33 / 52
20-2.妄想2痴漢列車
しおりを挟む
困った。
どうしたらいいんだろう。
早く、彼らの降りる駅に着けばいいのにと思いながらも、もっと気持ちよくなりたいという気持ちも、否定できない。
絶え間なく続く振動に、身体の奥から抑えきれない快感が私の全部を支配し始めてきた。
熱い。どこもかしこも熱い。
嫌なはずなのに、私の心とは裏腹にもっと感じたくなって、スマホを手で自分のそこに押しつけたくなる。
気持ちよさに溶けてしまいそうな自分の顔を見せたくなくて、顔を伏せた。
まずいかも。
止められない快感が、押し寄せてくる。何かを越えそうな感覚が近づいてくる。手も足もガクガクして、止められない。
もうすぐ、イってしまいそうなのが、自分でも分かる。
当たってるから外してって声を出せば、そうしてくれるのかな。さすがに人前だから、今気づいたふりをして取ってくれるかもしれない。
でも、もう快感が強すぎて、何か話そうものなら変な声が出てしまいそう。
突然、目の前の彼が手に持っている方のスマホをポケットにしまった。振動は変わらないから、アプリを止めたわけではないらしい。
ついと私の胸ポケットから生徒手帳が抜き取られる。
「ひゃっ……ぅ」
乳首に擦れて、おかしな声が出てしまう。ブラジャー越しでも乳首が立っていると感じやすいみたいだ。
彼はパッとめくるとすぐに閉じた。そして、今度はゆっくりと、胸に沿わせるように戻される。
それだけで、感じやすくなっている身体はビクッと電撃でも浴びたかのように反応した。
「……ちゃん」
私の名前を彼が耳元でそっと呟く。さっきのは、名前を確認したのだと今更気づく。
やられた。
スマホがあたっているだけなら、何か言われても「たまたま」だと言い訳が立つ。スマホを当てる以上のことをしたら周囲にバレてしまうかもしれない。
でも、カップルだと思われれば、見逃される。
「……ちゃん。大丈夫?」
親しげに、今日会ったばかりの目の前の男が話しかけてくる。わざとらしい。大丈夫じゃなくしてるのは、あなただ。
「……っ、無、理……っふ」
思った以上に、変な声で返事してしまった。目の前の男が目をまるくすると、いやらしく笑った。
「明日から、早めの時間に一緒にずらして行く?」
仲良さそうな関係を周囲に匂わせながら、スカート越しに彼の指があそこに触れた。振動しているスマホの少し上だ。
「……や、だ」
さっきの質問と今の行為の両方への返事を兼ねる。これ以上喋ると、喘いでしまいそう。
「それなら毎朝、俺の側にいなよ」
その言葉と同時に、彼の指の動きがスピードアップした。
当たっていたスマホ自体はずれたものの、今まで振動で蓄積された快感が、指のぐっぐっという強い刺激で簡単に解き放たれてしまう。
「……っ、く、ぅぅ……んッ!」
イク……!!!
強い強い快感が、私の身体全体に行き渡り、さっきとは比べ物にならないほど震える。
目の前の彼がぎゅっと私を抱きしめた。彼の腕の中で、私は完全にイってしまった。
電車は、地下鉄へ乗り換えることができる駅に着いた。
乗る人もいるけれど降りる人も多く、ほんの少しだけ人数が減った。まだ人数は多いものの、両足でしっかりと立てるくらいのゆとりはある。
彼との密着も、少し和らぐ。振動も収まり、手提げを持っていた彼の左手は私の腰に回された。
彼は、右手でスマホを操作し、私に画面を見せた。
そこには、こう書いてあった。
『俺のシャツのポケットに入ってるボールペン、録画機能ついてるんだよね。君の顔があんまり可愛いから撮っちゃった』
読んだ瞬間、固まった。
ふるふると、首を左右に振る。
感じ続けていた顔、イッた瞬間の顔が、全部撮られていたなんて。
拡散される可能性だってある。何としてでも返してもらわないと。
彼の胸ポケットに手を伸ばすも、その前に抜き取られて手提げ鞄の中にするりと入れられた。
何とか身体をひねって奪おうとするものの、ぐいっと彼に向き直され、頬にキスをされる。
「ちょうだい」
そう言うと、彼はまた右手でスマホを操作して、私に画面を見せた。
『俺の指を、自分でそこにあてがってくれたらね』
まだ、続けるらしい。
今度は指で。
そんなこと、絶対に認めない。
でも、拡散されても困る。
それは、言い訳だろうか。
さっきのが気持ち良すぎて、指で直接触れられたら、どうなるんだろうとも考えてしまう。
「……どこ」
分かってて聞く。
その間にも、どうするかを考え続ける。
『濡れてるとこ』
そう書かれたのを見て、ものすごく恥ずかしくなって、目の前の男が憎くなって、ありったけの悪い目つきで睨みつけた。
彼は涼やかな顔でスマホをしまって、どうぞと私の手に自分の手を触れ合わせた。
どうしよう。
ボールペン型のカメラか何かは回収したい。
でも、自分であてがうなんて。
そもそも、そんなの絶対に高額だ。渡してくれる保証なんて、ない。
受け入れることも拒否することもできず、彼と手を繋いだまま悩み続ける。
どう見ても、カップルだ。
「ちゃんと渡すよ」
もう一度、彼が耳元で囁く。
それがやけに気持ちよくて、私は彼の手をスカートの中に入れてしまった。
トチ狂っていたとしか言いようがない。
指が私の足をなぞり、太ももまで濡れていることに気づいたのか、一瞬動きが止まった。
恥ずかしさに視線をどこにやったらいいか分からない。
下着の横から、指が入り込んできて、直接そこに触れた。
初めての感覚に、熱い息をかろうじて噛み殺す。
彼は、割れ目を軽くなぞると、ゆっくりと入り込んできた。
奥まで入っては出て、入っては出て、何度も繰り返される。
いつもの電車に、いつもの景色。
たくさんの人がいる中で、知らない男子学生の指が私の中を蹂躙する。
こんなシチュエーションで、自分が快楽に溺れるタイプだなんて、知らなかった。
指の動きが激しくなり、中からどんどんと何かが溢れてくるのが分かる。
もう一度、激しく快感がこみあげてくる。
思わず、彼の着ている制服を握りしめる。指は激しくなるばかりだ。
「も、もうっ、だ、駄目ぇ……っ」
ガクガクと全身が震える。
「いいよ。毎日、これからも駄目になっちゃって」
彼が、甘く囁く。
「んんっ、ぁぁ、ぁ、い、イク……っ、あぁぁぁぁーーーーッ」
今日もまた、妄想の中の私がイクと同時にベッドの上の私も達する。
心地良い浮遊感の中、夢へとゆるゆると落ちていく。
どうしたらいいんだろう。
早く、彼らの降りる駅に着けばいいのにと思いながらも、もっと気持ちよくなりたいという気持ちも、否定できない。
絶え間なく続く振動に、身体の奥から抑えきれない快感が私の全部を支配し始めてきた。
熱い。どこもかしこも熱い。
嫌なはずなのに、私の心とは裏腹にもっと感じたくなって、スマホを手で自分のそこに押しつけたくなる。
気持ちよさに溶けてしまいそうな自分の顔を見せたくなくて、顔を伏せた。
まずいかも。
止められない快感が、押し寄せてくる。何かを越えそうな感覚が近づいてくる。手も足もガクガクして、止められない。
もうすぐ、イってしまいそうなのが、自分でも分かる。
当たってるから外してって声を出せば、そうしてくれるのかな。さすがに人前だから、今気づいたふりをして取ってくれるかもしれない。
でも、もう快感が強すぎて、何か話そうものなら変な声が出てしまいそう。
突然、目の前の彼が手に持っている方のスマホをポケットにしまった。振動は変わらないから、アプリを止めたわけではないらしい。
ついと私の胸ポケットから生徒手帳が抜き取られる。
「ひゃっ……ぅ」
乳首に擦れて、おかしな声が出てしまう。ブラジャー越しでも乳首が立っていると感じやすいみたいだ。
彼はパッとめくるとすぐに閉じた。そして、今度はゆっくりと、胸に沿わせるように戻される。
それだけで、感じやすくなっている身体はビクッと電撃でも浴びたかのように反応した。
「……ちゃん」
私の名前を彼が耳元でそっと呟く。さっきのは、名前を確認したのだと今更気づく。
やられた。
スマホがあたっているだけなら、何か言われても「たまたま」だと言い訳が立つ。スマホを当てる以上のことをしたら周囲にバレてしまうかもしれない。
でも、カップルだと思われれば、見逃される。
「……ちゃん。大丈夫?」
親しげに、今日会ったばかりの目の前の男が話しかけてくる。わざとらしい。大丈夫じゃなくしてるのは、あなただ。
「……っ、無、理……っふ」
思った以上に、変な声で返事してしまった。目の前の男が目をまるくすると、いやらしく笑った。
「明日から、早めの時間に一緒にずらして行く?」
仲良さそうな関係を周囲に匂わせながら、スカート越しに彼の指があそこに触れた。振動しているスマホの少し上だ。
「……や、だ」
さっきの質問と今の行為の両方への返事を兼ねる。これ以上喋ると、喘いでしまいそう。
「それなら毎朝、俺の側にいなよ」
その言葉と同時に、彼の指の動きがスピードアップした。
当たっていたスマホ自体はずれたものの、今まで振動で蓄積された快感が、指のぐっぐっという強い刺激で簡単に解き放たれてしまう。
「……っ、く、ぅぅ……んッ!」
イク……!!!
強い強い快感が、私の身体全体に行き渡り、さっきとは比べ物にならないほど震える。
目の前の彼がぎゅっと私を抱きしめた。彼の腕の中で、私は完全にイってしまった。
電車は、地下鉄へ乗り換えることができる駅に着いた。
乗る人もいるけれど降りる人も多く、ほんの少しだけ人数が減った。まだ人数は多いものの、両足でしっかりと立てるくらいのゆとりはある。
彼との密着も、少し和らぐ。振動も収まり、手提げを持っていた彼の左手は私の腰に回された。
彼は、右手でスマホを操作し、私に画面を見せた。
そこには、こう書いてあった。
『俺のシャツのポケットに入ってるボールペン、録画機能ついてるんだよね。君の顔があんまり可愛いから撮っちゃった』
読んだ瞬間、固まった。
ふるふると、首を左右に振る。
感じ続けていた顔、イッた瞬間の顔が、全部撮られていたなんて。
拡散される可能性だってある。何としてでも返してもらわないと。
彼の胸ポケットに手を伸ばすも、その前に抜き取られて手提げ鞄の中にするりと入れられた。
何とか身体をひねって奪おうとするものの、ぐいっと彼に向き直され、頬にキスをされる。
「ちょうだい」
そう言うと、彼はまた右手でスマホを操作して、私に画面を見せた。
『俺の指を、自分でそこにあてがってくれたらね』
まだ、続けるらしい。
今度は指で。
そんなこと、絶対に認めない。
でも、拡散されても困る。
それは、言い訳だろうか。
さっきのが気持ち良すぎて、指で直接触れられたら、どうなるんだろうとも考えてしまう。
「……どこ」
分かってて聞く。
その間にも、どうするかを考え続ける。
『濡れてるとこ』
そう書かれたのを見て、ものすごく恥ずかしくなって、目の前の男が憎くなって、ありったけの悪い目つきで睨みつけた。
彼は涼やかな顔でスマホをしまって、どうぞと私の手に自分の手を触れ合わせた。
どうしよう。
ボールペン型のカメラか何かは回収したい。
でも、自分であてがうなんて。
そもそも、そんなの絶対に高額だ。渡してくれる保証なんて、ない。
受け入れることも拒否することもできず、彼と手を繋いだまま悩み続ける。
どう見ても、カップルだ。
「ちゃんと渡すよ」
もう一度、彼が耳元で囁く。
それがやけに気持ちよくて、私は彼の手をスカートの中に入れてしまった。
トチ狂っていたとしか言いようがない。
指が私の足をなぞり、太ももまで濡れていることに気づいたのか、一瞬動きが止まった。
恥ずかしさに視線をどこにやったらいいか分からない。
下着の横から、指が入り込んできて、直接そこに触れた。
初めての感覚に、熱い息をかろうじて噛み殺す。
彼は、割れ目を軽くなぞると、ゆっくりと入り込んできた。
奥まで入っては出て、入っては出て、何度も繰り返される。
いつもの電車に、いつもの景色。
たくさんの人がいる中で、知らない男子学生の指が私の中を蹂躙する。
こんなシチュエーションで、自分が快楽に溺れるタイプだなんて、知らなかった。
指の動きが激しくなり、中からどんどんと何かが溢れてくるのが分かる。
もう一度、激しく快感がこみあげてくる。
思わず、彼の着ている制服を握りしめる。指は激しくなるばかりだ。
「も、もうっ、だ、駄目ぇ……っ」
ガクガクと全身が震える。
「いいよ。毎日、これからも駄目になっちゃって」
彼が、甘く囁く。
「んんっ、ぁぁ、ぁ、い、イク……っ、あぁぁぁぁーーーーッ」
今日もまた、妄想の中の私がイクと同時にベッドの上の私も達する。
心地良い浮遊感の中、夢へとゆるゆると落ちていく。
0
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる