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君と密室に閉じ込められたけど拒まないで

2回戦-4

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身を起こして、アレンくんと向き合う。

まずは、ネクタイに手を伸ばす。
真ん中に指をかけて引っ張ればスルスルと解けた。

ほんの少し腰を上げ、戸惑うアレンくんに口づけながらワイシャツのボタンを外していく。1つ、2つ、3つと下がっていく。性別が違うためボタンの向きは違うが、1度やり方が分かってしまえば平気だった。

そうして上半身の布を全て取り払うと下半身に取り掛かった。
だが、ベルトはもう既に外してあった。

先の性行為の時に緩める為だとわかり思い出して真っ赤になった。

アレンくんが再び耳を甘噛みしてきた。
甘い痺れが全身を駆け巡る。

「はぅっ」
と情けない声が漏れ、アレンくんの胸に手を置いた。
すると背中に手を回され抱きしめられた。

アレンくんの鼓動が心地いい。素肌の触れ合いが気持ちいい。

私もおずおずと背中に手を回した。
腰を上げ跨った。乗ってみると硬くて驚いた。

「アレンくん、ゴムつけよう。」
挿れてしまいたい。

コクコクと頷きながらアレンくんのゴムを装着していく、グロテスクな局部に装着される一連の動作をマジマジと見つめる。
行為そのものは3度目なのに初めて見た。

「リリアナ、何で急に気持ちが変わったの?」
片手でアレンくんのソレを支えて、ゆっくりと腰を下ろしていると声がかかった。

全て挿れてから、アレンくんの目を見つめた。
何度やっても圧迫感は凄まじい。下腹部に意識が集中してしまう。

「ずっと…アレンくんが……はぅっ、好きでした。」
ふーっと息を吐き出して緩やかに動き始めた。

動画でのみ見たことのある動作は思いの外負担ではあった。
だが、アレンくんに攻め立てられるのとまた違った気持ち良さがある。

「気持ちに…あっ!!!、目を逸せなくなったの!!!はぁーーんっ!」
腰をグッと掴まれて加速させられる。
アレンくんの両肩に置いた手に力が入る。

身長差のおかげで跨っても目の前に顔があるのを良いことに、舌を出してそのままアレンくんの口の中へと差し込んだ。
ねっとりと舌と舌が絡み合う。

深呼吸をしようと顔を離したら、頭を掴まれ再び口付けを始めた。頭を押さえたまま、身体をもう片方の手で抱えられると抱きしめられるように押し倒された。

そしてキスをしながらアレンくんは動き続けた。
いっぱいいっぱいだって掠れるほどに甘い声が出た。
わざとではないが、押さえても溢れてしまう。

けれどももっと欲しかった。アレンくんのことが深い所でもっと。

「ア、アレンくん好き…もっと」
しがみつきながらな声を漏らした。

これまでの早い動きに加えて1回1回打ち付けるように重くなる。
あまりの気持ち良さに目の前がチカチカしてくる。

「俺も……好きだよ、リリアナ」

アレンくんがそう呟き、唸ったのを最後に意識が途切れていった。
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