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二人の時間
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「じゃ、俺も少し席を外すんで、お嬢様とお嬢はゆっくりしといてください」
ジャンもそう言いながら、リオン様の後をついて行くように部屋から出て行ってしまった。
「「……」」
急に二人っきりになってしまって、少し落ち着かない。けど、ずっと黙っているわけにもいかないし…それに、お姉様に謝らないと……
「…お姉様、ごめんなさい」
「…それはなに? レオ様のこと?」
「…違います。お姉様のお誘いを何度も断ったことです」
お姉様は私からあの家に帰ると言って欲しくて、私に選択肢をくれた。けれど、それを全部私は断ってしまった。
「そのこと? 別に気にしてないわ。それに謝るなら私の方。…結局アリシアに選択させなかったもの。あなたが納得しなくても無理矢理連れて帰るつもりだったんだから」
ジャンの行動の早さから、そうかと思っていたけど、全部想定通りだったんだ…
「……お姉様は私が断るとわかっていたのですか?」
「…そうね。全部私のせいだけど…アリシアにとって、あの家は住みにくい所になってしまっていことを知ることができた。だから、断られるかもとは思っていたの。それに…アリシアにとってはその方がいいのかもしれないとも思った。だから強硬手段は悩んでいたの。けれど、友達だけで終わるのは嫌だって思っちゃった」
「…それは私も同じです。けれど、これからお姉様と二度と関われなくなるよりも、せめて学園だけでもお姉様と一緒にいたいと、そう思ったんです」
「……ごめん。こんなこと…聞いたらダメだと思うんだけど、あの家に帰りたいとは思わなかったの? やっぱり私のせい?」
「侍女たちとの関係は私が招いた事ですし、お姉様のせいではありません。けれど、私があの家に帰りたいと思わなかった。いいえ、思えなかったのは最初から私の家という認識がないからでしょうか」
そう。私は父にあのお屋敷に連れて行かれた日から一度も自分の家だと思ったことはない。少なくとも私は、私自身があの家で異物だと思っていた。だからこそ、どうにかお姉様に返せる方法を考えていた。
そんな中、お姉様の物語の話を聞いて私は、私自身を排除しようと心に決めたのだから。
「アリシアはよく、私に全部返すんだって言っていたっけ。最初から自分の家ではないと思っていたからそう言っていたの?」
「はい」
「…そう。ならやっぱり私はずっとアリシアに甘えていたのね」
「えっ?」
「アリシアは自分が来たことで私にとってマイナスになったと思っていたんでしょう?だから、全部返すことでゼロに戻そうとした」
「…はい」
「だけど、私は私自身がプラスにしようと動かなかったもの。マイナスにならないようにと思っていながら、プラスになるようには動かなかった」
「……」
それは、お姉様が奪われていたからであり、それに父に睨まれていたのだから、好きに動けなかったはずだ。
「ああ~、今お姉様は仕方なかったんじゃって思ったでしょう。もう、アリシアの考えは読めるんだからね! あの男に監視されていたとしても、怖くはないわよ。それにマリアやアンがいたんだもの。私が動かなくても情報なんて集められるわ。それと、アリシアは知らないかもしれないけれど、あの家の侍女はほとんどお母様が教育していたのよ。あの男に情報を漏らすようなミスはしないわ。まあ、一部教育が甘かった人たちもいたようだけど…」
そう…だったんだ。アーシャ先生が……。それに、お姉様が怒っている侍女たちはもしかして私を叩こうとしていた人たちを思い出す。あれは仕方ないことだと思うんだけど…私が侍女たちに言い聞かせていたのはそうされてもしかたなかったようなことなのだから。
「だからね。私は何もできなかったんじゃなくて、していなかったの。さっきも言っていた通り諦めていたから。けれどもう、お母様のように、アリシアまでも失いたくなかった。ずっと一緒にいたいと思った。学園だけでなく、家でも。おはようも、おやすみも…行ってきますも、ただいまも、二人で言い合いたいと思ったから」
「お姉様…」
「だから時間がかかるかもしれない。だけど、私はあの家がアリシアにとって、帰る場所だと。アリシアの居場所なんだと思ってもらえるように頑張る。だから…「お姉様…」……なに?」
「お姉様、私……言ったじゃないですか…お姉様と一緒にいたいって。そのためになら、私にできることはなんでもしようと思っていました。けれど、一つだけ、お願いしていいですか?」
「なに?」
「一度…あの家のみんなに謝りたいのです。けれど…一人では勇気が出ないので、隣にいてくれませんか?」
「…もちろん! だけど、アリシアが謝る必要は…「そんなわけにはいきません」…アリシア…」
お姉様が話している途中で、私は首を横に振る。
「謝るのは私にとってのケジメなのです。それに…」
「それに…?」
「…それに……これからお姉様の家族になるんですから、ちゃんと仲良くしたいじゃないですか」
「! アリシアはやっぱりかわい~」
「ちょっ、お姉様、離してください!」
「や~だ~」
さっきまで抱きついたりしていたのに、恥ずかしい。それに、顔がとても熱い。そんなことを考えていると、コンコンと扉がノックされ、リオン様が入ってくる。
「さて、もうそろそろ夕方だ。シェリア嬢、いいや、アースベルト侯爵は帰らないといけないだろう。アリシアはどうする? もう一泊、いや何日でもこの部屋にいてくれても私は一向に構わないぞ?」
リオン様がからかうように聞いてくるが、もう私の中では答えは決まっている。
「リオン様! アリシアは私と「お姉様…」……アリシア?」
「お姉様、私に答えさせてください」
「……わかった」
「答えは決まったのかい?」
リオン様の問いかけに、私は戸惑うことなく、答えを告げる。
「はい。私はお姉様と一緒に、あの家に、私たちの家に帰ります」
私は今日、本当のアリシア・アースベルトになった。
ジャンもそう言いながら、リオン様の後をついて行くように部屋から出て行ってしまった。
「「……」」
急に二人っきりになってしまって、少し落ち着かない。けど、ずっと黙っているわけにもいかないし…それに、お姉様に謝らないと……
「…お姉様、ごめんなさい」
「…それはなに? レオ様のこと?」
「…違います。お姉様のお誘いを何度も断ったことです」
お姉様は私からあの家に帰ると言って欲しくて、私に選択肢をくれた。けれど、それを全部私は断ってしまった。
「そのこと? 別に気にしてないわ。それに謝るなら私の方。…結局アリシアに選択させなかったもの。あなたが納得しなくても無理矢理連れて帰るつもりだったんだから」
ジャンの行動の早さから、そうかと思っていたけど、全部想定通りだったんだ…
「……お姉様は私が断るとわかっていたのですか?」
「…そうね。全部私のせいだけど…アリシアにとって、あの家は住みにくい所になってしまっていことを知ることができた。だから、断られるかもとは思っていたの。それに…アリシアにとってはその方がいいのかもしれないとも思った。だから強硬手段は悩んでいたの。けれど、友達だけで終わるのは嫌だって思っちゃった」
「…それは私も同じです。けれど、これからお姉様と二度と関われなくなるよりも、せめて学園だけでもお姉様と一緒にいたいと、そう思ったんです」
「……ごめん。こんなこと…聞いたらダメだと思うんだけど、あの家に帰りたいとは思わなかったの? やっぱり私のせい?」
「侍女たちとの関係は私が招いた事ですし、お姉様のせいではありません。けれど、私があの家に帰りたいと思わなかった。いいえ、思えなかったのは最初から私の家という認識がないからでしょうか」
そう。私は父にあのお屋敷に連れて行かれた日から一度も自分の家だと思ったことはない。少なくとも私は、私自身があの家で異物だと思っていた。だからこそ、どうにかお姉様に返せる方法を考えていた。
そんな中、お姉様の物語の話を聞いて私は、私自身を排除しようと心に決めたのだから。
「アリシアはよく、私に全部返すんだって言っていたっけ。最初から自分の家ではないと思っていたからそう言っていたの?」
「はい」
「…そう。ならやっぱり私はずっとアリシアに甘えていたのね」
「えっ?」
「アリシアは自分が来たことで私にとってマイナスになったと思っていたんでしょう?だから、全部返すことでゼロに戻そうとした」
「…はい」
「だけど、私は私自身がプラスにしようと動かなかったもの。マイナスにならないようにと思っていながら、プラスになるようには動かなかった」
「……」
それは、お姉様が奪われていたからであり、それに父に睨まれていたのだから、好きに動けなかったはずだ。
「ああ~、今お姉様は仕方なかったんじゃって思ったでしょう。もう、アリシアの考えは読めるんだからね! あの男に監視されていたとしても、怖くはないわよ。それにマリアやアンがいたんだもの。私が動かなくても情報なんて集められるわ。それと、アリシアは知らないかもしれないけれど、あの家の侍女はほとんどお母様が教育していたのよ。あの男に情報を漏らすようなミスはしないわ。まあ、一部教育が甘かった人たちもいたようだけど…」
そう…だったんだ。アーシャ先生が……。それに、お姉様が怒っている侍女たちはもしかして私を叩こうとしていた人たちを思い出す。あれは仕方ないことだと思うんだけど…私が侍女たちに言い聞かせていたのはそうされてもしかたなかったようなことなのだから。
「だからね。私は何もできなかったんじゃなくて、していなかったの。さっきも言っていた通り諦めていたから。けれどもう、お母様のように、アリシアまでも失いたくなかった。ずっと一緒にいたいと思った。学園だけでなく、家でも。おはようも、おやすみも…行ってきますも、ただいまも、二人で言い合いたいと思ったから」
「お姉様…」
「だから時間がかかるかもしれない。だけど、私はあの家がアリシアにとって、帰る場所だと。アリシアの居場所なんだと思ってもらえるように頑張る。だから…「お姉様…」……なに?」
「お姉様、私……言ったじゃないですか…お姉様と一緒にいたいって。そのためになら、私にできることはなんでもしようと思っていました。けれど、一つだけ、お願いしていいですか?」
「なに?」
「一度…あの家のみんなに謝りたいのです。けれど…一人では勇気が出ないので、隣にいてくれませんか?」
「…もちろん! だけど、アリシアが謝る必要は…「そんなわけにはいきません」…アリシア…」
お姉様が話している途中で、私は首を横に振る。
「謝るのは私にとってのケジメなのです。それに…」
「それに…?」
「…それに……これからお姉様の家族になるんですから、ちゃんと仲良くしたいじゃないですか」
「! アリシアはやっぱりかわい~」
「ちょっ、お姉様、離してください!」
「や~だ~」
さっきまで抱きついたりしていたのに、恥ずかしい。それに、顔がとても熱い。そんなことを考えていると、コンコンと扉がノックされ、リオン様が入ってくる。
「さて、もうそろそろ夕方だ。シェリア嬢、いいや、アースベルト侯爵は帰らないといけないだろう。アリシアはどうする? もう一泊、いや何日でもこの部屋にいてくれても私は一向に構わないぞ?」
リオン様がからかうように聞いてくるが、もう私の中では答えは決まっている。
「リオン様! アリシアは私と「お姉様…」……アリシア?」
「お姉様、私に答えさせてください」
「……わかった」
「答えは決まったのかい?」
リオン様の問いかけに、私は戸惑うことなく、答えを告げる。
「はい。私はお姉様と一緒に、あの家に、私たちの家に帰ります」
私は今日、本当のアリシア・アースベルトになった。
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