落ちこぼれ、どん底に落とされて覚醒する〜奈落の底に落とされ、最強の肉体を手に入れる〜

七転大起

文字の大きさ
20 / 24

20話 愚か者

しおりを挟む
「シュルトの兄貴。そろそろ、ヤリたくねぇですかい?」
「ああ。そうだな。ネイアはヤレなかったからな」
「あいつはどうですかい? 最近新人冒険者になったばっかっていう」
「そうだな。そいつでいいか。勿論、最初は俺だからな」
「ウヒヒ。楽しみだなぁ」

冒険者ギルドでは、肩を並べる残剣がいなくなったことにより、銀狼の血が幅を効かせるようになっていた。このギルドでは、銀狼の血以上の冒険者は皆不干渉の為、ギルドに悪い空気が漂い始めていた。
特に、冒険者ギルドは粗暴な性格の冒険者が多く、銀狼の血の美味しい汁に群がり、新たに銀狼の血に加入する冒険者が増えていた。今や、銀狼の血は一大勢力になり、銀狼の血に逆らおうとするものは、皆、帰らぬ人となっていた。
冒険者ギルド側も銀狼の血に金を渡されて黙らされており、今や、完全に腐った組織となっていた。

「ネイアはちょっと危なかったが、枯れ木のフォードはそれにしても馬鹿だったな。またあんな奴が居たら、騙したいもんどぜ」
「確かに、あの、騙されたってわかった時の表情はたまらなかったな。あれが女で、ヤレたならどれだけ良かったことだっただろうか」

そんな、下卑た会話をしている銀狼の血のメンバーだったが、ギルドの扉が開き、ある冒険者が入ってくると会話が止まる。

超級冒険者パーティー、隼のリーダーのリンネ・シュトラウスと副リーダーのカイゼル・ファウスト率いる、絶世の剣だ。

「ちっ」

シュルトの舌打ちにすら一瞥もくれず、ずかずかと冒険者ギルドの中へ入ってくる彼ら。彼らは自分より格下の銀狼の血に対して、汚らわしいと吐き捨てたこともあり、銀狼の血のシュルトは喧嘩を買ったこともあったが、シュルトが一方的に返り討ちにあい、大怪我をするという痛い出来事があったため、それ以降シュルトは彼らが居る時は大人しくしているのだ。

「リンネさん。こいつら本当に犬みたいに大人しくなったな」
「おい。そんな格下の、それも汚いヤツらの話を出すのはやめろって言ったろ」
「すいません」

そうして淡々と事務作業をする彼ら。そんな、冒険者ギルドが異様な空気を醸し出している最中、ギルドの扉が開く。

入ってきたのは、発達した筋肉に、全身魔力線のある、禍々しい剣を持った男と、行方不明になった残剣だった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

勇者の隣に住んでいただけの村人の話。

カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。 だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。 その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。 だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…? 才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜

ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。 アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった 騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。 今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。 しかし、この賭けは罠であった。 アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。 賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。 アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。 小説家になろうにも投稿しています。 なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

処理中です...