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旧初誘拐事件
新たな恐怖
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幻が聞いた話では、副総監は最後に死刑囚、春崎文と接触していたらしい。
なんの目的があったのかは分からないが、副総監が持っていた拳銃で体に5発、頭に1発撃ち込まれていたらしい。
今はどこにいるか分からないが、捜査は続けているらしい。
「・・・どうする、警官はあっちに手を回されてこっちの手伝いは出来ないと言われて帰ってきたが」
「仕方ない。我々だけでもう1度旧初台駅に向かう」
「・・・」
「ちゃんと準備はしておけ、何が起こるかは分からんぞ」
幻は立ち上がりタンスを開ける。
そこには様々な銃器が入っていた。
幻はその中から拳銃を取り出すとタンスの戸を閉めた。
旧初台駅。
何年か前までは普通に使われていた駅なのだが、爆発テロが起こり使われなくなった。
それからはホームレスや不良、さらにはマフィア等が入り込んでいた。
そんな駅に3人はいた。
「それで、ここに薬莢か」
「そうだ、後の手がかりは見つかっていない」
「たく、こんな所でドンパチしてたらバレるだろうに。処理もしないなんてどこの馬鹿だ」
「我々は裏世界の人間だ。ただ、そんなへまはしないとわかっている。だが、この量の薬莢を残すのはおかしい」
「・・・」
「ん?」
夢は何かを見つけたのか少し離れたところでしゃがんでいる。
「なにかあったか?」
2人が近づくとそこにはペンキのような物が固まっていた。
「これは、血か?随分前の物のようだな」
「と、なると、ここでドンパチしたのは約1週間前か」
「そうなるな」
そんなときだ、3人の後ろの方から複数の足音が聞こえた。
「・・・炎、スイッチを切れ」
「了解」
炎が懐中電灯のスイッチを切ると暗闇が訪れる。
3人は物陰に隠れると足音のする方を見た。
「・・・」
3人が見たのは黒スーツの男、数は約10人。
暗いせいであまり見えないが先頭の男は一際大きい。
シルエットだけでも約180はあるだろうか。
「兄貴、ここがそのポイントです」
「・・・」
「この下にそれがあると情報が」
「そうか、ならこの近くに入り口があるはずだ、探せ」
男の声が響くと回りの手下と思われる者達が口々に返答する。
(あの声、どこかで)
炎は男の声を聞きどこかで聞いたのを思い出した。
それはこの前の会合の時の事。
炎は仲介役として参加したときだ。
この声の主はその時の会合に参加していた。
(あぁ、あいつか)
炎は思い出した。
そして幻に話しかける。
(姉さん、あいつらは)
(分かってる。柏組だ)
(どうする、今なら不意打ち出来るが)
(裏に回る。いいな?)
(了解)
3人は物陰を移動しながら元来た所に戻った。
そして
「おい!そこで何してる!」
炎は男達に大声で叫んだ。
「!」
「警察だ、全員そこから動くな」
「け、警察だと」
「・・・」
「このグループのリーダーは誰だ」
「俺だ」
出てきたのは一際大きい男だった。
「ここで何をしていたか答えてもらおうか」
「・・・独自捜査だ」
「捜査?」
「あぁ、副総監が殺され春崎文が逃走したのは知っているでしょう」
「あぁ」
「その文が新初台駅からここに逃げるのを見たというものがいる」
「なるほど、私もその情報を得てここに来た」
幻は懐から警察手帳を取り出し男に見せた。
そして懐にしまうと握手を求めた。
「今から協力して文を探しましょう」
「・・・」
男は幻の手を見てから少しして手を握った。
「チェックメイトだ」
「!」
「炎!夢!」
2人が男の腹に蹴りを入れる。
「ぐっ!」
「き、貴様ら!何を!」
「何って、犯人への制裁だ」
「なぜ俺達が警察でないと分かる!」
幻は先ほどしまった警察手帳を取り出した。
「これが何か分かるか?」
男たちは口々に警察手帳だと答えた。
「そう、これは警察手帳だ。旧式のな」
「・・・」
「お前達が警察官ならなぜこれが旧式だとわからない?それはお前達が警官でないことを表している」
「お見事、その通りだ」
リーダー格の男が前に出る。
夢はそれを見て電気のスイッチを入れる。
薄暗い蛍光灯の光が全員を照す。
「俺は柏組幹部、柏摩太良(かしわまたら)。そちらは探偵、風見幻、風見炎、風見夢とお見受けする」
「やはり知っていたか」
「兄貴、どうしますか」
「3代目から邪魔者は殺せと指示されてる、殺せ」
「・・・」
「夢、摩太良を確保しろ。炎、ほかの奴は殺してもいい。あとで掃除屋を呼ぶ。存分にやれ」
「・・・了解」
炎の目が光を鈍い光を満たす。
「魔術師か」
「その通りだ、さて、私たちに勝てるかな?」
炎は腰に下げていたナイフを抜刀する。
それを見て3人の男が襲いかかる。
とった、と、3人は確信した。
3人のナイフが炎の頭を的確に捉えたのだから。
だが、血が舞ったのは3人の方だった。
「な、んで」
3人はそのまま倒れ絶命する。
炎は3人のナイフが直撃する前に後ろに避けそのまま右から左に回りの3人の男の首を切り裂いたのだ。
「噂に聞く、未来を見る魔眼か」
「・・・」
「だが、俺にも任務って物がある。あんたらには眠って貰うぜ」
摩太良は夢に右ストレートを放つ、しかし。
「!」
夢はその攻撃を片手で受け止めた。
夢の体を赤い光がほのかに包んでいた。
「肉体強化の類いか」
夢はそれを聞きながら右ストレートを摩太良の腹に打ち込んだ。
しかし、摩太良も夢と同じように受け止めた。
夢は1度受け止めていた手を離すと軽くジャンプする。
そして摩太良の首に飛び蹴りを叩き込んだ。
その威力は普通の人間なら死んでもおかしくない威力だった。
しかし、摩太良はそれを受け2メートル吹き飛び気絶する岳だった。
「よくも、よくも兄貴を!」
炎に狙われなかった残りの2人が拳銃を引き抜いた。
「原初、炎、陽炎、幻を見せよ」
幻は何かを唱えると銃弾を発射した。
その時1発の銃弾が2発になり2人の元に飛んだ。
しかし、死んだのは1人だけだ。
生き残った方も炎の攻撃で絶命した。
「疲れた」
「姉さんはいつも事務所からでないからだよ」
「うるさい、ほっとけ」
「・・・」
夢は吹き飛ばした摩太良を引きずって戻ってきた。
幻は鞄から紐を取り出し摩太良を柱に縛り付けた。
「さて、起きてもらおうか」
幻が少し揺らすと摩太良は目を覚ました。
さほど重症ではないようだ。
「さて、幾つか質問させてもらおうか。お前ら柏組の目的はなんだ、ここで何を探していた、18時22分の電車は何処に消えた」
「俺たちの目的は話せん。だが、何を探していたのかは教えてやろう。入り口だ」
「入り口だと?」
「そうだ。このホームにはグールどもの神殿につながる入り口がある。俺達はそれを探しに来た」
「その神殿にお前たちの目的があると」
「そうだ。そして、18時22分の電車。あれはコロシアムに連れていかれた。場所はわからない」
「コロシアムだと?」
「その通りだ」
摩太良は頷く。
その時だった。
べちゃり、と摩太良の頬が落ちた。
「姉さん、こいつ」
「・・・お前、ディープワンか」
「その通りだ」
摩太良の顔の肉、髪が次々に下に落ちる。
そして、その下から完全に人間の物ではない顔が出てきた。
鼻のない、魚のような顔、離れた閉じない目、鱗に覆われた皮膚。
「ディープワン、か。はじめて目にする。しかし、海を信仰している貴様らがここにいる」
「俺たちには目的がある。その目的のため、我々はここにいる」
「しかし、ここは海から離れた内地だ。女を襲い繁殖するのも一苦労のはずだ」
「確かには、俺達ディープワンは人間を襲い子孫を増やす。だが、ここでも十分に子孫を増やすことの出来る場所はある。すでに俺達は1000体にも及ぶ数になっている」
「!」
「・・・それだけ増えてどうするつもりだ」
「残念だが、話せるのはここまでだ」
「・・・!夢!こいつの口を開けさせろ!」
「既に、遅い、毒は飲んだ」
摩太良は割れた小瓶を吐き出し3人を睨んだ。
「お前らは、既に、マークされた、俺達、じゃ、なく、政府に、だ」
摩太良は血を吐き絶命した。
そして、事件は暗闇の中に。
なんの目的があったのかは分からないが、副総監が持っていた拳銃で体に5発、頭に1発撃ち込まれていたらしい。
今はどこにいるか分からないが、捜査は続けているらしい。
「・・・どうする、警官はあっちに手を回されてこっちの手伝いは出来ないと言われて帰ってきたが」
「仕方ない。我々だけでもう1度旧初台駅に向かう」
「・・・」
「ちゃんと準備はしておけ、何が起こるかは分からんぞ」
幻は立ち上がりタンスを開ける。
そこには様々な銃器が入っていた。
幻はその中から拳銃を取り出すとタンスの戸を閉めた。
旧初台駅。
何年か前までは普通に使われていた駅なのだが、爆発テロが起こり使われなくなった。
それからはホームレスや不良、さらにはマフィア等が入り込んでいた。
そんな駅に3人はいた。
「それで、ここに薬莢か」
「そうだ、後の手がかりは見つかっていない」
「たく、こんな所でドンパチしてたらバレるだろうに。処理もしないなんてどこの馬鹿だ」
「我々は裏世界の人間だ。ただ、そんなへまはしないとわかっている。だが、この量の薬莢を残すのはおかしい」
「・・・」
「ん?」
夢は何かを見つけたのか少し離れたところでしゃがんでいる。
「なにかあったか?」
2人が近づくとそこにはペンキのような物が固まっていた。
「これは、血か?随分前の物のようだな」
「と、なると、ここでドンパチしたのは約1週間前か」
「そうなるな」
そんなときだ、3人の後ろの方から複数の足音が聞こえた。
「・・・炎、スイッチを切れ」
「了解」
炎が懐中電灯のスイッチを切ると暗闇が訪れる。
3人は物陰に隠れると足音のする方を見た。
「・・・」
3人が見たのは黒スーツの男、数は約10人。
暗いせいであまり見えないが先頭の男は一際大きい。
シルエットだけでも約180はあるだろうか。
「兄貴、ここがそのポイントです」
「・・・」
「この下にそれがあると情報が」
「そうか、ならこの近くに入り口があるはずだ、探せ」
男の声が響くと回りの手下と思われる者達が口々に返答する。
(あの声、どこかで)
炎は男の声を聞きどこかで聞いたのを思い出した。
それはこの前の会合の時の事。
炎は仲介役として参加したときだ。
この声の主はその時の会合に参加していた。
(あぁ、あいつか)
炎は思い出した。
そして幻に話しかける。
(姉さん、あいつらは)
(分かってる。柏組だ)
(どうする、今なら不意打ち出来るが)
(裏に回る。いいな?)
(了解)
3人は物陰を移動しながら元来た所に戻った。
そして
「おい!そこで何してる!」
炎は男達に大声で叫んだ。
「!」
「警察だ、全員そこから動くな」
「け、警察だと」
「・・・」
「このグループのリーダーは誰だ」
「俺だ」
出てきたのは一際大きい男だった。
「ここで何をしていたか答えてもらおうか」
「・・・独自捜査だ」
「捜査?」
「あぁ、副総監が殺され春崎文が逃走したのは知っているでしょう」
「あぁ」
「その文が新初台駅からここに逃げるのを見たというものがいる」
「なるほど、私もその情報を得てここに来た」
幻は懐から警察手帳を取り出し男に見せた。
そして懐にしまうと握手を求めた。
「今から協力して文を探しましょう」
「・・・」
男は幻の手を見てから少しして手を握った。
「チェックメイトだ」
「!」
「炎!夢!」
2人が男の腹に蹴りを入れる。
「ぐっ!」
「き、貴様ら!何を!」
「何って、犯人への制裁だ」
「なぜ俺達が警察でないと分かる!」
幻は先ほどしまった警察手帳を取り出した。
「これが何か分かるか?」
男たちは口々に警察手帳だと答えた。
「そう、これは警察手帳だ。旧式のな」
「・・・」
「お前達が警察官ならなぜこれが旧式だとわからない?それはお前達が警官でないことを表している」
「お見事、その通りだ」
リーダー格の男が前に出る。
夢はそれを見て電気のスイッチを入れる。
薄暗い蛍光灯の光が全員を照す。
「俺は柏組幹部、柏摩太良(かしわまたら)。そちらは探偵、風見幻、風見炎、風見夢とお見受けする」
「やはり知っていたか」
「兄貴、どうしますか」
「3代目から邪魔者は殺せと指示されてる、殺せ」
「・・・」
「夢、摩太良を確保しろ。炎、ほかの奴は殺してもいい。あとで掃除屋を呼ぶ。存分にやれ」
「・・・了解」
炎の目が光を鈍い光を満たす。
「魔術師か」
「その通りだ、さて、私たちに勝てるかな?」
炎は腰に下げていたナイフを抜刀する。
それを見て3人の男が襲いかかる。
とった、と、3人は確信した。
3人のナイフが炎の頭を的確に捉えたのだから。
だが、血が舞ったのは3人の方だった。
「な、んで」
3人はそのまま倒れ絶命する。
炎は3人のナイフが直撃する前に後ろに避けそのまま右から左に回りの3人の男の首を切り裂いたのだ。
「噂に聞く、未来を見る魔眼か」
「・・・」
「だが、俺にも任務って物がある。あんたらには眠って貰うぜ」
摩太良は夢に右ストレートを放つ、しかし。
「!」
夢はその攻撃を片手で受け止めた。
夢の体を赤い光がほのかに包んでいた。
「肉体強化の類いか」
夢はそれを聞きながら右ストレートを摩太良の腹に打ち込んだ。
しかし、摩太良も夢と同じように受け止めた。
夢は1度受け止めていた手を離すと軽くジャンプする。
そして摩太良の首に飛び蹴りを叩き込んだ。
その威力は普通の人間なら死んでもおかしくない威力だった。
しかし、摩太良はそれを受け2メートル吹き飛び気絶する岳だった。
「よくも、よくも兄貴を!」
炎に狙われなかった残りの2人が拳銃を引き抜いた。
「原初、炎、陽炎、幻を見せよ」
幻は何かを唱えると銃弾を発射した。
その時1発の銃弾が2発になり2人の元に飛んだ。
しかし、死んだのは1人だけだ。
生き残った方も炎の攻撃で絶命した。
「疲れた」
「姉さんはいつも事務所からでないからだよ」
「うるさい、ほっとけ」
「・・・」
夢は吹き飛ばした摩太良を引きずって戻ってきた。
幻は鞄から紐を取り出し摩太良を柱に縛り付けた。
「さて、起きてもらおうか」
幻が少し揺らすと摩太良は目を覚ました。
さほど重症ではないようだ。
「さて、幾つか質問させてもらおうか。お前ら柏組の目的はなんだ、ここで何を探していた、18時22分の電車は何処に消えた」
「俺たちの目的は話せん。だが、何を探していたのかは教えてやろう。入り口だ」
「入り口だと?」
「そうだ。このホームにはグールどもの神殿につながる入り口がある。俺達はそれを探しに来た」
「その神殿にお前たちの目的があると」
「そうだ。そして、18時22分の電車。あれはコロシアムに連れていかれた。場所はわからない」
「コロシアムだと?」
「その通りだ」
摩太良は頷く。
その時だった。
べちゃり、と摩太良の頬が落ちた。
「姉さん、こいつ」
「・・・お前、ディープワンか」
「その通りだ」
摩太良の顔の肉、髪が次々に下に落ちる。
そして、その下から完全に人間の物ではない顔が出てきた。
鼻のない、魚のような顔、離れた閉じない目、鱗に覆われた皮膚。
「ディープワン、か。はじめて目にする。しかし、海を信仰している貴様らがここにいる」
「俺たちには目的がある。その目的のため、我々はここにいる」
「しかし、ここは海から離れた内地だ。女を襲い繁殖するのも一苦労のはずだ」
「確かには、俺達ディープワンは人間を襲い子孫を増やす。だが、ここでも十分に子孫を増やすことの出来る場所はある。すでに俺達は1000体にも及ぶ数になっている」
「!」
「・・・それだけ増えてどうするつもりだ」
「残念だが、話せるのはここまでだ」
「・・・!夢!こいつの口を開けさせろ!」
「既に、遅い、毒は飲んだ」
摩太良は割れた小瓶を吐き出し3人を睨んだ。
「お前らは、既に、マークされた、俺達、じゃ、なく、政府に、だ」
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