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シャノニアン・エクスプロージョン
GRiN LiKE A ...#2
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────ハルカ(ヒューマノイド、移動要塞デネブ搭乗員、ダイバー)
デネブの移動要塞に来たときと比べて、ミヅキとユキヒロはかなり変わった気がする。
ミヅキは、元の世界に居たときから話を聞く専門でとても口数の少ない娘だったし、ユキヒロはここで知り合ったけど、はじめから社交的で積極的に会話に混ざって皆んなの気分を盛り上げてくれた。
今もその関係は変わっていない。
でも、日を追うごとに、二人の何かが変わっていくような気がしていた。
ミユキとその話をしてみたら彼女も同意見だった。
ユキヒロの話では、私とミユキが少しずつ近い存在になっていくように感じ、ミヅキについては最初は近くなるように感じていたが、気がついたら一番遠い存在に感じるようになったそうだ。
私とミユキも、ミヅキを一番遠く感じ、ユキヒロを近く感じはじめている。
ミズキは、私たち3人を遠く感じはじめているようだった。
アップリフトの影響が出ているにしても、私とミユキの差がないのが気になったた。
……
しばらくして、上司達と連絡がつかなくなり、周囲に誰もいなくなった。
そんな時、ユキヒロがおかしなことをいいだした。
「もしかしたら、俺とミヅキ、性別が変えられているかも?
ここにきてから1日も現実世界に戻されていないし、元の体がどうなっているのかわからない。元の世界でも、大規模な手術が行われる際、患者をダイブさせるのが主流になりつつあったよね?
俺とミヅキが変わったっていわれて、ずっと考えていたけど、性別が変わったっていうのが、今の自分の感覚を説明するのに一番納得できるんだよね……。
ミヅキはどう思う?」
「言われて見ると、そんなきもするけど、男性になった実感はまるでないかな……。
でも、最近は、3人で話が盛り上がってるのをみると、女子3人が騒いでいるようにしか見えない気もしてるよ」
「え? 言い出した俺がいうのも変だけど、今の俺そんなにオネエぽい?」
「そんなことないよ。ユキヒロはユキヒロのままだよ。
でも、なんとなく、3人でいると女の子同士みたいに感じるだけ。
ミユキは私をどう感じる?」
「もともと口数が少ないからあまり変わってない気もするけど、最近は自信が付いてきたというか、おどおどしなくなったよね?
あと、すこし頼り甲斐が出て来た気もする。でもそれで、男子になったかって聞かれても正直わからない。
ハルカは?」
「んー、ユキヒロがオネエっぽいとは思わないけど、最近は仲のいい女子と話す感じで気軽にはなせるよね。普通に女子向けの話を振ろうとした時があったもの。さすがに気づいて思いとどまったけど。
あと、ミヅキがいるときは、開けっぴろげな話するのはちょっと気恥ずかしく感じ始めてる。むしろ、ユキヒロのまえだと気にせず開けっぴろげな話をしてるときがある。ミユキもそうなんじゃない?」
「あー、たしかにそうかも、ミヅキの視線が気になりはじめてるかも?
実際にミヅキにへんな目で見られてるとかじゃないよ?
私がかってに気にしちゃってるだけ。
前だったら気にせず話しかけられたのに、ミヅキが集中してる時とか、考え事してる時とか、話しかけづらい時が増えてきた気もする。
逆にユキヒロは何してようと全然気にならなくなっちゃったよ」
ユキヒロが口を開いた。
「……すげー恥ずかしい話なんだけど、実は最近、不安で胸がいっぱいになって泣きたくなって我慢できなくなる時が頻繁にあって、みんなに気づかれないように隠れてよく泣いてるんだ。
泣くと頭がスッキリするから楽になっていいんだけど、流石にかっこ悪いから黙ってた。
前はこんなに涙もろくなかったのに、メンタルが女子化しちゃったのかな?
この前ニアミスしたから、もしかしてミヅキにはバレてた?」
「うん、知ってた。2人には黙ってたけどね。
でも、恥ずかしいことじゃないと思うよ?
だれでも、こんな状況だったら泣きたくなるよ。
ユキヒロは、やけに積極的に話を盛り上げて皆んなを元気付けてくれてたから、なにか悩みをかかえてるのかな? とは思ってたけど、そういうことだったんだね。
気を遣わせちゃったね。ありがとね。
でも、これからは一人で抱え込まないで皆んなで共有しようね」
「……うん、ごめん。そうする。ありがとう。
なんかもう限界かも。
男子は俺だけなのに頼りなくてごめんな」
ミユキが口を開いた。
「気にしなくていいよ。ユキヒロも女子なんだし。
ハルカなんか私のとこ来てしょっちゅう泣いてるよ?
こっちが泣きたいのにハルカが泣くから慰めるので手一杯だよ。
今度、ユキヒロが泣きたくなったときは、ハルカさそって一緒に泣いてきてね。
あと、ハルカが泣くときは、ユキヒロにまかせるから。
そしたら、私も心置きなく泣ける……。
ミヅキは大丈夫?」
「最初のころは不安でよく泣いてたけど、最近は不安で辛いと感じても、泣きたくても泣けない感じなの。
泣けないから余計にストレスに感じちゃうの。どうしたらいい?
ユキヒロはどうしてた?」
「え? 俺? そうだな、他のこと考えたり、カラダ動かしたり、あとは……」
「あとは?」
「いあ、なんでもないよ。単に思いつかなかっただけ」
ミユキが食いついた。
「エロいことかな?
いまはこの4人しかいないんだし、ミヅキはわからないけど、ユキヒロは女子確定なんだしさ。腹を割って話そーよ。
エロいこと? それともエロいこと?」
「それ、選択肢ないじゃん。それに女子確定じゃねーし。可能性だけの話だし」
「で? どうなの?」
「……まぁそうかも」
「あはは、やっぱりね。男子ってそうなるよね」
ミヅキは困ったように答えた。
「さすがに、そういうの無理かも。ここじゃ体も動かせないし、あとは他のことに集中するしかないか。泣けるとリセットできて楽なんだけどね……」
ユキヒロは気恥ずかしいのか話題を変えようとした。
「ミユキとハルカに腐った話でもしてもらえば、すこしは気分転換にでもなるんじゃない?
ミヅキは、いつもそういう話には乗ってこないけど苦手な子なの?」
「うーん、二人のはなしエグいのが苦手なのよね。ソフトな話だったら興味もてるけど。
泣ける話とかないのかな?
この要塞のデータベース、技術資料ばかりで小説とかまるでないよね」
「ハルカに泣ける話でもつくってもらったら?
たしかミユキが絵で、ハルカがストーリー担当だったよね?」
ユキヒロが無茶振りしてきた。
「……え? わたし? エグいのしか頭に浮かばないよ?
んー、そうだなー、泣ける話か、こまったな。ヤマもオチも意味もない文章なら大得意だけど……。
じゃ、3人でミヅキを泣かせられる話を考えて、発表しあおうよ!
どうせ、暇なんだし」
「いいけど、エグい内容を織り込むのは禁止な」
ユキヒロが私にむかっていった。
「えー、それ、一番大切なところだよ? それ外したら何もなくなるじゃない」
なぜか、皆んな私を見て呆れていた。
ミユキまで私をそんな目でみないでよ……。
デネブの移動要塞に来たときと比べて、ミヅキとユキヒロはかなり変わった気がする。
ミヅキは、元の世界に居たときから話を聞く専門でとても口数の少ない娘だったし、ユキヒロはここで知り合ったけど、はじめから社交的で積極的に会話に混ざって皆んなの気分を盛り上げてくれた。
今もその関係は変わっていない。
でも、日を追うごとに、二人の何かが変わっていくような気がしていた。
ミユキとその話をしてみたら彼女も同意見だった。
ユキヒロの話では、私とミユキが少しずつ近い存在になっていくように感じ、ミヅキについては最初は近くなるように感じていたが、気がついたら一番遠い存在に感じるようになったそうだ。
私とミユキも、ミヅキを一番遠く感じ、ユキヒロを近く感じはじめている。
ミズキは、私たち3人を遠く感じはじめているようだった。
アップリフトの影響が出ているにしても、私とミユキの差がないのが気になったた。
……
しばらくして、上司達と連絡がつかなくなり、周囲に誰もいなくなった。
そんな時、ユキヒロがおかしなことをいいだした。
「もしかしたら、俺とミヅキ、性別が変えられているかも?
ここにきてから1日も現実世界に戻されていないし、元の体がどうなっているのかわからない。元の世界でも、大規模な手術が行われる際、患者をダイブさせるのが主流になりつつあったよね?
俺とミヅキが変わったっていわれて、ずっと考えていたけど、性別が変わったっていうのが、今の自分の感覚を説明するのに一番納得できるんだよね……。
ミヅキはどう思う?」
「言われて見ると、そんなきもするけど、男性になった実感はまるでないかな……。
でも、最近は、3人で話が盛り上がってるのをみると、女子3人が騒いでいるようにしか見えない気もしてるよ」
「え? 言い出した俺がいうのも変だけど、今の俺そんなにオネエぽい?」
「そんなことないよ。ユキヒロはユキヒロのままだよ。
でも、なんとなく、3人でいると女の子同士みたいに感じるだけ。
ミユキは私をどう感じる?」
「もともと口数が少ないからあまり変わってない気もするけど、最近は自信が付いてきたというか、おどおどしなくなったよね?
あと、すこし頼り甲斐が出て来た気もする。でもそれで、男子になったかって聞かれても正直わからない。
ハルカは?」
「んー、ユキヒロがオネエっぽいとは思わないけど、最近は仲のいい女子と話す感じで気軽にはなせるよね。普通に女子向けの話を振ろうとした時があったもの。さすがに気づいて思いとどまったけど。
あと、ミヅキがいるときは、開けっぴろげな話するのはちょっと気恥ずかしく感じ始めてる。むしろ、ユキヒロのまえだと気にせず開けっぴろげな話をしてるときがある。ミユキもそうなんじゃない?」
「あー、たしかにそうかも、ミヅキの視線が気になりはじめてるかも?
実際にミヅキにへんな目で見られてるとかじゃないよ?
私がかってに気にしちゃってるだけ。
前だったら気にせず話しかけられたのに、ミヅキが集中してる時とか、考え事してる時とか、話しかけづらい時が増えてきた気もする。
逆にユキヒロは何してようと全然気にならなくなっちゃったよ」
ユキヒロが口を開いた。
「……すげー恥ずかしい話なんだけど、実は最近、不安で胸がいっぱいになって泣きたくなって我慢できなくなる時が頻繁にあって、みんなに気づかれないように隠れてよく泣いてるんだ。
泣くと頭がスッキリするから楽になっていいんだけど、流石にかっこ悪いから黙ってた。
前はこんなに涙もろくなかったのに、メンタルが女子化しちゃったのかな?
この前ニアミスしたから、もしかしてミヅキにはバレてた?」
「うん、知ってた。2人には黙ってたけどね。
でも、恥ずかしいことじゃないと思うよ?
だれでも、こんな状況だったら泣きたくなるよ。
ユキヒロは、やけに積極的に話を盛り上げて皆んなを元気付けてくれてたから、なにか悩みをかかえてるのかな? とは思ってたけど、そういうことだったんだね。
気を遣わせちゃったね。ありがとね。
でも、これからは一人で抱え込まないで皆んなで共有しようね」
「……うん、ごめん。そうする。ありがとう。
なんかもう限界かも。
男子は俺だけなのに頼りなくてごめんな」
ミユキが口を開いた。
「気にしなくていいよ。ユキヒロも女子なんだし。
ハルカなんか私のとこ来てしょっちゅう泣いてるよ?
こっちが泣きたいのにハルカが泣くから慰めるので手一杯だよ。
今度、ユキヒロが泣きたくなったときは、ハルカさそって一緒に泣いてきてね。
あと、ハルカが泣くときは、ユキヒロにまかせるから。
そしたら、私も心置きなく泣ける……。
ミヅキは大丈夫?」
「最初のころは不安でよく泣いてたけど、最近は不安で辛いと感じても、泣きたくても泣けない感じなの。
泣けないから余計にストレスに感じちゃうの。どうしたらいい?
ユキヒロはどうしてた?」
「え? 俺? そうだな、他のこと考えたり、カラダ動かしたり、あとは……」
「あとは?」
「いあ、なんでもないよ。単に思いつかなかっただけ」
ミユキが食いついた。
「エロいことかな?
いまはこの4人しかいないんだし、ミヅキはわからないけど、ユキヒロは女子確定なんだしさ。腹を割って話そーよ。
エロいこと? それともエロいこと?」
「それ、選択肢ないじゃん。それに女子確定じゃねーし。可能性だけの話だし」
「で? どうなの?」
「……まぁそうかも」
「あはは、やっぱりね。男子ってそうなるよね」
ミヅキは困ったように答えた。
「さすがに、そういうの無理かも。ここじゃ体も動かせないし、あとは他のことに集中するしかないか。泣けるとリセットできて楽なんだけどね……」
ユキヒロは気恥ずかしいのか話題を変えようとした。
「ミユキとハルカに腐った話でもしてもらえば、すこしは気分転換にでもなるんじゃない?
ミヅキは、いつもそういう話には乗ってこないけど苦手な子なの?」
「うーん、二人のはなしエグいのが苦手なのよね。ソフトな話だったら興味もてるけど。
泣ける話とかないのかな?
この要塞のデータベース、技術資料ばかりで小説とかまるでないよね」
「ハルカに泣ける話でもつくってもらったら?
たしかミユキが絵で、ハルカがストーリー担当だったよね?」
ユキヒロが無茶振りしてきた。
「……え? わたし? エグいのしか頭に浮かばないよ?
んー、そうだなー、泣ける話か、こまったな。ヤマもオチも意味もない文章なら大得意だけど……。
じゃ、3人でミヅキを泣かせられる話を考えて、発表しあおうよ!
どうせ、暇なんだし」
「いいけど、エグい内容を織り込むのは禁止な」
ユキヒロが私にむかっていった。
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