純愛夢見エロス 〜夢の中で、ヤりましょう〜

秋風いろは

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20-2.妄想2痴漢列車

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 困った。
 どうしたらいいんだろう。
 早く、彼らの降りる駅に着けばいいのにと思いながらも、もっと気持ちよくなりたいという気持ちも、否定できない。

 絶え間なく続く振動に、身体の奥から抑えきれない快感が私の全部を支配し始めてきた。
 熱い。どこもかしこも熱い。
 嫌なはずなのに、私の心とは裏腹にもっと感じたくなって、スマホを手で自分のそこに押しつけたくなる。

 気持ちよさに溶けてしまいそうな自分の顔を見せたくなくて、顔を伏せた。

 まずいかも。
 止められない快感が、押し寄せてくる。何かを越えそうな感覚が近づいてくる。手も足もガクガクして、止められない。
 もうすぐ、イってしまいそうなのが、自分でも分かる。

 当たってるから外してって声を出せば、そうしてくれるのかな。さすがに人前だから、今気づいたふりをして取ってくれるかもしれない。

 でも、もう快感が強すぎて、何か話そうものなら変な声が出てしまいそう。

 突然、目の前の彼が手に持っている方のスマホをポケットにしまった。振動は変わらないから、アプリを止めたわけではないらしい。

 ついと私の胸ポケットから生徒手帳が抜き取られる。

「ひゃっ……ぅ」

 乳首に擦れて、おかしな声が出てしまう。ブラジャー越しでも乳首が立っていると感じやすいみたいだ。

 彼はパッとめくるとすぐに閉じた。そして、今度はゆっくりと、胸に沿わせるように戻される。
 それだけで、感じやすくなっている身体はビクッと電撃でも浴びたかのように反応した。

「……ちゃん」

 私の名前を彼が耳元でそっと呟く。さっきのは、名前を確認したのだと今更気づく。

 やられた。
 スマホがあたっているだけなら、何か言われても「たまたま」だと言い訳が立つ。スマホを当てる以上のことをしたら周囲にバレてしまうかもしれない。
 でも、カップルだと思われれば、見逃される。

「……ちゃん。大丈夫?」

 親しげに、今日会ったばかりの目の前の男が話しかけてくる。わざとらしい。大丈夫じゃなくしてるのは、あなただ。

「……っ、無、理……っふ」

 思った以上に、変な声で返事してしまった。目の前の男が目をまるくすると、いやらしく笑った。

「明日から、早めの時間に一緒にずらして行く?」

 仲良さそうな関係を周囲に匂わせながら、スカート越しに彼の指があそこに触れた。振動しているスマホの少し上だ。

「……や、だ」

 さっきの質問と今の行為の両方への返事を兼ねる。これ以上喋ると、喘いでしまいそう。

「それなら毎朝、俺の側にいなよ」

 その言葉と同時に、彼の指の動きがスピードアップした。
 当たっていたスマホ自体はずれたものの、今まで振動で蓄積された快感が、指のぐっぐっという強い刺激で簡単に解き放たれてしまう。

「……っ、く、ぅぅ……んッ!」

 イク……!!!
 
 強い強い快感が、私の身体全体に行き渡り、さっきとは比べ物にならないほど震える。
 目の前の彼がぎゅっと私を抱きしめた。彼の腕の中で、私は完全にイってしまった。

 電車は、地下鉄へ乗り換えることができる駅に着いた。
 乗る人もいるけれど降りる人も多く、ほんの少しだけ人数が減った。まだ人数は多いものの、両足でしっかりと立てるくらいのゆとりはある。

 彼との密着も、少し和らぐ。振動も収まり、手提げを持っていた彼の左手は私の腰に回された。

 彼は、右手でスマホを操作し、私に画面を見せた。
 そこには、こう書いてあった。

『俺のシャツのポケットに入ってるボールペン、録画機能ついてるんだよね。君の顔があんまり可愛いから撮っちゃった』

 読んだ瞬間、固まった。
 ふるふると、首を左右に振る。
 感じ続けていた顔、イッた瞬間の顔が、全部撮られていたなんて。
 拡散される可能性だってある。何としてでも返してもらわないと。

 彼の胸ポケットに手を伸ばすも、その前に抜き取られて手提げ鞄の中にするりと入れられた。

 何とか身体をひねって奪おうとするものの、ぐいっと彼に向き直され、頬にキスをされる。

「ちょうだい」

 そう言うと、彼はまた右手でスマホを操作して、私に画面を見せた。

『俺の指を、自分でそこにあてがってくれたらね』

 まだ、続けるらしい。
 今度は指で。
 そんなこと、絶対に認めない。
 でも、拡散されても困る。

 それは、言い訳だろうか。
 さっきのが気持ち良すぎて、指で直接触れられたら、どうなるんだろうとも考えてしまう。

「……どこ」

 分かってて聞く。
 その間にも、どうするかを考え続ける。

『濡れてるとこ』

 そう書かれたのを見て、ものすごく恥ずかしくなって、目の前の男が憎くなって、ありったけの悪い目つきで睨みつけた。

 彼は涼やかな顔でスマホをしまって、どうぞと私の手に自分の手を触れ合わせた。

 どうしよう。
 ボールペン型のカメラか何かは回収したい。
 でも、自分であてがうなんて。
 そもそも、そんなの絶対に高額だ。渡してくれる保証なんて、ない。

 受け入れることも拒否することもできず、彼と手を繋いだまま悩み続ける。
 どう見ても、カップルだ。

「ちゃんと渡すよ」

 もう一度、彼が耳元で囁く。
 それがやけに気持ちよくて、私は彼の手をスカートの中に入れてしまった。
 トチ狂っていたとしか言いようがない。

 指が私の足をなぞり、太ももまで濡れていることに気づいたのか、一瞬動きが止まった。

 恥ずかしさに視線をどこにやったらいいか分からない。

 下着の横から、指が入り込んできて、直接そこに触れた。
 初めての感覚に、熱い息をかろうじて噛み殺す。

 彼は、割れ目を軽くなぞると、ゆっくりと入り込んできた。
 奥まで入っては出て、入っては出て、何度も繰り返される。

 いつもの電車に、いつもの景色。
 たくさんの人がいる中で、知らない男子学生の指が私の中を蹂躙する。
 こんなシチュエーションで、自分が快楽に溺れるタイプだなんて、知らなかった。

 指の動きが激しくなり、中からどんどんと何かが溢れてくるのが分かる。
 もう一度、激しく快感がこみあげてくる。

 思わず、彼の着ている制服を握りしめる。指は激しくなるばかりだ。

「も、もうっ、だ、駄目ぇ……っ」

 ガクガクと全身が震える。

「いいよ。毎日、これからも駄目になっちゃって」

 彼が、甘く囁く。

「んんっ、ぁぁ、ぁ、い、イク……っ、あぁぁぁぁーーーーッ」

 今日もまた、妄想の中の私がイクと同時にベッドの上の私も達する。
 心地良い浮遊感の中、夢へとゆるゆると落ちていく。
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