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アフターストーリー
ホラー映画
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下に降りると、先生はリビングで何かを見ていた。
「鷹翔さん?何見てるんですか?」
「ああこれか。生徒からお薦めされたホラー映画でな。ちゃんと怖いのにきちんとストーリーも作り込まれていて面白いと聞いて、一回見てみようと思ったんだ」
「へー!僕、ホラー映画とか初めてなんですよ!一緒に見ても良いですか?」
「勿論」
僕は先生の隣に座り、勝手に先生が用意したコーラとポップコーンを拝借する。
「美味しいです」
「このポップコーンとコーラが減らないことを願うよ」
「何でですか?早く食べないとおいしくなくなっちゃいますよ」
「つまらない映画ではポップコーンの減りが早いと、聞いたことないか?」
「あっ、そういうことですか」
つまり先生はこの映画が面白いことを願っているのだ。先生は部屋の電気を消して映画を再生する。夜に見ているからか、環境的にもかなり雰囲気作りは完璧だ。
あらすじはこうだ。普通に暮らしていた大学生の主人公が、閉鎖させた大学内で殺人鬼から逃げ回る。という話らしい。これだけ聞くとただのホラー映画でストーリーはあまり作り込まれていない感じがするが、どうなのだろうか。
「始まったぞ」
先生から聞かされたあらすじ通り、最初は日常から始まる。海外の映画で日本語翻訳で聞いているが、僕でも知っている有名ハリウッド達がチラホラと見受けられる。
「かなり豪華だな。監督も有名だしな」
僕は無言で相槌を打つ。何と言っても、この監督は数々の賞を取っている監督らしく、この映画の口コミも大変良いらしい。
僕がポップコーンを口に含んだ瞬間、画面が一気に切り替わる。外の様子を見に行った教授が殺されたのだ。
「っ!」
僕はポップコーンをゴクリと飲み込み目を見張る。当然授業を受けていた主人公達はパニックになり、次々と悲鳴を上げて野次馬は外に出る。僕だったら絶対出ないのに。
「始まったな」
先生が笑うと、大きく映画の題名ロゴが映し出される。これまでは序章で、ここから本編らしい。
本編が始まると野次馬達は皆殺されており、主人公は頭を抱えながらも何とか状況を整理していく。この主人公は頭がキレる人物で、胡散臭いし飄々としていてのらりくらりとした感じだ。ホラー映画の主人公でこんなキャラは珍しい気がする。だって現実問題、目の前のことに少し驚いただけで冷静に分析してるし。
「主人公、中々に肝が据わってるな」
「先生もそう思います?なんか、ホラー映画の主人公ってよりかはミステリー映画に出てくる探偵ポジションぽくないですか?」
「ああ、既視感はそれか」
先生の軽く話している内にも話はどんどん進んで行き、大学内に「何か」がいると結論付けた主人公はとりあえず教室に待機する手段を取った。
少し見続けていると、遂に主人公がいる教室にもその「何か」が入ってくる。まぁ、先生の説明からそれは殺人鬼ということは知っているが。その殺人鬼は頭にポップな被り物をしており、手には血で染まったナイフを持っている。よく見るアンバランスな歪さだが、僕はゾワゾワゾワッと背中を震わす。
一方先生は真顔でコレを見て、時々何かの思考タイムに入る程に余裕だ。僕はずっとビクビクしながら見ているのに。
暫く見ていると、不意に先生が口を開く。
「確かに、コレが面白いと言われる理由が分かる気がするな」
「え、も、もうですか?」
「ああ。コレ、ただ単純なホラーだけじゃない。きちんと主人公が立ち回って行動を起こしながら進んでいくから面白い。今俺らは殺人鬼の異常な行動だけで無く主人公の行動にも魅せられてる。この2人の読み合いというか、一種の戦いが面白いんだ」
「ヘェ~…、す、、凄いですね、」
「全くだ。しかしよくこんな展開を思い付くな」
先生はとても深く頷き数々の次起こる事象の憶測を立てていく。ホラー映画ってこんな映画だっけ。
しかし、僕も見ていて楽しい。純粋なホラーが好きな人にはあまり刺さらないかもしれないが、僕は好きだ。
映画も終盤になり、この事件の真相や殺人鬼の正体がドンドン分かるにつれ、散りばめてあった伏線が回収されていく。エンドロールに入った時、ポップコーンとコーラの量はほぼ変わっていなかった。
「いや、面白かったな」
「はい、この監督さんの作品もっと見てみたいですね」
「かなりいろんなジャンルに手を出しているらしいからな、今度また良い情報が入ったら教えるさ」
「ありがとうございます、」
僕がそう言っとき、後ろでガタンと音がする。
「…………え?」
音がしたのはキッチンの方だ。もう食器は食洗機の中だし、グラグラしている物なんて無いはずだ。僕は思わず先生に近寄る。
「怖いのか?」
「い、いや、驚いて」
「何の音だ?」
先生はスタスタと歩いて行ってキッチンの電気を付けると、その場にしゃがむ。
「コレだな」
先生が見せたのは塩が入った入れ物だ。ちゃんとキャップをしておいたから床に散らばってはいないが、何故そこに落ちているんだろうか。
僕は疑問に思うが、すぐに結論に辿り着く。
「あっ、今日塩がもう少ないから足して、そのままだったんだ。すみません、戻しておいて下さい」
「分かった」
先生がカタンと塩を戻すと、僕の後ろでザザーと音が鳴る。
「きゃああ!」
僕は高い声を出して振り返ると、テレビが砂嵐になっている。今までこんなこと無かったから僕は急に怖くなって先生に駆け寄る。
「夕」
「な、何で急に、」
「まだ砂嵐とかになる時間じゃねえんだけどな。寿命か?」
先生は呑気に言うが、僕はもう心臓バクバクで先生から少しも離れたく無い。塩のことと言いテレビと言い、何なんだこれは。
「夕、リビングの電気付けちまおう」
「そ、そうですね」
そうだ、暗いから怖いのだ。僕は先生と一緒に移動してパチンと電気を付けるが、カチカチッと電気が点滅する。僕はもう限界で、先生にしがみ付く。
「やだぁ!やめてよぉ!!」
「おかしいな。最近こんなこと無かったし、まだ寿命じゃ無いだろ」
先生はまたパチパチと繰り返すと、今度はきちんと明かりが灯る。テレビの砂嵐も戻っており、今は普通のテレビ番組が映っている。
「夕、大丈夫か?」
「やだぁ…、先生、僕無理です…いつもだったら大丈夫なのに、今に限って…」
「そうだな。夕、もう寝るか」
「はいぃ…」
僕と先生は2階に上がり、先生の寝室のドアを開ける。何かいるかもと僕は身構えたがそんな事はなく、僕は先生に誘われるままにベッドに入ると先生に抱き締められる。
「意外と怖がりなんだな」
「だっ、誰だってあんな映画の後じゃ怖がりますよ!」
「平気さ。俺が守ってやるさ」
先生はそう言って僕の頭を撫でる。その手つきはとても優しくて、僕は安心した気持ちになる。が、
「先生、先生が、その、さっきの映画みたいに全ての元凶…とかじゃ無いですよね?」
そう、さっきの映画の元凶は主人公だったのだ。主人公が全て裏で手を回し、あの殺戮を引き起こしていた。
殺人鬼役は元々無期懲役判決を受けた囚人で、主人公は匿名で多額の金で一時釈放するというとんでもないことをした。そして、その一時釈放の条件として、主人公がいる大学を封鎖して殺戮を起こす。理由は、自らがその殺戮現場に居てその生と死が入り混じる現場を間近で感じてみたいと。自らが用意した殺人鬼だが、自分も安全圏では無く殺される可能性がある舞台を用意したのだ。
そして、全てを堪能した主人公はその殺人鬼をあっさりと殺してしまい、主人公は大量殺人鬼を殺してくれたと褒め称えられる。主人公は手についた血を顔にベッタリと塗り付け、最後に狂気的に笑ってエンドを迎える。
結局、1番狂っていたのは主人公だった。そう、1番身近にいた人物だったのだ。
僕は冗談半分で問いかける。まさか先生がそんなことするはずがないし、あの映画を一緒に見るなんて前々から決まってたことじゃ無い。それに、塩も砂嵐も電気も、人力でどうにかできるものでは無いし。多分。
「……………」
「せ、せんせ?」
「あのなぁ夕、俺がそんなことするわけが無いし、そんな家中の電子機器を改造するなんてこと、出来っこ無いだろ」
「そ、、そうですよね!」
僕は安心して先生の胸の中で瞳を閉じる。先生の腕の中という絶対的安心な場所では、意識を手放すのには、そう時間はかからなかった。
「鷹翔さん?何見てるんですか?」
「ああこれか。生徒からお薦めされたホラー映画でな。ちゃんと怖いのにきちんとストーリーも作り込まれていて面白いと聞いて、一回見てみようと思ったんだ」
「へー!僕、ホラー映画とか初めてなんですよ!一緒に見ても良いですか?」
「勿論」
僕は先生の隣に座り、勝手に先生が用意したコーラとポップコーンを拝借する。
「美味しいです」
「このポップコーンとコーラが減らないことを願うよ」
「何でですか?早く食べないとおいしくなくなっちゃいますよ」
「つまらない映画ではポップコーンの減りが早いと、聞いたことないか?」
「あっ、そういうことですか」
つまり先生はこの映画が面白いことを願っているのだ。先生は部屋の電気を消して映画を再生する。夜に見ているからか、環境的にもかなり雰囲気作りは完璧だ。
あらすじはこうだ。普通に暮らしていた大学生の主人公が、閉鎖させた大学内で殺人鬼から逃げ回る。という話らしい。これだけ聞くとただのホラー映画でストーリーはあまり作り込まれていない感じがするが、どうなのだろうか。
「始まったぞ」
先生から聞かされたあらすじ通り、最初は日常から始まる。海外の映画で日本語翻訳で聞いているが、僕でも知っている有名ハリウッド達がチラホラと見受けられる。
「かなり豪華だな。監督も有名だしな」
僕は無言で相槌を打つ。何と言っても、この監督は数々の賞を取っている監督らしく、この映画の口コミも大変良いらしい。
僕がポップコーンを口に含んだ瞬間、画面が一気に切り替わる。外の様子を見に行った教授が殺されたのだ。
「っ!」
僕はポップコーンをゴクリと飲み込み目を見張る。当然授業を受けていた主人公達はパニックになり、次々と悲鳴を上げて野次馬は外に出る。僕だったら絶対出ないのに。
「始まったな」
先生が笑うと、大きく映画の題名ロゴが映し出される。これまでは序章で、ここから本編らしい。
本編が始まると野次馬達は皆殺されており、主人公は頭を抱えながらも何とか状況を整理していく。この主人公は頭がキレる人物で、胡散臭いし飄々としていてのらりくらりとした感じだ。ホラー映画の主人公でこんなキャラは珍しい気がする。だって現実問題、目の前のことに少し驚いただけで冷静に分析してるし。
「主人公、中々に肝が据わってるな」
「先生もそう思います?なんか、ホラー映画の主人公ってよりかはミステリー映画に出てくる探偵ポジションぽくないですか?」
「ああ、既視感はそれか」
先生の軽く話している内にも話はどんどん進んで行き、大学内に「何か」がいると結論付けた主人公はとりあえず教室に待機する手段を取った。
少し見続けていると、遂に主人公がいる教室にもその「何か」が入ってくる。まぁ、先生の説明からそれは殺人鬼ということは知っているが。その殺人鬼は頭にポップな被り物をしており、手には血で染まったナイフを持っている。よく見るアンバランスな歪さだが、僕はゾワゾワゾワッと背中を震わす。
一方先生は真顔でコレを見て、時々何かの思考タイムに入る程に余裕だ。僕はずっとビクビクしながら見ているのに。
暫く見ていると、不意に先生が口を開く。
「確かに、コレが面白いと言われる理由が分かる気がするな」
「え、も、もうですか?」
「ああ。コレ、ただ単純なホラーだけじゃない。きちんと主人公が立ち回って行動を起こしながら進んでいくから面白い。今俺らは殺人鬼の異常な行動だけで無く主人公の行動にも魅せられてる。この2人の読み合いというか、一種の戦いが面白いんだ」
「ヘェ~…、す、、凄いですね、」
「全くだ。しかしよくこんな展開を思い付くな」
先生はとても深く頷き数々の次起こる事象の憶測を立てていく。ホラー映画ってこんな映画だっけ。
しかし、僕も見ていて楽しい。純粋なホラーが好きな人にはあまり刺さらないかもしれないが、僕は好きだ。
映画も終盤になり、この事件の真相や殺人鬼の正体がドンドン分かるにつれ、散りばめてあった伏線が回収されていく。エンドロールに入った時、ポップコーンとコーラの量はほぼ変わっていなかった。
「いや、面白かったな」
「はい、この監督さんの作品もっと見てみたいですね」
「かなりいろんなジャンルに手を出しているらしいからな、今度また良い情報が入ったら教えるさ」
「ありがとうございます、」
僕がそう言っとき、後ろでガタンと音がする。
「…………え?」
音がしたのはキッチンの方だ。もう食器は食洗機の中だし、グラグラしている物なんて無いはずだ。僕は思わず先生に近寄る。
「怖いのか?」
「い、いや、驚いて」
「何の音だ?」
先生はスタスタと歩いて行ってキッチンの電気を付けると、その場にしゃがむ。
「コレだな」
先生が見せたのは塩が入った入れ物だ。ちゃんとキャップをしておいたから床に散らばってはいないが、何故そこに落ちているんだろうか。
僕は疑問に思うが、すぐに結論に辿り着く。
「あっ、今日塩がもう少ないから足して、そのままだったんだ。すみません、戻しておいて下さい」
「分かった」
先生がカタンと塩を戻すと、僕の後ろでザザーと音が鳴る。
「きゃああ!」
僕は高い声を出して振り返ると、テレビが砂嵐になっている。今までこんなこと無かったから僕は急に怖くなって先生に駆け寄る。
「夕」
「な、何で急に、」
「まだ砂嵐とかになる時間じゃねえんだけどな。寿命か?」
先生は呑気に言うが、僕はもう心臓バクバクで先生から少しも離れたく無い。塩のことと言いテレビと言い、何なんだこれは。
「夕、リビングの電気付けちまおう」
「そ、そうですね」
そうだ、暗いから怖いのだ。僕は先生と一緒に移動してパチンと電気を付けるが、カチカチッと電気が点滅する。僕はもう限界で、先生にしがみ付く。
「やだぁ!やめてよぉ!!」
「おかしいな。最近こんなこと無かったし、まだ寿命じゃ無いだろ」
先生はまたパチパチと繰り返すと、今度はきちんと明かりが灯る。テレビの砂嵐も戻っており、今は普通のテレビ番組が映っている。
「夕、大丈夫か?」
「やだぁ…、先生、僕無理です…いつもだったら大丈夫なのに、今に限って…」
「そうだな。夕、もう寝るか」
「はいぃ…」
僕と先生は2階に上がり、先生の寝室のドアを開ける。何かいるかもと僕は身構えたがそんな事はなく、僕は先生に誘われるままにベッドに入ると先生に抱き締められる。
「意外と怖がりなんだな」
「だっ、誰だってあんな映画の後じゃ怖がりますよ!」
「平気さ。俺が守ってやるさ」
先生はそう言って僕の頭を撫でる。その手つきはとても優しくて、僕は安心した気持ちになる。が、
「先生、先生が、その、さっきの映画みたいに全ての元凶…とかじゃ無いですよね?」
そう、さっきの映画の元凶は主人公だったのだ。主人公が全て裏で手を回し、あの殺戮を引き起こしていた。
殺人鬼役は元々無期懲役判決を受けた囚人で、主人公は匿名で多額の金で一時釈放するというとんでもないことをした。そして、その一時釈放の条件として、主人公がいる大学を封鎖して殺戮を起こす。理由は、自らがその殺戮現場に居てその生と死が入り混じる現場を間近で感じてみたいと。自らが用意した殺人鬼だが、自分も安全圏では無く殺される可能性がある舞台を用意したのだ。
そして、全てを堪能した主人公はその殺人鬼をあっさりと殺してしまい、主人公は大量殺人鬼を殺してくれたと褒め称えられる。主人公は手についた血を顔にベッタリと塗り付け、最後に狂気的に笑ってエンドを迎える。
結局、1番狂っていたのは主人公だった。そう、1番身近にいた人物だったのだ。
僕は冗談半分で問いかける。まさか先生がそんなことするはずがないし、あの映画を一緒に見るなんて前々から決まってたことじゃ無い。それに、塩も砂嵐も電気も、人力でどうにかできるものでは無いし。多分。
「……………」
「せ、せんせ?」
「あのなぁ夕、俺がそんなことするわけが無いし、そんな家中の電子機器を改造するなんてこと、出来っこ無いだろ」
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