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ラグ=ナ=ローク
GÖTTERDÄMMERUNG#3
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────ミヅキ(アシダカ種、ルーノ族、ニダヴェリール宮廷特別顧問預り)
ククリさんの弟子ということで、最前列で試合の観戦をすることになった。
ルフィリアさんに聞いた話では、とても不利な戦いらしい。
しかし、ニダヴェリールにとってとても大切な試合のようで、ククリさんは、試合までの1週間は面会謝絶にして対策を練っていた。
私は、ちょくちょく呼び出されて、お茶の相手をしていたが、ククリさんは、かなり疲労している表情をしていた。
試合の前日は、ほぼ1日眠っていたようだ。
試合当日の朝、部屋に呼ばれて一緒にお茶をのんだ。
いつものククリさんに戻っていた。
緊張の様子もなく、ごく普通だった。
そのまま、一緒に会場に行ったら、私用の席が用意されていたので、そこで待機していた。
そのうち、たくさんの人が入ってきて、会場は満員になった。
出場選手が紹介され、〝血の獣ククリ〟と紹介された。
会場は何のことかわからず、ざわめいていた。
私もよくわからなかった。
ククリさんが獣化するのを初めて見たが、細身でとても美しい、赤毛の人狼だった。
相手のガイセルヘルさんはとても体格の大きい方だった、アースバインダーという特殊な能力を有するルガルで、二人の身体能力データが公表されたとき、あまりの差に会場がどよめいた。
理不尽なまでに能力の違う相手にククリさんは負けられない戦いを強いられているのだ。
私はいたたまれない気持ちでいっぱいになった。
間も無く試合開始が告げられ、一気に会場は盛り上がった。
が、すぐにどよめきにかわり、そして静寂につつまれた。
アースバインダーの動きの速さが、常識を超えるほど早かったのだ。
でも、ククリさんはそれに対応して、確実に逃げ回っていた。
ククリさんが捕まったかとおもったら、偽物で、背後にあわられたかとおもうと、それも全て偽物だった。
もう、ククリさんがどこにいるのか、まるでわからなかったが、アースバインダーの攻撃はとどまるところを知らず、スピードが遅くなるどころか戦闘に高揚してさらに加速しているようだった。
それでも、ククリさんを捕まえることはできず、ククリさんはひたすら逃げ回っていた。
試合前のアナウンスで、時間無制限というのはククリさんへのハンデキャップだと聞いていたが、これだけのスピードの猛攻を時間無制限で逃げ回ることは、ハンデキャップとは思えなかった。
しかし、ククリさんは、美しい特殊言語を、絶え間なく詠い続けていた。
様々な撹乱を繰り返し、逃げ回った。
しばらくするとアースバインダーが警戒心を増しさらに複雑な攻撃を行ないはじめたので、ククリさんがなにかをしているのだとわかったが、実際に何をしているのかまるでわからなかった。
気がついたら、戦闘開始から4時間も過ぎていた。
しかし、二人の様子は戦闘開始からまるで変わらなかった。
隣に座っていたルフィリアさんに状況を聞いて見たが、よくわからないと言われた。ただ、アースバインダーあいてにこれだけの時間一度も捕まらないというのは、通常のルガルでは考えられないことだと教えてくれた。
戦闘開始から8時間ほど経過したころ、状況が変わり始めた。
アースバインダーの攻撃がククリさんに当たり始めたのだ。
急所ではないので、負けにはならないが、強力な防御シールドが張られているとはいえ、かなりのダメージのはずだと、ルフィリアさんがいっていた。
すでに会場にいるニダヴェリールの応援団は、元気をなくしていた。
対照的にアストレアの応援団はとても盛り上がっていた。
しかし、まだ決着はつかなかった。
戦闘開始から12時間が経過していた。
ルフィリアさんは涙を流しながらククリさんを見守っていた。
闘技場の上にはククリさんの血液が、たくさん飛散していたからだ。
私も気がついていたら涙が頬を伝っていた。感情を抑えられているのに涙がとまらなかった。
それでも、ククリさんは、戦いをやめなかった。
出血もひどく、動きが明らかに鈍くなり、捕まるのも時間の問題になってきた。
もう誰も声を発さず、ただことの成り行きを見守るだけだった。
すでに、戦闘開始から18時間が経過していた。
ついにククリさんが、膝をついた。
アースバインダーはとどめを刺そうと飛びかかり、ククリさんの急所ポイントを的確に貫いた。
誰もが試合終了と思い込んだ。
しかし試合は継続していた。
次の瞬間、アースバインダーはすぐにククリさんから跳びのき、今度は彼が逃げ回り出したのだ。
気がついたら、膝をついていたククリさんは蒸気を上げて溶けていた。
なにかの液体でできた偽物だったようだ。
ククリさんの姿はどれが本物なのかまるでわからなかったが、アースバインダーは、転んだり、滑ったりと体制を整えるので、必死になって防戦に回っていた。
戦闘開始から21時間が経過した。
アースバインダーは、誰もいないはずの場所を攻撃することが多くなり、スピードも遅くなっているかのように感じた。
ルフィリアさんの話では、アースバインダーは回復力が異常に高く、継続的なダメージが積み上がることはなく、無尽蔵の体力を有するため、体力が低下することもないとのことで、何がなんだかわからないといっていた。ただ一つ言えることは、ククリさんが何かをしていることだけだった。
戦闘開始から26時間が経過した。
ついに、アースバインダーは、膝をつき、前のめりに倒れた。
ククリさんは、血だらけの姿をあらわすと、アースバインダーの首筋にマークした急所に触れた。
そして、試合終了の合図が鳴ったのだ。
すこし静寂の後、会場は割れんばかりの大歓声につつまれた。
ロクシー様が、涙を流しながらククリさんに駆け寄り抱きしめた。
回復法術式を受けたククリさんの体が薄く輝いていた。
すぐに、二人は退場し、表彰式の前にエキジビジョンマッチが行われることがアナウンスされた。
そこに現れたのは、先ほど動けなくなり倒れていたはずのアースバインダーだった。
彼の肉体の特徴を説明され事情を知らない人は皆、驚いていた。
殺しても死なず。体力も無尽蔵、肉体も強力な戦闘種族であることが明かされた。
先ほど動けなくなったのは、ククリさんによって、動きを封じる何種類もの法術式を何時間もつかって執拗にかけられ続けていたのだと説明された。
そして、上空から、対戦相手のグラミア=フランヴェルジュというヴェルキエーレが光の翼に包まれながら舞い降りてきた。
今度の戦闘は本当の殺し合いだとアナウンスされた。
アースバインダーが2回死ぬまで続けると宣言され、戦闘開始が告げられた。
グラミア=フランヴェルジュが発した光の矢の一撃で、アースバインダーは、なすすべもなく体の半分以上を失って絶命した。
しばらくすると、復活し、戦闘が再開された途端に、ヴェルキエーレは光の剣でアースバインダーを切り裂き、絶命させた。
一方的な殺戮だった。
そうして、エキジビジョンマッチはあっという間に終了したのだ。
あまりのあっけなさに、会場は静まり返ってしまった。
その後、表彰式で、ククリさんがロクシーさまと一緒に会場に現れると、大歓声がおこった。
ククリさんは優勝商品を受け取り、ロクシーさまに渡すと、目の前にいたゼディーさんの頰を殴りつけ、一言も発さず、会場を後にしてしまった。
……
ククリさんは、2週間ほど面会謝絶にして、自室で療養した。
途中、何度もお茶に呼ばれたが、傷だらけで見ている方が辛かった。
ククリさんは戦闘の話はしてくれなかったが、それ以外はいつもの優しいククリさんだった。
ゼディーさんが毎日のように面会に来たが、ククリさんは会いたくないといってすぐに追い返してしまった。
ククリさんが、ゼディーさんとの面会を受け入れたのは、試合から一ヶ月後のことだった。
ククリさんの弟子ということで、最前列で試合の観戦をすることになった。
ルフィリアさんに聞いた話では、とても不利な戦いらしい。
しかし、ニダヴェリールにとってとても大切な試合のようで、ククリさんは、試合までの1週間は面会謝絶にして対策を練っていた。
私は、ちょくちょく呼び出されて、お茶の相手をしていたが、ククリさんは、かなり疲労している表情をしていた。
試合の前日は、ほぼ1日眠っていたようだ。
試合当日の朝、部屋に呼ばれて一緒にお茶をのんだ。
いつものククリさんに戻っていた。
緊張の様子もなく、ごく普通だった。
そのまま、一緒に会場に行ったら、私用の席が用意されていたので、そこで待機していた。
そのうち、たくさんの人が入ってきて、会場は満員になった。
出場選手が紹介され、〝血の獣ククリ〟と紹介された。
会場は何のことかわからず、ざわめいていた。
私もよくわからなかった。
ククリさんが獣化するのを初めて見たが、細身でとても美しい、赤毛の人狼だった。
相手のガイセルヘルさんはとても体格の大きい方だった、アースバインダーという特殊な能力を有するルガルで、二人の身体能力データが公表されたとき、あまりの差に会場がどよめいた。
理不尽なまでに能力の違う相手にククリさんは負けられない戦いを強いられているのだ。
私はいたたまれない気持ちでいっぱいになった。
間も無く試合開始が告げられ、一気に会場は盛り上がった。
が、すぐにどよめきにかわり、そして静寂につつまれた。
アースバインダーの動きの速さが、常識を超えるほど早かったのだ。
でも、ククリさんはそれに対応して、確実に逃げ回っていた。
ククリさんが捕まったかとおもったら、偽物で、背後にあわられたかとおもうと、それも全て偽物だった。
もう、ククリさんがどこにいるのか、まるでわからなかったが、アースバインダーの攻撃はとどまるところを知らず、スピードが遅くなるどころか戦闘に高揚してさらに加速しているようだった。
それでも、ククリさんを捕まえることはできず、ククリさんはひたすら逃げ回っていた。
試合前のアナウンスで、時間無制限というのはククリさんへのハンデキャップだと聞いていたが、これだけのスピードの猛攻を時間無制限で逃げ回ることは、ハンデキャップとは思えなかった。
しかし、ククリさんは、美しい特殊言語を、絶え間なく詠い続けていた。
様々な撹乱を繰り返し、逃げ回った。
しばらくするとアースバインダーが警戒心を増しさらに複雑な攻撃を行ないはじめたので、ククリさんがなにかをしているのだとわかったが、実際に何をしているのかまるでわからなかった。
気がついたら、戦闘開始から4時間も過ぎていた。
しかし、二人の様子は戦闘開始からまるで変わらなかった。
隣に座っていたルフィリアさんに状況を聞いて見たが、よくわからないと言われた。ただ、アースバインダーあいてにこれだけの時間一度も捕まらないというのは、通常のルガルでは考えられないことだと教えてくれた。
戦闘開始から8時間ほど経過したころ、状況が変わり始めた。
アースバインダーの攻撃がククリさんに当たり始めたのだ。
急所ではないので、負けにはならないが、強力な防御シールドが張られているとはいえ、かなりのダメージのはずだと、ルフィリアさんがいっていた。
すでに会場にいるニダヴェリールの応援団は、元気をなくしていた。
対照的にアストレアの応援団はとても盛り上がっていた。
しかし、まだ決着はつかなかった。
戦闘開始から12時間が経過していた。
ルフィリアさんは涙を流しながらククリさんを見守っていた。
闘技場の上にはククリさんの血液が、たくさん飛散していたからだ。
私も気がついていたら涙が頬を伝っていた。感情を抑えられているのに涙がとまらなかった。
それでも、ククリさんは、戦いをやめなかった。
出血もひどく、動きが明らかに鈍くなり、捕まるのも時間の問題になってきた。
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すでに、戦闘開始から18時間が経過していた。
ついにククリさんが、膝をついた。
アースバインダーはとどめを刺そうと飛びかかり、ククリさんの急所ポイントを的確に貫いた。
誰もが試合終了と思い込んだ。
しかし試合は継続していた。
次の瞬間、アースバインダーはすぐにククリさんから跳びのき、今度は彼が逃げ回り出したのだ。
気がついたら、膝をついていたククリさんは蒸気を上げて溶けていた。
なにかの液体でできた偽物だったようだ。
ククリさんの姿はどれが本物なのかまるでわからなかったが、アースバインダーは、転んだり、滑ったりと体制を整えるので、必死になって防戦に回っていた。
戦闘開始から21時間が経過した。
アースバインダーは、誰もいないはずの場所を攻撃することが多くなり、スピードも遅くなっているかのように感じた。
ルフィリアさんの話では、アースバインダーは回復力が異常に高く、継続的なダメージが積み上がることはなく、無尽蔵の体力を有するため、体力が低下することもないとのことで、何がなんだかわからないといっていた。ただ一つ言えることは、ククリさんが何かをしていることだけだった。
戦闘開始から26時間が経過した。
ついに、アースバインダーは、膝をつき、前のめりに倒れた。
ククリさんは、血だらけの姿をあらわすと、アースバインダーの首筋にマークした急所に触れた。
そして、試合終了の合図が鳴ったのだ。
すこし静寂の後、会場は割れんばかりの大歓声につつまれた。
ロクシー様が、涙を流しながらククリさんに駆け寄り抱きしめた。
回復法術式を受けたククリさんの体が薄く輝いていた。
すぐに、二人は退場し、表彰式の前にエキジビジョンマッチが行われることがアナウンスされた。
そこに現れたのは、先ほど動けなくなり倒れていたはずのアースバインダーだった。
彼の肉体の特徴を説明され事情を知らない人は皆、驚いていた。
殺しても死なず。体力も無尽蔵、肉体も強力な戦闘種族であることが明かされた。
先ほど動けなくなったのは、ククリさんによって、動きを封じる何種類もの法術式を何時間もつかって執拗にかけられ続けていたのだと説明された。
そして、上空から、対戦相手のグラミア=フランヴェルジュというヴェルキエーレが光の翼に包まれながら舞い降りてきた。
今度の戦闘は本当の殺し合いだとアナウンスされた。
アースバインダーが2回死ぬまで続けると宣言され、戦闘開始が告げられた。
グラミア=フランヴェルジュが発した光の矢の一撃で、アースバインダーは、なすすべもなく体の半分以上を失って絶命した。
しばらくすると、復活し、戦闘が再開された途端に、ヴェルキエーレは光の剣でアースバインダーを切り裂き、絶命させた。
一方的な殺戮だった。
そうして、エキジビジョンマッチはあっという間に終了したのだ。
あまりのあっけなさに、会場は静まり返ってしまった。
その後、表彰式で、ククリさんがロクシーさまと一緒に会場に現れると、大歓声がおこった。
ククリさんは優勝商品を受け取り、ロクシーさまに渡すと、目の前にいたゼディーさんの頰を殴りつけ、一言も発さず、会場を後にしてしまった。
……
ククリさんは、2週間ほど面会謝絶にして、自室で療養した。
途中、何度もお茶に呼ばれたが、傷だらけで見ている方が辛かった。
ククリさんは戦闘の話はしてくれなかったが、それ以外はいつもの優しいククリさんだった。
ゼディーさんが毎日のように面会に来たが、ククリさんは会いたくないといってすぐに追い返してしまった。
ククリさんが、ゼディーさんとの面会を受け入れたのは、試合から一ヶ月後のことだった。
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