異世界母さん〜母は最強(つよし)!肝っ玉母さんの異世界で世直し無双する〜

トンコツマンビックボディ

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第0話 肝っ玉母さんの異世界転生

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(子供たちの賑わう声)
「うわーん!やめてよ!ロジー!」
「へっへーんだ!キールのよわむし~♪」
ゴン!ゴン!(げんこつの音)
激しい音とともに、子供たちの前に1人で女性が立っていた
「こら!ロジー!キールをいじめるんじゃない!キールもいちいちピーピー泣くじゃない!やられたらやり返しな!」
「ううっ。いてーよ!カスミ母ちゃん!」
「ひどいよ!カスミお母さん!ボク悪くないよ!悪いのはロジーなのに!」
「喧嘩両成敗!あんた達2人とも悪い!」
子供たちに『お母さん』と呼ばれている女性の名は『カスミ・ババ』決して実の母親ではない
ここはミスティと言う街にある孤児院である
カスミはそこの院長であり子供たちの『母親』なのである
 
『母親』とは女の親と言われ、時には厳しく、時に優しくもある人物である
 
この物語は異世界に転生した馬場香澄がカスミ・ババとなって孤児院を経営しながら周囲に起こる事件を解決する物語である
 
時は、2ヶ月前に遡る
「ここは、何処なんだい・・・」
真っ白い空間の中で彼女はさまよっていた
 
「確か私はトラックに撥ねられそうになった子供を助けようとして自分が跳ねられたんだっけ・・・」
 
彼女の名前は馬場香澄49歳の専業主婦である
香澄はこの日、いつものように買い物しようと街まで出向いたのだが
突如現れた暴走車から水しらすの子供を助けようとして身代わりとなって跳ねられしまい死亡した
 
「そういえば、あの子は無事だったのかな・・・」
「大丈夫だよ。その子ならかすり傷はおったものの命に別状はないよ」
「はっ!なんだいきなり!アンタは誰だい!」
 
香澄の前に現れたのは白いスーツを着た中年の男性だった
「これは失礼しました。僕は神様です」
「はぁ?神様?アンタ頭大丈夫かい?自分のことを神様なんて言うなんて」
「キミも大概に失礼だね。こう見えても、本当に神なんだよw」
「そんなこと言われてもねぇ。いきなり現れて神って名乗られて、それを信じろなんて無理だよ」
「それもそうだ。なら証拠を見せるよ。神様と言えば、地球の人間の事なら何でもわかるからね」
すると神様(自称)は、ちゃぶ台とお茶とせんべいを出してお茶をすする
「キミの名前は馬場香澄49歳の専業主婦。8月8日生まれのA型。趣味は料理。旦那さんの名前は正人。しかし、その旦那も8年前に病死。子供は・・・」
「ちょっと!ちょっと!何でそこまで知ってるんだい?」
香澄は慌てて神様(自称)に詰め寄る
「だから行ったでしょ♪僕は神だってw何ならキミの初体験の歳とエピソードを・・・」
「ああっ!わかったよ!信じるよ!」
香澄は諦め顔で自分もちゃぶ台に置いてある湯のみを取ってお茶を入れて飲んでため息をつく
 
「それにしてもキミの功績は素晴らしいね。今の時代でキミ見たいな肝っ玉な人がいるとは」
「煎餅食ってないで本題に入りな」
「やれやれ、せっかちな人だね。それじゃあ本題に入るよ」
「まず香澄さんキミはトラックに撥ねられて死んでしまった。予定外にね」
「ちょいと!それは一体どういうことだい?!私の死が予定外だって!」
香澄が声を荒げて神様に詰め寄る
「まあまあ、落ち着いて!神だって間違いはあるよ!だから、こうやって提案を持ってきたんだ」
「提案だって?私は死んだんだろう?死んだ人間に何の提案があるんだい?」
「それはだね。今回のキミの行いに敬意を表して、2度目の人生を与えようとしてるんだよ」
「2度目の人生?一体どういうことだい?」
「早い話が転生さ。しかも異世界転生ね♪」
怪訝な表情をしながらお茶をする香澄は神様に生のことを問いただす
「異世界転生?全く意味がわからないよ」 
「わかりやすく言うと、別の世界で生まれ変わって人生をやり直すのさ」
「へぇ。最近の神様っていうのはそんなことも出来るのかい?」
「さ、最近の神様ってキミ何気に失礼だね」
 
すると神様は立ち上がって、ホワイトボードを召喚して香澄に説明を始める
「まずキミは異世界クロノスに転生するんだ」
「クロノス?一体どんな所なんだい?」
「そこは百聞は一見にしかずだよ。それと転生者には『固有スキル』が1つ与えられるんだ」
神は懐から何枚かの紙を取り出してホワイトボードに貼り出して香澄に『固有スキル』を1から説明をしたものの、香澄当人はちんぷんかんであった
無理もないだろう。固有スキルどころか、異世界転生すらよく理解していない中年の女性なだけに
そんなアニメや漫画の世界の事など全くと言っていいほど無縁なのだから・・・
「まだ決まらないの?僕も暇じゃないから、そろそろ決めて欲しいんだけどw」
「無茶言うんじゃないよ!こっちだってよくわからない中で選んでるんだか・・・???」
香澄は沢山ある中の1つのスキルの紙に目が止まった
「ねぇ。これもスキルってやつなんだろ?私コレにするよ」
「こいつは驚いたねwキミって欲がないの?」
「いいんだよ。別に魔剣だの死に戻りだのよく分からないもんよりコレで充分だよ」
「はっはっはっ♪香澄さんキミは面白いね。あとは転生後の容姿やステータスなんだけど・・・」
「容姿やすてーたす?『すてーたす』っての知らないけど、容姿が決められるのかい?元の私は
ただのいかついおばさんだったからねぇ。まぁ普通でいいよ」 
「・・・了解。普通だね・・・本当に欲がないね」
(全くこうも欲のない転生者は初めてだ。欲がなさすぎて、少しムカついたな。香澄さんは神である僕を舐めてるな!こうなったら僕の好みの容姿にしてやる)
 
「香澄さん、そろそろクロノスに行ってもらうよ」
「行けって言うけど、どうやって行くんだい?タクシーでも来るのかい?」
「タクシーって・・・まあ、いいや。転送装置を出すからその中に入ってねw」
するとその神様はパソコンを取り出してカタカタとキーボードで入力して、転送装置を召喚する
「なんだい?このけったいな電話ボックスみたいな箱は・・・」
「それじゃあその中に入ってもらえる? 」
香澄は神様に言われるがままに転送装置の中に入り
それを確認した神様が転送ボタン押すと電流とともに転送装置が作動する
「うぎゃぁぁぁぁ!アンタ!こんなの聞いてないよ!!」
「ああっ!ごめんごめん言い忘れてたよ(棒読み)」 
「忘れてたじゃないよぉぉぉ!今度会ったらタダじゃおかないからねぇぇ!」 
「はいはい。それじゃあ、2度目の人生を謳歌してね~♪」
そして、2分が経つと香澄は異世界「クロノス」へと旅立ったのである
 
香澄が転生してから数分後、神様は再びパソコンの前へ行き転生後の香澄の容姿やステータスの設定をやり始めた
 
「さてと、口やかましいおばさんが行ったところで、あのおばさんの容姿とステータスを設定するとしますかね」
 
神様は懐から1枚のブルーレイディスクを取り出してニヤリと微笑んだ
「1度やってみたかったんだよね。女の転生者の容姿をAV女優みたいにするのがね」
「ぐへへへ。いつ見ても、このAV女優はエロすぎてたまりませんなぁ♪ちょっと膨よかな所が良いね。香澄をこんな感じにしよう♪」
「あんた!また仕事サボっていやらしいビデオを見てるね!!」
すると神様の背後に1人の体格の良いエプロン姿の女性が立っていた
「げげげぇぇ!ママ!コ、コレには深いワケが・・・」
「言い訳するな!この変態エロバカ亭主が!今日と言う今日は絶対に許ないよ!徹底的にしばいてやるからね!覚悟しな!」
そう言うと、神様の奥様はアルゼンチンバックブリーカーやサソリ固めなどのプロレス技を神様に書き始めた
「うぎゃぁぁぁ!許してママ!もうしないから!」
「ダメに決まってるだろ!こないだだって天界の若い娘をナンパしてただろ!」
2人が夫婦喧嘩している中で、12歳位の女の子が現れた
「もうパパったら仕事中にエッチなビデオを見てるなんていけないんだ♪」
女の子はちゃぶ台の上に置いてあるパソコンに目を向けた
「コレってさっきのおばちゃんの容姿とステータスの設定画面だよね。・・・はぁ、やれやれだ。こんなんじゃ、あのおばちゃんが可哀想だよ。ここは私が書き換えちゃおう♪」
そう言うと女の子は手際よくキーボードを叩き始めた
「まず年齢は23歳位にして容姿はやっぱり黒髪ロングの長身でスタイル抜群の超絶美人だね♪あとは固有スキルは・・・ええ~!こんなスキルで良いのぉ?これじゃあ全然面白くないよ!」
固有スキルに不満を持った女の子は、またカタカタとキーボードを叩き始めた
「大体、固有スキルを1人につき1つって言うのが面白くないんだよね。どうせなら5つは付けなきゃだよね♪ステータスは・・・まぁ、『あのスキル』があるから平均的でいいかな」
「こら!ルナ!また勝手にパパのパソコンをいじって・・ぐはっ!」
「ちょっと、あんた!まだお仕置き終わってないよ?」
「パパ、ごめんね♪もう設定はすべて入力し終えたよ♪っと言うワケで送信♪」
ルナが送信ボタンをクリックするとパソコンが光出した
 
それから1時間が経った頃、香澄は遂に異世界クロノスに転生されたのである
 
NEXT 「カスミ大地に立つ! 前編」
 

異世界転生モノは色んな作品があるりますが、その中でも「母親」の転生モノって少な
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