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リザードマンの目覚め
EZマネー#1
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────ダーイン=ス=レイフ(人狼アルビオン・ルーノ種、ルーノ族、ニダヴェリール傭兵団・団長)
「ったく、泡銭目当てで飛びついたら飛んだハズレくじだぜ」
俺たちは、アイオニアン=ゼディーの依頼を受けギア大陸で隠密行動を取っている。
今回の依頼は、アルデバラン=タウリ=アルファの移動要塞の尾行と観測だ。
シャノン学派に属するアルデバランの船は、空間の歪みを利用した防御幕で包まれており、通常は近づくことも、見ることもできない。
だが、ゼディーの旦那に支給された観測装置を使えば詳細を把握できるようになるため、それを利用して奴らの船の動向を追い続けてきたのだ。
ただの監視と報告にしちゃあ、法外な報酬だったが、アイオニアン=ゼディーの金銭感覚ならこれでも安いものなのかと思い、二つ返事で飛びついちまった。
ゼディーの旦那が気にしていたのは、アルデバランが傘下の学派以外の誰と繋がっているのかだった。運が良ければノイマン学派およびその傘下の誰かと言われたが、最悪のケースではノスフェラトゥと繋がっているかもしれないと言われていた。
俺は、仮にノスフェラトゥと繋がっていてもせいぜい第三世代くらいだろうと思い、楽勝気分でいたが、長老が出入りするのを見て、この仕事のヤバさに気付かされた。
ノスフェラトゥでも長老以上は群を抜いてヤバいと聞いてはいたが、実際に目の当たりにして見ると、想像をはるかに超えてヤバいのがわかる。
ゼディーの旦那の支給品をつかって、こちらの気配を完全に断てなければ、間違いなく即死だ。奴らの周囲にただよう生命の波動は、ルガルをはるかに凌駕し、世界龍に近い存在であることを如実に表していた。
観測データを転送し、ゼディーの旦那の指示を待つ間がとてつもなく長く感じられた。
早く逃げ出したくてしかたがねぇ。
「旦那、もう撤退していいか? ありゃ、マジでヤベーぞ、俺たち如きじゃどうにもなんねーよ」
「じっとしてれば、大丈夫さ。踏まれても我慢してれば気づかれないよ」
「そーゆー問題じゃねーだろ! 長老を発見しただけでも追加報酬もらってもいいくらいだ」
「そうだな、追加報酬は期待していいよ。なので監視は継続してくれるかい? 今、へたに動いたら逆に気づかれて即死だろうな」
「くそー、で、これからどうすればいい? ひと段落ついたら帰還していのか? アルデバランの監視を継続か?」
「どっち追いたい? 長老ならさらに報酬上げるけど?」
「選択肢がかわってんじゃねーか! 長老の追跡なんかやれるかよ!」
「じゃぁ、アルデバランの監視を継続で」
「始祖とか来たりしねーだろうな?」
「始祖を観測できたら追加報酬を期待していいよ」
「あほか! 長老でこんだけヤベーのに、始祖なんかに出会ってたまるかよ! 旦那、まじで、勘弁してくれよ。アルデバランは黒。真っ黒だってわかっただけでももういいだろ? 頼むからもう帰らせてくれよ」
「そうだな、じゃあ、応援でも送ろうか」
「そいつは頼りになるのか? 熟練のルガルでもどうにもなんねー相手だぞ?」
「手続き面倒だから時間かかるけど、期待していいよ」
「って時間かかるのかよ。マジで勘弁してくれよ……」
「次の観測データも期待してるよ。がんばってくれたまえ」
「ったく、マジでシクったぜ……」
長老が、用事を済ませて遠くへ去ってくれることと祈りつつ、息を潜めて観測を継続した。
数日後、ルナディア姉さんが巨大な人狼と初めて見るえらいベッピンさん2名を連れてやってきた。
「やっほー、ダーインくん、元気そうだね。ファンクラブのみんなも元気そうで安心したよ」
「ウルズの守人の長が、こんなやべーとこにきて大丈夫なのかよ?」
「まーね。この子の世話は私しかできないからね」
巨大な人狼だけでなくベッピンさん2名からも尋常じゃない生命の波動を感じた。
「何者なんだい? その人狼とベッピンさんは?」
「この子はローカスくん。私がヘルヘイムから預かってる戦闘獣」
「あー、ケルベロスか。そりゃ頼りになる」
「で、この二人は、デュ=ランドール姉妹。ニダヴェリールで噂になってるロクシー様の愛娘だよ」
「ヴェルキエーレか。初めて見るぜ。こりゃすげー。よろしくな、ベッピンさん」
「クラウソラスよ。ルナから話は聞いてる、よろしくね」
「私はオートクレール。よろしく」
「これだけのメンツ揃えたってことは一戦交えるってことか?」
「うん。ローカスくんは遠距離狙撃の専門家。前衛、中衛はデュ=ランドール姉妹に任せればOK。私たちは、黙って隠れることに徹すること。何かしでかしたら即死だと思ってね」
「わかった」
「で、長老は、いつ頃着そう?」
「早ければ今晩、おそくても数日中にはくるかもな。どこの氏族か分かったのか? 俺にはさっぱりわからん」
「ゼディーさんの話だと、ヴェルフェゴールみたいだよ」
「ヴェルフェゴール? 5氏族でも、一番わけのわからねえ奴らか」
「捉えるのは無理でも、戦闘データを得られればかなりの収穫だろうっていってた」
「じゃ、俺らようやく帰れるのか?」
「うん。あとはこっちで引き継ぐから帰っていいよ」
「姉さん残るのか?」
「うん」
「大丈夫か?」
「あはは。大丈夫だよ、この子達がいるから」
「まぁ、そうか、無理すんなよ?」
「今回の戦闘データの収集したらすぐ撤収してね」
「わかった」
前代未聞の化け物同士の戦闘か。長老相手にしちゃあ、オーバースペックすぎるメンツだが、ヤバい相手には変わりないから可能な限り迅速に無力化させたいってことだな。
近くに始祖が入る可能性も考慮してるのかもな……。
いつもの長老が、アルデバランの船に乗り込んでいった。
それを確認すると、全周囲に光翼を展開したクラウソラスが完全言語を詠い始め、船を取り囲むように巨大な精霊術式の結界を展開しつつ、並列詠唱でゼディーかルークが作ったと思われる装置を起動させアルデバランの防御幕を全て無効化してしまった。
その瞬間、オートクレールが後方に光翼を展開し、船内に突入。
同時に、ルナディア姉さんは、特殊言語を詠い、尋常でない広さの探索法術式を展開し、並列詠唱で狙撃ポイントにいるローカスに射撃指示と移動指示を行い始めた。
戦闘用の観測装置のログを確認すると、船の周辺に潜んでいた第二世代の長老数名を含む、第三世代以上のノスフェラトゥが一撃必中で立て続けに即死させられていることがわかった。
間も無く、オートクレールが身につけている計測装置のログから、第一世代の長老の死亡ログが送られてきた瞬間に、周辺のノスフェラトゥの死亡確認ログが大量にながれ、今回の戦闘が終了したことがわかった。
クラウソラスは結界の維持を継続し、ローカスは狙撃ポイントで船からの脱走者を見つけ次第狙撃し続けていた。
ルナディア姉さんは、アルデバランの船に入ってオートクレールと合流し、全ての通信手段や転移ゲートを破壊したのち、クラウソラスは結界を解除した。
ローカスの狙撃は継続中だったが、アルデバランの船から脱走しようとするものがいなくなったため射撃は一時的に中断されていた。
ルナ姉さんから通信がはいった。
「終わったから、ゼディーに報告お願いね。あとは気をつけて帰還してね。おつかれさま」
「ああ、了解……」
あれだけヤバい連中を、ものの数分で壊滅させ、アルデバランの巨大な船まで制圧してしまった。
開いた口が塞がらなかった。
「ったく、泡銭目当てで飛びついたら飛んだハズレくじだぜ」
俺たちは、アイオニアン=ゼディーの依頼を受けギア大陸で隠密行動を取っている。
今回の依頼は、アルデバラン=タウリ=アルファの移動要塞の尾行と観測だ。
シャノン学派に属するアルデバランの船は、空間の歪みを利用した防御幕で包まれており、通常は近づくことも、見ることもできない。
だが、ゼディーの旦那に支給された観測装置を使えば詳細を把握できるようになるため、それを利用して奴らの船の動向を追い続けてきたのだ。
ただの監視と報告にしちゃあ、法外な報酬だったが、アイオニアン=ゼディーの金銭感覚ならこれでも安いものなのかと思い、二つ返事で飛びついちまった。
ゼディーの旦那が気にしていたのは、アルデバランが傘下の学派以外の誰と繋がっているのかだった。運が良ければノイマン学派およびその傘下の誰かと言われたが、最悪のケースではノスフェラトゥと繋がっているかもしれないと言われていた。
俺は、仮にノスフェラトゥと繋がっていてもせいぜい第三世代くらいだろうと思い、楽勝気分でいたが、長老が出入りするのを見て、この仕事のヤバさに気付かされた。
ノスフェラトゥでも長老以上は群を抜いてヤバいと聞いてはいたが、実際に目の当たりにして見ると、想像をはるかに超えてヤバいのがわかる。
ゼディーの旦那の支給品をつかって、こちらの気配を完全に断てなければ、間違いなく即死だ。奴らの周囲にただよう生命の波動は、ルガルをはるかに凌駕し、世界龍に近い存在であることを如実に表していた。
観測データを転送し、ゼディーの旦那の指示を待つ間がとてつもなく長く感じられた。
早く逃げ出したくてしかたがねぇ。
「旦那、もう撤退していいか? ありゃ、マジでヤベーぞ、俺たち如きじゃどうにもなんねーよ」
「じっとしてれば、大丈夫さ。踏まれても我慢してれば気づかれないよ」
「そーゆー問題じゃねーだろ! 長老を発見しただけでも追加報酬もらってもいいくらいだ」
「そうだな、追加報酬は期待していいよ。なので監視は継続してくれるかい? 今、へたに動いたら逆に気づかれて即死だろうな」
「くそー、で、これからどうすればいい? ひと段落ついたら帰還していのか? アルデバランの監視を継続か?」
「どっち追いたい? 長老ならさらに報酬上げるけど?」
「選択肢がかわってんじゃねーか! 長老の追跡なんかやれるかよ!」
「じゃぁ、アルデバランの監視を継続で」
「始祖とか来たりしねーだろうな?」
「始祖を観測できたら追加報酬を期待していいよ」
「あほか! 長老でこんだけヤベーのに、始祖なんかに出会ってたまるかよ! 旦那、まじで、勘弁してくれよ。アルデバランは黒。真っ黒だってわかっただけでももういいだろ? 頼むからもう帰らせてくれよ」
「そうだな、じゃあ、応援でも送ろうか」
「そいつは頼りになるのか? 熟練のルガルでもどうにもなんねー相手だぞ?」
「手続き面倒だから時間かかるけど、期待していいよ」
「って時間かかるのかよ。マジで勘弁してくれよ……」
「次の観測データも期待してるよ。がんばってくれたまえ」
「ったく、マジでシクったぜ……」
長老が、用事を済ませて遠くへ去ってくれることと祈りつつ、息を潜めて観測を継続した。
数日後、ルナディア姉さんが巨大な人狼と初めて見るえらいベッピンさん2名を連れてやってきた。
「やっほー、ダーインくん、元気そうだね。ファンクラブのみんなも元気そうで安心したよ」
「ウルズの守人の長が、こんなやべーとこにきて大丈夫なのかよ?」
「まーね。この子の世話は私しかできないからね」
巨大な人狼だけでなくベッピンさん2名からも尋常じゃない生命の波動を感じた。
「何者なんだい? その人狼とベッピンさんは?」
「この子はローカスくん。私がヘルヘイムから預かってる戦闘獣」
「あー、ケルベロスか。そりゃ頼りになる」
「で、この二人は、デュ=ランドール姉妹。ニダヴェリールで噂になってるロクシー様の愛娘だよ」
「ヴェルキエーレか。初めて見るぜ。こりゃすげー。よろしくな、ベッピンさん」
「クラウソラスよ。ルナから話は聞いてる、よろしくね」
「私はオートクレール。よろしく」
「これだけのメンツ揃えたってことは一戦交えるってことか?」
「うん。ローカスくんは遠距離狙撃の専門家。前衛、中衛はデュ=ランドール姉妹に任せればOK。私たちは、黙って隠れることに徹すること。何かしでかしたら即死だと思ってね」
「わかった」
「で、長老は、いつ頃着そう?」
「早ければ今晩、おそくても数日中にはくるかもな。どこの氏族か分かったのか? 俺にはさっぱりわからん」
「ゼディーさんの話だと、ヴェルフェゴールみたいだよ」
「ヴェルフェゴール? 5氏族でも、一番わけのわからねえ奴らか」
「捉えるのは無理でも、戦闘データを得られればかなりの収穫だろうっていってた」
「じゃ、俺らようやく帰れるのか?」
「うん。あとはこっちで引き継ぐから帰っていいよ」
「姉さん残るのか?」
「うん」
「大丈夫か?」
「あはは。大丈夫だよ、この子達がいるから」
「まぁ、そうか、無理すんなよ?」
「今回の戦闘データの収集したらすぐ撤収してね」
「わかった」
前代未聞の化け物同士の戦闘か。長老相手にしちゃあ、オーバースペックすぎるメンツだが、ヤバい相手には変わりないから可能な限り迅速に無力化させたいってことだな。
近くに始祖が入る可能性も考慮してるのかもな……。
いつもの長老が、アルデバランの船に乗り込んでいった。
それを確認すると、全周囲に光翼を展開したクラウソラスが完全言語を詠い始め、船を取り囲むように巨大な精霊術式の結界を展開しつつ、並列詠唱でゼディーかルークが作ったと思われる装置を起動させアルデバランの防御幕を全て無効化してしまった。
その瞬間、オートクレールが後方に光翼を展開し、船内に突入。
同時に、ルナディア姉さんは、特殊言語を詠い、尋常でない広さの探索法術式を展開し、並列詠唱で狙撃ポイントにいるローカスに射撃指示と移動指示を行い始めた。
戦闘用の観測装置のログを確認すると、船の周辺に潜んでいた第二世代の長老数名を含む、第三世代以上のノスフェラトゥが一撃必中で立て続けに即死させられていることがわかった。
間も無く、オートクレールが身につけている計測装置のログから、第一世代の長老の死亡ログが送られてきた瞬間に、周辺のノスフェラトゥの死亡確認ログが大量にながれ、今回の戦闘が終了したことがわかった。
クラウソラスは結界の維持を継続し、ローカスは狙撃ポイントで船からの脱走者を見つけ次第狙撃し続けていた。
ルナディア姉さんは、アルデバランの船に入ってオートクレールと合流し、全ての通信手段や転移ゲートを破壊したのち、クラウソラスは結界を解除した。
ローカスの狙撃は継続中だったが、アルデバランの船から脱走しようとするものがいなくなったため射撃は一時的に中断されていた。
ルナ姉さんから通信がはいった。
「終わったから、ゼディーに報告お願いね。あとは気をつけて帰還してね。おつかれさま」
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