保健室の秘め事

桜屋敷 櫻子

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叔父の心配

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 パチリ。チュンチュン。目を開けると、雀の鳴き声がした。部屋の中は薄暗い。枕元に置いてある携帯で時間をチェックすると、まだ早朝と言える時間だった。寝直そう、そう思って目を閉じるが、眠気は全く襲ってこなかった。

 完璧に目が覚めてしまった。今日は早めにお弁当の準備をするか。……お弁当。いつも保健室で食べている、お弁当。保健室といえば、今井先生。今井先生といったら?……鼻血。いやいやいや、そっちじゃないでしょう!昨日言われたことをちゃんと思い出せ、続きはまた明日、そう言われたじゃないの。



 そう、あの行為の続きは、今日……。シャワー、浴びてから登校しようかな。私はゆっくりとベッドから起き上がると、室内に飾ってある「今野 ヒロ」のポスターを見て、溜め息を吐いた。





 「いまいせんせ、」





 昨日のことを思い出すと、頭が痛い。私とゆきちゃんの関係を知られ、鼻血まで目撃されてしまった。今井先生、心変わりしていないかな。ほ、本当につ、つつつ、続きするのかな……。昨日、今井先生にされたことを思い出すと、顔が、というか、身体が火照ってくる。身体の奥の方がじわりと熱くなり、慌てて別のことを考えようとしたけど……駄目だった。さ、さっさとシャワーを浴びてこよう……。

 私が着替えを持って自分の部屋を出ると、居間には、床とにらめっこしているゆきちゃんの姿があった。まぁ、居間はゆきちゃんの部屋でもあるから、ゆきちゃんがいるのは当たり前なんだけど。どうしたんだろう?





 「ゆきちゃん、おはよ」



 「……雛、」





 私が声を掛けると、ゆきちゃんは俯けていた顔を上げた。目の下には酷い隈。まさか、一睡もしてない……とかないよね?まさかね。





 「お前と今井先生のことを考えてたら、一睡も出来なかった……」





 ……マジですか。今井先生とのことは、昨日の夜、三時間くらい話し合ったのに。もちろん、私と今井先生は変な関係じゃないですよ、って、そういうことにしておいたのに。ゆきちゃんも、それで納得してくれたと思ったのに……。
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