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学校
友達
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入学式も終わり、また教室に帰ってくる。担任の先生は若い男の先生で数学の先生らしい。
必要な資料を配り終えた後、自己紹介が始まった。当たり障りのない自己紹介をみんなやっていく。それだけじゃ時間が余るということで、小さなミニゲームをやることになった。先生がお題を言って、そのお題に合う様にみんなで集まるのだ。例えば、兄弟がいる人とかいない人とか、パン派とご飯派どちらかとか、そんなやつだ。
何回かやった時、アウトドア派かインドア派かに分かれる時があり、僕はインドア派なのでそこに集まった。
ふと、隣に女の子が来た。黒い髪で僕より少し短いくらいのボブの女の子。垂れ目で大人しそうな子だ。その子は僕のことを見ると大きく目を見開いた。
?、僕の顔に何かついているだろうか。ちゃんと鏡は見てきたし、先生にも何も言われなかったんだけどな。
結局その子と言葉を交わすことなくゲームは終わった。
LHRの時間が終わり、放課後は部活見学の時間らしい。今日は全ての部活がやっているからよく回った方がいいと言われた。
そうだ、部活。どうしようか。入るかどうかも決めていない。理由があれば入らなくてもいいらしいし、僕なら家の家事を理由にすれば入らなくても大丈夫だろう。でも、せっかくの高校生活だ。どうせなら入って楽しみたいな。そう思いながらスクールバックに荷物を詰めていると、急に話しかけられる。
「ねぇ、烏坂さん…?だったよね」
「えっ…そ、そう、です…」
話しかけてきた子はミニゲームでさっき一緒になったボブの女の子だった。確か名前は…やばい、覚えてない。
「私、月輪 彩葉」
「えっと…つ、月輪さん」
「彩葉、彩葉って呼んで。わたしも烏坂さんのこと、夕って呼びたいから。」
「わ、わかった。い、彩葉…?」
「夕、私と一緒に部活見学行かない?」
「えっ」
とても急だ。僕はよく分からないけど、こんなもんなのだろうか。
「もちろん、夕がいいなら。誰かと回る予定があったら私は引く。」
「いや、無い!無いから大丈夫!一緒に回れる!」
「そっか、よかった。嬉しい」
なんか…不思議な子だ。淡々と喋るその子はずっと僕の顔を見てくる。
「その…僕の顔に何かついてる…?」
そう言うと、その子はハッとして目を逸らした。
「ち、違うの。ごめんね、私、何か目的があるとそれに向かって真っ直ぐで…」
へー、確かに真っ直ぐそうだ。でも、それと僕の顔が何の関係があるのだろうか。
「ほら、私自己紹介で絵が描くのが好きって言ったでしょ?だから美術部に入りたくて。それでね…」
ー「夕のこと、無性に描きたいと思ったの」
僕を…描きたい?でも僕、そんな美人じゃないぞ。描いてて楽しいのか?
「だから、まずは仲を深めようと思った。友達になりたい。夕。私と、友達になって欲しい」
「う、うん!僕も、嬉しい!よろしくお願いします!」
そう言って彼女の片手を僕は両手でガシッと握った。あっ、やばい。グイグイ行き過ぎただろうか。
しかし彼女は残っているもう片方の手で僕の手を包んだ。
「嬉しい、よろしくね。夕」
僕の初めての友達は、真っ直ぐな女の子だった。
必要な資料を配り終えた後、自己紹介が始まった。当たり障りのない自己紹介をみんなやっていく。それだけじゃ時間が余るということで、小さなミニゲームをやることになった。先生がお題を言って、そのお題に合う様にみんなで集まるのだ。例えば、兄弟がいる人とかいない人とか、パン派とご飯派どちらかとか、そんなやつだ。
何回かやった時、アウトドア派かインドア派かに分かれる時があり、僕はインドア派なのでそこに集まった。
ふと、隣に女の子が来た。黒い髪で僕より少し短いくらいのボブの女の子。垂れ目で大人しそうな子だ。その子は僕のことを見ると大きく目を見開いた。
?、僕の顔に何かついているだろうか。ちゃんと鏡は見てきたし、先生にも何も言われなかったんだけどな。
結局その子と言葉を交わすことなくゲームは終わった。
LHRの時間が終わり、放課後は部活見学の時間らしい。今日は全ての部活がやっているからよく回った方がいいと言われた。
そうだ、部活。どうしようか。入るかどうかも決めていない。理由があれば入らなくてもいいらしいし、僕なら家の家事を理由にすれば入らなくても大丈夫だろう。でも、せっかくの高校生活だ。どうせなら入って楽しみたいな。そう思いながらスクールバックに荷物を詰めていると、急に話しかけられる。
「ねぇ、烏坂さん…?だったよね」
「えっ…そ、そう、です…」
話しかけてきた子はミニゲームでさっき一緒になったボブの女の子だった。確か名前は…やばい、覚えてない。
「私、月輪 彩葉」
「えっと…つ、月輪さん」
「彩葉、彩葉って呼んで。わたしも烏坂さんのこと、夕って呼びたいから。」
「わ、わかった。い、彩葉…?」
「夕、私と一緒に部活見学行かない?」
「えっ」
とても急だ。僕はよく分からないけど、こんなもんなのだろうか。
「もちろん、夕がいいなら。誰かと回る予定があったら私は引く。」
「いや、無い!無いから大丈夫!一緒に回れる!」
「そっか、よかった。嬉しい」
なんか…不思議な子だ。淡々と喋るその子はずっと僕の顔を見てくる。
「その…僕の顔に何かついてる…?」
そう言うと、その子はハッとして目を逸らした。
「ち、違うの。ごめんね、私、何か目的があるとそれに向かって真っ直ぐで…」
へー、確かに真っ直ぐそうだ。でも、それと僕の顔が何の関係があるのだろうか。
「ほら、私自己紹介で絵が描くのが好きって言ったでしょ?だから美術部に入りたくて。それでね…」
ー「夕のこと、無性に描きたいと思ったの」
僕を…描きたい?でも僕、そんな美人じゃないぞ。描いてて楽しいのか?
「だから、まずは仲を深めようと思った。友達になりたい。夕。私と、友達になって欲しい」
「う、うん!僕も、嬉しい!よろしくお願いします!」
そう言って彼女の片手を僕は両手でガシッと握った。あっ、やばい。グイグイ行き過ぎただろうか。
しかし彼女は残っているもう片方の手で僕の手を包んだ。
「嬉しい、よろしくね。夕」
僕の初めての友達は、真っ直ぐな女の子だった。
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