23 / 35
憧れという君はこっちを見ない
心臓4
しおりを挟む
馬鹿みたいに泣いたことで逆に落ち着いてきた。不安そうなアレンくんのことを安心させないと。
ニッと笑ってアレンくんのことを見た。
「アレンくん、感情的になってごめんなさい。もう平気。ハンカチもありがとう。」
使ってないのをそのまま返した。
まだ不安そうに瞳を揺らしているアレンくんは、不服そうにハンカチを受け取った。
使わなくてごめんね、アレンくん。
考えても考えてもわからない。
どうにでもなれ。でも、アレンくんのことを汚さない範囲で、どうにでもなれ。
そんな投げやりな気持ちになってくる。
今の私は、確実に喜怒哀楽が激しい。
さっきまで泣いていたのに、今度は笑ってる。アレンくんは私のことどう思うんだろう。
変人?変態?
どう思われたっていい。仕方ない事実なのだから。
それに私は、ファンで、影から褒める人で、崇拝者で、危なくないストーカーで、アレンくんに認知されるだけ烏滸がましい人間なんですから。
「あの資料で追い詰めてたらごめんね。」「謝らないでアレンくん。アレンくんは何も悪くない。」
すかさず否定する。
アレンくんは私が欲しかった情報をくれた。それで追い詰められてた時があったとしても助かったんだ。
それに今思えば、約2ヶ月前のあれなんて、周りに言いふらされても仕方がなかった。何人が信じるかわからないが。
それに下着を脱いでアレンくんに迫ったりしてあの時は軽蔑しただろうに、あれ以降より丁寧に接してくれてる。アレンくんは優しい。美しいだけでなくて誰よりも優しいのですね、アレンくん。素敵です。
頭の中ごちゃごちゃする。
どうしよう、うん、わからない。
わからないことはわかった。
まだまだ頭の中ごちゃ混ぜな状態だったが、とりあえずは自己完結した。その状態でアレンくんのことを見ると不満そうな顔になった。
何でアレンくんはそんな顔するの?
良くわからなくて、やっぱりここから逃げたくなった。
卑怯だけど話を切り上げよう。
「今日は、泣いて乱しちゃったからやっぱり後日また話そう。」
手を振っていつも通り強制的に終了させようとした。もうこれは癖なのかもしれない。アレンくんに対してかなりの頻度で発動する最低な癖。
私が手を振ると、アレンくんの不満そうな顔がさらに深まって、眉間にシワがより始めた。
それでも美しいよ。アレンくん。
でも、私にそんな様々な顔向けるのは勿体ないよ。
「あ、アレンくん笑顔の方がイケメンだよ!今も素敵だけど」
笑って?
訳わからなくなって、笑って欲しくて、せめてただの真顔になって欲しくてとりあえず褒めた。
私のせいで怒ってる…よね?
多分、怒ってるんだよね?
今度は私が不安になった。
とてもじゃないけど、荷物持ってその場を去れる雰囲気じゃなくなった。
「リリアナさんはいつもそうだよね。」
アレンくんの声はさっきの不安そうな声と打って変わって冷たかった。
ニッと笑ってアレンくんのことを見た。
「アレンくん、感情的になってごめんなさい。もう平気。ハンカチもありがとう。」
使ってないのをそのまま返した。
まだ不安そうに瞳を揺らしているアレンくんは、不服そうにハンカチを受け取った。
使わなくてごめんね、アレンくん。
考えても考えてもわからない。
どうにでもなれ。でも、アレンくんのことを汚さない範囲で、どうにでもなれ。
そんな投げやりな気持ちになってくる。
今の私は、確実に喜怒哀楽が激しい。
さっきまで泣いていたのに、今度は笑ってる。アレンくんは私のことどう思うんだろう。
変人?変態?
どう思われたっていい。仕方ない事実なのだから。
それに私は、ファンで、影から褒める人で、崇拝者で、危なくないストーカーで、アレンくんに認知されるだけ烏滸がましい人間なんですから。
「あの資料で追い詰めてたらごめんね。」「謝らないでアレンくん。アレンくんは何も悪くない。」
すかさず否定する。
アレンくんは私が欲しかった情報をくれた。それで追い詰められてた時があったとしても助かったんだ。
それに今思えば、約2ヶ月前のあれなんて、周りに言いふらされても仕方がなかった。何人が信じるかわからないが。
それに下着を脱いでアレンくんに迫ったりしてあの時は軽蔑しただろうに、あれ以降より丁寧に接してくれてる。アレンくんは優しい。美しいだけでなくて誰よりも優しいのですね、アレンくん。素敵です。
頭の中ごちゃごちゃする。
どうしよう、うん、わからない。
わからないことはわかった。
まだまだ頭の中ごちゃ混ぜな状態だったが、とりあえずは自己完結した。その状態でアレンくんのことを見ると不満そうな顔になった。
何でアレンくんはそんな顔するの?
良くわからなくて、やっぱりここから逃げたくなった。
卑怯だけど話を切り上げよう。
「今日は、泣いて乱しちゃったからやっぱり後日また話そう。」
手を振っていつも通り強制的に終了させようとした。もうこれは癖なのかもしれない。アレンくんに対してかなりの頻度で発動する最低な癖。
私が手を振ると、アレンくんの不満そうな顔がさらに深まって、眉間にシワがより始めた。
それでも美しいよ。アレンくん。
でも、私にそんな様々な顔向けるのは勿体ないよ。
「あ、アレンくん笑顔の方がイケメンだよ!今も素敵だけど」
笑って?
訳わからなくなって、笑って欲しくて、せめてただの真顔になって欲しくてとりあえず褒めた。
私のせいで怒ってる…よね?
多分、怒ってるんだよね?
今度は私が不安になった。
とてもじゃないけど、荷物持ってその場を去れる雰囲気じゃなくなった。
「リリアナさんはいつもそうだよね。」
アレンくんの声はさっきの不安そうな声と打って変わって冷たかった。
0
あなたにおすすめの小説
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる