20 / 67
20
しおりを挟むあれから3週間が経ちました。
ローズマリーチンチが出来上がる頃です。
「リズ、この瓶を濾して綺麗な瓶に移してきてくれる?それから厨房を借りたいわ。」
さっそくローズマリー軟骨を作ります。
「材料はチンキとワセリンと蜜蝋があれば良いのよ。」
「お嬢様は本当に物知りでございますね。」
リズの目が輝いています。
まぁ、前世の記憶を使いまくりよね。
でも、せっかくだからクリスティーナとしても最大限可愛くなって欲しいのよね。
「さて、じゃあ綺麗なガラス瓶にチンキとワセリンを同じ量入れて湯煎でひたすら混ぜるわよ!」
ここからはひたすら地味な作業です。
混ぜ続けること30分。
「量が半分になったらアルコール分が飛んだ事になるから蜜蝋をちょっと入れて仕上げるわよ。」
リズに教えながら作ります。
「お嬢様、トロトロですね!いい香りがしますし!」
瓶に入れて冷ましたら出来上がりです。
「これを化粧水の後に塗って寝ましょう!リズにもこれ分けてあげるからね」
「私までいただいて本当によろしいのですか?」
リズが驚いているけど、私的には一緒に作ったんだから良いと思うのよね。
「もちろんよ。」
こうして美容と運動と食事の3つに気を配った生活をして社交界復帰の日を迎えました。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
215
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる