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4話 奈落
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転移陣が起動した先は、なんと、ダンジョン、奈落の名所と言われている大穴の途中だった。この穴は上層から最下層まで繋がっていると言われている。
僕はなすすべもなく落ちていき、死を覚悟した。しかし、意外なことに底は見えている。肉がぶたれるような鈍い音とともに落下し、骨が何本も折れたような音が辺りに響く。
「うぅ……」
あまりの痛さに悶絶していると、鼻をつくような鋭い匂いが漂う。周囲を見渡すと、巨大な赤紫色に輝くクリスタルと、魔物だったものと思われる肉の残骸や骨が散らばっていることに気づく。
「ここが、最下層……」
僕が呟くと、穴に続いている三本の道全てから、ものすごい勢いで近づいてくる足音が聞こえてくる。
「ゴギャアアアア!!」
すると、三本の道からほぼ同時に、合計十匹程の魔物が躍り出た。鶏の頭やカエル、蛇の頭の下は、ミノタウロウスのような筋肉質な人型の胴体が付いていて、足は二本。体表は赤黒く、大きな血管が至る所で隆起していた。
僕はあまりの恐怖に、這いずりながら中央のクリスタルへと身を持っていく。
躍り出た魔物は、勢いよくこちらに向かってくると思いきや、苦しそうに喘ぎながらフラフラとした足取りで右往左往すると、その場に倒れる。
「な、なんなんだ?」
しばらくすると、十匹ほど居た魔物は全て動かなくなり、次第に体から煙のようなものを出して溶けていく。煙はそのままクリスタルに吸収されていく。
幸いなことに、クリスタルは僕に影響は無いようで、しばらくそこに留まった。それから定期的に魔物が来ては倒れて、徐々にクリスタルに吸収されていく様を眺めること、五日程が経った。さすがに、喉も腹も限界を訴えている。周囲を見渡せば、魔物の死骸が大量に転がっている。幾つかは、煙となって消えかけ、中の肉が見えていて、そのまま齧りつけば食べれそうだ。
ゴクリ……。僕は。思わず唾を飲み込む。これを食べて、無事でいられるかどうか。そんな悩みとは裏腹に、腹は減るばかり。どちらにせよ。このままでは餓死してしまう。僕は、魔物の腕の肉片を持ち上げると、そのまま口に運んだ。
「うっ……」
一口だけ口に含んだ瞬間、全身に稲妻が走ったかのような激痛に苛まれる。そのまま僕は気を失った。
僕はなすすべもなく落ちていき、死を覚悟した。しかし、意外なことに底は見えている。肉がぶたれるような鈍い音とともに落下し、骨が何本も折れたような音が辺りに響く。
「うぅ……」
あまりの痛さに悶絶していると、鼻をつくような鋭い匂いが漂う。周囲を見渡すと、巨大な赤紫色に輝くクリスタルと、魔物だったものと思われる肉の残骸や骨が散らばっていることに気づく。
「ここが、最下層……」
僕が呟くと、穴に続いている三本の道全てから、ものすごい勢いで近づいてくる足音が聞こえてくる。
「ゴギャアアアア!!」
すると、三本の道からほぼ同時に、合計十匹程の魔物が躍り出た。鶏の頭やカエル、蛇の頭の下は、ミノタウロウスのような筋肉質な人型の胴体が付いていて、足は二本。体表は赤黒く、大きな血管が至る所で隆起していた。
僕はあまりの恐怖に、這いずりながら中央のクリスタルへと身を持っていく。
躍り出た魔物は、勢いよくこちらに向かってくると思いきや、苦しそうに喘ぎながらフラフラとした足取りで右往左往すると、その場に倒れる。
「な、なんなんだ?」
しばらくすると、十匹ほど居た魔物は全て動かなくなり、次第に体から煙のようなものを出して溶けていく。煙はそのままクリスタルに吸収されていく。
幸いなことに、クリスタルは僕に影響は無いようで、しばらくそこに留まった。それから定期的に魔物が来ては倒れて、徐々にクリスタルに吸収されていく様を眺めること、五日程が経った。さすがに、喉も腹も限界を訴えている。周囲を見渡せば、魔物の死骸が大量に転がっている。幾つかは、煙となって消えかけ、中の肉が見えていて、そのまま齧りつけば食べれそうだ。
ゴクリ……。僕は。思わず唾を飲み込む。これを食べて、無事でいられるかどうか。そんな悩みとは裏腹に、腹は減るばかり。どちらにせよ。このままでは餓死してしまう。僕は、魔物の腕の肉片を持ち上げると、そのまま口に運んだ。
「うっ……」
一口だけ口に含んだ瞬間、全身に稲妻が走ったかのような激痛に苛まれる。そのまま僕は気を失った。
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