17 / 32
ミッション4:しじみ・あさり・はまぐり
2
しおりを挟む
普通の猫のように四足歩行で歩くしじみに付いていくと、はるかぜ商店街の一角とは思えない薄暗い路地裏に辿り着いた。そこにいたのは、白猫と黒猫。三毛のしじみもその2匹に加わると、猫好きには堪らない光景。しかし、白猫も黒猫も、俺たちに協力してくれるかもしれない、しじみの顔見知り。つまるところ、ただの猫じゃあない。
1番先に喋り出したのは、白猫だった。
「あらあら。久し振りに来たと思ったら天国から脱走してきた人を連れてきたの?しじみチャン。あたしには分かるわよ」
「やっぱり、あさりは天国の派遣猫だにゃあ。匂いで分かるのにゃ?まぁ、にゃーとしてはそんなことはどうでもいいのにゃ。ちょっと協力してくれ、にゃ」
あさり、と呼ばれた白猫にジロジロと見られる。俺は何者に見えているのか。居心地が悪いというか、ちょっと怖いというか。俺はあさりから目を逸らし、自分の隣りにいる母ちゃんを見る。母ちゃんはあさりに銃口を向けていた。……いや、いやいやいや!?
しじみからもらった銃。協力者になってくれるかもしれない人、いや、猫に向けるのはさすがにちょっとどうかと思うのだが。そもそも、その銃が「普通」の銃である保証もないのだ。いや、銃である時点でヤバいか。
とりあえず、俺は母ちゃんに銃をしまわせて、あさりの話を聞くことにした。その会話には黒猫の「はまぐり」も加わった。
1番先に喋り出したのは、白猫だった。
「あらあら。久し振りに来たと思ったら天国から脱走してきた人を連れてきたの?しじみチャン。あたしには分かるわよ」
「やっぱり、あさりは天国の派遣猫だにゃあ。匂いで分かるのにゃ?まぁ、にゃーとしてはそんなことはどうでもいいのにゃ。ちょっと協力してくれ、にゃ」
あさり、と呼ばれた白猫にジロジロと見られる。俺は何者に見えているのか。居心地が悪いというか、ちょっと怖いというか。俺はあさりから目を逸らし、自分の隣りにいる母ちゃんを見る。母ちゃんはあさりに銃口を向けていた。……いや、いやいやいや!?
しじみからもらった銃。協力者になってくれるかもしれない人、いや、猫に向けるのはさすがにちょっとどうかと思うのだが。そもそも、その銃が「普通」の銃である保証もないのだ。いや、銃である時点でヤバいか。
とりあえず、俺は母ちゃんに銃をしまわせて、あさりの話を聞くことにした。その会話には黒猫の「はまぐり」も加わった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる