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3話 裏切り
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銀狼の血のパーティメンバーと、僕は奈落のダンジョンへとやってきた。
「いくぞ!」
そう言って入っていくパーティメンバーに続き、僕も中に入る。始めて入るダンジョンに、僕は内心怯えつつも、安心させるように話しかけてくれる銀狼の血のメンバーに対して確かな温かみを感じながら進んでいく。
この人たちとなら、僕も強くなれるかもしれない。そう思い、進むこと1時間ほど。急に、パーティメンバーが止まった。
「クッソーやっぱここで転移陣できてるかぁ。ここ通れば近道なのに」
「初日でいきなり使うことになるとはな」
どうやら、ダンジョンの各所にできるという、転移陣というトラップがあって、先に進めないらしい。転移陣は、確か、ダンジョン内のどこかにランダムで飛ばされるんだっけ。奥深くまで飛ばされたら戻って来れないから、凶悪なトラップのひとつとして知られてるものだ。とはいえ、このトラップも、凶悪なこともあってそんなに多く出現しない。1週間探索して1つ見つかるかとかそんなレベルのトラップだったはずだ。
「それなら、迂回するしかなさそうです……ね?」
僕は、銀狼の血のメンバーたちの雰囲気が変わったことを感じ取った。
「みなさん。どうしたんですか?」
黙って、僕の方を向いて武器を構える銀狼の血のメンバー。すると、リーダーの1人が話しかけてくる。
「あー、悪いねフォード君。実は俺たち、初めから君を利用するつもりだったんだ」
「え?」
「君、ギルドでも腫れ物扱いされてるし、上の命令もあって、消得て欲しいらしくてね。それだったら、俺らのパーティの攻略に使おうと思って」
「な、何を……」
僕は、剣を持ってジリジリと近づいてくる銀狼の血のパーティメンバーに対して、思わず後ずさりする。そして、後ろの転移陣に気づく。
「転移陣……まさか!!」
「お、気づいたみたいだねぇ。転移陣は1度発動すると消える。そして、転移陣は君みたいなお荷物1人でも、十分発動するんだ。転移陣が消えたら、僕達も近道ができる」
「そ、そんなことのために、僕を利用するのか!!」
「君、利用価値それくらいしかないじゃん。いつまで経っても貧相な体で、魔物一匹、それもスライムすら倒せなさそうな体つき。頭も悪いし、体が貧相だから荷物持ちすら満足に出来ない。利用してやるだけ、有難く思えってんだよ」
「く、クソ……」
武器を持った彼ら、それも、名を挙げ始めたばかりの冒険者集団と、僕1人。勝てるわけが無い。どの道、ボロ雑巾のようにされた挙句、転移陣に乗せられて、終わるだけだ。
「オラァ!早く行け!」
筋骨隆々のパーティメンバーが、前に出ると、僕の腹を思い切り蹴りつけ、後ろに飛ばされる。
「グハァッ……」
僕はその勢いのまま、転移陣の上に転がる。転移陣が光り輝き始める。
「じゃあな。最弱。お前は最弱の伝説のまま、一生語り継がれるんだ。俺らが帰ったら、ギルドには勝手に飛び出して勝手に死んだ愚か者として、周りに知らせてやるよ。自分の弱さを呪って死んでいくんだな。アッハッハッハッハッ」
「く、くそ……」
そうして僕は、転移陣によって、ダンジョンのどこかに飛ばされることになる。
「いくぞ!」
そう言って入っていくパーティメンバーに続き、僕も中に入る。始めて入るダンジョンに、僕は内心怯えつつも、安心させるように話しかけてくれる銀狼の血のメンバーに対して確かな温かみを感じながら進んでいく。
この人たちとなら、僕も強くなれるかもしれない。そう思い、進むこと1時間ほど。急に、パーティメンバーが止まった。
「クッソーやっぱここで転移陣できてるかぁ。ここ通れば近道なのに」
「初日でいきなり使うことになるとはな」
どうやら、ダンジョンの各所にできるという、転移陣というトラップがあって、先に進めないらしい。転移陣は、確か、ダンジョン内のどこかにランダムで飛ばされるんだっけ。奥深くまで飛ばされたら戻って来れないから、凶悪なトラップのひとつとして知られてるものだ。とはいえ、このトラップも、凶悪なこともあってそんなに多く出現しない。1週間探索して1つ見つかるかとかそんなレベルのトラップだったはずだ。
「それなら、迂回するしかなさそうです……ね?」
僕は、銀狼の血のメンバーたちの雰囲気が変わったことを感じ取った。
「みなさん。どうしたんですか?」
黙って、僕の方を向いて武器を構える銀狼の血のメンバー。すると、リーダーの1人が話しかけてくる。
「あー、悪いねフォード君。実は俺たち、初めから君を利用するつもりだったんだ」
「え?」
「君、ギルドでも腫れ物扱いされてるし、上の命令もあって、消得て欲しいらしくてね。それだったら、俺らのパーティの攻略に使おうと思って」
「な、何を……」
僕は、剣を持ってジリジリと近づいてくる銀狼の血のパーティメンバーに対して、思わず後ずさりする。そして、後ろの転移陣に気づく。
「転移陣……まさか!!」
「お、気づいたみたいだねぇ。転移陣は1度発動すると消える。そして、転移陣は君みたいなお荷物1人でも、十分発動するんだ。転移陣が消えたら、僕達も近道ができる」
「そ、そんなことのために、僕を利用するのか!!」
「君、利用価値それくらいしかないじゃん。いつまで経っても貧相な体で、魔物一匹、それもスライムすら倒せなさそうな体つき。頭も悪いし、体が貧相だから荷物持ちすら満足に出来ない。利用してやるだけ、有難く思えってんだよ」
「く、クソ……」
武器を持った彼ら、それも、名を挙げ始めたばかりの冒険者集団と、僕1人。勝てるわけが無い。どの道、ボロ雑巾のようにされた挙句、転移陣に乗せられて、終わるだけだ。
「オラァ!早く行け!」
筋骨隆々のパーティメンバーが、前に出ると、僕の腹を思い切り蹴りつけ、後ろに飛ばされる。
「グハァッ……」
僕はその勢いのまま、転移陣の上に転がる。転移陣が光り輝き始める。
「じゃあな。最弱。お前は最弱の伝説のまま、一生語り継がれるんだ。俺らが帰ったら、ギルドには勝手に飛び出して勝手に死んだ愚か者として、周りに知らせてやるよ。自分の弱さを呪って死んでいくんだな。アッハッハッハッハッ」
「く、くそ……」
そうして僕は、転移陣によって、ダンジョンのどこかに飛ばされることになる。
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