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第五話
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夢を見た。ナイフを持った少年が不気味な笑みを浮かべながら次々と人を殺していく、その殺り方は関節ごとに切り裂いていく事だった。指、手首、肘、肩、腰、膝、足首、足指をバラバラにする光景だった。
「っ」
「ぐっ。はぁ、はぁ、はぁ」
目が覚めると地面で寝そべっていた。
「此処は何処だ?」
自分がなぜここで寝ているのかを思い返してみた、そして、マッスルゴブリンを倒したあとに背後からフェンリルに攻撃され崖から落ちた事を思い出した。上を見ると、高さ60mはある。
「よく、生きてたな。俺」
辺りを見回すとうっすら光っている場所があった。取り敢えず此処にいたら襲われる可能性があるため光っている場所に移動した。
移動した先に在ったのは巨大な木だった。
「なんでこんなところに木が生えてるんだ?」
「誰?」
「っ!」
背後から声が聞こえた。俺は、後ろへ振り向き銃を構えた。そこにいたのは身長140㎝位の白髪碧眼の女の子だった。因みにステータスを見たが何も見れなかった。
「人に物を訪ねるときはまずは、自分からするもんだろ」
「.....私は世界の理を知るもの」
「世界の理?」
「次はあなたの番」
「名前は佑介、傭兵だ」
「....ユウスケ?」
「そうだ、お前の名前はなんだ?」
「....無い」
「無いだと?」
「そう、私には名前が無い」
少し話したが、害が無いことが分かったため銃を下ろした。
「ユウスケはなぜ此処にいるの?」
別に喋っても此方にデメリットが無いので教えた。
「フェンリルに背後から攻撃されてその衝撃で崖から落ちて此処に着いた」
それから俺と"ユイ"は暫く話し合った。因みにユイと言う名前は俺が付けた。名前があった方が便利だと話すと「じゃあ名前を着けて」と言われたので付けた。
そして、1週間の時が経った。
「ユイ、準備出来たか?」
「出来た」
「そうか、なら呼ぶか。おーい、カレーン」
「もう、準備出来たのか?我が主様よ」
「ああ、頼む」
「了解した」
カレンと名乗る女は身長165㎝位の黒髪黒目のナイスバディな奴だ。俺とユイが一緒に行動する事になりこの最果ての島を歩き回っているとカレンが襲ってきた。何でも自分の縄張りに入ってきたため俺達を食べようとしたらしい。ま、返り討ちにしたが。そして、返り討ちにした後で知ったのだがカレンは黒龍帝と呼ばれる最果ての島最強の龍らしい。それを倒した俺は、実質この島の王者となったわけだ。
ま、もう出ていくが。久しぶりに東華と龍輝の顔も拝んでおきたいし。
「じゃあカレン取り敢えず此処から南東に位置するフローリア王国まで飛んでくれ」
「了解した。我が主」
カレンの背中に乗るとそのまま飛んで行った。因みに俺とユイは一線を越えている。カレンもまた一線を越えたいと言っていたが断っている。
「ユウスケ、どうやって勇者と遭うの?」
「うーん、普通に通してくれるとも限らんしそのままカレンで城まで乗り込むか」
「主よ、それは問題にならんか?」
「大丈夫、いざとなったら逃げる」
そんな話をしながらフローリア王国へ向かって行った。
「っ」
「ぐっ。はぁ、はぁ、はぁ」
目が覚めると地面で寝そべっていた。
「此処は何処だ?」
自分がなぜここで寝ているのかを思い返してみた、そして、マッスルゴブリンを倒したあとに背後からフェンリルに攻撃され崖から落ちた事を思い出した。上を見ると、高さ60mはある。
「よく、生きてたな。俺」
辺りを見回すとうっすら光っている場所があった。取り敢えず此処にいたら襲われる可能性があるため光っている場所に移動した。
移動した先に在ったのは巨大な木だった。
「なんでこんなところに木が生えてるんだ?」
「誰?」
「っ!」
背後から声が聞こえた。俺は、後ろへ振り向き銃を構えた。そこにいたのは身長140㎝位の白髪碧眼の女の子だった。因みにステータスを見たが何も見れなかった。
「人に物を訪ねるときはまずは、自分からするもんだろ」
「.....私は世界の理を知るもの」
「世界の理?」
「次はあなたの番」
「名前は佑介、傭兵だ」
「....ユウスケ?」
「そうだ、お前の名前はなんだ?」
「....無い」
「無いだと?」
「そう、私には名前が無い」
少し話したが、害が無いことが分かったため銃を下ろした。
「ユウスケはなぜ此処にいるの?」
別に喋っても此方にデメリットが無いので教えた。
「フェンリルに背後から攻撃されてその衝撃で崖から落ちて此処に着いた」
それから俺と"ユイ"は暫く話し合った。因みにユイと言う名前は俺が付けた。名前があった方が便利だと話すと「じゃあ名前を着けて」と言われたので付けた。
そして、1週間の時が経った。
「ユイ、準備出来たか?」
「出来た」
「そうか、なら呼ぶか。おーい、カレーン」
「もう、準備出来たのか?我が主様よ」
「ああ、頼む」
「了解した」
カレンと名乗る女は身長165㎝位の黒髪黒目のナイスバディな奴だ。俺とユイが一緒に行動する事になりこの最果ての島を歩き回っているとカレンが襲ってきた。何でも自分の縄張りに入ってきたため俺達を食べようとしたらしい。ま、返り討ちにしたが。そして、返り討ちにした後で知ったのだがカレンは黒龍帝と呼ばれる最果ての島最強の龍らしい。それを倒した俺は、実質この島の王者となったわけだ。
ま、もう出ていくが。久しぶりに東華と龍輝の顔も拝んでおきたいし。
「じゃあカレン取り敢えず此処から南東に位置するフローリア王国まで飛んでくれ」
「了解した。我が主」
カレンの背中に乗るとそのまま飛んで行った。因みに俺とユイは一線を越えている。カレンもまた一線を越えたいと言っていたが断っている。
「ユウスケ、どうやって勇者と遭うの?」
「うーん、普通に通してくれるとも限らんしそのままカレンで城まで乗り込むか」
「主よ、それは問題にならんか?」
「大丈夫、いざとなったら逃げる」
そんな話をしながらフローリア王国へ向かって行った。
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