私は母が来ていることを悟った。咄嗟に逃げ出したくなったが、すでに時遅し。
「あら、椅子が足りないのではなくて?」
太陽の仮面をつけたお母様が、入り口に立ち尽くす私たちを振り返っていた。
「フィオ、案内係に頼んできてくださる?」
「はあい」
無駄に良いお返事をして、チョッチョが飛び出してくる。
「おおっと」
アルを見るなり、楽しそうな声をあげた。
「ボクから生徒さんを奪った先生じゃんか!」
母の前で可愛らしく振舞っているときとは違う、下町の貧しい子供のような口調だ。
「おおっと、これはこれは」
対するアルも気安い口調でやり返す。
「お嬢様の音楽教師をクビになった不真面目な前任者ではないか!」
親しげに小突き合う二人を、私は意外な気持ちで眺めていた。でも考えてみれば、狭い王都で働く同世代の歌手同士なのだから、顔見知りでも不思議はない。
チョッチョは廊下を去って行く劇場案内係を追いかけ、
「椅子、二つ追加で」
酒場で注文でもするような口調で頼んだ。
ボックス席には初めから四つ椅子があるはずだが――
と思ってのぞくと、大きな図体をした空色のドレス姿と寄り添う小姓が見えた。なんと、お兄様とエルヴィーラ様もいらっしゃっていたなんて! お兄様は騎士団のお仕事があるものとばかり思っていましたわ。
「狭くなるから私たちは――」
アルカンジェロと一緒にいる今、なるべく家族に会いたくない私は辞退を申し出たのだが、
「大丈夫よ、リラ」
お母様が平気で名前を呼ぶ。お互い誰だか分かっているとはいえ、変装している意味がないじゃない! どことなくデリカシーに欠ける母の態度は、いつも私を苛立たせる。
「つめて、つめて」
お兄様とエルヴィーラ様を壁際に寄せてしまった。
案内係が椅子を二脚持ってきて、私とアルカンジェロは狭いボックス席に詰め込まれた。派手な仮装をしているせいで、六人が入るとぎりぎりだ。
オーケストラピットから弦楽器がチューニングする音が聞こえてくると、開演前特有の期待感が胸を騒がせる。前列に座っていたドレス姿の兄が、白い仮面をつけたまま振り返った。
「そういえば手紙を預かってきたんだ」
女装しているからといって高い声でしゃべる努力をするつもりはないらしい。大きく広がったスカートのひだの間から、封蠟のついた手紙を取り出した。
私は手紙を受け取りながら尋ねる。
「どなたからですの?」
「ほら、婚約者候補の師団長だよ」
一番聞きたくない言葉だった。手紙を胸元にしまったとき、折られた紙の角が胸をひっかいて、チクリと痛んだ。
─ * ─
手紙の内容は次回! リラは何を思うのか?
49
あなたにおすすめの小説
【完結】幼い頃からの婚約を破棄されて退学の危機に瀕している。
桧山 紗綺
恋愛
子爵家の長男として生まれた主人公は幼い頃から家を出て、いずれ婿入りする男爵家で育てられた。婚約者とも穏やかで良好な関係を築いている。
それが綻んだのは学園へ入学して二年目のこと。
「婚約を破棄するわ」
ある日突然婚約者から婚約の解消を告げられる。婚約者の隣には別の男子生徒。
しかもすでに双方の親の間で話は済み婚約は解消されていると。
理解が追いつく前に婚約者は立ち去っていった。
一つ年下の婚約者とは学園に入学してから手紙のやり取りのみで、それでも休暇には帰って一緒に過ごした。
婚約者も入学してきた今年は去年の反省から友人付き合いを抑え自分を優先してほしいと言った婚約者と二人で過ごす時間を多く取るようにしていたのに。
それが段々減ってきたかと思えばそういうことかと乾いた笑いが落ちる。
恋のような熱烈な想いはなくとも、将来共に歩む相手、長い時間共に暮らした家族として大切に思っていたのに……。
そう思っていたのは自分だけで、『いらない』の一言で切り捨てられる存在だったのだ。
いずれ男爵家を継ぐからと男爵が学費を出して通わせてもらっていた学園。
来期からはそうでないと気づき青褪める。
婚約解消に伴う慰謝料で残り一年通えないか、両親に援助を得られないかと相談するが幼い頃から離れて育った主人公に家族は冷淡で――。
絶望する主人公を救ったのは学園で得た友人だった。
◇◇
幼い頃からの婚約者やその家から捨てられ、さらに実家の家族からも疎まれていたことを知り絶望する主人公が、友人やその家族に助けられて前に進んだり、贋金事件を追ったり可愛らしいヒロインとの切ない恋に身を焦がしたりするお話です。
基本は男性主人公の視点でお話が進みます。
◇◇
第16回恋愛小説大賞にエントリーしてました。
呼んでくださる方、応援してくださる方、感想なども皆様ありがとうございます。とても励まされます!
本編完結しました!
皆様のおかげです、ありがとうございます!
ようやく番外編の更新をはじめました。お待たせしました!
◆番外編も更新終わりました、見てくださった皆様ありがとうございます!!
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
辺境の侯爵令嬢、婚約破棄された夜に最強薬師スキルでざまぁします。
コテット
恋愛
侯爵令嬢リーナは、王子からの婚約破棄と義妹の策略により、社交界での地位も誇りも奪われた。
だが、彼女には誰も知らない“前世の記憶”がある。現代薬剤師として培った知識と、辺境で拾った“魔草”の力。
それらを駆使して、貴族社会の裏を暴き、裏切った者たちに“真実の薬”を処方する。
ざまぁの宴の先に待つのは、異国の王子との出会い、平穏な薬草庵の日々、そして新たな愛。
これは、捨てられた令嬢が世界を変える、痛快で甘くてスカッとする逆転恋愛譚。
【完結】虐げられて自己肯定感を失った令嬢は、周囲からの愛を受け取れない
春風由実
恋愛
事情があって伯爵家で長く虐げられてきたオリヴィアは、公爵家に嫁ぐも、同じく虐げられる日々が続くものだと信じていた。
願わくば、公爵家では邪魔にならず、ひっそりと生かして貰えたら。
そんなオリヴィアの小さな願いを、夫となった公爵レオンは容赦なく打ち砕く。
※完結まで毎日1話更新します。最終話は2/15の投稿です。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
結婚前夜に婚約破棄されたけど、おかげでポイントがたまって溺愛されて最高に幸せです❤
凪子
恋愛
私はローラ・クイーンズ、16歳。前世は喪女、現世はクイーンズ公爵家の公爵令嬢です。
幼いころからの婚約者・アレックス様との結婚間近……だったのだけど、従妹のアンナにあの手この手で奪われてしまい、婚約破棄になってしまいました。
でも、大丈夫。私には秘密の『ポイント帳』があるのです!
ポイントがたまると、『いいこと』がたくさん起こって……?
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
悪役令嬢の身代わりで追放された侍女、北の地で才能を開花させ「氷の公爵」を溶かす
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の罪は、万死に値する!」
公爵令嬢アリアンヌの罪をすべて被せられ、侍女リリアは婚約破棄の茶番劇のスケープゴートにされた。
忠誠を尽くした主人に裏切られ、誰にも信じてもらえず王都を追放される彼女に手を差し伸べたのは、彼女を最も蔑んでいたはずの「氷の公爵」クロードだった。
「君が犯人でないことは、最初から分かっていた」
冷徹な仮面の裏に隠された真実と、予想外の庇護。
彼の領地で、リリアは内に秘めた驚くべき才能を開花させていく。
一方、有能な「影」を失った王太子と悪役令嬢は、自滅の道を転がり落ちていく。
これは、地味な侍女が全てを覆し、世界一の愛を手に入れる、痛快な逆転シンデレラストーリー。
【完結】魔力がないと見下されていた私は仮面で素顔を隠した伯爵と結婚することになりました〜さらに魔力石まで作り出せなんて、冗談じゃない〜
光城 朱純
ファンタジー
魔力が強いはずの見た目に生まれた王女リーゼロッテ。
それにも拘わらず、魔力の片鱗すらみえないリーゼロッテは家族中から疎まれ、ある日辺境伯との結婚を決められる。
自分のあざを隠す為に仮面をつけて生活する辺境伯は、龍を操ることができると噂の伯爵。
隣に魔獣の出る森を持ち、雪深い辺境地での冷たい辺境伯との新婚生活は、身も心も凍えそう。
それでも国の端でひっそり生きていくから、もう放っておいて下さい。
私のことは私で何とかします。
ですから、国のことは国王が何とかすればいいのです。
魔力が使えない私に、魔力石を作り出せだなんて、そんなの無茶です。
もし作り出すことができたとしても、やすやすと渡したりしませんよ?
これまで虐げられた分、ちゃんと返して下さいね。
表紙はPhoto AC様よりお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる