ブルー・クレセンツ・ノート

キクイチ

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バーバリアン

暗中模索#4

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────ミヅキ(アシダカ種、ニダヴェリール宮廷特務機関、第二補佐官)


 ニブルヘイムの新種族のコロニーのサポートが終わり、ニダヴェリールに戻ってくることができた。

 カツラ、アカネ、ユキナの指導がうまいので、予想より早くおわった。
 3人がいてくれて本当に助かった。

 
「ククリン、アシダカ種のデータがかなり集まったから解析して見たら、月影つきかげだけ性能がかなり低いね。ククリンの予想通りだったよ」

「どれどれ……あちゃー、これ、予想以上に低いよ」

「えええ? そうなの? イサナギの書がダメ?」

「いあ、イサナギの書は問題ない。
 資質の問題。
 急いで、転生希望者と復元可能な子にこのデータ流してあげて」

「わかった」

「アシダカの月影つきかげの子は、影の世界イザナギに入れて普通から優秀扱い、スサノヲを目指せる子が超エリート扱いって感じだね。ここまで差が出ると不憫だね。
 影の世界イザナギに入れない子は、器用貧乏呼ばわりされて劣等生扱いされるだろうね。
 戦闘種族として上を目指したい子は、自分の特性を考慮しないと痛い目みるよ。
 それ以外の目的でアシダカに転生したいなら別だけど」


「早速、民族大移動がはじまったよ」


「あはは。ほとんどの子は普通に暮らすだけなんだからここまで過剰反応しなくても良いのにね。ほんと、最強が大好きな種族だね。
 どこに移動したの?」

「隔離施設とアラクネ」

「ハーピー人気ないね。かなり優秀だし、空飛べるの普通の生活でも便利じゃん。
 ほとんどのヒューマノイドはハーピーの方が向いてると思う」

「臆病なイメージが強いからじゃない?」

「ハーピーの人気をあげるデータってどんなデータかな?」

「ヴェルキエーレ?」

「あはは。たしかにそうだね。
 あー、そうか、それがあったね」

「え? ヴェルキエーレに進化でもできるの?」

「似た感じのことはできる」

「ほんとに?」

「うん。いまルカにメッセージ送っておいた」

「ルカさん? ……あー、カグツチか!」

「うん。ハーピーの編隊でカグツチつかったら強力かもね。
 あ、返事が来た。おもしろそー試してみる、だって。
 ユキリン拉致されるねこれ」

「ルナさん怒るんじゃない?」

「ルカはすでにレジェンド化したから、ルナは同じ領域に入るまで何も言えない」

「ルナさん頑張ってるの?」

刹那せつなから、突破できずにイラついてる。
 月影つきかげは反則って会うたびにいわれる」

「まったくだよ! 突破する方法を知りたいよ」

「メイリンに聞きなよ。
 それに、月影つきかげは相対的に火力不足なの。それを補うのが影の世界イザナギ
 本当に反則なのは、純粋な水面みなも一刃ひとはだからね?
 単純な火力でいえば月詠つくよみよりパフォーマンスが高いからね?」

「アシダカの場合はそうだけど……」

「他の種族も一緒だよ。頭脳と器用さで頑張るしかないの月影つきかげは。
 データ取りたいから一刃ひとはの子で獣道ためしてみてもいいけど?」

「それ私? それはちょっと……うーん。生き抜ける?」

「ルシオーヌ次第? あ、アカネならいけるか。やってみる?」

「データ取りたいだけってのが見え見えだよ!」

「じゃ、カツラにお願いしよ」

「ふつーにOKしそうだからだめだよ!」

「あれは、前に進むのじゃなくて、裏返して飛び乗る感覚だから。
 気流操作に多次元的な感覚がないとダメなのかもね。
 まずアカネやユキナと同じ精度の気流操作ができるように頑張って見なよ」

「3桁たりない」

「あと2桁がんばりな。なんとかなるかも」

「わかった、頑張ってみる」
 
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