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リインカーネーション
LiViNG iN A BOX#3
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────ルカティア(人狼ルーノ種、呪詛の湖の守人の長)
……ルナ姉には負けたくない。
抜け駆けしてでも先を越してやる。
「ククリさん、失礼します」
「おや、珍しい。ルカティアくんではありませんか。
こっちおいで、抱きしめてあげるから」
「もぅ、こども扱いしないでよ」
「って、くるのね」
ククリさんが抱きしめてくれた。
相変わらず、暖かい。
「で、大天才の名を欲しいままにする呪詛の長が何のご用でしょう?」
「小さい頃の話でしょ。
いまじゃ、ルナ姉に全部持っていかれてるじゃない」
「それは、ルナディアが努力したからでしょ?
私の目から見て、二人の資質は一緒なのだから」
「ククリさんが構ってくれないからでしょ?」
「私のせい?」
「違うけど。正直なところ、ルナ姉がうらやましかったもの」
「任務の都合で仕方なかったからね。年齢的に損したかもね」
「でしょ?」
「でも、どうしたの? 今日は必死なオーラが出まくりだけど」
「和声干渉のコツがつかめないの。一人で出来るいい練習方法ない?」
「一人じゃできないよ」
「まぁ、そうだけど。ククリさんも同じ方法で学んだってこと?
お師匠様に教えてもらったのでしょ?」
「いや、ちがうけど……」
「じゃぁ、それをおしえてよ」
「うーん。本気?」
「うん」
「極刑になるか、ルーノ族から追放されるよ?」
「え? そんなひどいことしないとだめなの?」
「無差別に相手に戦闘を仕掛けて継続詠唱が必要な法術式を展開させるように誘導したら、相手の懐に飛び込んで、和声干渉で調律を崩してその隙間から急所を牙や爪で剥ぎとるんだ。一時的に相手は存在するけど、みんな殺せば最終的に一人になるでしょ?」
「……」
「出しぬこうと思わずに3人で仲良く訓練しなよ」
「ほかにはないの? 相手つきで」
「ルナディア以外の人狼と練習すれば?」
「そこまでのレベルの人狼はなかなか捕まらない」
「ルーインさんとかは?」
「ルナ姉にとられた……」
「あはは。それは必至なわけだ」
「私が実験台になろうか?」
「ルフィ姉に叱られる」
「三女は不憫だね……」
「他にもたくさんいるでしょ?
ルガルの特殊言語つかえれば良いのだから」
「私、友達すくないし……」
「友達つくりな」
「すぐ作れたら、ここにきてない」
「モテるのでしょ?」
「それを理由にお付き合いしたい相手がいない」
「贅沢者め。たしかに不利な状況ではあるね」
「んー。いい相手紹介してもらえない?」
「恋愛相談はルフィリアの専門だよ」
「茶化さないでよ。どうしたらいい?
ルナ姉だけには負けたくないの」
「ルフィリアは忙しいから無理だろうしね。
しかし、ルナディアも相変わらずの唯我独尊だよね」
「まったくよ。ほんと頭くる」
「後輩の指導をしながら、練習して見たら?」
「変な癖つけさせたら申し訳ない」
「真面目だねー。調律方法は知ってるでしょ?
後輩にお願いしてみなよ」
「……うーん」
「大天才は努力を人にみせらない?
プライドなんて糞食らえだとおもうけど」
「そういうイメージで私に師事してくる子が大半だから、
みんなのやる気に影響が出そうでこわいのよ」
「有名人は大変だよね」
「傭兵でも雇ったら?」
「あいつら、特殊言語はつかえないよ」
「教えてあげたら?」
「ルナ姉に全部持っていかれる」
「みんなルナディア派だったね……」
「ルナ姉の上から目線に耐えながら練習するのは耐えられない」
「ご愁傷さま」
「もぅ、ククリさんまで見捨てないでよ」
「あ。一人知ってる」
「え? だれ?」
「でも、彼女持ちだからな……。
教えてもいいけど、君、彼女の了解を得られる?」
「うん」
「ほんとに?」
「話せばいいだけでしょ?」
「まあ、そうだね」
「じゃ、教えて」
「リエル」
「ちょっと! ティフィーニアに了解得るの?」
「さっき言ったじゃん、話せばいいだけだよ」
「うーん、あの子、苦手なのよねー」
「了解さえ得られれば、リエルが一番無難な相手だよ。
彼も訓練になるから喜ぶだろうし」
「あとはアースバインダーにおねがいする?」
「それこそティフィーニアに叱られる。ガイゼルヘルは絶対嫌だし」
「贅沢者め。ルフィリアに土下座して、二人で練習すれば?」
「それは無理。ルフィ姉の読書時間を削ったら精神が不安定になってどうなるかわからない」
「そうだね、私も怖いなそれ……」
「ケルベロスは練習台になるのかな?
さっき試して見たけどなんか全然感覚がちがった」
「干渉防御処理が施されているからね。上級者でも難しいよ」
「干渉防御なんてあるの?」
「当たり前だよ。戦闘獣なのだから、隙ができたら意味ないからね」
「干渉防御は先に習得できる?」
「できなくはないと思うけど干渉させるコツをわかっていないとかなり難しいだろうね」
「できなくはないなら教えてよ」
「うーん……そうだね、調律を崩してもらって自己調律する練習が一番いいかもね。
それなら干渉させるコツも一緒につかめるね」
「でも、そんなことできるのククリさんしか知らないよ?」
「アースバインダーならできるよ。戦闘の基本だし」
「それ、無理じゃない。ティフォーニアに叱られる」
「あとは、世界龍にお願いするしかないね」
「世界龍か、リシア様にお願いしてみようかな」
「先約がないといいけどね」
「誰か抜け駆けしてるの?」
「いあ、ヴェルキエーレも同じことやってるから」
「そうだったわね……結局誰にお願いしたのかな?」
「一通りまわったらしいけど、全員から、レベルが低すぎるからもっと修行してから出直せって、言われたらしい。相当ショックだったのか基礎から猛練習してるらしいよ、あの二人」
「グラミアとオートクレールでしょ? あれでもだめなの?」
「まぁ、世界龍からして見たら、片言も詠えてないのと一緒だろうからね」
「ルナ姉にまけるの、もういやだよ」
「んー……私が相手しようか? ルフィリアとまとめて」
「え? ほんと? ルフィ姉と一緒なら叱られないね。お願いできる?」
「ルフィリアの時間はほとんど取れないだろうから、短時間だよ?」
「あとルフィリアにこの交渉をするのは君の仕事。いい?」
「わかったルフィ姉に相談してくる」
「ついでに恋人も紹介してもらいな。友達もね」
「……」
……ルナ姉には負けたくない。
抜け駆けしてでも先を越してやる。
「ククリさん、失礼します」
「おや、珍しい。ルカティアくんではありませんか。
こっちおいで、抱きしめてあげるから」
「もぅ、こども扱いしないでよ」
「って、くるのね」
ククリさんが抱きしめてくれた。
相変わらず、暖かい。
「で、大天才の名を欲しいままにする呪詛の長が何のご用でしょう?」
「小さい頃の話でしょ。
いまじゃ、ルナ姉に全部持っていかれてるじゃない」
「それは、ルナディアが努力したからでしょ?
私の目から見て、二人の資質は一緒なのだから」
「ククリさんが構ってくれないからでしょ?」
「私のせい?」
「違うけど。正直なところ、ルナ姉がうらやましかったもの」
「任務の都合で仕方なかったからね。年齢的に損したかもね」
「でしょ?」
「でも、どうしたの? 今日は必死なオーラが出まくりだけど」
「和声干渉のコツがつかめないの。一人で出来るいい練習方法ない?」
「一人じゃできないよ」
「まぁ、そうだけど。ククリさんも同じ方法で学んだってこと?
お師匠様に教えてもらったのでしょ?」
「いや、ちがうけど……」
「じゃぁ、それをおしえてよ」
「うーん。本気?」
「うん」
「極刑になるか、ルーノ族から追放されるよ?」
「え? そんなひどいことしないとだめなの?」
「無差別に相手に戦闘を仕掛けて継続詠唱が必要な法術式を展開させるように誘導したら、相手の懐に飛び込んで、和声干渉で調律を崩してその隙間から急所を牙や爪で剥ぎとるんだ。一時的に相手は存在するけど、みんな殺せば最終的に一人になるでしょ?」
「……」
「出しぬこうと思わずに3人で仲良く訓練しなよ」
「ほかにはないの? 相手つきで」
「ルナディア以外の人狼と練習すれば?」
「そこまでのレベルの人狼はなかなか捕まらない」
「ルーインさんとかは?」
「ルナ姉にとられた……」
「あはは。それは必至なわけだ」
「私が実験台になろうか?」
「ルフィ姉に叱られる」
「三女は不憫だね……」
「他にもたくさんいるでしょ?
ルガルの特殊言語つかえれば良いのだから」
「私、友達すくないし……」
「友達つくりな」
「すぐ作れたら、ここにきてない」
「モテるのでしょ?」
「それを理由にお付き合いしたい相手がいない」
「贅沢者め。たしかに不利な状況ではあるね」
「んー。いい相手紹介してもらえない?」
「恋愛相談はルフィリアの専門だよ」
「茶化さないでよ。どうしたらいい?
ルナ姉だけには負けたくないの」
「ルフィリアは忙しいから無理だろうしね。
しかし、ルナディアも相変わらずの唯我独尊だよね」
「まったくよ。ほんと頭くる」
「後輩の指導をしながら、練習して見たら?」
「変な癖つけさせたら申し訳ない」
「真面目だねー。調律方法は知ってるでしょ?
後輩にお願いしてみなよ」
「……うーん」
「大天才は努力を人にみせらない?
プライドなんて糞食らえだとおもうけど」
「そういうイメージで私に師事してくる子が大半だから、
みんなのやる気に影響が出そうでこわいのよ」
「有名人は大変だよね」
「傭兵でも雇ったら?」
「あいつら、特殊言語はつかえないよ」
「教えてあげたら?」
「ルナ姉に全部持っていかれる」
「みんなルナディア派だったね……」
「ルナ姉の上から目線に耐えながら練習するのは耐えられない」
「ご愁傷さま」
「もぅ、ククリさんまで見捨てないでよ」
「あ。一人知ってる」
「え? だれ?」
「でも、彼女持ちだからな……。
教えてもいいけど、君、彼女の了解を得られる?」
「うん」
「ほんとに?」
「話せばいいだけでしょ?」
「まあ、そうだね」
「じゃ、教えて」
「リエル」
「ちょっと! ティフィーニアに了解得るの?」
「さっき言ったじゃん、話せばいいだけだよ」
「うーん、あの子、苦手なのよねー」
「了解さえ得られれば、リエルが一番無難な相手だよ。
彼も訓練になるから喜ぶだろうし」
「あとはアースバインダーにおねがいする?」
「それこそティフィーニアに叱られる。ガイゼルヘルは絶対嫌だし」
「贅沢者め。ルフィリアに土下座して、二人で練習すれば?」
「それは無理。ルフィ姉の読書時間を削ったら精神が不安定になってどうなるかわからない」
「そうだね、私も怖いなそれ……」
「ケルベロスは練習台になるのかな?
さっき試して見たけどなんか全然感覚がちがった」
「干渉防御処理が施されているからね。上級者でも難しいよ」
「干渉防御なんてあるの?」
「当たり前だよ。戦闘獣なのだから、隙ができたら意味ないからね」
「干渉防御は先に習得できる?」
「できなくはないと思うけど干渉させるコツをわかっていないとかなり難しいだろうね」
「できなくはないなら教えてよ」
「うーん……そうだね、調律を崩してもらって自己調律する練習が一番いいかもね。
それなら干渉させるコツも一緒につかめるね」
「でも、そんなことできるのククリさんしか知らないよ?」
「アースバインダーならできるよ。戦闘の基本だし」
「それ、無理じゃない。ティフォーニアに叱られる」
「あとは、世界龍にお願いするしかないね」
「世界龍か、リシア様にお願いしてみようかな」
「先約がないといいけどね」
「誰か抜け駆けしてるの?」
「いあ、ヴェルキエーレも同じことやってるから」
「そうだったわね……結局誰にお願いしたのかな?」
「一通りまわったらしいけど、全員から、レベルが低すぎるからもっと修行してから出直せって、言われたらしい。相当ショックだったのか基礎から猛練習してるらしいよ、あの二人」
「グラミアとオートクレールでしょ? あれでもだめなの?」
「まぁ、世界龍からして見たら、片言も詠えてないのと一緒だろうからね」
「ルナ姉にまけるの、もういやだよ」
「んー……私が相手しようか? ルフィリアとまとめて」
「え? ほんと? ルフィ姉と一緒なら叱られないね。お願いできる?」
「ルフィリアの時間はほとんど取れないだろうから、短時間だよ?」
「あとルフィリアにこの交渉をするのは君の仕事。いい?」
「わかったルフィ姉に相談してくる」
「ついでに恋人も紹介してもらいな。友達もね」
「……」
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