5 / 21
05 やってきました!ルグラン領
しおりを挟む
やってきました、ルグラン領!
鉄道で仲良くなったモーリスさんの紹介だったけど、薬草学の学校があるからかペルヴィス領よりも栄えている印象ね。
「どうだい、ルグラン領は?」
「素敵です! 道行く人の顔も明るいですし、ここから見えるだけでも素晴らしい薬草ばかりです」
まだ街の入り口だけれど、それでも目に入る商店にはペルヴィス領では見たこともない薬草が並んでいる。
初級ポーションの材料となる薬草も並んでいるから、あの辺りの薬草は比較的安価なのかしら?
「ふふふ、それなら良かったよ。まずは身分証を作らないとね。マリー嬢は学校には興味があるかな?」
「はい! できるなら通いたいです! ……でも、他国の人間では難しいですよね?」
「そんなことはないさ。言っただろう? ルグラン領では薬師が足りていないと。だから熱心に学んでくれるのなら、出自は問わないよ」
「でしたら、ぜひ紹介してほしいです!」
ポーションづくりもそうだけど、薬草学自体も母の手記を頼りにした独学だったから、ペルヴィス領で採れるもの以外は全然知らないのよね。
だから、ペルヴィス領から外に出ることが出来たら、本格的に学びたいと思っていたのよ。
「ふふふ、では身分証の方は薬草学の学生で作りましょうか。……それと、こちらはお願いなのですが、商業ギルドの方でも身分証を作ってくださいませんか?」
「商業ギルド……ですか?」
「ええ、他領や他国では変わってきますが、ルグラン領ではポーションは商業ギルドの認可を得ないと販売できないのですよ」
「そう……なんですか」
ペルヴィス領では国の認可を受けた人物が作ったものなら、誰の許可がなくてもポーションを販売できると聞いたことがあるけど、こちらでは違うのね。
「ええ。商業ギルドには専属の鑑定士がいて、ポーションの等級によって鑑定印を瓶に刻んでくれるんですよ。それによってポーションの値段が変動するのです」
「ん? ポーションの材料によって値段が変わるのではないのですか?」
「ポーションは作り手によって効果が変わりますからね。例えば見習いが作ったものと、薬草学校を卒業したプロが作るものでは素材が同じでも効果は雲泥です。ですので、ルグラン領では効果によって値段を変えているのですよ」
へー。ペルヴィス領ではどうだったのだろう? ポーションは大量に作り出してきたけれど、販売に関してはお父様が取り仕切っていたから、その辺はわからないのよね。
でも、言われてみると確かにとも思うわ。独学でやってきた私なんかと、これまで必死に勉強してきた人たちが同じ値段だなんて失礼だものね。
「商業ギルドに所属しないと鑑定は受けられないのですか?」
「いや、そうではないが、鑑定を受けるたびに鑑定料がかかるからね。商業ギルドに所属しておけば、鑑定料が安くなるし、卸すのも簡単になる」
「そうなんですね。お恥ずかしながら、これまでは家族がポーションの販売を行っていたので、そういったことに無知なんです」
「ふふふ、知らないのなら知っていけば良いだけだよ。……さあ、ここが薬草学校だ」
モーリスさんが指し示した先にはペルヴィス家の屋敷よりも大きな建物……え? これが薬草学校なの? 大きすぎない?
「ええと、どこからどこまでが薬草学校なのでしょう?」
「ふふふ、外国から来た人はみんなその反応になるんだよね。すべてだよ。薬草学校には寮がついているし、実習では薬草を育てたりするから、敷地は広大なんだ」
ええ~!? それにしたって、学校が子爵の屋敷よりも大きいだなんて……にわかには信じられないわよ。
モーリスさんの案内で薬草学校の門をくぐると、大きな建物が何棟も建っているけれど、それ以上に目を引くのは青々とした薬草が並ぶ薬草畑。
私が屋敷で作っていた畑はもちろん、ペルヴィス領で領民が世話をしていた畑とも比べようのない広さだわ。
「ふええ~」
「ふふふ、これからはココが君の家になるからね。いろいろと見ておくと良いよ」
「すごい……上体草に快癒草、それに心体草まで!」
どれもこれも図鑑でしか見たことのない薬草ばかり……これなら中級ポーションどころか、上級ポーションも作れるのでは!?
「さすがは薬師だね。私なんて、ココに関わってずいぶん経つのに、見ただけでは全部同じ薬草に見えるよ」
「ああ~、根っこや葉の裏を見ると分かりやすいんですけど、そのままではわかりにくいですよね? でも、葉の枚数とか大きさとかが違うんですよ?」
「そう聞くね。素人にはさっぱりだよ……おっと、ちょうど受付の者がいたね。……こちらのお嬢さんの入学手続きをお願いするよ」
「……が、学長!? お戻りになっていたのですか!?」
モーリスさんが手近な建物の扉を開くと、目の前にはカウンターに座っている男の人が……って、今モーリスさんのことを学長って呼んだ!?
「おやおや、ネタばらしが早いよ。マリー嬢にはもっと驚いてほしかったのだがね」
「えっ!? モーリスさん、薬草学校の学長さんなんですか!?」
「ふふふ、じつはそうなんだよ。バルシュ王国は薬草学が盛んだっていうのにルグラン領には学校がなくてね。私財を投じて作ったってわけさ」
作った!? 学校を!? あれ? 学校ってそんな簡単に作れるものだっけ?
「お嬢さん、モーリス様は学長でもありますけど、それ以前にルグラン領の領主様なんだよ」
「おいおい、誤解を招くじゃないか。きちんと元を付けてくれたまえよ」
「我々は認めておりませんから」
「やれやれ、困ったものだね。息子に爵位を譲って、ずいぶん経つというのに」
ええと、モーリスさんと受付の人の話を聞くと、モーリスさんはルグラン領の元・領主様? え? それって貴族ってことよね?
「モーリスさん……いいえ、モーリス様?」
「モーリスさんでいいよ。今じゃ、ただの隠居老人だからね」
「ええと……」
「学長、それより入学手続きですよね? こちらのお嬢さんの経歴は?」
私が困っているのがわかったのか、受付の人が話を進めてくれた。
だって、いくら隠居したって言っても貴族に気安く話しかけていたのは変わらないじゃない。
「ああ、マリー嬢はコピク王国からの鉄道で一緒になってね。薬師だっていうから連れてきたんだよ」
「……マリーです。あと、薬師ではなく薬師見習いです」
「……学長? 手練れの薬師を連れてくると息巻いていませんでしたか?」
「いや~、やはりコピク王国の王都の薬師はプライドが高くてね~。引き抜きはできなかったんだよ~。ま、マリー嬢に出会えたのは幸運だったね」
うんうんと、頷いているけれど、モーリスさんって薬師の引き抜きのために王都を訪れていたの!?
「はあ、お嬢さん、こちらの書類に記入を。保証人の欄は空白で良いからね」
「はい」
受付の人が渡してくれた書類には名前、性別、生年月日、保証人、それにこれまでの経歴を書く欄があった。
それぞれの欄を埋めていって、経歴……なんて書いたらいいのかしら? ペルヴィス領では初級ポーションと美容品ばかり作っていたのだけれど、それを書けばいいのかな?
「女子寮の部屋は空いていたよね? 生活用品なんかも運んでおいてくれないか?」
「ええ、手配しておきます。お嬢さん、学費や寮費、初回の生活費は学長が支払ってくれるけど、足りない分は自分で賄うことになっているんだ」
「え? 学費とか払わなくていいんですか?」
「私が連れてきたんだから、特待生扱いだよ。ま、気になるようならポーションをたくさん納品してくれれば、それでいいよ」
「ま、そんなわけで卒業までは大きなお金はかからないけど、休みの日の食費と生活費はかかるから、そっちはポーションを作ったお金で払ってねってこと」
は~、至れり尽くせりだけど、いいのかな~?
鉄道で仲良くなったモーリスさんの紹介だったけど、薬草学の学校があるからかペルヴィス領よりも栄えている印象ね。
「どうだい、ルグラン領は?」
「素敵です! 道行く人の顔も明るいですし、ここから見えるだけでも素晴らしい薬草ばかりです」
まだ街の入り口だけれど、それでも目に入る商店にはペルヴィス領では見たこともない薬草が並んでいる。
初級ポーションの材料となる薬草も並んでいるから、あの辺りの薬草は比較的安価なのかしら?
「ふふふ、それなら良かったよ。まずは身分証を作らないとね。マリー嬢は学校には興味があるかな?」
「はい! できるなら通いたいです! ……でも、他国の人間では難しいですよね?」
「そんなことはないさ。言っただろう? ルグラン領では薬師が足りていないと。だから熱心に学んでくれるのなら、出自は問わないよ」
「でしたら、ぜひ紹介してほしいです!」
ポーションづくりもそうだけど、薬草学自体も母の手記を頼りにした独学だったから、ペルヴィス領で採れるもの以外は全然知らないのよね。
だから、ペルヴィス領から外に出ることが出来たら、本格的に学びたいと思っていたのよ。
「ふふふ、では身分証の方は薬草学の学生で作りましょうか。……それと、こちらはお願いなのですが、商業ギルドの方でも身分証を作ってくださいませんか?」
「商業ギルド……ですか?」
「ええ、他領や他国では変わってきますが、ルグラン領ではポーションは商業ギルドの認可を得ないと販売できないのですよ」
「そう……なんですか」
ペルヴィス領では国の認可を受けた人物が作ったものなら、誰の許可がなくてもポーションを販売できると聞いたことがあるけど、こちらでは違うのね。
「ええ。商業ギルドには専属の鑑定士がいて、ポーションの等級によって鑑定印を瓶に刻んでくれるんですよ。それによってポーションの値段が変動するのです」
「ん? ポーションの材料によって値段が変わるのではないのですか?」
「ポーションは作り手によって効果が変わりますからね。例えば見習いが作ったものと、薬草学校を卒業したプロが作るものでは素材が同じでも効果は雲泥です。ですので、ルグラン領では効果によって値段を変えているのですよ」
へー。ペルヴィス領ではどうだったのだろう? ポーションは大量に作り出してきたけれど、販売に関してはお父様が取り仕切っていたから、その辺はわからないのよね。
でも、言われてみると確かにとも思うわ。独学でやってきた私なんかと、これまで必死に勉強してきた人たちが同じ値段だなんて失礼だものね。
「商業ギルドに所属しないと鑑定は受けられないのですか?」
「いや、そうではないが、鑑定を受けるたびに鑑定料がかかるからね。商業ギルドに所属しておけば、鑑定料が安くなるし、卸すのも簡単になる」
「そうなんですね。お恥ずかしながら、これまでは家族がポーションの販売を行っていたので、そういったことに無知なんです」
「ふふふ、知らないのなら知っていけば良いだけだよ。……さあ、ここが薬草学校だ」
モーリスさんが指し示した先にはペルヴィス家の屋敷よりも大きな建物……え? これが薬草学校なの? 大きすぎない?
「ええと、どこからどこまでが薬草学校なのでしょう?」
「ふふふ、外国から来た人はみんなその反応になるんだよね。すべてだよ。薬草学校には寮がついているし、実習では薬草を育てたりするから、敷地は広大なんだ」
ええ~!? それにしたって、学校が子爵の屋敷よりも大きいだなんて……にわかには信じられないわよ。
モーリスさんの案内で薬草学校の門をくぐると、大きな建物が何棟も建っているけれど、それ以上に目を引くのは青々とした薬草が並ぶ薬草畑。
私が屋敷で作っていた畑はもちろん、ペルヴィス領で領民が世話をしていた畑とも比べようのない広さだわ。
「ふええ~」
「ふふふ、これからはココが君の家になるからね。いろいろと見ておくと良いよ」
「すごい……上体草に快癒草、それに心体草まで!」
どれもこれも図鑑でしか見たことのない薬草ばかり……これなら中級ポーションどころか、上級ポーションも作れるのでは!?
「さすがは薬師だね。私なんて、ココに関わってずいぶん経つのに、見ただけでは全部同じ薬草に見えるよ」
「ああ~、根っこや葉の裏を見ると分かりやすいんですけど、そのままではわかりにくいですよね? でも、葉の枚数とか大きさとかが違うんですよ?」
「そう聞くね。素人にはさっぱりだよ……おっと、ちょうど受付の者がいたね。……こちらのお嬢さんの入学手続きをお願いするよ」
「……が、学長!? お戻りになっていたのですか!?」
モーリスさんが手近な建物の扉を開くと、目の前にはカウンターに座っている男の人が……って、今モーリスさんのことを学長って呼んだ!?
「おやおや、ネタばらしが早いよ。マリー嬢にはもっと驚いてほしかったのだがね」
「えっ!? モーリスさん、薬草学校の学長さんなんですか!?」
「ふふふ、じつはそうなんだよ。バルシュ王国は薬草学が盛んだっていうのにルグラン領には学校がなくてね。私財を投じて作ったってわけさ」
作った!? 学校を!? あれ? 学校ってそんな簡単に作れるものだっけ?
「お嬢さん、モーリス様は学長でもありますけど、それ以前にルグラン領の領主様なんだよ」
「おいおい、誤解を招くじゃないか。きちんと元を付けてくれたまえよ」
「我々は認めておりませんから」
「やれやれ、困ったものだね。息子に爵位を譲って、ずいぶん経つというのに」
ええと、モーリスさんと受付の人の話を聞くと、モーリスさんはルグラン領の元・領主様? え? それって貴族ってことよね?
「モーリスさん……いいえ、モーリス様?」
「モーリスさんでいいよ。今じゃ、ただの隠居老人だからね」
「ええと……」
「学長、それより入学手続きですよね? こちらのお嬢さんの経歴は?」
私が困っているのがわかったのか、受付の人が話を進めてくれた。
だって、いくら隠居したって言っても貴族に気安く話しかけていたのは変わらないじゃない。
「ああ、マリー嬢はコピク王国からの鉄道で一緒になってね。薬師だっていうから連れてきたんだよ」
「……マリーです。あと、薬師ではなく薬師見習いです」
「……学長? 手練れの薬師を連れてくると息巻いていませんでしたか?」
「いや~、やはりコピク王国の王都の薬師はプライドが高くてね~。引き抜きはできなかったんだよ~。ま、マリー嬢に出会えたのは幸運だったね」
うんうんと、頷いているけれど、モーリスさんって薬師の引き抜きのために王都を訪れていたの!?
「はあ、お嬢さん、こちらの書類に記入を。保証人の欄は空白で良いからね」
「はい」
受付の人が渡してくれた書類には名前、性別、生年月日、保証人、それにこれまでの経歴を書く欄があった。
それぞれの欄を埋めていって、経歴……なんて書いたらいいのかしら? ペルヴィス領では初級ポーションと美容品ばかり作っていたのだけれど、それを書けばいいのかな?
「女子寮の部屋は空いていたよね? 生活用品なんかも運んでおいてくれないか?」
「ええ、手配しておきます。お嬢さん、学費や寮費、初回の生活費は学長が支払ってくれるけど、足りない分は自分で賄うことになっているんだ」
「え? 学費とか払わなくていいんですか?」
「私が連れてきたんだから、特待生扱いだよ。ま、気になるようならポーションをたくさん納品してくれれば、それでいいよ」
「ま、そんなわけで卒業までは大きなお金はかからないけど、休みの日の食費と生活費はかかるから、そっちはポーションを作ったお金で払ってねってこと」
は~、至れり尽くせりだけど、いいのかな~?
727
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されたので田舎で猫と暮らします
たくわん
恋愛
社交界の華と謳われた伯爵令嬢セレスティアは、王太子から「完璧すぎて息が詰まる」と婚約破棄を告げられる。傷心のまま逃げるように向かったのは、亡き祖母が遺した田舎の小さな屋敷だった。
荒れ果てた屋敷、慣れない一人暮らし、そして庭に住みついた五匹の野良猫たち。途方に暮れるセレスティアの隣には、無愛想で人嫌いな青年医師・ノアが暮らしていた。
「この猫に構うな。人間嫌いだから」
冷たく突き放すノアだが、捨て猫を保護し、傷ついた動物を治療する彼の本当の姿を知るうちに、セレスティアの心は少しずつ惹かれていく。
猫の世話を通じて近づく二人。やがて明かされるノアの過去と、王都から届く縁談の催促。「完璧な令嬢」を脱ぎ捨てた先に待つ、本当の自分と本当の恋——。
『婚約破棄された公爵令嬢は、王と交わらない道を選ぶ』
ふわふわ
恋愛
婚約者である王太子アルベルトから、一方的に婚約破棄を告げられた公爵令嬢エレノア。
だが彼女は、涙も復讐も選ばなかった。
「婚約は、役目でしたもの。終わったのなら、それで結構ですわ」
王宮を去ったエレノアは、領地に戻り、
干渉しない・依存しない・無理をしない
ただそれだけを軸に、静かに領地運営を始める。
一方、王となったアルベルトもまた、
彼女に頼らないことを選び、
「一人の判断に依存しない国」を作るための統治に身を投じていた。
復縁もしない。
恋にすがらない。
それでも、二人の選択は確かに国を安定へと導いていく。
これは、
交わらないことを選んだ二人が、
それぞれの場所で“続けられる世界”を完成させる物語。
派手なざまぁも、甘い溺愛もない。
けれど、静かに積み重なる判断と選択が、
やがて「誰にも壊せない秩序」へと変わっていく――。
婚約破棄から始まる、
大人のための静かなざまぁ恋愛ファンタジー
婚約破棄?結構ですわ。公爵令嬢は今日も優雅に生きております
鍛高譚
恋愛
婚約破棄された直後、階段から転げ落ちて前世の記憶が蘇った公爵令嬢レイラ・フォン・アーデルハイド。
彼女の前世は、ブラック企業で心身をすり減らして働いていたOLだった。――けれど、今は違う!
「復讐? 見返す? そんな面倒くさいこと、やってられませんわ」
「婚約破棄? そんなの大したことじゃありません。むしろ、自由になって最高ですわ!」
貴族の婚姻は家同士の結びつき――つまりビジネス。恋愛感情など二の次なのだから、破談になったところで何のダメージもなし。
それよりも、レイラにはやりたいことがたくさんある。ぶどう園の品種改良、ワインの販路拡大、新商品の開発、そして優雅なティータイム!
そう、彼女はただ「貴族令嬢としての特権をフル活用して、人生を楽しむ」ことを決めたのだ。
ところが、彼女の自由気ままな行動が、なぜか周囲をざわつかせていく。
婚約破棄した王太子はなぜか複雑な顔をし、貴族たちは彼女の事業に注目し始める。
そして、彼女が手がけた最高級ワインはプレミア化し、ついには王室から直々に取引の申し出が……!?
「はぁ……復讐しないのに、勝手に“ざまぁ”になってしまいましたわ」
復讐も愛憎劇も不要!
ただひたすらに自分の幸せを追求するだけの公爵令嬢が、気づけば最強の貴族になっていた!?
優雅で自由気ままな貴族ライフ、ここに開幕!
【完結】伯爵令嬢の25通の手紙 ~この手紙たちが、わたしを支えてくれますように~
朝日みらい
恋愛
煌びやかな晩餐会。クラリッサは上品に振る舞おうと努めるが、周囲の貴族は彼女の地味な外見を笑う。
婚約者ルネがワインを掲げて笑う。「俺は華のある令嬢が好きなんだ。すまないが、君では退屈だ。」
静寂と嘲笑の中、クラリッサは微笑みを崩さずに頭を下げる。
夜、涙をこらえて母宛てに手紙を書く。
「恥をかいたけれど、泣かないことを誇りに思いたいです。」
彼女の最初の手紙が、物語の始まりになるように――。
とある令嬢の優雅な別れ方 〜婚約破棄されたので、笑顔で地獄へお送りいたします〜
入多麗夜
恋愛
【完結まで執筆済!】
社交界を賑わせた婚約披露の茶会。
令嬢セリーヌ・リュミエールは、婚約者から突きつけられる。
「真実の愛を見つけたんだ」
それは、信じた誠実も、築いてきた未来も踏みにじる裏切りだった。だが、彼女は微笑んだ。
愛よりも冷たく、そして美しく。
笑顔で地獄へお送りいたします――
嫌われ者の王弟殿下には、私がお似合いなのでしょう? 彼が王になったからといって今更離婚しろなんて言わないでください。
木山楽斗
恋愛
冷遇されていたフェルリナは、妹の策略によって嫌われ者の王弟殿下ロナードと結婚することになった。
色々と問題があると噂だったロナードとの婚約に不安を感じていたフェルリナだったが、彼は多少面倒臭がり屋ではあったが、悪い人ではなかっため、なんとか事なきを得た。
それから穏やかな生活を送っていた二人だったが、ある時ロナードの兄である国王が死去したという事実を知らされる。
王位を継承できるのは、ロナードだけであったため、彼はほぼなし崩し的に国王となり、フェルリナはその妻となることになったのだ。
しかし、フェルリナの妹はそれを快く思わなかった。
ロナードと婚約破棄しろ。そう主張する妹を、フェルリナはロナードの助けも借りつつ切り捨てるのだった。
銀鷲と銀の腕章
河原巽
恋愛
生まれ持った髪色のせいで両親に疎まれ屋敷を飛び出した元子爵令嬢カレンは王城の食堂職員に何故か採用されてしまい、修道院で出会ったソフィアと共に働くことに。
仕事を通じて知り合った第二騎士団長カッツェ、副団長レグデンバーとの交流を経るうち、彼らとソフィアの間に微妙な関係が生まれていることに気付いてしまう。カレンは第三者として静観しているつもりだったけれど……実は大きな企みの渦中にしっかりと巻き込まれていた。
意思を持って生きることに不慣れな中、母との確執や初めて抱く感情に揺り動かされながら自分の存在を確立しようとする元令嬢のお話。恋愛の進行はゆっくりめです。
全48話、約18万字。毎日18時に4話ずつ更新。別サイトにも掲載しております。
私の婚約者と駆け落ちした妹の代わりに死神卿へ嫁ぎます
あねもね
恋愛
本日、パストゥール辺境伯に嫁ぐはずの双子の妹が、結婚式を放り出して私の婚約者と駆け落ちした。だから私が代わりに冷酷無慈悲な死神卿と噂されるアレクシス・パストゥール様に嫁ぎましょう。――妹が連れ戻されるその時まで!
※一日複数話、投稿することがあります。
※2022年2月13日、HOTランキング1位となりました。お読みいただいている皆様方、誠にありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる