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イサナミの書
一刃(ひとは)#3
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────リエル(人狼アルビオン・ルーノ種、アストレア宮廷正室、アースバインダー)
気がついたら、挿絵を描く絵師になっていた。
ミユキがルカティアに弟子入りしたとかで、ククリさんと3人でつるむようになったからだ。俺もそっちに混ざりたいといったら、月影限定だからとルカティアから拒絶された。
イサナミの適正で差別するのはよくないとおもう。3人とも本当に仲が良さそうなのですごく羨ましい。
ミヅキとハル=バードは、俺と同じ一刃なので、帰ったら一刃限定の集まりを作るつもりだ。二人とは話しやすいし。
創作をしているハルカは完全に別人だった。
昔から絵を描くのは得意だったけど、書き慣れてないから、ハルカからきついダメ出しを受ける。俺は、半泣き状態で、描きたくもないエグい絵をひたすら書かされまくっている。
助けてほしい。
ルフィリアさんも含めて、全員がハルカを「先生」と呼び、崇め奉っている状況だ。
これは、なんの宗教だ?
ユキリンは、壊滅的に絵心がないらしく、別作品の執筆に専念しているようだ。
ルフィリアさんはユキリンに隠されていた才能にとても期待している。
ルフィリアさんはマネージメント担当なので、創作には手を出さない。
あくまでも読者に徹していたいらしい。
早く絵師を調達してきてほしい。
ルフィリアさんが目をつけている絵師はまだ、籠絡中だといっていたが、それは嘘だとにらんでる。
俺を仲間に引き入れるための策略だろう。
はやいところミユキを連れ戻さないと、俺が危ない。
ティーフォニアに話したら、大笑いするだけで助けてくれない。
しかも、俺の描いた絵にダメ出しをして、修正の指定までしてくる始末だ。
ほんと、勘弁してくれよ。
……
ひと段落ついたので、ようやく釈放され、外で一息ついていた。
ルフィリアさんから原稿料は期待していいといわれた。
残念ながら、気に入られてしまったようだ。
外は平穏に包まれていた。
先ほどまでいたミーティングルームが戦場に思えた。
昼寝をしたい気もしたが、日差しが強く、肌が腫れ上がりそうだったので、日陰に移った。
ベンチに寝転がって、外を眺めていたら、ロングシップが出向しているのが見えた。
ルカティアとミユキが乗っていた。
いいな、俺も狩にいきたいな。
二人がとても眩しく見えた。
俺とは違う、自由で奔放な世界にいる2人がとても羨ましかった。
ロデリクの戦士たちはさらに別世界の住人にみえた。
俺は、戦場に行くどころか、訓練にも制限がかかっている。
生体データを細かくチェックされ、妊娠に最適な状態を維持することが最優先されているのだ。
食事も皆とはかなり違うものばかりだ。
本を読んだり、おしゃべりしたり、お茶を飲んだり、お風呂に浸かったり、ストレッチ程度の簡単な運動をする日々だ。
今ではそれが自分の居場所だと普通に思ってしまっている。
昔は、あちら側にいたはずなのに……。
あちら側から見る風景がどんなだったかも忘れてしまいそうだ。
すでにぼんやりとしか思い出せない。
「リエル、毛布をもってきたよ。体冷やすと叱られちゃうよ」
ククリさんが、俺に毛布をかけてくれた。
「すみません。ありがとうございます」
ククリさんが、俺のブレスレッドで、生体データを確認した。
「大丈夫そうだね。あー、そっか、日陰じゃないとだめなのか」
「ええ、アルビーノなので。日焼け止めが面倒なので、最小限にしちゃってます。それに、日焼け対策の服、暑苦しくて苦手です」
「退屈そうだね」
「ククリさんが混ぜてくれないからですよー」
「ルカにいいなよ」
「適正で差別するのはよくないとおもいます」
「ルカのぼっち対策だから多めに見てあげてね。ルカは幼少の頃から大天才あつかいされて、同世代の友達を作れなかったからね。リエルも似た感じ?」
「俺は、能力も身分も気にせず遊んでましたね」
「性格なのだろうね。多めに見てあげて」
「帰ったら、ハルとミヅキと一緒に一刃会作ります」
「そうだね、リエルも女友達つくらないと、私みたいに花嫁修行にだされちゃうかもね」
「それは勘弁ですね。ティフォーニアもさっそく心配してるみたいだから先手を打たないとルフィリアさんの組合員にされちゃいますよ」
「ミヅキと合流しちゃえば、ルフィリアも手が出しづらくなるだろうからいいかもね」
「ああ、彼女は正室付きでしたね。ミユキは配属かわるのですか?」
「うん。既に第三補佐官付きになったよ」
「3人が羨ましいです、仲良しで。俺も混ぜてください。特別に」
「ルカにいいなよ。私はただのメンバーだし。ルシーニアの許可まで取られたら何も言えないよ」
「ルカティア、人数増えると途端に人見知りになるからなー」
「おもしろいことに、私もミユキもそうなんだよね」
「冗談ですよね? まるで性格が違うように見えますけど?」
「本質的に似てるの。表に出る性格は違ってみえるけどね。なので気兼ねなく話ができるよ。実はルカに感謝してるくらいだ。私にはそういう友人はいなかったからね。それをルシーニアに話したらとても喜んでくれた」
「俺が混ざるとおかしくなります?」
「もうすこし時間が必要だろうね。3人で慣れてからの方が、ルカも安心すると思う」
「じゃ、一刃会ができたら、合流させてください」
「会長同士できめてね。私はただのメンバーだから」
「折角、ククリさんを独り占めできると思ったのになー」
「いま、独り占めしてるじゃない」
「そうですけど、そうじゃないでしょ?」
「そうだね。安心しなよ。2人は毎日狩についていくことにしたみたいだから、その間はフリーだよ。その時間は、できるだけリエルのそばにいるようにする。それに、ニダヴェリールに帰ったら、一番長く一緒にいるのはリエルだよ」
「ありがとうございます」
……
「昔のティフォーニアって、こんな感じで世界を見ていたのかなー?」
「どういう意味?」
「最近は、みんなが自由で奔放にみえて、別の世界の住人に見えるのですよ。
とても、眩しく見えますね。自分は混ぜてもらえないって思うと余計に。
ククリさんも、そんな感じですか?」
「私はそもそも社会性が欠落しているから、そういう悩みがまるで理解できないんだよ。ごめんね。それは多分、ルフィリアの専門だろうね」
「最近は、早朝の半身浴で一緒になるので、よく相談に乗ってもらってます」
「それはよかった。なんて言われたの?」
「お姫様っていわれました」
「あはは。ティフォーニアの白馬の王子さまも、かなりの変貌を遂げたんだね」
「ええ、全くです。性別までかわりましたから」
「でも、しばらくは、お姫様するしかないだろうね」
「でもククリさんのところで、いろいろさせてもらえるから、良かったです」
「そう言ってくれると、私も嬉しい。リエルのおかげで捗ってるからね」
「そうだ、リエルもそろそろ弟子をとりなよ」
「ククリさんの弟子なのに、弟子を取るのですか?」
「おかしなことじゃないでしょ? ラフィノスの今後も考えなよ」
「たしかに、ニダヴェリールにおんぶにだっこですもんね。
でも、誰をどう導こうかなー」
「アストレアに気になる子はいないの?」
「みんなルフィリアさんの傘下ですしね」
「本来はリエルの役目だよね?」
「たしかに……」
「時間がとれるうちに、1人でいいから、育ててごらんよ。そこから広がっていくからさ。イサナミ自治区でもそうだったでしょ? リエルは立派な指導者だよ」
「面白そうな子は、エリューデイルに独り占めされちゃいました」
「手が遅いんだよ」
「ククリさんは手が早いですよね。誰も気づかないうちに超有望株を確保しちゃいましたしね。ティフォーニア、悔しがってましたよ」
「あれだけ、手伝いさせられているのだから、数十名程度は問題ないでしょ?
それに4名はルフィリアが趣味で手に入れた子だからね。ルフィリアの感性にはおどろかされるよ」
「そういえば、ミヅキたちは別ルートでしたね。しかも凄い逸材ですよね」
「リエルのライバルはルルルになるだろうね。いまから意識しておいた方がいい」
「そうですね。いつまでもニダヴェリールに美味しいところ持っていかれるとティフォーニアに申し訳ないですしね」
「外交でルフィリアとやりあうのは、本当に大変だから、まだ身内として見てもらえているうちに盗めるものはしっかり盗みなよ」
「アストレアのアースバインダーたちは、内政は得意でも外交はだめですしね」
「外交は想定されていなかったからね」
「なら、ティフォーニアの負担を減らせるのはそこかー」
「ルフィリアにつきまとって見なよ。ストーカー扱いされない程度にさ。
外交技能での正式な弟子入りはルシーニアが許可しないけど、見て盗むのは自由だからね」
「組合にはいれと?」
「それもありかもね。苦痛じゃなければ。それに見合ったいろいろな発見もあるんじゃないの?」
「ルフィリアさんのマネージメント能力は勉強になりますね」
「なら、それを手伝いなよ」
「そっか、その立ち位置なら、苦しまないですみそうだ。ルフィリアさんの手伝いに徹して見ます。では、絵師を返してください」
「ミユキ?」
「はい。俺が絵を書かされているのですよ。もう大変です」
「ミユキは、別の目標ができちゃったから当面はルカにべったりだとおもう。アストレアで確保できないの?
ルフィリアよりリエルの方が顔が効くでしょ。いい人材を連れてきたらルフィリアの手伝いもやりやすくなるのでは?
すぐに立ち位置が変わると思うよ」
「あー、たしかに。ルフィリアさんが目をつけている人材のリストをみましたけど何人かは面識がありましたね。ミユキが難しいなら、そっちのほうが俺も助かりますね。そうしてみます」
「目標が定まってきたみたいだね」
「お姫様をやってる暇がなくなりそうで良かったです。それなら行動制限も関係ありませんしね」
「そうだね。でも、無理をしちゃダメだよ。ルフィリアがいれば大丈夫だと思うけど」
「はい。気をつけます」
気がついたら、挿絵を描く絵師になっていた。
ミユキがルカティアに弟子入りしたとかで、ククリさんと3人でつるむようになったからだ。俺もそっちに混ざりたいといったら、月影限定だからとルカティアから拒絶された。
イサナミの適正で差別するのはよくないとおもう。3人とも本当に仲が良さそうなのですごく羨ましい。
ミヅキとハル=バードは、俺と同じ一刃なので、帰ったら一刃限定の集まりを作るつもりだ。二人とは話しやすいし。
創作をしているハルカは完全に別人だった。
昔から絵を描くのは得意だったけど、書き慣れてないから、ハルカからきついダメ出しを受ける。俺は、半泣き状態で、描きたくもないエグい絵をひたすら書かされまくっている。
助けてほしい。
ルフィリアさんも含めて、全員がハルカを「先生」と呼び、崇め奉っている状況だ。
これは、なんの宗教だ?
ユキリンは、壊滅的に絵心がないらしく、別作品の執筆に専念しているようだ。
ルフィリアさんはユキリンに隠されていた才能にとても期待している。
ルフィリアさんはマネージメント担当なので、創作には手を出さない。
あくまでも読者に徹していたいらしい。
早く絵師を調達してきてほしい。
ルフィリアさんが目をつけている絵師はまだ、籠絡中だといっていたが、それは嘘だとにらんでる。
俺を仲間に引き入れるための策略だろう。
はやいところミユキを連れ戻さないと、俺が危ない。
ティーフォニアに話したら、大笑いするだけで助けてくれない。
しかも、俺の描いた絵にダメ出しをして、修正の指定までしてくる始末だ。
ほんと、勘弁してくれよ。
……
ひと段落ついたので、ようやく釈放され、外で一息ついていた。
ルフィリアさんから原稿料は期待していいといわれた。
残念ながら、気に入られてしまったようだ。
外は平穏に包まれていた。
先ほどまでいたミーティングルームが戦場に思えた。
昼寝をしたい気もしたが、日差しが強く、肌が腫れ上がりそうだったので、日陰に移った。
ベンチに寝転がって、外を眺めていたら、ロングシップが出向しているのが見えた。
ルカティアとミユキが乗っていた。
いいな、俺も狩にいきたいな。
二人がとても眩しく見えた。
俺とは違う、自由で奔放な世界にいる2人がとても羨ましかった。
ロデリクの戦士たちはさらに別世界の住人にみえた。
俺は、戦場に行くどころか、訓練にも制限がかかっている。
生体データを細かくチェックされ、妊娠に最適な状態を維持することが最優先されているのだ。
食事も皆とはかなり違うものばかりだ。
本を読んだり、おしゃべりしたり、お茶を飲んだり、お風呂に浸かったり、ストレッチ程度の簡単な運動をする日々だ。
今ではそれが自分の居場所だと普通に思ってしまっている。
昔は、あちら側にいたはずなのに……。
あちら側から見る風景がどんなだったかも忘れてしまいそうだ。
すでにぼんやりとしか思い出せない。
「リエル、毛布をもってきたよ。体冷やすと叱られちゃうよ」
ククリさんが、俺に毛布をかけてくれた。
「すみません。ありがとうございます」
ククリさんが、俺のブレスレッドで、生体データを確認した。
「大丈夫そうだね。あー、そっか、日陰じゃないとだめなのか」
「ええ、アルビーノなので。日焼け止めが面倒なので、最小限にしちゃってます。それに、日焼け対策の服、暑苦しくて苦手です」
「退屈そうだね」
「ククリさんが混ぜてくれないからですよー」
「ルカにいいなよ」
「適正で差別するのはよくないとおもいます」
「ルカのぼっち対策だから多めに見てあげてね。ルカは幼少の頃から大天才あつかいされて、同世代の友達を作れなかったからね。リエルも似た感じ?」
「俺は、能力も身分も気にせず遊んでましたね」
「性格なのだろうね。多めに見てあげて」
「帰ったら、ハルとミヅキと一緒に一刃会作ります」
「そうだね、リエルも女友達つくらないと、私みたいに花嫁修行にだされちゃうかもね」
「それは勘弁ですね。ティフォーニアもさっそく心配してるみたいだから先手を打たないとルフィリアさんの組合員にされちゃいますよ」
「ミヅキと合流しちゃえば、ルフィリアも手が出しづらくなるだろうからいいかもね」
「ああ、彼女は正室付きでしたね。ミユキは配属かわるのですか?」
「うん。既に第三補佐官付きになったよ」
「3人が羨ましいです、仲良しで。俺も混ぜてください。特別に」
「ルカにいいなよ。私はただのメンバーだし。ルシーニアの許可まで取られたら何も言えないよ」
「ルカティア、人数増えると途端に人見知りになるからなー」
「おもしろいことに、私もミユキもそうなんだよね」
「冗談ですよね? まるで性格が違うように見えますけど?」
「本質的に似てるの。表に出る性格は違ってみえるけどね。なので気兼ねなく話ができるよ。実はルカに感謝してるくらいだ。私にはそういう友人はいなかったからね。それをルシーニアに話したらとても喜んでくれた」
「俺が混ざるとおかしくなります?」
「もうすこし時間が必要だろうね。3人で慣れてからの方が、ルカも安心すると思う」
「じゃ、一刃会ができたら、合流させてください」
「会長同士できめてね。私はただのメンバーだから」
「折角、ククリさんを独り占めできると思ったのになー」
「いま、独り占めしてるじゃない」
「そうですけど、そうじゃないでしょ?」
「そうだね。安心しなよ。2人は毎日狩についていくことにしたみたいだから、その間はフリーだよ。その時間は、できるだけリエルのそばにいるようにする。それに、ニダヴェリールに帰ったら、一番長く一緒にいるのはリエルだよ」
「ありがとうございます」
……
「昔のティフォーニアって、こんな感じで世界を見ていたのかなー?」
「どういう意味?」
「最近は、みんなが自由で奔放にみえて、別の世界の住人に見えるのですよ。
とても、眩しく見えますね。自分は混ぜてもらえないって思うと余計に。
ククリさんも、そんな感じですか?」
「私はそもそも社会性が欠落しているから、そういう悩みがまるで理解できないんだよ。ごめんね。それは多分、ルフィリアの専門だろうね」
「最近は、早朝の半身浴で一緒になるので、よく相談に乗ってもらってます」
「それはよかった。なんて言われたの?」
「お姫様っていわれました」
「あはは。ティフォーニアの白馬の王子さまも、かなりの変貌を遂げたんだね」
「ええ、全くです。性別までかわりましたから」
「でも、しばらくは、お姫様するしかないだろうね」
「でもククリさんのところで、いろいろさせてもらえるから、良かったです」
「そう言ってくれると、私も嬉しい。リエルのおかげで捗ってるからね」
「そうだ、リエルもそろそろ弟子をとりなよ」
「ククリさんの弟子なのに、弟子を取るのですか?」
「おかしなことじゃないでしょ? ラフィノスの今後も考えなよ」
「たしかに、ニダヴェリールにおんぶにだっこですもんね。
でも、誰をどう導こうかなー」
「アストレアに気になる子はいないの?」
「みんなルフィリアさんの傘下ですしね」
「本来はリエルの役目だよね?」
「たしかに……」
「時間がとれるうちに、1人でいいから、育ててごらんよ。そこから広がっていくからさ。イサナミ自治区でもそうだったでしょ? リエルは立派な指導者だよ」
「面白そうな子は、エリューデイルに独り占めされちゃいました」
「手が遅いんだよ」
「ククリさんは手が早いですよね。誰も気づかないうちに超有望株を確保しちゃいましたしね。ティフォーニア、悔しがってましたよ」
「あれだけ、手伝いさせられているのだから、数十名程度は問題ないでしょ?
それに4名はルフィリアが趣味で手に入れた子だからね。ルフィリアの感性にはおどろかされるよ」
「そういえば、ミヅキたちは別ルートでしたね。しかも凄い逸材ですよね」
「リエルのライバルはルルルになるだろうね。いまから意識しておいた方がいい」
「そうですね。いつまでもニダヴェリールに美味しいところ持っていかれるとティフォーニアに申し訳ないですしね」
「外交でルフィリアとやりあうのは、本当に大変だから、まだ身内として見てもらえているうちに盗めるものはしっかり盗みなよ」
「アストレアのアースバインダーたちは、内政は得意でも外交はだめですしね」
「外交は想定されていなかったからね」
「なら、ティフォーニアの負担を減らせるのはそこかー」
「ルフィリアにつきまとって見なよ。ストーカー扱いされない程度にさ。
外交技能での正式な弟子入りはルシーニアが許可しないけど、見て盗むのは自由だからね」
「組合にはいれと?」
「それもありかもね。苦痛じゃなければ。それに見合ったいろいろな発見もあるんじゃないの?」
「ルフィリアさんのマネージメント能力は勉強になりますね」
「なら、それを手伝いなよ」
「そっか、その立ち位置なら、苦しまないですみそうだ。ルフィリアさんの手伝いに徹して見ます。では、絵師を返してください」
「ミユキ?」
「はい。俺が絵を書かされているのですよ。もう大変です」
「ミユキは、別の目標ができちゃったから当面はルカにべったりだとおもう。アストレアで確保できないの?
ルフィリアよりリエルの方が顔が効くでしょ。いい人材を連れてきたらルフィリアの手伝いもやりやすくなるのでは?
すぐに立ち位置が変わると思うよ」
「あー、たしかに。ルフィリアさんが目をつけている人材のリストをみましたけど何人かは面識がありましたね。ミユキが難しいなら、そっちのほうが俺も助かりますね。そうしてみます」
「目標が定まってきたみたいだね」
「お姫様をやってる暇がなくなりそうで良かったです。それなら行動制限も関係ありませんしね」
「そうだね。でも、無理をしちゃダメだよ。ルフィリアがいれば大丈夫だと思うけど」
「はい。気をつけます」
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