21 / 42
今井先生「と」初めて
☆2
しおりを挟む
今井先生に手を引かれて、ベッドへと移動する。今日はベッドの端に座らず、靴を脱いでベッドに上がった。今井先生も同じようにベッドへ上がると、軽く、私の胸に触れた。
本当に、軽く触れるだけ。制服を脱がされるわけでも、気持ち良いと感じるほど強く触れられるわけでもない。今井先生の顔を見ると、なにかを待っているような顔。
「……”ちゃんと触ってください”?」
「よく言えました。どういう風に触ってほしいですか?」
「そ、それはお任せします」
さすがに、こういう風に触ってほしい、まで言ったら、顔から火が出るかもしれないので遠慮しておいた。再び、今井先生にキスをされる。今度は啄むようなキスを、何度も何度も。
私の首元から、シュルリとスカーフが取り払われた。今井先生は器用に、片手だけで私の制服のボタンを外していく。上着のボタンが全部外れると、今度はシャツのボタンに手を掛ける。
……私は一つ、今井先生に聞いてみたいことがあった。
「……今井先生?」
「ん……、なんですか?ちゃんと触りますよ?」
「そ、そうじゃなくて……」
「……?」
聞きたい、けど、やっぱり聞きたくない。いや、両想いで、こういうことをするような仲なんだから、ちゃんと聞いておきたい。私は俯いて、シャツのボタンを外す今井先生の手に触れた。
「……今井先生って、こういうことに慣れてます?ボタンを外すの、上手……」
聞いちゃった、聞いちゃった……!慣れています、なんて言われたら、私、今日はこのまま帰るかもしれない。どんな答えが返ってくるのか、私がドキドキしていると……今井先生が笑い出した。なぜか、私の質問がツボにハマったらしい。相変わらず、今井先生の笑いの沸点は低い。
「ふふ、可愛いことを聞きますね……」
「私、真剣に聞いてるんですけど!」
「すみません。別に、慣れていませんよ。手先が器用なだけです」
本当かなぁ……。今井先生、イケメンだしイケメンだしイケメンだし、めっちゃ余裕がありそうだし、実は、結構遊んでるんじゃない!?とか、不安になったんだけど。
笑われて、ちょっとだけ機嫌の悪くなった私は、今井先生がキスをしようとしたところで、顔を背けた。すると、今井先生にぐいっと腕を引っ張られ、見事に、今井先生の胸にダイビング。
……あれ?
「本当かどうか、疑いましたよね?この通り、ですよ」
ドクンドクンドクン……。今井先生の胸にちゃんと耳を当てて聴いてみると、今井先生の心臓は、私の心臓よりうるさかった。え、もしかしなくても、私にドキドキしてくれて……る?
本当に、軽く触れるだけ。制服を脱がされるわけでも、気持ち良いと感じるほど強く触れられるわけでもない。今井先生の顔を見ると、なにかを待っているような顔。
「……”ちゃんと触ってください”?」
「よく言えました。どういう風に触ってほしいですか?」
「そ、それはお任せします」
さすがに、こういう風に触ってほしい、まで言ったら、顔から火が出るかもしれないので遠慮しておいた。再び、今井先生にキスをされる。今度は啄むようなキスを、何度も何度も。
私の首元から、シュルリとスカーフが取り払われた。今井先生は器用に、片手だけで私の制服のボタンを外していく。上着のボタンが全部外れると、今度はシャツのボタンに手を掛ける。
……私は一つ、今井先生に聞いてみたいことがあった。
「……今井先生?」
「ん……、なんですか?ちゃんと触りますよ?」
「そ、そうじゃなくて……」
「……?」
聞きたい、けど、やっぱり聞きたくない。いや、両想いで、こういうことをするような仲なんだから、ちゃんと聞いておきたい。私は俯いて、シャツのボタンを外す今井先生の手に触れた。
「……今井先生って、こういうことに慣れてます?ボタンを外すの、上手……」
聞いちゃった、聞いちゃった……!慣れています、なんて言われたら、私、今日はこのまま帰るかもしれない。どんな答えが返ってくるのか、私がドキドキしていると……今井先生が笑い出した。なぜか、私の質問がツボにハマったらしい。相変わらず、今井先生の笑いの沸点は低い。
「ふふ、可愛いことを聞きますね……」
「私、真剣に聞いてるんですけど!」
「すみません。別に、慣れていませんよ。手先が器用なだけです」
本当かなぁ……。今井先生、イケメンだしイケメンだしイケメンだし、めっちゃ余裕がありそうだし、実は、結構遊んでるんじゃない!?とか、不安になったんだけど。
笑われて、ちょっとだけ機嫌の悪くなった私は、今井先生がキスをしようとしたところで、顔を背けた。すると、今井先生にぐいっと腕を引っ張られ、見事に、今井先生の胸にダイビング。
……あれ?
「本当かどうか、疑いましたよね?この通り、ですよ」
ドクンドクンドクン……。今井先生の胸にちゃんと耳を当てて聴いてみると、今井先生の心臓は、私の心臓よりうるさかった。え、もしかしなくても、私にドキドキしてくれて……る?
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる