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20話 愚か者
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「シュルトの兄貴。そろそろ、ヤリたくねぇですかい?」
「ああ。そうだな。ネイアはヤレなかったからな」
「あいつはどうですかい? 最近新人冒険者になったばっかっていう」
「そうだな。そいつでいいか。勿論、最初は俺だからな」
「ウヒヒ。楽しみだなぁ」
冒険者ギルドでは、肩を並べる残剣がいなくなったことにより、銀狼の血が幅を効かせるようになっていた。このギルドでは、銀狼の血以上の冒険者は皆不干渉の為、ギルドに悪い空気が漂い始めていた。
特に、冒険者ギルドは粗暴な性格の冒険者が多く、銀狼の血の美味しい汁に群がり、新たに銀狼の血に加入する冒険者が増えていた。今や、銀狼の血は一大勢力になり、銀狼の血に逆らおうとするものは、皆、帰らぬ人となっていた。
冒険者ギルド側も銀狼の血に金を渡されて黙らされており、今や、完全に腐った組織となっていた。
「ネイアはちょっと危なかったが、枯れ木のフォードはそれにしても馬鹿だったな。またあんな奴が居たら、騙したいもんどぜ」
「確かに、あの、騙されたってわかった時の表情はたまらなかったな。あれが女で、ヤレたならどれだけ良かったことだっただろうか」
そんな、下卑た会話をしている銀狼の血のメンバーだったが、ギルドの扉が開き、ある冒険者が入ってくると会話が止まる。
超級冒険者パーティー、隼のリーダーのリンネ・シュトラウスと副リーダーのカイゼル・ファウスト率いる、絶世の剣だ。
「ちっ」
シュルトの舌打ちにすら一瞥もくれず、ずかずかと冒険者ギルドの中へ入ってくる彼ら。彼らは自分より格下の銀狼の血に対して、汚らわしいと吐き捨てたこともあり、銀狼の血のシュルトは喧嘩を買ったこともあったが、シュルトが一方的に返り討ちにあい、大怪我をするという痛い出来事があったため、それ以降シュルトは彼らが居る時は大人しくしているのだ。
「リンネさん。こいつら本当に犬みたいに大人しくなったな」
「おい。そんな格下の、それも汚いヤツらの話を出すのはやめろって言ったろ」
「すいません」
そうして淡々と事務作業をする彼ら。そんな、冒険者ギルドが異様な空気を醸し出している最中、ギルドの扉が開く。
入ってきたのは、発達した筋肉に、全身魔力線のある、禍々しい剣を持った男と、行方不明になった残剣だった。
「ああ。そうだな。ネイアはヤレなかったからな」
「あいつはどうですかい? 最近新人冒険者になったばっかっていう」
「そうだな。そいつでいいか。勿論、最初は俺だからな」
「ウヒヒ。楽しみだなぁ」
冒険者ギルドでは、肩を並べる残剣がいなくなったことにより、銀狼の血が幅を効かせるようになっていた。このギルドでは、銀狼の血以上の冒険者は皆不干渉の為、ギルドに悪い空気が漂い始めていた。
特に、冒険者ギルドは粗暴な性格の冒険者が多く、銀狼の血の美味しい汁に群がり、新たに銀狼の血に加入する冒険者が増えていた。今や、銀狼の血は一大勢力になり、銀狼の血に逆らおうとするものは、皆、帰らぬ人となっていた。
冒険者ギルド側も銀狼の血に金を渡されて黙らされており、今や、完全に腐った組織となっていた。
「ネイアはちょっと危なかったが、枯れ木のフォードはそれにしても馬鹿だったな。またあんな奴が居たら、騙したいもんどぜ」
「確かに、あの、騙されたってわかった時の表情はたまらなかったな。あれが女で、ヤレたならどれだけ良かったことだっただろうか」
そんな、下卑た会話をしている銀狼の血のメンバーだったが、ギルドの扉が開き、ある冒険者が入ってくると会話が止まる。
超級冒険者パーティー、隼のリーダーのリンネ・シュトラウスと副リーダーのカイゼル・ファウスト率いる、絶世の剣だ。
「ちっ」
シュルトの舌打ちにすら一瞥もくれず、ずかずかと冒険者ギルドの中へ入ってくる彼ら。彼らは自分より格下の銀狼の血に対して、汚らわしいと吐き捨てたこともあり、銀狼の血のシュルトは喧嘩を買ったこともあったが、シュルトが一方的に返り討ちにあい、大怪我をするという痛い出来事があったため、それ以降シュルトは彼らが居る時は大人しくしているのだ。
「リンネさん。こいつら本当に犬みたいに大人しくなったな」
「おい。そんな格下の、それも汚いヤツらの話を出すのはやめろって言ったろ」
「すいません」
そうして淡々と事務作業をする彼ら。そんな、冒険者ギルドが異様な空気を醸し出している最中、ギルドの扉が開く。
入ってきたのは、発達した筋肉に、全身魔力線のある、禍々しい剣を持った男と、行方不明になった残剣だった。
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