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アマテラス
QUARTETTO#7
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────アカネ(アシダカ種、ニダヴェリール宮廷特務機関)
恐怖の獣道散策がおわり、念願の刹那に到達することができた。
とても感動した。
イサナミの刹那とはもはや別世界だ。
ずっとこの世界で暮らしたい。
「じゃ、直接、裏の極に飛び乗ってくれる?」
「ククリさん、最近無茶な要求が多すぎません?」
「そう? 無名相経由なんて面倒でしょ?」
「そうですけど……どうすればいいの?」
「裏の極に飛び乗ればいいの」
「……」
「あははは、僕にはまるでわからない領域だから何もできない。ごめんね」
ファルシオンはいい人だ。
「裏返して、飛び降りた感覚の逆をすれば良いだけだよ」
「なるほど……全然わからない」
「考える必要はないよ。感覚でいきな」
「じゃぁ、いきます!」
「いつでもどうぞ」
「あ、できた? こんな感じ?」
「どうかな?
私は、データを解析して見ないとわからない。
ルシオーヌはわかる?」
「ミユキに見せてもらった気流の状態に似てるね」
「解析終了。おめでとう。影の世界へようこそ!
でも、月影使いにとっては事実上の出発点だからね。
さっそく、影の牙と闇の底、やってみようか」
「……どうでしょう?」
「研鑽してね……。間違いではない」
「ですよね……。自分でもわかります。水底にすら到達してないし」
「表は捨てちゃっていい。アカネは、ひたすら影使いの道を極めてね」
「はい。でも、ほんとに良いのですか?」
「うん。月影のアシダカが、表の世界で努力しても効率が悪すぎる。他の子と差がありすぎるのがわかってるから、長所で短所を補おう」
「わかりました。ありがとうごさいます」
「それじゃ、明日からは、ミユキの補佐をお願いするね。
影の世界はミユキに相談して切り拓くといい」
「ミユキさん、最近、全くみかけないけど、どこにいるのですか?」
「研究本部。みんなアラクネに転生してるから、転生装置から出てきた子の面倒をみてる。ミユキには連絡済みだから、手伝いながら修練するといいよ」
「ユキナはどうなります?」
「当分、ミヅキに任せるつもり」
「かなり拗ねてますよ?」
「あはは。アカネと同じ精度の気流操作ができるようになったら、お側付きにしてあげるっていっておいて」
「わかりました。かなり時間かかるだろうな……」
「月影のアシダカはそれくらいできないと、劣等生扱いだよ?
ミヅキ、キサ、カツラをみてわかるでしょ?」
「たしかにそうですね。差がありすぎますね。よく言っておきます」
「フォローおねがいね」
「はい。ありがとうございました」
恐怖の獣道散策がおわり、念願の刹那に到達することができた。
とても感動した。
イサナミの刹那とはもはや別世界だ。
ずっとこの世界で暮らしたい。
「じゃ、直接、裏の極に飛び乗ってくれる?」
「ククリさん、最近無茶な要求が多すぎません?」
「そう? 無名相経由なんて面倒でしょ?」
「そうですけど……どうすればいいの?」
「裏の極に飛び乗ればいいの」
「……」
「あははは、僕にはまるでわからない領域だから何もできない。ごめんね」
ファルシオンはいい人だ。
「裏返して、飛び降りた感覚の逆をすれば良いだけだよ」
「なるほど……全然わからない」
「考える必要はないよ。感覚でいきな」
「じゃぁ、いきます!」
「いつでもどうぞ」
「あ、できた? こんな感じ?」
「どうかな?
私は、データを解析して見ないとわからない。
ルシオーヌはわかる?」
「ミユキに見せてもらった気流の状態に似てるね」
「解析終了。おめでとう。影の世界へようこそ!
でも、月影使いにとっては事実上の出発点だからね。
さっそく、影の牙と闇の底、やってみようか」
「……どうでしょう?」
「研鑽してね……。間違いではない」
「ですよね……。自分でもわかります。水底にすら到達してないし」
「表は捨てちゃっていい。アカネは、ひたすら影使いの道を極めてね」
「はい。でも、ほんとに良いのですか?」
「うん。月影のアシダカが、表の世界で努力しても効率が悪すぎる。他の子と差がありすぎるのがわかってるから、長所で短所を補おう」
「わかりました。ありがとうごさいます」
「それじゃ、明日からは、ミユキの補佐をお願いするね。
影の世界はミユキに相談して切り拓くといい」
「ミユキさん、最近、全くみかけないけど、どこにいるのですか?」
「研究本部。みんなアラクネに転生してるから、転生装置から出てきた子の面倒をみてる。ミユキには連絡済みだから、手伝いながら修練するといいよ」
「ユキナはどうなります?」
「当分、ミヅキに任せるつもり」
「かなり拗ねてますよ?」
「あはは。アカネと同じ精度の気流操作ができるようになったら、お側付きにしてあげるっていっておいて」
「わかりました。かなり時間かかるだろうな……」
「月影のアシダカはそれくらいできないと、劣等生扱いだよ?
ミヅキ、キサ、カツラをみてわかるでしょ?」
「たしかにそうですね。差がありすぎますね。よく言っておきます」
「フォローおねがいね」
「はい。ありがとうございました」
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