婚約破棄された王弟殿下は狂犬騎士を結婚させたい!

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婚約破棄の理由

「婚約を解消することになったよ」

ぽかぽかと温かいと感じる青空の下で、婚約者にそう告げると、彼女は一瞬動きを止めた。
よく晴れた空の下でするお茶会は、かなり豪勢だ。
白いテーブルクロスの上にはいくつも茶菓子が並び、香りのよい高級茶葉が使われた紅茶からはふんわりとした香りがルルスの鼻にまで届く。
ルルスは穏やかに微笑みながら、向かい側に座った彼女の言葉を待った。
向かい側に座る彼女はお茶会のテーブルに似つかわしいほど華やかだ。高級な生地で作られたドレスに身を包み、耳飾りに至るまで、どれも高級品だとわかるものをしている。
「……なった、と。そうおっしゃいましたか?」
彼女は硬い表情でそう問い返してきたので、ルルスはそうだ、と頷いた。
「決定事項と、そういうことでしょうか?」
ゆっくりと聞かれた言葉に、ルルスは喉元まで出てきた言葉を飲み込んだ。
代わりににっこり笑って、そうだよと首肯する。
(お前の父親が懇願したんだよ!)
決定事項もなにも、彼女の父親からお願いされてしまった。
ルルスはこのドナデシィア王国の第二王子で、公爵家である彼女の家より、彼女の父親より権力はある。
というか、ルルスと兄の父親である前王が国内を荒廃させたおかげで、ルルスはかなりの権力がある。国内を治めるためにあちこち回って平定してきたルルスには、なんなら現王である兄より権力と支持率があるほどだ。
彼女の父親もそこに眼をつけてルルスに婚約を申し込んでいたのだろうと、容易に想像がつく。
ルルスが12歳のときに申し込まれたもので、当時のルルスはそれを躊躇なく受けた。
まだ父親が王位についていたのであっさりいったのもあったが、父はルルスだけはかわいがっていた。
兄は王太子で、父に王としての行動に苦言を呈していた。だからこそ疎み、自分の地位を脅かす存在として兄を恐れていた。
しかし、第二王子であるルルスは追う立場ではないと思われていたのだろう。おまけにルルスは父に甘く、そして優しい言葉だけを与える都合のいい子供だった。
愚かな王の寵愛を受ける子供とアウマダ公爵の長女であるローズと婚約が成立したのは、そういういろんな事情がかみ合った結果だ。
アウマダ公爵からすれば、そのときすでに地方の辺境伯から支持を受け始めていたルルスは魅力的だったのだろう。
当時はもしかしたらルルスが王になるかもしれないと思っていたのかもしれない。
そしてこの婚約は、ルルスにとっても都合がよかった。
アウマダ公爵の申し出はちょうどよすぎるほどに。
兄を王にするためには、権力と貴族をまとめることが必要だった。
公爵はルルスにとってちょうどよい後ろ盾であり、当時から兄を王にするつもりだったので、野心を秘めているアウマダ公爵を抑えるという意味でもこれ以上にないくらいちょうどいいものだった。
同い年であるアウマダ公爵家の長女ローズとルルスの婚約は、ルルスとアウマダ公爵の利害が完全に一致した政略的なものだったのだ。
兄が国王になってアウマダ公爵の目論見は外れただろう。
だが、それでもこれだけ権力と支持基盤を築いたルルスを手放したいなど、12歳からルルスを選んだアウマダ公爵が思うはずがない。
アウマダ公爵の中で、誤算が生じなければ。
「……理由を、お聞きしてもよろしいでしょうか?」
ルルスはローズの言葉に、ぱちぱちと目を瞬いた。
「理由……」
わざわざ言わないといけないのだろうか、とルルスはすこし困惑した。
公爵には婚約破棄が公爵側から申し出があったことについて言うなと口止めをされているわけではない。
だから公爵から申し出てきた、というのが理由だが。
(理由は、火を見るよりも明らかだと思うんだよ)
何と言ったらいいものか、とルルスはその秀麗な顔をわずかに曇らせた。
(僕が、本当にただの権力と支持のある王族というだけなら、公爵も頭を下げてまで婚約解消を願い出てはこなかっただろうなあ)
その点はルルスの瑕疵かもしれないので、悪いのはアウマダ公爵だけではないだろう。
しかし婚約解消は、アウマダ公爵から言われたものだ。
ルルスはこれからもアウマダ公爵を抑えるために、それを笠に着る予定である。
それをそのまま言うわけにはいかないしなあ、とルルスはわずかにため息をついた。
「理由……理由ね。必要かな?」
言わなくてもわかるだろうという意味を込めていった言葉に、彼女はぴくりと肩を揺らした。
「……言う必要が、ないということでしょうか」
固い声に、ルルスはできるだけやさしく微笑み、首を傾げた。
「言うまでもなく、キミならわかると思って」
その瞬間。
ばちゃり、と何かがかけられた。
ルルスは眼を丸くしてしまい、そしてとっさに背後に視線を向けた。
自分の近衛騎士に動くな、と目を伏せて命令し、あえてにこりと笑い、ローズに顔を向ける。
「……これは、どういうことかな?」
ルルスはローズに、紅茶をかけられたようだった。
底の白いカップがこちらに向き、肩で息をするローズが椅子から立ち上がっている。
「あんまりですわ!理由を言うまでもないなんて!そんなに私のことが疎ましかったのですか……!?」
「……」
その言葉に、ルルスは苦笑した。
あまりにもありえない言葉を聞いたときは、黙ることにしている。
黙って笑うという癖がついていた。
(どうしてそうなる?)
そんなことは一言も言っていない。
彼女の言葉は的外れもいいところだ。
ルルスは思わずため息をついて、かるく頭を振った。
「キミが悪いんじゃないよ、わかるだろう」
「いいえ、いいえ……!私の存在が邪魔だったのですわ……!」
くしゃ、と顔を歪めたローズは、その場に立ち尽くしたまま、最近、身分の低い男爵令嬢と学園で仲がいいので、そちらと結婚したいのだろうと言い放った。
「たしかにあの娘はかわいらしいかもしれませんが、しかし、ルルス様と身分が違いすぎます……!」
それではまるで三角関係で、ルルスは身分差のある恋をしているようである。
挙句に長年仲良くしてきた婚約者を捨てて、身分の低い女を選ぶ最低な男だ。
その言葉に、ルルスは完全にあきれて空を仰いだ。
ぽた、と紅茶がしたたり落ちて、濡れた頬が空気に触れて少し冷える。
(僕の婚約者、こんなにばかだったっけ……)
ルルスは別に、直接ローズに婚約解消の話をしなくてもよかった。
しかし長年婚約者としてそれなりの付き合いをしてきた彼女に、直接告げないのは不誠実だろうと、ルルスはアウマダ公爵家を訪ねてきただけだ。
だというのに、なぜルルスが非難される羽目になっているのか。
ルルスにはさっぱりわからない。
ルルスは今年で18歳になる。たしかに貴族の嗜みとして、貴族の子供たちが通う学園に通っている。
だがその学園の中で、最近仲のいい男爵令嬢というのに心当たりはない。
そもそもルルスは公務でかなり忙しい。
実益のある婚約者であるローズと仲良くするならまだしも、他の男爵令嬢と仲良くなる時間はない。
権力と支持がルルスにある以上、兄を支えるためにはルルスもかなり公務をこなさなければならない。
いずれ兄に権力と支持が固まればいいと思ってはいるが、ルルス個人に対して支持があるという状況的にそれもなかなか難しいだろう。
『いつでもお前に王位をやるぞ?』
そう言う兄に王位を渡されないよう、ルルスは必至で公務をこなしているのだ。
おかげで学園もそんなに頻繁に行けるわけではない状態だというのに。
(……つかれたなあ……)
ルルスはこの事態をどう利用しようか頭を回転させながら、ふいにそう思った。
利用しない手はない。
このことを不敬だと言って、アウマダ公爵にまた頭を下げさせてもいい。
すでに後ろ盾ではなくなるのだから、野心家の心はいくら削っておいてもいいだろう。
ルルスは長いこと、起きた事態をどう利用するか考えることが癖になっていた。
幼い時から、国の平定のためにあちこち駆け回った。
あそこへ行きたい、そこへ行きたいと駄々をこねるふりをして、あちこちに行っては、貴族たちと話し合った。
『無知で幼いかわいらしい王子のわがまま』
ルルスは、当初そう言われていた。
そう言われながら国内を回って、貴族を取り込み、富を増やした。
ルルスの個人資産は副産物的にかなりのものになってしまったが、それもこれも兄を王位につけるためだ。
そのための婚約だった。
ルルスも婚約したからには、ローズをそれなりに大事にしてきた。
忙しいルルスが、できる範囲で。
それもこれもこの国が平穏になるためにしてきたというのに。
「……キース、やっぱりきてくれ」
ぽつりとそうつぶやいただけなのに、ふと横に影が差した。
「王子、ご許可を」
低い声が苛立たしげにルルスの許可をねだる。
その男がルルスの席の横に立った瞬間、ローズ以外の、近くにいた使用人全員が震えたり、顔色を悪くした。
ローズ以外が顔を背け、侍女が震えた声で、お嬢様、と呼びかける。
その様子に、ルルスは頬杖をついた。
「……なんの許可だ?」
そしてわかりきっていてもとりあえずそう聞く。
「あの者は不敬です。王子に対して紅茶をかけるなどと……死罪でも仕方ないかと思います。抜刀の許可を」
そう言いながら、キースはすでに腰に下げた剣に手をかけている。
(許可なんかできるわけないのに)
内心、側近であり、近衛騎士の隊長であるキースの言葉に反論した。
隣に立つ男は、ルルスが立っていても頭二つ分は背が高い。
くすんだ銀の髪の間から、鋭い緑の眼がのぞいてた。
深い森の奥のような深緑の瞳は、森の奥の静寂な影の中に獰猛な獣を置いている。
銀髪に緑というのは、この国では珍しくはない色だ。
多くの平民がしている色だというのに、どうしてか、その色彩は異彩を放つかのようにその男の存在感を際立たせている。
(すごい怒ってるじゃないか、おまえぇー……)
紅茶を滴らせたまま、ルルスは優雅に微笑んだ。
許可したらどうなるかは目に見えている。
キースは瞬きするより早く動き、ローズの首を落とすのだろう。
それかこのアウマダ公爵家の人間を、使用人から馬に至るまで、屋敷の生き物をすべて殺すのかもしれない。
キースは不敬という理由だけで、ルルスのためにそれくらいはする人間だ。
(……それもいいか)
もはや後ろ盾としてのアウマダ公爵は必要ない。
公爵よりも権力があるルルスが公爵家一つ潰してもどうにもならないだろうし、むしろいい見せしめになるのかもしれない。
「キース、いまだにタオルも何も持ってこない公爵家は、どうするべきだと思う?」
「全員首を落とすべきです」
ルルスはその回答に、一瞬遠い眼をした。
「いいですよね?」
すう、と細めた緑の眼が、ルルスに向けられた。
(なにがいいんだ?)
遠い眼をして微笑んでいるルルスと目が合ったはずなのに、キースはその感情を汲んではくれなかった。
キースはただ、怒りを増幅させて、顔を歪めそうにぴくりと動かしただけだ。
ルルスの姿を眼にして、より一層怒りを増したようだ。
いつもだったらすぐにだめだというルルスの言葉がないことが、彼の怒りを後押ししているのかもしれない。
「いいわけないでしょうがー!」
そう言ってキースと反対側に立ったのは、キースと同じ銀色の髪をした男だった。
「相手は公爵家ですよ!あんた何考えてるんですか!?いくら爵位があって、近衛騎士の隊長でも、あんたは格下なんですよ!?」
格上の貴族相手に相手になんてことを言ってるんだ、と常識を説いてきた男は、ルルスの護衛の一人だ。
ルルスがキースと出会うより前に近衛騎士だったダジルスは、ルルスとキースの貴重なストッパーだった。
「王子が許可するなら何も問題はない。王族より公爵のほうが地位は下だし、俺は王子の剣で盾だ」
ああ、そうだ、とキースは今思いついたと言わんばかりに周りの使用人を見回した。
可愛そうなくらい青ざめているメイドや侍従が、できるだけ視界から逃れようと顔を背ける。
がたがたと震えつつも、それでもなんとか立っているのは、さすが公爵家の使用人というべきか。
ルルスはこの状態のキースの前でたいていの人間が跪き、泣きだすのを知っている。
「もっと簡単な方法がある」
すう、と細めた目を、反対に立ったダジルスに向けると、キースは平然と口を開いた。
「ここの屋敷の人間をすべて殺せば、証言は王子とお前だけだな?」
至ってまじめな表情に、ダジルスは愕然とした顔をした。
だがその瞬間、使用人たちが全員絶望的な顔をしたのをルルスは見逃さなかった。
(そりゃあ、しちゃうかもしれないからね)
キースのあだ名はとにかくひどい。
ルルスも首を傾げてしまうくらいひどくて、いつも側近たちに困ったものだと愚痴をこぼすくらいだ。
『魔剣の生まれ変わり』とか『血のない狂犬』とか、よくもそんなにひどくできるものだと思う。あだ名が生まれてしまうくらいのエピソードはたしかに多少はあるが、もともとのエピソードからどんどん話が大きくなり、気が付いたら誰もが恐れる第二王子の近衛騎士となっていた。
『キース・カースリーは、第二王子殿下の狂犬騎士である』
それが世間からのキースの評価で、その評価はちょっと違う、とルルスは思っている。
『出会ったその日から殿下に魅入られた狂犬は、殿下のために四千人は殺し、王宮ではメイドや侍女も殺し、悪徳伯爵家の人間どころか馬まで皆殺しにしたとか』
(ちょっと話が大きくなってるところがあるからなあ)
困ったものだ、といつものようにふうと息を吐いて、どうしたらキースのあだ名が和らぐだろうとルルスは悩む。
目下、ルルスの悩みは、キースのあだ名がひどすぎることだった。
貴族の支持を維持するためにキースのあだ名のひどさもそのままにしていたルルスだったが、もう兄も即位した。
国内の情勢も安定してきて、そうとなれば次は兄の婚姻についてだ、と考えた時、ふと気づいた。
(キースにも結婚相手が必要なのではないか?)
しかし、このままではルルスどころか、キースにも結婚相手がいない。
どうしたものか、と場違いに悩んでいると、ダジルスはぶるぶると震え、耐えきれなくなったように叫んだ。
「これだから呪われた魔剣とか、イカれた狂犬とか言われるんでしょうが!そもそも!殿下が婚約破棄することになったのは!誰のせいだと思ってるんですか!?あと王子と呼ぶんじゃありません、きちんと殿下と呼びなさい!!」
「アウマダ公爵のせいだ」
しれっと答えたキースに、ダジルスは頭を抱えて叫んだ。

「あんたのせいでしょうがぁぁぁー!!」
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